釣り具を保有していない釣り初心者でも手ぶらで気軽に楽しめるのが「釣り堀」です。
しかし、釣り堀と言ってもリリースの可否、屋外か屋内か、その場で食べられるか否かなど場所によりサービス形態が大きく異なります。
そんな中、北海道の札幌に住む我が家が目をつけたのは、Google口コミ評価が圧倒的だった札幌市内の「林中つりぼり」です。
そこで実際に未就学児2人を連れて、家族全員釣り初心者の中、林中つりぼりで釣り堀を体験してきたのですが…評価の良さに納得しました。
本記事では札幌市の高評価釣り堀「林中つりぼり」に行った体験をもとに、価格は?食べられる?釣れる?魚の種類は?トイレはキレイ?などの疑問をまとめています。
Google口コミNo.1 林中つりぼり
札幌近郊で釣り堀を検索すると、Googleの評価も口コミ数も圧倒的なのが「林中つりぼり」です。
住所
〒004-0859 北海道札幌市清田区清田369 林中つりぼり場
屋外の釣り堀は自然豊かな場所にあるため不便な立地になりがちですが、「林中つりぼり」は地図で見て分かる通りそんなに山奥ではなく、車であればそこそこ行きやすい場所にあります。
営業時間・冬場は?
営業期間:5月1日~10月31日
営業時間:9:00~17:00
定休日:水曜・木曜(日・祝、GW期間、お盆期間は営業)
(※混雑時、入場制限をかける可能性あり)
屋外のため冬季は営業していません。
年内に釣り堀に行きたい人はハロウィンまでがチャンスです。
魚の種類
林中つりぼりはヤマメが釣れることを売りにした釣り堀ですが、
2022年10月に訪問した際はヤマメはおらず、銀ザケとニジマスでした。
釣りたい魚がいる人は、事前に電話で魚種の確認をするのがオススメです。
価格
林中つりぼりは魚代をはじめ、道具のレンタルや処理・調理で料金が発生します。
料金は下の画像の通りです。
釣った魚はリリースができないので、釣れば釣るほど魚代(100g税込380円)がかかります。
その他、ワタを抜いたり、塩焼きにする場合には別途料金が発生します。
時間ごとの金額は無いため、釣れなければ竿とエサの250円(税込)のみです。
林中つりぼりに行ってみた
私が林中つりぼりに行ったのは三連休のど真ん中です。
最も混み合っているであろう日に林中つりぼりに行ってみました。
駐車場
車がすれ違えないほどの細い道をナビ通りに進み、
数分すると賑わっている釣り堀が見えてきました。
ここを少し通り過ぎると
奥に駐車場(無料)が広がっています。
三連休の中日という最も混み合っているであろう時間帯ですが、駐車場も広いので停められない車はいないようでした。
受付・レンタル
まずは受付に行って竿(餌込み250円(税込))をレンタルします。
今回は大人2人子供2人で行ったので、子供用に2本レンタルをしました。
バケツとエサも竿と一緒に渡してくれます。
ちなみに竿の下側には輪ゴムが付いていて、そこに釣り針をひっかけて持ち運びます。
釣ってみた
池は4つあり、「ニジマスの池」「銀ザケの池」「混合池」のように分かれており好きな所で釣れます。
近づきすぎると子供は池に落ちそうなので要注意です。
「だんご」と呼ばれる餌を少しずつ竿の先につけて釣ります。
釣り堀の中には大量の魚がいました。食いつきもよく、釣りが初めての子供でも数分で釣れました。
周りを見ても皆さんどんどん釣っていましたが、リリース禁止なので釣れば釣るほどお金もかかりますし持って帰るか、その場で食べるかしなくてはならないため要注意です。
設備がすごい
勝手なイメージで申し訳ないのですが、釣り堀、しかも屋外となると「汚いんだろうな」「トイレあるのかな?」と心配になりますが、林中つりぼりはめちゃめちゃキレイでした。
テントが豊富
塩焼きにした魚をゆっくり食べられる小屋のほか、
外には沢山のテントが。(一式コールマン)
食べ終えた後もテント内で寛いでいる人もいましたが、あちこちにテントがあるため、意外と場所は確保できます。
しかも中は沢山の椅子とテーブルがあり、子供用の椅子もありました。
各テントには食事用にレモン汁や割りばし、お手拭き、除菌スプレーが完備されており、設備にお金をかけてちゃんとしている感じが伝わります。
トイレがキレイ
仮設トイレと言えば「臭い・汚い」のイメージですが、林中つりぼりのトイレは全く違いしました。
トイレは男女に分かれており、
どちらも洋式で、除菌シート・消臭スプレー、除菌スプレー、ごみ箱が完備。
しかも便器の中が蓋のようになっていて、汚物がどんどん蓋の下に行く構造なので臭いも少ないです。
汚くないので子供も嫌がらずに用を足せました。
そしてトイレ前にも除菌スプレー、おしぼり、ごみ箱が完備です。
屋外なのに清潔
ここまでで設備の立派さは伝わっていると思いますが、あらゆるところにおしぼり、除菌スプレー、ごみ箱が設置されています。
そして受付付近にはビニール手袋や、虫よけスプレー、貼るカイロも常備されているため、魚を手で触りたくない人にも嬉しいです。
写真にはありませんが蛇口と石鹸もあり、釣りが終わった後の手もキレイに洗えました!
持込自由・ジュース自販機あり
釣った魚を塩焼きにしてもらう以外にも、おにぎり等の持ち込みが可能です。
見切れていますが自販機も1台ありました。
休日だと魚が焼けるのもかなり待つため、軽食を持参するのがオススメです。
内臓処理・塩焼き可能
釣り終わった魚を店員さんに持っていくと、重さを量った後、
- このまま持ち帰るか
- 内臓を取って持ち帰るか
- 塩焼きにして食べていくか
が選択できます。(一部を焼いて、残りを持ち帰るも可)
内臓は外でどんどん処理をしていて、その手際はお見事です。
塩焼きは小屋の中で炭火で焼いてくれます。
本当は塩焼きを食べたいところでしたが、三連休ということもあり塩焼き待ちは大行列…
2~3時間くらい待ちそうな混み具合だったので、ワタ抜きだけお願いしました。
処理した魚は袋を2重に、さらに中に氷も入れてくれていました。
持ち帰って塩を振ってフライパンで焼いただけで、めちゃめちゃ美味しかったです。
今回は銀ザケとニジマスでしたが、個人的には銀ザケの方が美味しかったです。
フライパンでも美味しいのだから、外での炭火焼ならとんでもなく美味しいこと間違いなしです。
安い!価格が良心的
今回は竿を2本レンタル(1本税込250円)し、魚を3匹(500g)ワタ処理してもらい、合計2,500円でした。
釣れなくても1時間1,000円などの釣り堀があるなか、魚代とレンタル費用、調理費用のみでとても良心的です。
お会計は全て後精算です。
例えば塩焼きをお願いしたら、食事が終わった後に番号札を持っていき、竿のレンタル代・魚代・調理代などをまとめて支払う形です。
今回はワタ抜きが終わった魚を受け取る際にお会計をしました。
竿を何本借りたなども自己申告でかなり緩い感じだったため、悪いお客さんが来ないか心配になりました…
土日祝は朝イチがオススメ
今回は連休ど真ん中に行きました。
釣り場は広いので混んでいても何とかなりますが、問題は調理の待ち時間です。
炭火でじっくり焼いているので時間がかかるようです。
特に連休は地元の人だけでなく、方言があちこちから聞こえており、観光スポットにもなっているようでした。
お店の人に話を聞くと「11時~14時は特に混む」とのことだったので、土日祝は開店直後の9時に行き、さっと釣って焼いてもらうのがベストです。
混み合っていると竿が人に当たりそうになるなど、トラブルも起きかねないため空いている時間を狙いましょう。
林中つりぼりが人気の理由・おすすめポイント
実際に行って分かった「林中つりぼり」の人気の理由・オススメのポイントは12点です。
- すぐ釣れるから子供が飽きない
- 手ぶらで行ける
- 時間料金がない
- 良心的な価格
- 店員さんの対応が良い
- トイレがキレイ
- テント、椅子、テーブルなど設備が良い
- 清潔
- 広い
- 塩焼きにしてもらえる
- 飲食持込可
- 釣り堀にしてはアクセスが良い
すぐに釣れるためじっくりと釣りを楽しみたい大人には不向きですが、清潔で良心的な価格に加え、店員さんの感じの良い接客が「また来よう」と思わせてくれます。
子供と釣り堀は楽しめる?
今回は3歳と6歳を連れて行きましたが、2人とも池に落ちそうでヒヤヒヤしながらの釣りとなりました。
竿が長いので未就学児に持たせると危ないですが親と一緒になら楽しめます。
6歳はかなり楽しんでいたようですが、3歳はじっとしていられない様子。
それでも飲食物の持ち込みが自由で、駐車場の行き来も自由なので、車に戻っておやつを食べたりしつつどうにかなります。
混雑時は塩焼き等が待てないので子供と行く際は特に朝イチの空いている時間が狙い目です。
飽きる前にサッと釣ってしまいましょう。
うちの子は魚を怖がって触れませんでしたが、触れる小学生ならもっと楽しいと思います。
おわりに
釣り初心者の家族で初めての釣り堀に行ってきましたが、札幌の林中つりぼりはGoogleマップの評価・口コミ通り、魚が豊富でよく釣れて、店員さんの愛想もよく、清潔で素敵な釣り堀でした。
ただし連休中は混み合うので、時間帯によっては塩焼き待ちは数時間、ワタ抜きだけでも数十分待ちます。
また、リリース不可のため釣り過ぎは禁物です。
数を釣って楽しみたい方や、塩焼き以外も楽しみたい方には不向きですが、良心的な価格で設備も最高のため子連れのお出かけ、デート、観光にオススメのスポットです。
当ブログでは他にも北海道に関する記事や北海道の子連れホテルについてのレビュー等をまとめています。是非合わせてご覧ください。
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