みなさんは「着払い」と聞いたとき、どのようなイメージが思い浮かびますか?
私は「高い!」というイメージが初めに思い浮かびます。
日本郵便の発送方法でいうと、元払い(発送元が料金を払う)にはクリックポストやレターパックなど比較的安価なものが多いですが、着払いは「ゆうパックなので高くなる」と考える人が多いと思います。
ですが実は271円~、着払いを送る方法があるんです。
本ページでは日本郵便の着払いを安く済ませる方法をまとめています。
着払いで安くてオススメなのはゆうパケット!
日本郵便の「着払い」と聞くと、多くの人が思い浮かべるのが「ゆうパックの着払い」だと思います。こちらの専用ラベルで送る荷物です。
ゆうパックは配達速度・補償面を見ても非常にしっかりとした発送方法なのですが、本記事作成時点(2022年6月6日)で同じ都道府県内でも810円もかかるため、ちょっとお高い発送方法です。
なのでフリマアプリ等で出品をしたときに「返品は着払いでします!」と言われると勘弁してくれ~、と思う事も…
ですが日本郵便にはもっと安価に着払いで送る方法があります。
それはゆうパケットです。
ゆうパケットは専用ラベルを使って送る発送方法で、「厚みによって料金が変わる」という特徴があります。
ゆうパケットは着払いオプション+21円を付けることが出来るため、厚さ1cm以内であれば271円という驚異的な安さで着払いの荷物を送ることができます。
厚さ2cm以内なら331円、厚さ3cm以内なら381円です。
残念ながらゆうパケットを使えるのは3cm以内までです。厚みがあるものはゆうパック着払いを使うしかありません。
着払いなのでオプション料金21円を含めた上記金額を、受取る人が支払います。
最近はクリックポストに良コスパな発送方法の座を奪われたゆうパケットですが、着払いが出来るのは大きなメリットです。
ちなみに日本郵便で着払いが出来るのは
- ゆうパック(着払い手数料無料)
- ゆうパケット(着払い手数料21円)
- ゆうメール(着払い手数料21円)
の3つだけです。
ゆうメールは送るものが限られた発送方法ですが、180円~(着払いで201円~)送れるため、着払いの中で最安値となります(詳しくは後述します)。
ゆうパケットは厚みにより料金が変動します。料金は測定する人の裁量次第なところもあるので、送る物に適した厚みの段ボールを買うのがオススメです!
着払い専用ラベルがあるの?封筒は?
ゆうパケットを送るには郵便局で専用ラベルを入手する必要があります。こんなラベルです(画像は6枚分)。
ちょっと打消し線が多くて見づらいですが、こちらが実際に送ったものです。
ラベルをはがして荷物にペタッとはるだけなので非常に簡単です。
肝心の着払い方法ですが、ゆうパケットはゆうパックと違い、元払い・着払いで同じラベルを利用します。「着払いの専用ラベル」というものはありません。
なので着払いのときは郵便窓口で差し出すときに「着払いで発送します」と言うだけでOKです(ポストでの発送はのちほど)。
専用封筒なども一切必要なく、「厚さ3cm・長辺34cm以内・3辺合計60cm以内」さえ守ればOKです。
ちなみに上記ゆうパケットラベルは住所・氏名が手書きですが、手書きが面倒な人は公式アプリからもラベルが作成可能です。ですが公式アプリからは着払いサービスは利用できませんのでご注意ください。
ポストからも送れる?
ゆうパケット(着払い)はポストから送ることも可能です。
ポスト投函のときは誰がどう見ても「着払いのゆうパケット」とわかるようにしておく必要があります。
荷物にデカデカと赤いペンで「着払い」と書く等、見落とされないように注意しましょう。
オススメは郵便局で着払いシールを貰って貼るのがスマートです。こちらのシールです。このシールは未記入のまま差出してOKです。
着払いの情報を見落とされると、「料金分の切手が貼られていない」ということで、差出人に荷物が戻りますのでご注意ください。
ローソンなどのコンビニから送れる?
ゆうパックは元払い・着払い共にローソンから発送できますが、残念ながらゆうパケットは元払い・着払いのどちらもコンビニから差し出すことはできません(ロッピーを使ったe発送サービスは除く)。
ただしローソン内に設置されているポストから送ることは可能です。
着払いをポスト投函するときは上で触れた通り、確実に「着払い」と分かるように明記する必要があります。
ゆうメールも着払いが出来る!
繰り返しになりますが日本郵便で着払いが出来るのは
- ゆうパック(着払い手数料無料)
- ゆうパケット(着払い手数料21円)
- ゆうメール(着払い手数料21円)
の3つです。
この中で着払い最安値はゆうメール(201円~)です。
ゆうメールも厚さ3cm以内のものが発送可能ですが、重量によって料金が変わる仕組みで、180円~360円の料金が設定されています。
ただしゆうメールで送れるものはかなり限定的で、「書籍やCD/DVD」以外は送れないという大きな欠点があります。
またゆうパケットと違って
- 追跡番号がない
- 土日祝配達がない(2021年10月~)
というデメリットがあります。
ゆうメールは着払いで最安値の発送方法ですが、送れるものが限定的なので多くの人は「着払いで安いのはゆうパケット」と覚えておくのが無難そうです!
フリマアプリの返品にオススメ
着払いゆうパケットの使い道としてオススメしたいのがフリマアプリでの返品です。
私はフリマアプリを出品・購入の両方で利用していますが、個人売買は何かとトラブルに発展することが多く、着払いでの返品要望も多いです。
また私自身も着払いで返品したいことも時々あります。
ゆうパックだと住所によっては着払い送料だけで1,000円以上になり、受け付けてくれない人も多くいますが、
300円ちょっとの着払いで送ります!
と伝えると、OKしてくれる方も結構多いです。
自分が送るときも、送り返されるときも、小さいものならゆうパケット着払いがベストだと思います。
ちなみに匿名配送で返品したい場合はこちらの記事にまとめています!
受け取るときは切手で払えるの?
最後にゆうパケット着払いを受け取るときですが、支払方法は
- 現金
- 切手
のどちらかになります。
実際に切手支払いで受け取ったときの領収書がこちらです。この時は1円単位まで全額切手で支払いをしましたが、現金+切手の併用も可能です。
着払いの支払いでは普段なかなか使わないような額面の切手や、少額切手での支払いがオススメです。1円や2円などの出番が少ない切手でも、額面通りに利用することが出来ます。
おわりに
日本郵便の着払いと言えばゆうパックのイメージが強いですが、小さい商品の場合はゆうパケット着払いが断然オススメです。
送る物が書籍やDVD等であればゆうメール着払いもオススメですが、追跡番号が無かったり、土日祝日の配達がない点は注意が必要です。
ゆうパケットは厚みによって料金が変わるので、頻繁に利用する人は専用ダンボールがオススメです。郵便局での厚みによる不毛なやり取りから開放されます。
また「厚さ3cmって実際どれくらいまでOKなの?」という疑問もこちらでまとめています。よろしければ合わせてご覧ください。
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