先日、初めて自分で冷凍品を送る機会がありました。
しかし、滅多に個人で冷凍便を送ることがないため、クール便は高いんじゃない?梱包はどうしたらいいの?どこが安いの?割引は?など不明点も多くありました。
そこで冷凍品の送り方や安く送る方法をリサーチし、私のような冷凍便発送の初心者さん向けに発送手順をまとめてみました!
本記事では、ヤマト運輸のクール宅急便で冷凍品を安く送る方法や注意点についてまとめています。
何度もヤマト運輸を使う人ではなく、たま~に使う人向けの内容になっています。
郵便局では送れない?
「荷物を送る」となると近隣の郵便局に「ゆうパック」で送ることを一番に思いつく方も多いかもしれません。
しかし、基本的にゆうパックで送れるのは冷蔵の「チルドゆうパック」であり、冷凍品は送れません。
冷凍ゆうパックは継続利用のある会社や個人向けのサービスであり、単発利用者は利用できません。
また、冷蔵品であっても全ての窓口で送れるのではなく「チルドゆうパック」可能店舗でのみの発送となります。
冷凍はヤマト運輸がオススメ。佐川は?
というわけで、個人で冷凍便を利用する際には「ヤマト運輸のクール宅急便」または「佐川急便の飛脚クール便」が候補となるため、両社の価格を比較してみます。
比較条件は下記のとおりです。
- 発地・着地ともに関東
- 陸送
- 冷凍便
- 現金払い
- 集荷配送
こちらがヤマト運輸の冷凍便の価格表で、現金支払いで集荷をした場合だと60~120サイズまでを赤枠の料金で配送できます。
続いて佐川急便は価格表が無かったので自分で計算してみると…サイズによってヤマトよりも安い場合と高い場合があることが分かりました。
また、佐川は140cm、30kgまで対応しているためデカくて重い荷物は佐川一択となります。
料金はまちまちですが、ヤマトには多くの割引サービスがあるため近くに営業所がある場合にはヤマト運輸がオススメです。
実際にクール宅急便をお得に送ってみた
今回は実際にヤマト運輸で冷凍のクール便を送ってみました。
北海道から北海道までの陸送、60サイズです。
送るのは楽天市場で大人気の「リブアイロール」です。
大容量で購入するとかなりコスパが良くなるため、実家におすそ分けです。
いいお肉なのにg単位に直すとかなりお値打ちですよ。
お得に送る方法はいくつかありますが、今回は「クレジットカード決済」をしたいのでクレジットに対応している「宅急便をスマホで送る」を利用します。
こちらからか、「ヤマト スマホで送る」と検索し、
クロネコメンバーズのIDとパスワードでログインします。
こちらでも紹介している通り、クロネコメンバーズは無料で登録でき、荷物受取の日時変更などにも欠かせないサービスです。
こちらの外面に切り替わったら送る荷物の種類を選択します。
今回は「冷凍の荷物を送る」をタップして、
「発払い」を選択します。
続いて荷物の「サイズ」と「品名」を入力します。
「サイズの目安」を開いて確認し、今回は60サイズなので「S」を選択します。
今回は「ナマモノ」などを選択し、
チェックを入れて「次へ」をタップします。
続いて「お届け先の設定」です。
直接入力のほか、受け取りをヤマトセンターにしたり、アドレス帳から選択できます。
今度は「依頼主の名前や住所」を選択します。
「自宅を選択」するとクロネコメンバーズに登録の情報が反映されるため楽ちんです。
続いて「発送場所の選択」です。
近場のセンターを選択して、
「この店舗から荷物を送る」をタップします。
同じ場所に複数のセンター名が表示される場合はどれを選んでも問題ないようです。
発送予定日等を選びます。「予定」なのでだいたいで大丈夫です。
「日時希望」も発送時に変更できるため問題なしです。
内容確認して、
問題なければ「支払い」へ進みます。
ここでは目安の金額が表示されるため確定料金ではありません。
例えば「クロネコメンバーズ持込割引」は150円ですが、現時点では100円になっています(割引の詳細については後述します)。
支払い方法を選択します。
今回はクレジットカードで支払いたいため「クロネコペイ」を選択します。
宅配便センターでのキャッシュレス決済は「QRコード決済」と「電子マネー」のみでクレジットカードには対応していませんのでご注意ください。
クロネコペイの利用は初めてなので「設定はこちら」よりカード情報を入力します。
「カード情報入力完了」をタップすると・・・
持込時に使用する「2次元バーコード」が作成されました。
「荷物の詳細を見る」をタップすると、
2次元バーコードが表示されます。
コードの期限は25日後とかなり長いです。
また、実際に発送するまではここからいつでもキャンセルができます。
スマホからの手続きが完了したら梱包します。
ダンボールにジップロックに入れた凍った食材を詰めて、今回は自宅からヤマトに持ち込むまでの距離があるため念のため保冷剤を入れました。
60サイズの2kg以内に収めるよう調節して、
このまま荷物とスマホをもって「宅急便センター」に向かいます。
センター内では梱包材が購入でき、荷物を測ったりあて名を書くスペースもあります。
今回は「スマホで送る」のため、受付においてある端末で操作します。
「2次元コードから作成する」をタップして、
赤枠にバーコードが映るようにカメラにスマホを向けます。
読み取りが完了したら日時指定をして「印刷」ボタンをタップします。
すると下のコピー機から宛名ラベルが出てきます。
終わったら「ログアウト」をタップして画面操作は終了です。
すぐ横に受付窓口があるので、事務の方に荷物とラベルを渡すと…ラベルの貼り付けなどは全部あちらでやってくれました。
最後に「ご依頼主控」を受け取って終了です。
私の場合は特に測りなおされることもありませんでした。
狭いスペースに常に受付の人がいるので、不明点があればすぐに声を掛けられます!
送った荷物は「クロネコメンバーズ」の「My荷物一覧」をタップすると、
配達状況が確認できます。
「スマホで送る」で持込をすれば自宅に印刷環境がなくてもお得に簡単に配送ができました!
ヤマトで冷凍便を安く送る4つの方法
今回適用になった割引は、「スマホで送る」のデジタル割60円と、クロネコメンバーズ持込割150円の合計210円です。
ヤマト運輸で冷凍便を安く送る方法は大きく4つです。
- 持込割(100~150円)
- デジタル割(60円)
- 宅急便センター受け取りサービス(60円)
- クロネコメンバー割(10%OFF)または、クロネコメンバー割BIG(15%OFF)
これらの割引を全て駆使した場合、今回送った荷物は元値より最大415円安く送ることが可能です。
2022年9月12日より送料が12%OFFになる「にゃんPay」がスタートしました。
これによりヤマトのオススメの決済方法は「にゃんPay」と言えそうです。
登録・利用方法、お得度等については以下の記事で解説していますので是非ご閲覧ください。(2022.9.13追記)
以下ではそれぞれの割引について詳しく見ていきます。
持込割
各種割引の中で誰でも利用しやすい割引が「持込割」です。
ヤマトの宅急便はコンビニなどにも持ち込めますが、クール便の持ち込みは直営店の「宅急便センター」のみです。
普通に持ち込むと割引額は100円ですが、クロネコメンバーズ登録者は150円割引になります。
デジタル割
デジタル割は下記のいずれかで60円引きになります。
- スマホに送り状情報を入力してスマホをかざして送る宅急便をスマホで送る
- WEBから事前に送り先をアドレス帳に登録または、アプリで送り状を作成する「らくらく送り状発行サービス」
- 自宅で送り状発行
- WEB集荷申し込み
この中で、クレジットカード決済が可能なのは宅急便をスマホで送るだけです。
宅急便センター受け取りサービス
宅急便センター受け取りサービスは、受け取り場所を「宅急便センター」に指定することで60円引きになるサービスです。
今回は相手側に面倒がかかるので利用しませんでした。
クロネコメンバー割
クロネコメンバー割はヤマト運輸のオリジナル電子マネーにチャージして支払うことで10%または15%オフになるサービスです。
カードは宅急便センターで発行する必要があるほか、3,000円以上のチャージが必要になるため頻繁に利用する人向けのサービスであり、私のような単発利用者には向きません。
たまにしか荷物を送らない人は、「クロネコメンバーズ持込割」と「デジタル割」、計210円割引を活用しましょう。
これら全ての割引を組み合わせると、今回の私の荷物だと最大415円安くなります。
ヤマトを良く利用する人はクロネコメンバー割BIGがすごくお得ですね。
領収書はもらえる?
スマホから「宅急便をスマホで送る」にログイン後、「荷物情報」→「履歴」と進み対象の荷物をタップすると領収書発行ボタンが出ます。(パソコン不可)
配達完了後は画面表示が少し変わりますが、後日でも領収書は発行できます。
冷凍便の注意点 緩衝材・発泡スチロールは?
アイスクリームを除く通常の冷凍品であれば発泡スチロールに入れたり、特別な緩衝材や保冷剤をつける必要はありません。
逆に発泡スチロールは冷気を通さないため、冷気を通すダンボール梱包が推奨されています。
ただし、冷凍便は冷たい温度を保つことは出来ても、凍らせる冷却機能はないため、予め凍らせておく「予冷」が必要です。
ヤマト運輸が推奨する冷凍商品を送る前の予冷は「-15℃以下で12時間以上」とされています。
ものによっては、水分が出ないようにジップロック等に商品を入れるのもオススメです。
冷蔵・冷凍の温度差は?
クール宅急便輸送時の保冷設定温度は、
- 冷蔵 0~10℃
- 冷凍 -15℃ です。
アイスクリームを送る際は発泡スチロールとドライアイスが必要です。
詳しくはこちらでご確認ください。
クール宅急便の預かり期限は?
翌日配達地域は発送日から3日先まで、翌々日配達地域は発送日から4日先まで日時指定ができます。
不在時は配達日を含めた3日間のみ直営店で冷蔵冷凍庫保管してくれます。
そのため、ヤマトでの保存可能期間は発送から受け取り完了まで最長7日間となります。
宅配BOXに入れられる?
温度を保つことができないため、冷凍・冷蔵にかかわらず、クール宅急便を宅配ボックスに入れることは出来ません。
クール宅急便の再配達は「不在連絡票」投函から3日以内のため、相手側が長期不在の場合には注意が必要です。
冷凍品を安く送る方法まとめ
以上の点から冷凍品を安く送る方法は
- ヤマト運輸のクール便で
- クロネコメンバーズ持込割(150円)と
- デジタル割(60円)を利用する。
となり、たまにしか送らない人でも210円安く冷凍便を送れることが分かりました。
デジタル割の「スマホで送る」で、割引率の高いクレジットカードを利用すればさらにお得です。
高還元率のクレジットカードについてはこちらの記事でまとめています。
おわりに
今回初めて「自分で冷凍便の配送手続き」を行いましたが、意外にも郵便局では発送できず、ヤマトか佐川の二択となることが分かりました。
また、様々な割引を活用することでよりお得に発送できることが分かりました。
中には利用しづらい方法もありますが、まずはクロネコメンバーズに登録し、デジタル割で持込することを強くお勧めします。
冷凍物ではありませんが、当ブログではお得な発送方法等についてまとめていますので、宜しければご閲覧ください。
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