2019年12月26日、吉野家が「フォルクス」や「ステーキのどん」を運営する子会社「アークミール」を売却することを発表しました。
このニュースを聞き最初に思ったことが「該当店舗で株主優待使えなくなるの!?」です。
残念な株主優待脳ですね…。
本ページではアークミールが展開する店舗で吉野家の株主優待が利用できるのか否か、をまとめています。
売却内容
吉野家ホールディングス(HD)は26日、「ステーキハウスフォルクス」や「ステーキのどん」などを展開する子会社のアークミール(東京)を焼き肉チェーンの安楽亭に売却すると発表した。売却額は非公表。
https://www.nikkansports.com/general/news/201912260000653.html
というニュース通り、吉野家はアークミールを安楽亭に売却することを発表しました。
本売却については、赤字業績のアークミールを切り捨て、海外進出に資源を注力するとの見方が強いです。
アークミールは2008年から吉野家グループの一員になりましたが、吉野家を持ってしても立て直しは難しかったようで、2020年2月末に売却が完了するとの見通しです。
株主優待は使えるの?
現在、吉野家が発行する株主優待は、アークミールが運営する店舗でも利用可能です。
下記画像の赤枠部分がアークミール運営店舗に該当します。

アークミールの売却が完了するのは2020年2月末の予定ですが、この優待券はいつまで「フォルクス」や「ステーキのどん」で利用できるのでしょうか。
この件について吉野家ホールディングスに確認をしたところ、
「有効期限が2020年11月30日以前の優待は引き続きアークミール店舗(フォルクスやステーキのどん)で利用可能です。」
と回答を得られました。
2020年2月末でアークミールの売却が完了しますが、2020年5月31日と2020年11月30日有効期限の優待券についてはそのまま利用できるようです。
注意したいのが次回発行の2020年2月期発行分 株主優待券(有効期限は2021年5月末)です。
2020年5月上旬に到着予定ですが、この優待についてはアークミール店舗(フォルクスやステーキのどん)で利用できません。
しつこいようですが有効期限が2020年11月30日以前の優待券のみが利用可能です。
一口茶屋が吉野家株主優待券が使えなくなったときと同じ処置になりますね。
「優待券下部にアークミール店舗のロゴがあるものは使える」と覚えておくとわかりやすいです。
つまり次回以降の優待券からはアークミール店舗のロゴが消えているんでしょうね…。
少し寂しいです。
アークミール店舗を利用する人は小技を
先述した通り、「2020年5月上旬に到着予定」の優待券(以下最新優待)はアークミール店舗で利用できません。
最新優待到着後は、アークミール店舗に行く予定がある人に限り、「吉野家」や「はなまるうどん」で利用するのは「最新優待」にしましょう。
有効期限が長い方を先に使うのは若干抵抗がありますが、アークミール店舗に行く予定がある人限って言えば賢い使い方であると言えます。
使えなくなる店舗は?
アークミールが運営している店舗で、吉野家の優待券が利用できなくなるのは下記4ブランドです。
- フォルクス(VOLKS)
- ステーキのどん
- しゃぶしゃぶどん亭
- don イタリアーノ
繰り返しになりますが、上記4店舗では2020年11月30日以前が有効期限の株主優待券は利用可能です。
おわりに
アークミールは関東および関西を中心に2019年12月27日現在で157店舗を運営しています。
この157店舗で吉野家の株主優待券が使えなくなるということで、よく利用していた人にとっては大打撃です。
しかし吉野家としては赤字事業の切り離しに成功したとの見方から、株価が1.5%ほど反発しています。
私は北海道民のため、「フォルクス」や「ステーキのどん」を始めとする店舗の利用はありませんが、優待到着記事にも書いた通り、いつか行きたいな…と思っていたので若干残念です。
有効期限「2020年5月31日」と「2020年11月30日」の株主優待券がアークミール店舗で利用できる最後の優待券となります。
行きつけの店舗がある方は是非優待券をそちらで利用してみてはいかがでしょうか。
関連記事:
コメント