優待利回りが良好なことで有名なヤマダ電機。
株価は2020年12月15日現在、乱高下があり値動きが落ち着かない状況です…。
そんなヤマダ電機の株主優待が2020年12月中旬に到着しました。
2020年12月期分の優待です。
ヤマダ電機 株主優待の基本情報
株主優待の基本情報は下記の通りです。
権利確定月
3月と9月、年2回です
優待内容
通常優待特典は下記の通りです。
3月と9月で優待の内容が変わります。
100株〜 | 年間3,000円相当 (3月:1,000円、9月:2,000円) |
500株〜 | 年間5,000円相当 (3月:2,000円、9月:3,000円) |
1,000株〜 | 年間10,000円相当 (3月:5,000円、9月:5,000円) |
10,000株〜 | 年間50,000円相当 (3月:25,000円、9月:25,000円) |
継続保有株主優遇制度は下記の通りです。
100株〜 | 1年以上:年間2,000円相当 (3月:1,500円、9月:500円) 2年以上:年間2,500円相当 (3月:2,000円、9月:500円) |
優待利回り
株価を530円と仮定した場合の優待利回りです。
まずは通常の優待特典の優待利回りから。
100株 | 5.66% |
500株 | 1.89% |
1,000株 | 1.89% |
10,000株 | 0.94% |
次に「1年」継続保有特典を踏まえた優待利回りはこちら。
100株 | 9.43% |
500株 | 2.64% |
1,000株 | 2.26% |
10,000株 | 0.98% |
最後に「2年」継続保有特典を踏まえた優待利回りはこちら。
100株 | 10.38% |
500株 | 2.83% |
1,000株 | 2.36% |
10,000株 | 0.99% |
継続特典を含め、優待目的だったら100株保有が圧倒的にお得ですね。
2年保有時の優待利回りは10.38%(株価530円時)にもなり、同業他社の優待と比べても圧倒的です。
利用単位
1枚500円の優待券です。
冊子から切り取って使う紙タイプの優待です。
利用制限
500円の優待券は、購入金額1,000円(税込み)につき1枚しか利用できません。
また1回のお会計で最大51枚(優待25,500円分、購入金額51,000円以上)しか利用できません。
券面裏面の注意事項はこんな感じ。
例)お会計が2,200円(税込み)だった場合→500円の優待券が2枚利用できます。
お釣り
全額優待券で支払いができないため、お釣りは出ません。
利用可能店舗
「ヤマダ電機」および「ベスト電器」等で利用可能です。
利用可能店舗は株主優待に同封されている店舗リストで確認できる他、下記Webサイトで最新情報が確認可能です。
優待到着時期
3月期分 | 6月下旬に到着 |
9月期分 | 12月初旬〜中旬に到着 |
権利確定日からだいたい3〜4ヶ月くらいで到着します。
数年保有していますが、3月期分は6/25〜6/28頃、9月期分は12/15頃に到着する印象です。
有効期限
3月期分(到着は6月下旬) | 12月31日まで |
9月期分(到着は12月初旬〜中旬) | 6月30日まで |
有効期限は約半年と短めなのでご注意ください。
利用制限が厳しい
先述した通り、ヤマダ電機の株主優待は「会計1,000円ごとに500円の優待券を1枚利用可能」という中々に厄介な制限を設けています。
「株主優待だけでお買い物」が出来ず、必ず他支払い方法と併用が必要です。
優待利用分にはポイントがつきません
家電量販店の醍醐味とも言えるポイント還元ですが、株主優待利用分にはポイントが付与されません。
大型ポイント還元キャンペーンを開催しているときには、株主優待の利用を後回しにしたほうが得をする場合があるかもしれませんね。
利用開始期限が撤廃されました
今回到着分(2020年9月期分)の株主優待券から、たくさんの優待ユーザを罠に嵌めてきた「利用開始期限」が撤廃されました。
上の優待が今回到着分、下の優待が前回到着分です。
赤枠部分を見てもらえばわかる通り、利用の開始年月の表記が無くなっています。
今回到着分の優待も例年であれば「2021年1月〜2021年6月末まで」となっていて、ヤマダの優待は「到着したのに使えない優待券」として一部界隈では有名でした。
しかし今回からは開始期限が廃止に。
株主もすぐに優待が使えて良し。店員側も間違って優待を使おうとする人がいなくなって良し。と、Win-Winの改善と言えます。
長期保有特典はしれっと届きます
ヤマダ電機優待の楽しみの1つに長期保有特典があります。
100株〜 | 1年以上:年間2,000円相当 (3月:1,500円、9月:500円) 2年以上:年間2,500円相当 (3月:2,000円、9月:500円) |
最低単元の100株から恩恵を受けられるかなり優秀な特典です。
この長期保有特典ですが、本特典と同じ冊子で届きます。
今回5枚の冊子が届きました「通常優待券4枚 + 継続優待1枚」という内訳です。
複数名義で株を取得している人は「同じ冊子デザインでも枚数が異なる」という状態が起こりえますので、複数名義管理されている方はお間違いのないようにご注意を。
最大利用枚数が変更されました
今回到着分(2020年9月期分)の株主優待券から、1会計で使える最大利用枚数に変更がありました。
- 前回到着分の優待→最大54枚(優待27,000円分、購入金額54,000円以上)
- 今回到着分の優待→最大51枚(優待25,500円分、購入金額51,000円以上)
私はそこまでまとめて優待券を使わないので影響はありませんが、冷蔵庫や洗濯機など、高額家電を優待で買おうとしている人は要注意です。
オススメの証券会社
私は楽天証券・カブドットコム証券・松井証券など有名どころの証券会社口座を開設していますが、普段売買に利用しているのは「SBI証券」です。
SBI証券を利用している理由は
- 売買手数料が0円(ゼロ革命)
- IPO実績が他社に比べて豊富
の2つです。
SBI証券は「ゼロ革命」と呼ばれる施策で、ネット証券会社の主な収入源である手数料無料化を実施した証券会社です。
次の図はSBI証券自身が作成した手数料の比較表ですが、SBI証券は約定代金問わず手数料が無料となっています。
楽天証券も同じく手数料無料を実施していますが、これはSBI証券の後追いをしているため、貴重な手数料収入を泣く泣く手放す格好となりました。
米ドル為替手数料ゼロの実施もSBI証券がいち早く行い、楽天証券がそれに常に追随する形となっていて、トップランナーはSBI証券です。
株は保有口座の切り替え(移管)が面倒なので、どうせ利用するならトップの証券口座を利用することをオススメします。
これからSBI証券を開設予定の人は、ポイントサイトからの開設を強くオススメします。
現在(2024年8月24日)ではげん玉というポイントサイトで19,000円相当がゲットできます。
条件は「SBI証券開設 + 住信SBIネット銀行ハイブリッド口座からの50,000円の入金」です。
同時に住信SBIネット銀行口座を開設しても良い人や、既にSBIネット銀行口座がある人にオススメです。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
おわりに
ヤマダ電機の株価はなかなかに乱高下しますが、優待利回りはすごく優秀で、本記事作成時点では2年保有時は10%を超えています。
ですが優待は「1000円につき1枚」という制限があり、実質50%オフ券になっていますので注意です。
私はソーダストリームを利用しているのですが、ソーダストリームのガスシリンダーはヤマダ電機で交換可能です。
ガスシリンダーの支払いに本株主優待券が利用できるため、重宝しています。
株価も安価(100株で5万円〜6万円)で、株主優待デビューに相応しい銘柄と言えます。
長期保有特典を生かすためにも、是非積極的に取得を検討してみてはいかがでしょうか。
コメント