非接触の推進や効率化、人手不足などを補うことを目的とし、スーパーだけでなく今やコンビニや飲食店でもセルフレジや注文時のタッチパネルが導入されています。
当ブログでも以下の代表的なチェーン店で、セルフレジやタッチパネルの実践をしています。
- セルフレジ
- タッチパネル
- レジカート
- スマホレジ
しかし、そんなセルフレジを超える「レジカート」なる凄いものが、スーパー「トライアル」にあるとのことで利用してきました。
本記事では、トライアルのレジカートの利用方法の他、アプリで現金はチャージできる?端数の支払い方法は?などの疑問をまとめています。
トライアル レジカートとは
スーパーの「トライアル」に導入されている「レジカート(スマートショッピングカート)」は、カートにバーコードスキャナ、クーポン選択画面、支払い機能が付いている近未来的な買い物カートです。
レジの待ち時間がほぼ0なだけでなく、会計も一瞬、ましてやカートにマイカゴやマイバッグを乗せて直接商品を入れれば袋詰めの時間も0です。
マイカゴは意外と安く、Amazonプライム会員なら送料無料で500円前後で買えたりします。
導入店舗
レジカートの導入店舗はこちらから確認できますが、274店舗中117店舗と既に約半数の店舗に導入されています(2022年12月末時点)。
実践!入店~退店までの流れ
私の住む札幌にも1店舗だけレジカートが導入されたため、利用してきました。
入り口には普通のカートよりも圧倒的な数のレジカートが。
この店舗は導入からまだ1ヶ月だというのに、店から出てくる人のほとんどがレジカートを利用していました。
①プリペイドカードを作る
トライアルを日常使いしている人にはお馴染みのプリペイドカードですが、私は普段トライアルで買い物をしないので、入店前に入り口でプリペイドカードを作成します。
混み合っている場合は店内にも登録の端末があるためそちらを使いましょう。
プリペイドカードではなく、スマホで済ませたい方は事前にトライアルの決済アプリ「SU-PAY」をインストール、登録をしておく必要があります。
プリペイドカードの登録はとても簡単で、すぐに終わります。
タブレットの「新しく登録する」をタップしたら、
置いてあるプリペイドカードを1枚手に取り、
裏面のバーコードをスキャンします。
カード裏面のPINコードを入力して
規約に同意したら、
画面に沿って、氏名・性別・生年月日・電話番号・住所を入力して登録完了です。
②チャージする
プリペイドカードを作成したら、買い物前にチャージをします。
入り口にある別のチャージ専用機械で「チャージ」ボタンをタップして、
登録済みのプリペイドカードをスキャンしたら、
千円単位でチャージ金額を入力します。(千円毎に5ポイントつきます)
入金してチャージ完了です。(お釣り、レシートも出ます)
万が一、入口のチャージ機が混み合っていても店内には複数のチャージ専用機が設置されているため安心です。
今回は現金でチャージをしましたが、チャージ方法について後ほど詳しく説明します!
③レジカートを使う
カードの登録とチャージが完了したら、レジカートを持って入店します。
カートのタブレットの「お買物をはじめる」をタップして
プリペイドカードまたはSU-PAYアプリのバーコードをスキャンします。
カードの場合はPINコードの入力も必要です。
ここまで終わればあとは、付属のハンディスキャナで商品のバーコードを読み取るだけです。
下の画像のように、プリカ残高と現時点の税込金額を表示してくれるので、電卓いらずでとても便利です。
バーコードのない商品もセルフレジのように画面で選択できるほか、
レジカート利用者のみが使える様々なクーポンがあります。
「利用ボタン」をタップして該当商品を購入すればポイントが付与される仕組みです。
また、棚に戻したい場合は入力済みの商品をタップすることで、取り消しや数量の変更が出来ます。
買い物が終わったら「お会計」をタップして
レジ袋の有無を選択後、
ポイントの利用有無をチェックして、レジカートでの操作は終了です。
チャージ時についたポイントがその日のお買い物で使えるのは嬉しいですね。
チャージ残高が足りない人は会計前にレジ横でのチャージも可能です。
④専用レジを通過
最後に「レジカート」と書かれた専用レジに向かいます。
ここにはレジカートの中身をチェックする店員さんがいます。
チェックと言っても詳しく1品1品見るわけではなく、さらっとカートの中身を見る程度です。
店員さんの許可が下りたらここを通過して、
レシートを取って終了です。
私は購入数が少なかったこともあり、レジの滞在時間は3秒ほどでした。
ご丁寧に、カートが付与ポイントまで教えてくれました。(税別200円ごとに1P)
レシートにはプリカ残高やポイント詳細が印字されています。
初めは戸惑ったものの、1度使うとあまりのスムーズさに感激します。
入口にはレジカート用の案内係の方が立っているほか、不明な点はサービスカウンターで聞くとより確実です。
以下では「注意点」や「チャージ方法」についてもうちょっと詳しく解説します。
時間帯に注意
24時間営業の店舗が多いトライアルですが、人員確保のためかレジカートの利用は9:00~20:30までの利用など、使用時間が限られていますのでご注意ください。
チャージ方法
プリペイドカードへのチャージは以下の場所で可能です。
- チャージ専用機
- セルフレジ
- 有人レジ
- サービスカウンター
チャージ方法は現金のみで、チャージ金額は1,000円単位、一回49,000円まで、総額100,000円までです。
SU-PAYアプリであれば、店頭チャージの他、口座登録で100円単位でのチャージが可能です。
(銀行によりチャージ上限が異なる)
有人レジでは、各自治体等が発行している一部の商品券がチャージ対象となるようです。(自治体、店舗による)
また、一部店舗ではクレジットカードからのチャージが可能になっているようです。
対象店舗が増えることを願います(2024.11.29追記)。
支払い方法の併用不可
レジカート利用時に限り、支払い方法の併用はできません。
そのため、レジカート利用時は残高内での購入となり、残高不足の場合はレジ横のチャージ機でチャージしてから会計する必要があります。
残高を使い切るには?
レジカートでは支払い方法の併用が出来ないため、都度チャージをする必要があります。
そのため「残高を使い切りたい!」という場合にはちょっと困りますよね。
なので残高を0円にしたい場合にはレジカート以外で買い物をするのがオススメです。
通常の買い物かごに商品を入れて有人レジやセルフレジで支払えば「プリカの残高+他の支払い方法」での併用が可能になり、残高を使い切ることが出来ます。
以下ではセルフレジで残高を使い切った流れを簡単にまとめています。
まずは、セルフレジで、カードまたはアプリのバーコードを読み込ませたのち、商品をスキャンします。
会計方法で「電子マネー」を選択したら、
「不足分を現金支払」をタップして会計するだけです。
最後に残高確認をすると「0円」になっていることが確認できました。
税抜200円以上で1Pが付与されるため、ポイントまで0にするのは難しいかもしれません。
プリペイドカードとアプリの残高統合・移行は?
「プリペイドカードを作ったけどSU-PAYアプリに移行したい」「どちらでも使えるようにしたい」など、残高を移行・統合したい時ってありますよね。
しかし、結論から言うとカードとアプリの残高を統合(共有)することが出来ません。
また、アプリの残高をカードに移行することも出来ません。
唯一出来るのは、カード残高をSU-PAYアプリに移行することのみです。
実際にアプリ画面から下部の赤枠をタップして、引き継ぎ操作をやってみました。
カードの裏面の番号を入力して、「引き継ぐ」をタップするだけです。
一瞬にしてカードが無効になり、アプリへの移行が完了しました。
アプリの残高が無効になることは無く、アプリにもともとあった50Pにカードの4Pが加わって54Pになったことが確認できました。
1アカウントに移行できるカードは1枚までです。
プリペイドカードとSU-PAYアプリ、どっちがいいの?
レジカートを利用するには「プリペイドカード」か「SU-PAYアプリ」のどちらかが必須です。
以下ではそれぞれを比較した際のメリットについてまとめています。
プリペイドカードのメリット・デメリット
プリペイドカードを使うメリットは次の2点です。
- 専用アプリを入れる必要がない
- スマホが無くても誰でも使える
いつでも誰でも使いやすい点が最大の魅力です。
一方で、プリペイドカードには下記のようなデメリットもあります。
- チャージが現金のみ
- チャージが1,000円単位
SU-PAYのメリット
トライアル決済アプリの「SU-PAY」を使うメリットは次の6点です。
- カードの持ち歩き不要
- 買い物時のPINコード不要
- 口座登録可能
- 口座なら100円からチャージ可能
- キャンペーンで最大300P付与(本記事更新時点)
- 買い物履歴の確認
一方で、アプリには下記のようなデメリットもあります。
- わざわざ専用アプリを入れる必要がある
- 複数端末で利用が出来ない
- Androidでは不具合が起こりやすい?
私は当初SU-PAYで本記事の検証を予定していましたが、Androidスマホでなぜか強制終了が頻発…
何度登録を試みても上手くいかず、iPhoneだと1発OKでした。
さらに、2台のスマホで同時にログインしたところ、自動的に先にログインしていた端末がログアウトされてしまったため、家族間での残高の共有も難しいです。
よりスマートなのはアプリですが、家族と残高を共有したい場合には、貸し借りしやすいプリペイドカードが無難です。
トライアルではクレジットカードが使えない?
トライアルは安く商品を提供している代わりに、支払いは「現金払い」または「プリペイドカード(SU-PAYアプリ含む)」のみです。
ただし食品以外の雑貨・衣類・家電だけは、税込3,000円以上の購入でクレジットカードが利用できます(サービスカウンターのみ対応)。
※一部店舗ではクレジットカードからのチャージが可能になっているようです(2024.11.29追記)。
だからトライアルではプリペイドカードの浸透率が高く、レジカート利用率が高かったんですね。
プリペイドカードの還元率は
- チャージの0.5%還元(1,000円ごとに5P)
- 支払時の約0.46%還元(税別200円ごとに1P)
となり、合わせて約0.96%還元です。
そこまで高い還元率ではないため、もしトライアルで衣類などを購入することが多い人はプリペイドカードより、お得なクレジットでのお支払いがおススメです。
ただしクレジットカード利用時はレジカートは利用できません。
高還元クレジットカードはいくつもありますが、年会費無料で1.2%還元が得られるリクルートカードがオススメです。
リクルートカードに限らず、クレジットカードを作成する場合は、必ずポイントサイトを経由しましょう。
例えば本記事作成時点(2024年11月22日)では、Powlというポイントサイトを経由してリクルートカードを作成すると、公式特典とは別に4,200円相当のポイントが獲得できます。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
どれくらい時短になる?
最後に「レジカートを使うとどれくらい時短になるの?」という問題ですが私の感覚ではレジカートのスキャンは、そのままカートに入れるのと何ら変わらないスピードで出来ました。
何ならレジカートにマイバッグやマイカゴを設置してそのまま入れてしまえば袋詰めも同時に進行できます。
公式では「レジ待ち時間が短縮できます!」とアナウンスがされていますが、レジ待ち時間以外にも
- レジ打ち時間
- 意外と時間のかかる袋詰め
も同時に短縮できるので、トータルでは相当時短&ストレスフリーだと考えられます。
ざっくりとですが、通常のお買物が30分かかるとしたら、レジカートを使えば20分前後に短縮できる印象です。
おわりに
カートでそのままスキャン、クーポンの利用、支払い、袋詰めまでもが完了してしまう画期的すぎるトライアルの「レジカート」。
時短なだけでなく、お得で分かりやすく初めてでも利用できる点がとても気に入りました。
また、プリペイドカードはこちらからお客様情報を登録することで、紛失時の再発行が可能ですので万が一のために事前の登録をお勧め致します。
コメント