北海道札幌を拠点に「サツドラ」というドラッグストアを200店舗近く展開しているサツドラホールディングス(3544)。
私は北海道民なのでサツドラはかなり頻繁に行っていますが、サツドラの買い物で欠かせないのが株主優待カードです。
そんなサツドラの株主優待が2022年8月中旬に到着しました。
2022年5月期分の優待です。
サツドラ 株主優待の基本情報
株主優待の基本情報は下記の通りです。
権利確定月
5月の年1回です
優待内容
2022年8月到着分より、優待の内容が若干リニューアルしました。
以前までは
- 優待カード(300株以上)
- 選べる商品1つ
の2つだったのですが、今回からは
- 選べる商品2つ
に変更されました。
全員に5%オフになる株主優待カードが配られていたのですが、今回からは希望者のみになりました!
これにより5%オフの割引カードが必要なかった人や、900株以上保有している人は実質利回りがアップしました(詳しくは後述)。
選べる商品は保有株数によって異なります。
また申し込み方法が「ハガキ」と「オンライン」かを選べるようになりました。
「オンライン」申し込みの場合は
- QUOカードPayが選べる
- 5%オフの株主優待カードが電子発行できる
という特徴があります。
従来に比べて若干複雑な制度になりましたが、より柔軟な選択が可能になりました。理解さえすれば改良と言っていい変更内容となっています。
優待利回り
株価を650円と仮定した場合の優待利回りは以下の通りです(商品券やQUOカードPay選択時の金額で計算)。
100株 | 1.54% |
300株 | 1.54% |
900株 | 1.03% |
4,500株 | 0.68% |
ただし選べる優待の中には株主優待カードがありますので、これを選択した場合は年間のお買物金額によって利回りが大きく変わります。
以下では株主優待カード1つ、商品券1つを選択した場合で、年間お買い物金額ごとの優待利回りを算出しています。
【株主優待カードの価値を2,500円とした場合(年間50,000円購入)】
100株 | 4.62% | 5%オフは年24回まで |
300株 | 2.05% | 5%オフに回数制限なし |
900株 | 0.94% | 〃 |
4,500株 | 0.43% | 〃 |
【株主優待カードの価値を5,000円とした場合(年間100,000円購入)】
100株 | 8.64% | 5%オフは年24回まで |
300株 | 3.33% | 5%オフに回数制限なし |
900株 | 1.37% | 〃 |
4,500株 | 0.51% | 〃 |
【株主優待カードの価値を10,000円とした場合(年間200,000円購入)】
100株 | 16.15% | 5%オフは年24回まで |
300株 | 5.90% | 5%オフに回数制限なし |
900株 | 2.22% | 〃 |
4,500株 | 0.68% | 〃 |
※100株保有は5%割引券24枚なので回数に制限があります。
サツドラの株主優待はサツドラでどれだけお買い物をするかで価値が変わりますが、どのパターンでも優待目的だったら100株 or 300株保有がお得ですね。
購入金額と頻度次第では、100株保有で5%OFF割引券×2で48枚貰うのも良さそう!!
逆に900株以上は商品券 or QUOカードPayの額面が大きいので、優待カードを選択すると利回りが落ちるパターンも全然あります。
家の近くに野菜やお肉も売っている「サツドラ市場」があれば年間20万円を苦も無く買い物できますので、高利回りも現実的です。
優待到着時期
サツドラの優待は毎年8月中旬頃に到着します。
今回は8月12日に到着しました。
現物の優待カード・商品券・名産品を目当ての人は優待カタログ到着後、申込みする必要があるため更に1ヶ月〜2ヶ月待つことになります。
電子の株主優待カードは即時発行なので、すぐに利用可能です。
有効期限
株主優待カード | 翌年の9月15日まで |
サツドラ商品券 | 翌年の5/15まで |
株主優待カードとサツドラ商品券の有効期限は異なりますのでご注意ください。
以下では株主優待カードに焦点を当てて、使い方や使い勝手などを説明します。
株主優待カードはサツドラ愛用者必須
いつでも5%オフの恩恵が受けられる株主優待カードですが、その真骨頂は他クーポンとの併用が出来るところです。
例えばサツドラのLINEを友達登録しておくと、決まった日に5%オフクーポンが届くのですが株主優待カードの5%オフも一緒に使えます(5%オフから更に5%オフするので、9.75%オフ)。
これは裏技でもなんでもなく、公式サイトにて大きくアピールされていた特典です(現在はこの表記は削除されていますが、併用は可能です)。
サツドラでの更に詳しい割引方法は別ページでまとめていますので、よろしければ合わせてご確認ください。
現物の株主優待カードの利用方法は?
現物の株主優待カードの利用方法は会計時に提示するだけです。
エゾカ・dポイントカードと一緒に株主優待カードを渡すだけでOKです。
電子の株主優待カードの使い方は?
今回到着分から、オンライン申し込みに限り電子の株主優待カードが発行可能になりました。
現物のカードを持ち歩かずにスマホから提示できる便利さがある反面、利用方法は若干面倒です。
逆にオンライン申し込みでは現物の株主優待カードは発行できません。現物カードが欲しい人はハガキで申し込みをしましょう。
電子カードを利用するにはまずは優待専用画面でログインする必要があります(事前に新規登録が必要です)。
入力するのは「株主番号の下6桁」と「メールアドレス」です。
ログインをしたら優待電子カードをタップして…
株主優待カードが表示されたら右下の「確認」をタップします。
「優待電子カードを利用しますか?」と聞かれるので、「はい」をタップします。
これでようやくバーコードが表示されます。
タップ回数が多いので、もうちょっと簡略化してくれないかな…と期待します。
スマホでキャッシュレス決済をしている人は、dポイント、エゾカ、そして株主優待カードと、全てがスマホで完結するようになりました。
株主優待カードで割引されないものはある?注意事項は?
株主優待カードはサツドラで販売しているほぼ全てのものが5%オフになりますが、一部割引対象外の商品もあります。
酒、たばこ、調剤、商品券、宅配便、切手、ハガキ、ごみシール、地域指定ゴミ袋、プリペイド式カード、雑誌・書籍、キャンドゥ・ワッツ商品、値引きシール付き商品、サービス商品(コピー、デジタルプリント、証明写真等)
https://satudora-hd.co.jp/ir/stock/shareholders/
意外と盲点なのが値引き商品です。
「20円引き」や「半額」という特価シールが貼られているものはそこから更に5%オフ…とはされないのでご注意ください。
オススメの証券会社
私は楽天証券・カブドットコム証券・松井証券など有名どころの証券会社口座を開設していますが、普段売買に利用しているのは「SBI証券」です。
SBI証券を利用している理由は
- 売買手数料が0円(ゼロ革命)
- IPO実績が他社に比べて豊富
の2つです。
SBI証券は「ゼロ革命」と呼ばれる施策で、ネット証券会社の主な収入源である手数料無料化を実施した証券会社です。
次の図はSBI証券自身が作成した手数料の比較表ですが、SBI証券は約定代金問わず手数料が無料となっています。
楽天証券も同じく手数料無料を実施していますが、これはSBI証券の後追いをしているため、貴重な手数料収入を泣く泣く手放す格好となりました。
米ドル為替手数料ゼロの実施もSBI証券がいち早く行い、楽天証券がそれに常に追随する形となっていて、トップランナーはSBI証券です。
株は保有口座の切り替え(移管)が面倒なので、どうせ利用するならトップの証券口座を利用することをオススメします。
これからSBI証券を開設予定の人は、ポイントサイトからの開設を強くオススメします。
現在(2024年8月24日)ではげん玉というポイントサイトで19,000円相当がゲットできます。
条件は「SBI証券開設 + 住信SBIネット銀行ハイブリッド口座からの50,000円の入金」です。
同時に住信SBIネット銀行口座を開設しても良い人や、既にSBIネット銀行口座がある人にオススメです。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
おわりに
北海道にはツルハ・ココカラ・サンドラなど、複数のドラッグストアがありますが、個人的に1番お得に買い物ができるのはサツドラだと思っています。
5%オフの株主優待カードの存在もそうですが、お誕生日クーポン・LINEクーポン・EZOクラブマガジンクーポンなどクーポンの種類が多く、これらは株主優待カードとの併用が可能だからです。
次点で同じく5%オフ優待カードを配布しているツルハもオススメですが、若干投資のハードルが高いのが難点です。
- サツドラ 100株購入:約6万5千円(5%オフ券24枚)
- サツドラ 300株購入:約20万円
- ツルハ 100株購入:約77万円
本記事作成時点の株価での算出になりますが、80万円近く投資しなければいけないツルハに対し、サツドラは6万5千円~と、非常にリーズナブル。
いつもサツドラで買い物をする人は株主入門銘柄にサツドラを選択するのも良いかもしれませんね。
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