旅行や出張などの移動を、より疲れさせるのが「スーツケースの持ち運び」です。
自宅から空港まで、空港からホテルまで・・・コロコロと転がしながら歩いたり、エレベーターを探したりととにかく面倒。
特に時間の無い時には、飛行機からなかなか自分の荷物が下りてこないとソワソワしますよね。
それならば、家からホテル、ホテルから家へと送ってしまいましょう。
一度スーツケースの配送を体験してしまうと、その手軽さ、身軽さに旅行がもっと気軽なものになること間違いなしです。
本記事では、
- スーツケースの配送方法
- 安く送る方法
- スーツケースを送るメリット、デメリット
等についてまとめています。
スーツケースが邪魔になる問題
自宅から空港に向かうまでも、駅、電車、バスなどスーツケースをコロコロと運び、旅行で疲れた体でまたコロコロと荷物を運んで帰る。
電車が混んでいたり、小さな子がいるとさらに疲れは倍増。
また、荷物があると空港で預けたり受け取ったりと何かと時間がかかります。
かといって、家族が多いと機内持ち込みサイズに収めるわけにもいかないものです。
そこで、先日、思い切って荷物を往復ゆうパック頼りにして旅行をしたところ、とっても快適だったため「スーツケースの配送」について、まとめました。
私もスーツケースごと郵送するのは初めてだったのですが、これからの旅行はこれ一択かもしれません…
格安航空会社のお預け荷物は有料
ANAやJALであれば、重量超過をしない限り、追加料金なしでスーツケースなどの荷物を預けることが出来ます。
しかし、LCC（格安航空会社）の場合、運賃タイプによって手荷物が有料になったり、荷物を預けるタイミング（予約時、空港カウンター、搭乗ゲート）によってもお預け荷物の金額が大きく変わるなど、よく調べて、余裕を持った重量にしておかないと大損をする可能性があります。
peachの場合
例えばpeachの国内線の場合、1番安い「シンプルピーチ」で航空券を購入すると、荷物を預けることが出来ません。
航空券購入時にオプションを付けることで1,950円の追加でスーツケースを預けることが出来ます（203cm、20kgまで）が、航空券購入後に「やっぱり荷物を預けたい」となると、2,490円に値上がります（2023年11月時点の価格です）。
ジェットスターの場合
ジェットスターの受託手荷物は全て有料です。
例えばオプションなしの9,880円の便にお預け荷物10kgをプラスするには「3,250円の追加」が、30kgまでの荷物なら「5,500円の追加料金」が発生します（2023年11月時点の価格です）。
これは予約時にオプションを追加した場合ですが、当日に荷物を預けたくなった場合は以下の料金が追加で発生します。
- 空港カウンター：3,600円（15kgまで）
- 搭乗ゲート：4,500円（15kgまで）
これではLCCを使う意味がなくなってしまうため、LCCに乗る際は持ち込み荷物だけで済ませたいものです。
ヤマトなら往復宅急便がお得
ヤマト運輸では「行きも帰りも、手ぶらで旅行」と題し、家とホテルのお得な往復宅急便サービスを行っています。
往復宅急便は発送時に往復分の料金を払うシステムで、荷物1つにつき200円引きになります。
例えば、今回私が旅行した「北海道－愛知」間であれば、スーツケース140サイズ（～20kg）で往復5,520円（片道2,760円）です。
旅行中にホテル間の移動があった場合でもこちらに記載の「同一地帯」からの発送であれば往復宅急便料金のまま発送可能です。
その他、「クロネコメンバーズ持込割」「デジタル割」「にゃんPay支払い」でさらに割引が受けられます。
「にゃんPay」や「ヤマトの割引サービス」については別記事にてまとめています。
何よりヤマトなら発送可能なホテルが多いのも便利なポイントです。
スーツケースをゆうパックで送ってみた
上記のヤマト運輸も非常にオススメなのですが、今回は「切手支払い」をしたかったため、ゆうパックで送ることにしました。
空港ゆうパックは高い
スーツケースをホテル着にする理由の1つに、空港カウンターで荷物を受け取れる「空港ゆうパック」の運賃の高さがあります。
「北海道－愛知」間の140サイズゆうパックの料金は「2,850円（2023.10.1改定後）」ですが、空港ゆうパックというサービスを利用すると、3,480円（3辺の合計が140cmを超える場合は3,970円）になり、空港で受け取るだけでかなり割高になります。
それならば、宿泊先で受け取った方が快適＆お得です。
集荷がおすすめ
ホテルに送りたい荷物は天候なども考慮し、余裕を持って発送しましょう。
おすすめは楽ちんな「集荷」です。
持ち込みにすると120円お得になるので、時間があるときは持ち込みもアリです！
今回は「北海道－愛知」間で、140サイズ2,850円でした。
ただし、パソコンなどをスーツケースに入れて発送する場合には「陸送」になることが多く、到着が遅れる場合があります。
切手支払いでお得！
往路は「切手別納」で切手払いをし、復路は「着払い」にして荷物受取時に切手で全ての賃料を賄いました。
詳しくはこちらの記事でまとめていますが、交換手数料の値上げにより大量の切手を郵便局で交換しようとすると、かなりの手数料が発生するようになりました。
ですから、切手を多くお持ちの方は運賃の切手払いなどに充てるのがオススメです。
なお、少額切手のおすすめの使い道についてはこちらで詳しくまとめています。
注意事項まとめ
スーツケースをゆうパック・ヤマト運輸で発送する際の注意事項は5点です。
専用フィルムに入れてもらおう
ゆうパック等の伝票は荷物に直接貼るイメージですが、郵便局には下記のような専用フィルムがあります。
これに入れることで直接スーツケースにシールを貼らずに済むため、シール痕が残ることもありません。
ただし、これは局持ち込みの場合であり、集荷時やコンビニ持込時にはこのフィルムがないと思われます。
そんな時には以下の方法でスーツケースを保護しましょう。
養生テープを貼ろう
直接伝票が貼られてしまった箇所は、そのまま剥がすとこんなにシール痕が残ります。
しかし、下記のように事前に貼っておいた養生テープの上にシールをお願いすると・・・
ペロンとキレイにシールが剥がれます。
もちろん養生テープもこの通り、痕を残さず剥がすことが出来ます。
養生テープと言えば緑色のイメージですが、白や黒もあります。
シールはドライヤーで剥がそう
専用フィルムがあってもなくても、結局「こわれもの」「下積み厳禁」等のシールは直接貼られてしまうことも。
そんな時は焦って剥がさずに、ドライヤーで熱を加えてから剥がしましょう。
熱によりシールの粘着が弱まり、この通りキレイに剥がすことが出来ます。
余裕を持って送ろう
スーツケースの中にパソコンなどを入れると、航空輸送禁止のシールが貼られ、到着が遅くなることも。
また、楽をするために荷物を事前に送ったのに「間に合うかな？」とソワソワするのは本末転倒です。
早く送りすぎると「あれをまだ家で使いたかった」と後悔することになるため、最低限の衣類やスキンケアなどをまとめて、天候も考慮した上で受け取りの前日までには到着するように発送するのがオススメです。
私は追跡番号でホテルに到着していることはもちろん、念のためホテルに「紫色のスーツケース届いてますか？」と電話確認をしました。万が一届いていないと仕事道具や着替えがないなど、大損害です…
カギをかけよう
発送するスーツケースの中に貴重品は入れないことが鉄則ではありますが、必ずカギをした状態で発送しましょう。
そして必ずカギを持っていくことを絶対に忘れてはいけません。
以上の点に注意すれば荷物が少なく、快適な移動が出来ます！
ゆうパックでスーツケースを送るメリット
実際にスーツケースをゆうパックで送って感じたメリットは以下の3点です。
- 手ぶらで動ける
- 荷物を預ける＆受け取る時間を節約
- 帰りはお土産も入れて送れる
特に良かったのは「空港で荷物のお預け、受け取り」をせずに済んだことです。
私は今回の旅行で中部国際空港にて「プライオリティパス」の特典を利用して、無料で食事を頂きました。
しかし、これも荷物を受け取っていたら受付時間に間に合わなかったことでしょう・・・
ゆうパックでスーツケースを送るデメリット
実際にスーツケースをゆうパックで送って感じたデメリットは以下の4点です。
- スーツケース自体に傷がつく
- 洗濯物が溜まる
- 送料がかかる
- 切手払い、着払いの場合は郵便局を探す必要がある
スーツケースはどのみち汚れるものだと割り切っていますが、そのまま発送するとこれまでになかった傷や汚れが増えていました。
気になる方はカバーを付けることで、雨や傷からも守れるうえ、
個性的なカバーなら荷物を預けた際にも自分の物だと分かりやすくオススメです。
また、私は北海道なこともあり送料が高くつきましたが、格安航空を利用していたため荷物を預ける追加料金と移動時の手間を考えると、高くはないと感じました！
さらに、荷物を送ることですぐに洗濯できないことが気になっていましたが、翌日にはスーツケースが到着したため、むしろ忙しい帰宅時に荷物を開封せずに済み良かったと感じました。
それでも臭いが気になる方は、靴下や下着類だけは宿泊先で洗濯しておいたり、
洗濯ロープやピンチハンガーを忍ばせておくと部屋の加湿にもなりオススメです。
おわりに
今回は格安航空会社を利用したこともあり、かつ家族旅行で荷物が多かった＋子連れということで初めてゆうパックでスーツケースを配送しました。
お得な「ヤマトの往復宅急便」もオススメですが、私のように切手で送料を支払いたい人にはゆうパックがおすすめです。
特に冬の雪国では、雪道でスーツケースを運ぶのは辛いため、北海道旅行こそスーツケースの配送がオススメです。
他にも北海道内を中心に、子連れ向きのホテルや施設についてまとめていますので、宜しければ合わせてご覧下さい。
- ホテル
- 公園・レジャー施設
- 北海道の冬の遊び場
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