北海道を代表する焼き鳥チェーン店の串鳥。
当サイトでも串鳥に関する多くの記事をまとめていますが、焼き鳥=串鳥を連想する道民も多いものです。
そんな中、関東を中心に安い美味しいで大人気の焼き鳥チェーン「鳥貴族」がすすきのに北海道初出店し、「トリキに行列が出来ている!」とSNS上で話題になっています。
本記事作成時点(2023年6月8日)でも鳥貴族すすきの店は毎日盛況で、予約は受け付けていない状況です。
そこで串鳥の焼き鳥と、鳥貴族の焼き鳥をお持ち帰りで同時に購入し、比較してみることにしました。
本記事では、串鳥と鳥貴族の焼き鳥の価格や大きさ、味などを比較しています。
北海道に鳥貴族が進出
2023年4月26日に、全品税込360円でお馴染みの焼き鳥居酒屋「鳥貴族」が、すすきのに北海道初出店を果たしました。
オープンから1か月以上経つ現在も、初の鳥貴族を堪能しようと、地元民で大賑わいをみせています。
予約不可
鳥貴族は公式アプリから予約が可能ですが、すすきの店に至っては店内飲食・持ち帰り共に本記事作成時点(2023年6月8日)は休止中です。
そのため、待たずに入店にするには店頭のタブレットで受付する必要があります。
17時開店のすすきの店ですが、店頭タブレットは15時30分頃から利用可能なようです。
受付時に発券された紙に呼出番号とQRコードが記載されており、QRコードから呼び出し状況の確認ができる仕組みです。
たぶん客足が減ってきたら、予約受付を開始すると思われます。
持ち帰る方法は?
鳥貴族にはテイクアウトメニュー(前日までの要予約、営業開始時間より1時間以内のお渡し必須)もありますが、予約を受け付けていないため入店してパックに詰めて持ち帰る方法がすすきの店での唯一のテイクアウト方法です。
こちらが実際にお持ち帰りをした時の様子ですが、「店内で飲食をしなければならず、お持ち帰りのみは出来ない」との事だったので、お酒とスピードメニューを頂きながら、持ち帰りの焼き鳥や釜めしが炊けるのを待ちました。
鳥貴族では、食べ残したものをパックに入れてテイクアウトすることも可能なため、そちらのパックをもらって自分で詰めます。
テイクアウトメニューは限定的ですが、着席後の持ち帰りなら色々なメニューをテイクアウトすることができます。
ちなみに串鳥のテイクアウトは電話予約の他、工場直売所限定でモバイルオーダーも可能です。
また店内飲食の場合は、一部店舗でホットペッパーからの予約も受け付けています。
串鳥と鳥貴族をお持ち帰りで比較してみた
今回は串鳥と鳥貴族の「お持ち帰りメニューに共通である商品」をそれぞれ購入し、価格や重さ、大きさなどを比較します。
このように定規で1つ1つ全体の長さや、肉1つの大きさなどを計測し、
量りで重量(串を含む)も計測しました。
それらをまとめたのがこちらです。(個体差あり)
こちらが鳥貴族の表です。
1gあたりの価格が串鳥より高いものは赤、安いものは青にしています。
※鳥貴族の焼き鳥は2本セットで360円(税込)のため、1本あたりの価格で算出しています(釜めしを除く)。
こちらは串鳥の結果です。
1gあたりの価格が鳥貴族より高いものは赤、安いものは青にしています。
※串鳥は店舗により価格が異なりますが、札幌中心部の通常店舗の価格で算出にしています。
また、鳥貴族と串鳥を合わせた一覧はこちらです。(タップして拡大)
串料理では8品中5品が串鳥のほうが高かったですが、以下ではそれぞれの項目や味についても詳しくみていきます。
価格は?
今回購入した商品だけでみると、焼き鳥自体は串鳥のチーズつくねを除いて最大180円です。
串鳥は物によっては1本170円(税込)のものもあるため、注文するものによっては串鳥が安く済みます(鳥貴族は全品360円、1本180円)。
また反対に、牛串やピーマン肉詰めなど串鳥で180円を超える商品は鳥貴族が断然お得であることが分かりました。
ただし、鳥貴族は1つ1つが大きいため、gあたりで見ると鳥貴族がお得な場合が多いです。
また、串鳥店舗でのお持ち帰りの場合は以下の料金が発生します。(タレとレジ袋はなしでもOK)
- タレ1袋当たり20円(税込)
- 1回のお会計につき容器代30円(税込)
- 1回のお会計につきレジ袋10円(税込)
串鳥は工場直売所で購入することで10円安くなるため、鳥貴族と比較してもお得かもしれません。
また、スーパーでもお得に購入できます。
重さ・大きさは?
全体の大きさ比較写真です。
全て、左が鳥貴族、右が串鳥です。
もも、ムネの印象で「鳥貴族大きい!」となってしまいがちですが、表の通り、砂肝・ハツ・ぼんじり(ポンポチ)に至っては串鳥の方が重量があります。
おいしいのはどっち?
肝心なお味ですが…
あくまでも個人的な意見ですが、焼き鳥に関しては全てにおいて串鳥が美味しかったです。
鳥貴族だってもちろん美味しいのですが、食べ比べてみると串鳥は炭火で焼いた香ばしい香り・味があり、その違いが大きかったです。
鳥貴族の焼き鳥からは炭火の香りが無かったので調べてみると、電気グリラーというもので焼いているようで、炭は未使用とのこと。
鳥貴族単体で食べると非常に美味しいですが、串鳥と食べ比べるとこの違いが目立ちました。
やはり、焼き鳥は炭の香りがしてこそだなぁと個人的には思います。
その他にも、
- タレの味が串鳥の方が甘みとトロミがあって焼き鳥に合う
- 鳥貴族の方が全体的に塩がかかりすぎていてしょっぱい(これは人や店によりそう)
- 串鳥の皮は、1つ1つが小さい分パリッと焼けていて美味しい
- 鳥貴族の皮は大きい分、パリッとしていなく、グニャっとした部分が多い
- 串鳥のポンポチは弾力があって美味しい
- 鳥貴族のぼんじりは骨まで付いていて食べにくく、肉が薄くてプリッとしていない
- 串鳥のつくねは柔らかくてほんのりゆず粉が入っていて美味しい
- 鳥貴族のつくねは、硬くてハンバーグのよう。シソも入っているため、つくねではなく”しそバーグ”を食べているみたい
など、焼き鳥に関しては串鳥が上で、家族に混ぜて出しても串鳥ばかり売れました。
ただ、これは比較したからであって、比べなければ鳥貴族も美味しいです。
お持ち帰りした釜めしも炊き立てで、360円とは思えません!
串鳥なんて、自販機で釜めしを買っても1,000円します。
また、鳥貴族は「とり白湯めん、山芋の鉄板焼、ホルモンねぎ盛ポン酢」などコスパ最強で味も感動もののサイドメニューが充実しているため、店内飲食してこそ魅力の分かるお店だと言えそうです。
炭火なら串鳥一択
繰り返しになりますが、串鳥は炭火焼、鳥貴族は電気グリラーです。
「炭火に近い味わいが出せる電気グリラー」と謳っているようですが、食べ比べたところ炭火に近くはないです、美味しいですが。
炭火で焼いた焼き鳥をお求めの方は、串鳥をオススメ致します。
串鳥ではキッチンカーでも炭火で焼いた焼き鳥を提供しています。
ドラッグストアの駐車場やイベント会場で、匂いに誘われること間違いなしです。
1本ずつ頼むなら串鳥
全品税込360円の鳥貴族ですが、焼き鳥は2本でこのお値段です。
しかし、「1人で色々な種類を食べたい」「タレと塩、どちらも頼みたいけど2本ずつは多すぎる」「ぼんじりは家族の中で1人しか食べないから1本でいい」「皮は油っぽいから1本で十分」などなど、1本ずつ注文したい状況は意外と多いものです。
そんな時、串鳥なら1本ずつ注文できるから便利です!
少しずつ色々な種類を食べたい時は串鳥がおすすめです。
店内飲食なら鳥貴族が安い?
鳥貴族はサイドメニューやドリンクも全品360円(税込)、しかも子供は360円でソフトドリンク飲み放題!
そして何といっても、豊富なサイドメニューが鳥貴族の魅力です。
焼き鳥の他に、おつまみやご飯もの、デザートなどを頼むなら鳥貴族がお得です!
席料・お通し
鳥貴族にはお通しがありません。
また、席料もないため、「思ったより会計が高かった」なんてことがありません。
一方串鳥は、お通し(大根おろしとスープ)は無料なものの、席料として1人当たり以下の料金が発生します。
- 北海道地区:200円(税込)
- 串鳥番外地:330円(税込)
- 仙台地区:200円(税込)
- 宇都宮:300円(税込)
- 東京地区:330円(税込)
商品によっては串鳥が安い!
串鳥の焼き鳥は一本単位で注文できるほか、ものによっては焼き鳥も1本170円(税込)、冷や奴、キムチ、お新香、おにぎりなども200円台です。(店舗により価格は異なる)
また、夜8時までは特定のお酒が245円(税込)です。
これなら席料を支払っても串鳥が安くなります。
おわりに
北海道初出店の鳥貴族と、北海道を代表する串鳥の「テイクアウトメニュー」の価格や大きさ、味を比較してみました。
どちらにも良いところがありますが、個人的にはサイドメニューなら鳥貴族、焼き鳥勝負なら串鳥といったところです。
また、串鳥がない地域の方はECサイトでも購入可能です。(加熱前)
他にも当ブログでは様々な北海道に関する記事、サービス・商品の比較・レビューを行っておりますので、是非併せてご閲覧ください。
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