非接触の推進や効率化、人手不足などを補うことを目的とし、スーパーだけでなく今やコンビニや飲食店でもセルフレジや注文時のタッチパネルが導入されています。
当ブログでも以下の代表的なチェーン店で、セルフレジやタッチパネルの実践をしています。
- セルフレジ
- タッチパネル
- やよい軒
- びっくりドンキー
- ガスト
- 吉野家
- すき家
- 松屋(松券セレクト)(サービス終了)
- 松屋(店内飲食)
- 松屋(お持ち帰り)
- はま寿司デジタルレーン
- レジカート
- スマホレジ
そんな中、コンビニ最大手のセブンイレブンでは、会計のみ自身で行う「お会計セルフレジ」のほか、バーコードのスキャンから支払いまで全て自分のスマホ1つで完結する「スマホレジ」を導入しています。
特に駅ナカやオフィス街のコンビニは、出勤時間やお昼休みはレジが大行列ですから、レジ待ちがゼロとなればかなり便利そうです。
そこで、実際にセブンイレブンでスマホレジを体験してきました。
本記事では、セブンイレブンのスマホレジの登録・利用方法の他、導入店舗、支払方法、クーポンは?などの疑問をまとめています。
セブンイレブンのスマホレジ
セブンイレブンのスマホレジは、事前にアプリで会員登録を済ませることで、対象店舗ではレジに並ぶことなく自分のスマホでバーコード読み込み、会計が出来る非接触+時短の新しい買い物方法です。
導入店舗
スマホレジの導入店舗はこちらに掲載がありますが、2023.04.12時点の情報では全国に46店舗とかなり少ない状況です。
また、導入当初の情報でも「51店舗に拡大予定」とのことで、特に混み合う都心の店舗のみの導入であり、初めから多くの店に導入する予定はなさそうです。
東京、福岡を除いては主要都市に1~2店舗の割合です。
スマホレジを使ってみた
スマホレジはどれだけ便利なのか?また、誰でも簡単に使えるものなのか、検証すべく実際に利用してみました。
まずはアプリ登録
まずは「セブンスマホレジ」アプリをインストールします。
電話番号を入力して、
SMS認証を突破したら
会員情報の登録をして、利用規約に同意します。
最後に支払い方法を登録したら、これで事前準備は終了です。
あとは、そのまま対象店舗でスマホレジが利用できます。
事前準備はすぐに終わります。
近くにスマホレジ対応店舗がある人は、事前に登録を済ませておくと良いです。
【動画あり】店舗での流れ
スマホレジ対応店舗に入ったら、入口付近の「入店QR」を読み取りましょう。
ここで、スマホで音楽を聴いている人はイヤホンを外さないと、視聴している動画や音楽の音声が外に流れてしまう恐れがあります。スマホレジアプリ側で、音声の出力先を強制的に本体スピーカーに切り替えるためです。
「入店QR」を読み取ったら、バーコードスキャン機能が利用可能になります。
購入する商品のバーコードを読み取ると、
下に読み取った商品の画像と、現時点の金額が表示されるため、計算機としても便利です。
同じものを2点購入した場合は、「2点」とアナウンスが流れます。
この時点で商品バーコードのスキャンが出来るのですが、どうやら公式の利用方法としては商品を手に取りつつスキャンしていくのは正しい使い方ではないようです。
これは店舗にもよるのかもしれませんが、その場でバーコードをスキャンするのではなく、一旦商品をカゴに入れた後、作業台にてスキャンをしながら袋詰めをするのが正しい方法のようです。(2023.5.8 札幌のセブンイレブンに確認)
中華まんやホットスナックなど、バーコードのない商品を購入する場合は、右下の「ファストフード購入」アイコンをタップして、
カテゴリ選択から、
お目当ての商品と個数が選択できます。
店舗によっては、ホットスナックやホットコーヒーもバーコード式のようです。
ここで、店員さんに画面を提示して購入予定のホットスナック等をもらいましょう。
在庫を確認することはもちろんですが、中華まんは「今入れたばかりでまだ温まっていない」場合があるため、確実に購入できることが分かってから支払いを確定させます。
全ての商品が揃ったら「お支払いへ」進み、
購入内容、支払い方法等を確認の上「確定」させます。
これで支払いは完了です。
あとは、袋詰めをして最後に「退店QR」を読み取って帰るだけです。
今回はホットスナックを購入したため店員さんとのやりとりが生じましたが、バーコードのある商品のみであれば混んでいる店内でもあっという間に買い物が終わります。
スマホレジで買えないもの
スマホレジでは、ホットスナックやホットコーヒー、またはバーコードの付いた新聞など、あらゆるものが購入できます。
しかし、お酒やたばこなど年齢確認の必要なものはスマホレジの対象外です。
支払い方法
支払い方法は、クレジットカードのほか、下記のコード決済が選択できます。
支払い方法は、支払い時に変更することも可能ですが、1度登録したクレカは登録日から7日間は再登録が出来ません。
頻繁に支払い方法を変える人は注意が必要です。
【動画あり】取消は出来る?
一度スキャンした商品は、下部に表示されますが、この×マークをタップするとけっこうな音量で「商品の取消を行いました」の音声が流れます。
スーパーやコンビニのセルフレジでは「取消作業は店員必須」の場合があるため、これは便利です。
返金、返品は?
返品が必要な場合には、店員さんに声をかけることで対応してもらえるようです。
レシートは?
スマホレジでは、店舗のようにレシートを受け取ることはありません。
しかし、マイページの購入履歴から
まるでレシートのような購入明細の印刷が可能です。
また、購入履歴自体は90日間、閲覧可能で、画像付きで分かりやすいです。
レジ袋・電子レンジは?
画像がないのですが、私の利用した店舗ではサッカー台にレジ袋があったため、袋のバーコードを読み取ることで、レジに行かずとも袋がゲットできました。
割りばしなども同様で、袋詰め時にもらうことができます。
また、最近のセルフ方式の店舗では多くの場合、電子レンジもレジ外に置いてあることが多いため、温めなどもセルフで完結するものと思われます。
一日の上限は1万円(税込)
支払いを除いて、コンビニで1万円以上の支払いをすることは少ないかもしれませんが、スマホレジでの1日の上限金額は税込1万円です。
コンビニで豪遊予定の方は、セルフレジを利用しましょう。
クーポン利用不可
セブンイレブンアプリには、以下のような割引クーポンがありますが、「セブンスマホレジアプリ」はセブンイレブンアプリと連動していないため、クーポンの利用は出来ません。
また、スマホレジの支払い方法は「登録した支払い方法」によるもののため、その他の「引換券」や「割引クーポン」も対象外です。
nanacoポイントは付与されない
スマホレジアプリには任意でnanacoカード番号を登録できるものの、スマホレジ利用時にはnanacoポイントは付与されません。
また、支払い方法にnanacoを選ぶことも出来ません。
そのため、エシカルプロジェクト(販売期限が迫ったおにぎりやお弁当などに、緑色のシールが貼られており、この商品をnanacoで買うと5%分のnanacoポイントが付与される仕組み)の商品を購入しても、ポイント付与の恩恵は受けられません。
また、スマホレジアプリは「セブンイレブンでアプリ」と連動していないため、以下のようなキャンペーンにも参加できません。
ただし、「スマホレジ」に特化したキャンペーンに限り、nanacoポイントが付与されますので、状況に応じてお得な購入方法を選択するのがお得度的にはおすすめです。
メリット
以上のことからセブンイレブンの「スマホレジ」を利用するメリットは大きく3つです。
- レジに並ばなくて良い
- 非接触
- とにかく早い
スマホレジの売りは、「混雑するレジに並ばずに時短できること」です。
通常の店舗では必要のない仕組みかもしれませんが、駅ナカやオフィス街など常に行列必須の店舗では非常にありがたい仕組みです。
デメリット
私の思うスマホレジのデメリットは10点です。
- 対応店舗が少ない
- nanacoポイント、nanacoボーナスポイントが貯まらない
- 支払い方法が限られる
- レシートがもらえない
- クーポンや引換券が使えない
- お酒・たばこが買えない
- ホットスナックが欲しいときはレジに並ぶ必要がある
- 機種変更時は引き継げない
- イートイン時はレジ支払い
- 音か大きい
羅列するとデメリットの多いスマホレジですが、nanacoが貯まるような仕組みを作ってくれると普及率もあがりそうです。
また、朝や昼休みのラッシュ時は圧倒的な時短がデメリットを上回ってくれそうです。
万引き犯に間違えられない?
レジを通らずに退店するとなると、
万引きと間違えられそうで嫌だな
と、利用をためらう方もいるかもしれません。
しかし、スマホレジは
- 使用音が大きいため、スマホレジ利用者であることが分かる
- 商品は一旦カゴに入れる
- 専用台で袋詰めをする
という利用方法であり、陳列棚で直接スキャン→バッグに入れるという使い方はしませんので、周りの客や店員さんに変な目で見られることは少ないと思われます。
退店QRコードを読み込み忘れたら?
入店したものの、何も購入せず退店した場合には「退店QRコード」を読まずともセッションが切れてチェックインが無効になります。
しかし、私は支払い後に「退店QRコード」を読み忘り忘れ、9日経った本日まで「入店中」でした。
アプリを一旦閉じても、退店することは無く…困っています。
このことについて利用店舗に尋ねたところ、
支払いが完了しているのであれば、退店し忘れていても問題ありません。
そのままで大丈夫です。
とのことでしたが、また同じ店舗を利用する際に退店コードを読み取れば良いのでしょうが、何日経っても退店にならないため、次回他店舗を利用するときには、利用時にひと悶着ありそうです…
面倒なので必ず忘れずに退店手続きをしましょう。
お得度なら通常レジ
最後に、セブンイレブンで少しでもお得にお買い物がしたいなら「通常レジ」がオススメです。
クーポン利用などもさることながら、支払い方法を工夫することでさらにお得になります。
詳しくはこちらでまとめていますが、おすすめは三井住友カードNLのタッチ決済です。
三井住友カード(NL)はタッチ決済で
- セブンイレブン
- ローソン
- セイコーマート
- ポプラ
- マクドナルド
- すき家
- サイゼリヤ
- ココス
- かっぱ寿司
- はま寿司
- エクセルシオール カフェ
- ドトールコーヒーショップ
- すかいらーく系列(ガスト、バーミヤンなど)
などのチェーン店がいつでも最大20%還元になる魔法のようなカードです。
年会費は永年無料で、家族ポイントやOliveという制度を活用すると、いつでも最大20%還元が目指せます。
三井住友系のカードを新規作成する場合は、紹介URLまたはポイントサイトを経由するのがお得です。
現時点(2024年4月22日)での紹介URLの還元は以下の表の通りですので、ポイントサイトと比べてお得なほうで作成するのがオススメです。
紹介する側(私)は「月に5人まで」という制限がありますが、紹介される側(あなた)にこの制限は関係ありませんので、いつでもご自由に使ってください!
https://www.smbc-card.com
ポイントサイトについては、2024年9月2日時点で以下のサイトがお得です。
プラチナプリファードはちょびリッチというポイントサイトを経由して三井住友カードNLを作成すると、8,000円相当のポイントが獲得できます。ただこれなら紹介URLが10,000円相当なので、ポイントサイトはあまりオススメしません。
三井住友カードゴールドNLもちょびリッチで公式特典の最大10,000円相当とは別に、8,000円相当のポイント、合計で最大10,500円相当が獲得できます。
ノーマルカードの三井住友カードNLはちょびリッチで、公式特典の最大3,000円相当とは別に、8,000円相当のポイント、合計で最大11,000円相当が獲得できます。
さらにOliveもカードの種類問わずハピタスを経由すると、3,000円相当のポイントが獲得できます。
Oliveについては紹介コードの入力も忘れないようにしましょう。
紹介コードを入力し、条件(口座残高10,000円以上)を満たすと、追加で1,000Vポイントが獲得できます。
紹介コードは
FF90340-5497679
です。長いのでコピー推奨です。
紹介コードのエントリーは「Oliveアカウント契約の前月から翌月末まで」有効なので、これから申し込む人はもちろん、既に発行済みの人もタイミングによっては間に合います!
話はポイントサイトに戻りますが、公式HPから対象のサービスをそのまま申し込むと、この特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
おわりに
始めてセブンイレブンのスマホレジを利用しました。
正直、急いでいないときは通常レジの方が、多様な支払い方法やクーポン、キャンペーンの利用が出来てオススメです。
しかし、スマホレジ専用のキャンペーン実施時や、レジの待ち列が長い場合にはスマホレジは神的存在です。
他にもコンビニ関する記事を多くまとめていますので、宜しければご閲覧ください。
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