私はAmazonを購入者としても出品者としても頻繁に利用するヘビーユーザです。
出品者としては「中古品」を販売することが多いのですが、Amazonのサイトの作り上「商品に対する説明文を読まずに注文する人」が大変多いです。
本記事ではそんな人を1人でも減らすべく、Amazonで商品を購入するとき(特に中古品)に気を付けることをまとめています。
Amazonはカタログ形式です
まず知っておいて欲しいのが、Amazonは「楽天」や「Yahooショッピング」等と違い、「カタログ形式」で商品を販売しています。
カタログ形式とは「1つの商品ページ(カタログ)に対して複数のストアが商品を出品している」形式のことです。
例えば「粘着力強いガムテープZ」という商品があったとした場合。
Amazonでは下図のような販売形式となります。
ひとつの商品ページに対し、複数のストアが出品している図となります。
変わって、楽天やYahooショッピングでは下図の販売形式となります。
ひとつのストアがひとつの商品ページを独自に作成し、出品している図となります。
Amazonや楽天をよく利用する人にとっては「当たり前でしょ?」と思う事かもしれませんが、意外とこの違いがわからずにAmazonを利用する人が多いのです。
これを踏まえて、本題に入りたいと思います。
Amazonで買い物をするときはココをチェック!
ここからが本題です。
ちょうどいいカタログがありましたので、下記商品を例に説明させて頂きます。
(画像はスマホからみた画面になります)
商品はXperiaのスマートフォンなのですが、写真に本体・ケーブル・アダプタ・外箱が写っています。
新品は「25380円」みたいですが、中古品だと「14700円〜」あるようです。
中古品の赤枠部分をタップしてみます。
「中古品 – 可」やら「中古品 – 非常に良い」と出てきました。
「中古品 – ほぼ新品」と書いてあるものがあったので、「ほぼ新品なら綺麗だろうな」と思い「カートに入れる」を押すと…大変危険です。
商品説明のチェックを忘れています。
商品説明をみるのには、興味がある商品の赤枠部分をタップします。
ここでようやく商品に対する商品説明が閲覧できます。
なにやら細かく説明が書いてそうなので「続きを読む」をタップします。
商品説明を読み進めていくと、商品は「本体のみ」であることがわかりました。
あれ?トップページには付属品があったような…?とお思いのあなた。
トップページに写っていたのは「カタログ画像」であって、各ストアが実際に販売している商品とは異なるのです。
ただ、カタログ画像は「白抜きの本体画像のみ」と規約で定められてはいますが、この商品のように規約が守られていないカタログは山ほど存在します…。
実際に販売している商品画像は「2枚の出品写真があります」という部分です。
タップしてみると、本体写真が載っていました。
実際に届くのはこの写真のもののようです。
商品説明に納得したら、ここで初めて「カートに入れる」を押しましょう。
カタログのトップページにも下図のような説明がありましたが、本来であれば商品のスペック等が記載されているスペースなのに、傷に関するコメントが掲載されています。
カタログの作成者が誤った情報を掲載しているのでしょう。
繰り返しとなりますが、Amazonはカタログ形式での販売になるため、ストアごとの商品説明をきちんと読まないと、このカタログのように「付属品がないものが届いた」等のトラブルに発展しかねません。
ちなみにパソコンから見た方がまだ注文間違いは少なく済むような見た目になっています。
パソコンをお持ちの方はパソコンから注文したほうが良いかも知れません。
おわりに
カタログ形式での販売は最安値を探すのに大変便利で、Amazonが躍進している1つの要因でもあります。
ただしカタログは膨大な量がありますので、Amazonが1つ1つを精査するのは実質無理な話です。
上で説明したように、購入者の誤解を招くようなカタログが乱立しているのは致し方ない部分もあります。
しかし、スマホから購入しようとすると、商品説明を閲覧するにはタップ数が多く、知らないと見過ごしてしまう、悪く言えば”初見殺し”のような画面になっているのはAmazonの悪い部分です。
Amazonは基本新品しか販売しないため、商品説明に何も記載がありませんので、改善するつもりもないのかも知れません…。
ということでこれを周知すべく、本記事を作成しました。
1人でも誤注文を減らせたら嬉しい限りです。
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