工場直売所やキッチンカー、スーパーでの総菜販売など話題に事欠かない、札幌の人気焼き鳥チェーン「串鳥」ですが、最近では焼き鳥の自動販売機まで設置されるようになりました。
自販機の焼き鳥は調理済みなの?炭火なの?値段は?など気になることが多かったため、実際に串鳥自販機で商品を買ってみることに!

本記事では、串鳥自販機の設置場所や商品の種類、価格、支払い方法の他、実食レビューについてまとめています。
串鳥に自販機が登場
2023年4月、札幌市内に串鳥の自販機が設置されました。
串鳥と言えば、店舗によりランチ営業はしているものの、通常は夕方オープン。
しかも地元民から観光客にまで人気のため、いつ行っても、どこの店舗でも混み合っているんです。
そんな串鳥を好きな時に自販機で買えたら・・・
ホテルでちょっと飲みたい出張の人や、仕事終わりに家飲みしたい人にとっても、便利ですよね。
設置場所は?
串鳥自販機は、本記事作成時点(2023年5月23日)で札幌市内の2箇所に設置されており、どちらも24時間購入可能です。
南北線「北24条駅」4番出口すぐ、北洋銀行の横(運営会社:MINASEYA UNMEMON)
東豊線「東区役所前」馬肉無人販売所内(運営会社:ONIKUSTAND × MINASEYA 東区役所前店)

MINASEYAというお店が設置している自販機のようで、自販機内の補充もMINASEYAさんが行っているようです。
串鳥自販機で買ってみた
実際に串鳥自販機を探してきました!
北24条駅、北洋銀行横の人通りの多い歩道にありました。

見てくださいこのラインナップ。
ほぼ「つくね自販機」です。しかも串は1,000円と比較的お高め。

店舗で食べると、つくねが1本180円・青南蛮つくねが1本195円なので適正価格ではあるのですが、自販機に1,000円を入れる習慣がないため、何だか割高に感じます。
隣の自販機にそそられながら、

「ナンコツつくね」を買ってみます。
番号を押したら「カートへ」または「かう」をタップします。

もう1つ、釜めしも。

最も気になった「半身揚げ」は売り切れでした。
上部に「お金を投入してください」と表示されるため、

ここでお金を入れると、

「商品を搬出しています」の文字が。

1つずつ、ゆっくり出てきました。

冷凍自販機なので当たり前ですがカッチカチです。

中身はこんな感じで、真空パックになっています。

裏面は原材料等の表記が。購入日は2023年5月17日なので、賞味期限は2カ月ちょっとあります。
重さは、つくねが1本あたり約40g、釜めしは1食分262gです。

この量で各1,000円は高いと思うのですが、肝心なのは味です。
以下で実食します。
レンジでチン・実食レビュー
自販機の食品は全て冷凍で、電子レンジの加熱ですぐに食べられます。

まずは、釜めし。
袋に切れ目をいれて、5分チンです。

良い匂いが漂ってきます。1食分とのことでしたが、2人で1杯ずつ分けて食べることが出来ました。
美味しいけど、釜めしと言われても「普通の炊き込みご飯」という感じ。
串鳥らしく、鶏肉がゴロっと入っていて、ホロホロと箸で崩れます。
その他、人参、こんにゃく、ごぼう、タケノコがちらっと見えます。
真偽は不明ですが、鶏肉以外は自家製ではなく水煮のパック的なものを使用しているのではないか?と感じました。

だって、店舗の釜めしはこれです。
具材の大きさが違いすぎて、全くの別物です。

ぶっちゃけ「どこの料亭だよ」という強気な価格で、店舗の釜めしとも別物のため割高感が強いです。
そして本命「ナンコツつくね」。
こちらもレンジでチンだけでも、美味しかったのですがせっかくなので解凍後に炉端焼きでも温めます。


うわっ。超串鳥!!!!
めっちゃ美味しい!!!!
つくねは大当たりです、お店の味そのもの!
ちゃんと炭火で焼いてるのが分かります。
スーパーで買った普通の焼き鳥も一緒に焼いて食べ比べてみましたが、自販機で買った串鳥のつくねが美味しすぎて、串鳥圧勝でした。

ちなみにですが、この炉端焼き、ホタテやシシャモ、エビなども食卓で焼けて最高です。
外でも室内でも使えるのでめっちゃ重宝します。
種類・値段は?
私が行ったときの串鳥自販機の商品は以下6種類でした。
- つくね(5本入り):1,000円
- 青南蛮つくね(5本入り):1,000円
- ナンコツつくね(5本入り):1,000円
- 鳥の半身揚げ:1,000円
- 国産若鶏そぼろ(150g):500円
- 鳥の釜めし:1,000円

コスパで選ぶなら「青南蛮つくね・ナンコツつくね」
通常店舗のお持ち帰り価格と比較してみます。
- つくね(5本入り):1,000円→店舗だと1本180円なので、100円割高
- 青南蛮つくね(5本入り):1,000円→店舗だと1本195円なので、25円割高
- ナンコツつくね(5本入り):1,000円→店舗だと1本195円なので、25円割高
- 鳥の半身揚げ:1,000円→現在は通常メニューにないため不明だが、2022年の串鳥特製クリスマスチキン800円と比較して200円割高
- 国産若鶏そぼろ(150g):500円→工場直売所で300円で販売のため200円割高
- 鳥の釜めし:1,000円:店内メニューで695円のため、305円割高
また、お持ち帰りでは1会計につき容器代30円とレジ袋10円が発生するため、青南蛮つくねとナンコツつくねは高くないことが分かります。
しかも、私の試食の結果、つくねは自販機でもお店の味そのものであることが確認できました!

思ったより、ぼったくり価格ではないことが分かりました。
コスパを求めるならつくねです。
さらにコスパを求める場合には「10円安い工場直売所」での購入や、スーパーの精肉売り場、総菜売り場の串鳥ガオススメです。
支払い方法
支払は現金のみで、お札は千円札のみです。
「画像右上のQRコードを読み取りでキャッシュレス決済ができるのかも?」と思い読み込んでみましたが、ただの串鳥のホームページが開かれただけでした。

おわりに
近頃増えている無人販売所や様々な食品の自販機ですが、北海道を代表する焼き鳥チェーン「串鳥」の商品も24時間、自動販売機で買えるようになりました。
中には高すぎるだろ!という商品もありますが、つくねが期待以上にお店の味で、価格も納得でした。
定番の鳥精肉やもちベーコンなどを置いてくれるとさらに嬉しいです。
他にも様々な商品のレビューや、串鳥に関する記事をまとめていますので、宜しければご閲覧ください。
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