北湯沢の「森のソラニワ」と言えば、子連れに大人気の温泉リゾートですが、
大人だけで行っても楽しめるの？
食事もお風呂もガヤガヤうるさくない？
など、ゆっくりと落ち着いた旅行をしたい層には気になる点もありますよね。
我が家は何度か宿泊しているほどソラニワが大好きなのですが、今回は連泊でゆっくりと楽しんできました。
連泊も2度目のため、今回はコツを掴んで計画的に、かつ余裕をもって過ごすことが出来ました。
本記事では、森のソラニワの露天風呂付特別客室についてや、連泊時の食事・注意点・効率の良い過ごし方などについてまとめました。
森のソラニワって？
森のソラニワは「森の中のスポーツ体験型リゾートホテル」がコンセプトの、ファミリー向けホテルです。
そう聞くと何だかガチャガチャしていそうですが、、「カップルルーム」や「レディースルーム」、車椅子でも利用しやすい「ユニバーサルルーム」に「露天風呂付特別客室」など、赤ちゃんからご高齢の方まで幅広い層に対応した広い意味での「ファミリー向け」の宿です。
アクセス
北海道伊達市の「北湯沢」にある森のソラニワは、札幌から車で約1時間50分、新千歳空港からは約1時間30分の場所にあります。
自家用車がなくても送迎バスが出ており、なんと札幌からは往復無料です。
時間の制約はあるものの、レンタカー代などが浮きますね。
価格帯
時期によって大きく変わりますが、森のソラニワは一番安価なツインルームの平日価格で大人1人当たり11,000円程です。
ですがゆっくり過ごすとなるとオススメなのが「露天風呂付特別客室」です。ここは若干お高めで平日でも大人1人当たり25,000円程はします。
予約は公式サイトの他、じゃらん・Yahoo!トラベル・楽天トラベルなどのメジャーなサイトからもご予約できます。
露天風呂付特別客室に泊まってみた
今回は連泊なのですが、1日目は露天風呂付特別客室に宿泊しました。
露天風呂付特別客室は、内風呂と露天風呂が付いた最上階の特別室で、全4室あります。
チェックイン
森のソラニワのチェックインは14：00です。
しかし私が行ったときにはコロナ禍の影響か、混雑緩和のために13:30から受け付けており、清掃が完了していれば順次お部屋に案内してもらえます。
以前は沢山の種類の飴がウェルカムスイーツとしてロビーにありましたが、2022年4月は3種類の温かいスープに変わっていました。
部屋
露天風呂付特別客室は最上階です。
写真がないのが申し訳ないのですが、最上階は客室が少ないこともあってかエレベーターを降りた途端から静まり返っています。
また、お部屋の入り口はドアの前にさらに引き戸が付いているなど、他の部屋に比べて格式の高さが際立っていました。
部屋の中はこんな感じで、ソファとテーブルの洋室部分と、
すぐ横には和室もありとても広いです。
添い寝の子供がいたからか、ベッドがある部屋ですが夕飯から戻ると畳に1組だけ布団が敷かれていました。
ベッドの寝室もあり、こちらには机、テレビ、冷蔵庫があります。
リビング部分とは2枚のドアで仕切られているので、他の家族が起きていても静かに眠ることが出来ます。
トイレと洗面台です。
このほかに脱衣所にも洗面台が2つあります。
脱衣所は広く、靴を脱いで上がるタイプなので着替えがしやすいです。
備品・設備・アメニティ
化粧水・乳液・綿棒・歯ブラシなどのほか、お茶、コーヒー、お菓子があり、
冷蔵庫には大人人数分のビール、お茶、お水、冷えたグラスが用意されていました。
一般の部屋では2Lの飲料水1本のみなので、特別感があります。
また、こちらは全室共通ですが館内着のほかに寝間着（大人のみ）があるのが嬉しいです。
客室露天風呂
次は目玉の「客室露天風呂」です。
広い脱衣所を抜けると、
手前にシャワーがあり、
奥に進むと…
檜の内風呂と露天風呂が見えます。個室露天風呂がある部屋は多くのホテルにありますが、内風呂と外風呂の２つがあるのは珍しいです。
洗い場にはシャワーが2つ、子供用の全身シャンプーもあります。
こちらは露天風呂です。
以前秋に行ったときにはカメムシが若干いましたが、冬～春は虫もおらず快適です。
夜になるとライトがまた素敵です。
好きなタイミングでお風呂の出入りが出来るのは特別で、大浴場とはまた違う良さがあります。
脱衣所は広く、ドアで仕切られているため3世代旅行などにもオススメです。
森のソラニワ 露天風呂付特別客室の魅力
森のソラニワの露天風呂付特別客室に宿泊して感じた大きな魅力は5点です。
- 全部屋禁煙
- 最上階だから上の足音が気にならない
- 部屋数が少なくて静か
- 客室露天風呂が最高
- 脱衣所が広いから乳幼児の着替えも楽
大浴場との行き来はなかなか面倒なので、昼夜問わず何度でも好きなタイミングでお風呂に入れるのは最高です。
反対に、温泉は広い大浴場でなくちゃ！という方は価格の高い露天風呂付が味わいきれないので勿体ないです。
部屋を変えて連泊してみた
今回は客室露天風呂もキッズスペシャルルームにも興味があったため、部屋を変えて連泊してみました。
しかし、連泊で更には部屋を変えるとなると翌日の昼食問題に加え、2部屋目にはいつ入れるの？部屋を使えない時間帯があるのでは…？という疑問は尽きません。
キッズスペシャルルームや、子連れでの楽しみ方についてはこちらでまとめています。
チェックアウト～チェックインの間は？
まず、今回は部屋を変えるということで2日目の11時には一旦チェックアウトしてカードキーを返却する必要があります。
すると、次のチェックイン時間の14時（早くても13:30）までの3時間、空き時間が出来てしまいます。
実際に11時に荷物をまとめてチェックアウトに向かうと…
当初の予定とは別の「キッズスペシャルルーム」の清掃がすでに終わっているため、このままお部屋にご案内できます。
とのことで、すぐにお部屋に通してもらうことが出来ました。
繁忙期などは多少待ち時間が出来てしまう可能性がありますが、それでもお部屋の準備が整い次第、電話にて知らせてくれます。
待ち時間が出来た場合は、フロント前に荷物を置いて、お風呂やプール、昼食などに出かけるのもオススメです。
翌日の昼食は？
館内で昼食が食べられるレストランはありません。
1階の売店はお菓子やおつまみなどが多く、食事らしいものはないため当てにできません。
また営業時間は11時30分～14時までは閉店しているため、必要なものは朝のうちに購入しておくことをオススメします。
そのため、車の場合はきのこ王国などの周辺のお店にランチに行くか、コンビニで調達してお部屋で食べるのもオススメです。
キッズスペシャルルームを除き、部屋に電子レンジはありませんが、1階売店横で24時間利用可能です。
車以外だと昼食の調達が大変なので、朝食ビュッフェをたらふく食べて、おつまみで夜まで繋ぐことになるかもしれません。
ビュッフェは同じ？部屋食はある？
連泊で気になるのが「ビュッフェは毎日同じメニューなの？」という点です。
月をまたいでいれば多少変わることもあるでしょうが、ビュッフェの内容は2日とも同じで、部屋食や食事処の選択肢もありません。
ですが、連泊客のみ特別に一品サービスがあります。
以前に連泊した際は「海鮮丼」だったのですが、今回は「焼き海老」でした。
しかし、2日目ともなると胃も疲れているため、前日に食べて気に入ったものだけを食べられるメリットもあります。
また、落ち着いて食事をしたい人たちにとって、家族連れの多いソラニワは「子供が走り回って騒がしいんじゃないの？」という心配もあるかもしれません。
確かに、ソラニワのビュッフェ会場には遊具があり、そこで子供たちは走り回っています。
ですが、子供連れが固まるのはキッズコーナーや遊具のある入り口から右手側が大半です。
そのため「大人だけで落ち着いて食べたい」「子供がいるけど食事に集中させたい」という時には入り口から左の席を取るのがオススメです。
連泊時のオススメの過ごし方
実際にソラニワに連泊して感じた、連泊時のオススメの過ごし方をまとめました。
部屋を変えるのがオススメ
1つ目は「部屋替え」です。
一旦荷物をまとめて移動する手間や、場合によっては部屋に入れない時間が生じるデメリットはありますが、ソラニワには様々なタイプのお部屋があるため1つの宿で2度楽しむことが出来ます。
今回は、1日目は特別客室の露天風呂を存分に楽しみ、2日目は大浴場を満喫することで2倍楽しむことが出来ました。
プールは14時までに楽しむ
14時からのチェックイン後はいっきにプールに人が流れ込みます。
そのため連泊客は14時までならプールが貸し切り状態になることも！
屋内プールも意外と広いので、空いている時間帯ならボートを持ち込んでも余裕です。
空気入れは屋外に設置されていますが、空気抜きには携帯式エアーポンプを持参すると楽できます。
詳しくはこちらの記事でレビューしています。
アソボーヤはチェックアウト後でも遊べる
子連れの場合には、チェックアウト～チェックインまでの空いている時間を狙ってアソボーヤに行くことも考えられます。
しかし、アソボーヤはチェックイン日の10：00〜チェックアウト日の20：00まで遊ぶことが出来るんです。
時間が許すならアソボーヤはチェックイン前と後にたっぷり遊ぶのがオススメです。
無料シャトルバスの湯めぐりも！
大人だけの連泊は時間を持て余してしまう！という方にオススメなのが「無料シャトルバスでの湯めぐり」です。
湯めぐりと言っても、行けるのは「ホロホロ山荘」のみですが、10時から15分間隔で無料シャトルバスが走っており館内着のまま出かけられます。
岩盤浴は別料金ですが、温泉は無料です。
ホロホロ山荘の日帰り入浴は、大人 900円（税込）なのでそれが無料なのは嬉しいですね。
おもちゃレンタル
お部屋でのんびり過ごしたい方には、豊富な貸し出しおもちゃもオススメです。
トランプやUNOを始め、大人同士でも意外と盛り上がるものです。
野口文庫
1Fの野口文庫で時間を忘れて本を読むのも贅沢ですね。
のぐち文庫ではコーヒーのサービスもあります。
空中庭園「流星ラウンジ」
冬季は営業していませんが、毎年5月頃から解放される11階の「流星ラウンジ」に行ってみるのもアリです。
また、1日2組までの完全予約制ではありますが、空中庭園内の「流星DOME」なら寒さを気にせず星を眺めることができます。（1組4名まで45分 税込2,200円）
お得に予約する方法は？
森のソラニワの予約は公式サイトの他、じゃらん・Yahoo!トラベル・楽天トラベルなどのメジャーなサイトからもご予約できます。
また本記事作成時点（2022年5月）は自治体等から宿泊の補助が積極的にされています。予約前には必ず○○割などのキャンペーンが開催されていないかを確認しましょう。
ベストレート保証
森のソラニワの野口観光では2022年4月1日より公式サイトからの予約が最安値になる、ベストレート保証を導入してます。
ベストレート保証は、公式サイトの宿泊予約が他社の予約サイトよりもお得であることを保証したものであり、万が一他社の方が安い場合には一定の条件を満たせば他社と同じ最低宿泊料金で宿泊できるものです。
ベストレート保証の詳細についてはこちらに記載がありますが、会員限定のものやパッケージプランなど特殊なものは除かれますのでご注意下さい。
おわりに
とにかくゆったりと宿を満喫できる連泊ですが、森のソラニワに連泊する際は事前に以下3点の対策を練ることをオススメします。
- 朝晩の食事はビュッフェのみで内容は同じ
- 館内で昼食を食べられるところはない（売店も食事らしきものはない）
- 部屋を替えると、タイミングによっては部屋に入れない時間帯がある
特に、ゆったりと過ごすには「露天風呂付特別客室」が断然おススメです。
また、連泊ではありませんが、2日目をお風呂が楽しいお隣の「緑の風リゾート」にするのも最高ですよ！
他にも北海道内を中心に、子連れ向きのホテルや施設についてまとめていますので、宜しければ合わせてご覧下さい。
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