メルカリ・ラクマ等のフリマサイトを使用していると、トラブルに遭遇することは残念ながらそれなりの頻度で発生してしまいます。
売る物や買う人にもよりますが、基本は個人間取引なのでトラブルは付き物です。
そのような商品を匿名配送で送った場合に困るのが「返品・返送」です。
話し合いの結果、返品・返送することになったとしても相手に「住所」「名前」を教えたくない…
返品交渉時に言い争いをしちゃったから「住所」「名前」を教えたくない…
そんな場合に「住所」「名前」をなるべく教えずに返送してもらう方法を2つご紹介します。
※本ページは出品者目線の返品手順です。購入者目線での返品手順は下記ページを参考にしてください。
匿名配送の商品を購入する
1番おすすめの方法は、購入者(返品希望者)が商品を出品してそれをあなた(出品者)が買う方法です。
もちろん商品の配送方法は「匿名配送」に設定してもらってください。
これでお互いに住所を教えずに商品を返送することが可能です。
フリマサイトと発送方法によって最低出品額は異なりますが、メルカリなら配送方法問わず300円〜出品可能です。
ちなみに…
メルカリは配送方法問わず300円〜出品可能ですが、超過した配送料はメルカリが負担しています。
安価な発送(ネコポス・ゆうパケット)ならいいのですが、300円を超える発送方法を頻繁に利用していると警告やアカウント停止措置等が取られることがあるようなのでご注意ください。
返品にかかる送料はどうする?
返品にかかる送料をどちらが負担するかは、話し合うしか方法はありません。
例えばメルカリで匿名配送を利用して返送する場合ですが、下記のような選択肢が考えられます。
・出品者が返送料を負担する場合
- 300円で商品を購入して貰って終わり(300円 – 手数料 – 配送料が余る場合には、余り分の切手等を同封してもらう等を交渉しましょう)。
・購入者が返送料を負担する場合
- 返送商品の中に300円相当のもの(切手等)を同封してもらう。
どのように処理するかは「過失がどちらにあるか」と「交渉次第」です。
悪い評価がつく場合があります
上記方法で返送をする場合、本来のお取引は事務局キャンセルとなり評価が付きません(メルカリの場合)が、返送に利用した出品は受け取り連絡後にお互いに評価を残す必要があります。
話し合いが円満に進んで返送した場合には良い評価を受ける可能性が高いですが、トラブル等でこじれた場合には悪い評価を受ける可能性があります。
「事前にお互い良い評価で終わりましょう」、などと交渉すると良いかもしれません。
購入専用アカウントの場合、出品者登録する必要があります
購入者のアカウントが今まで購入しかしたことがない場合、商品を出品する必要があるため「本人認証」が必要です。
これを拒否された場合には下記の返送方法をご提案ください。
局止め・営業所止めを利用する
こちらもおすすめの返送方法の1つです。
あなた(出品者)が取りに行きやすい「郵便局」「ヤマト運輸」「佐川急便」を宛先にしてもらう方法です。
例えば郵便局を指定する場合に必要な情報は「郵便局の住所」「郵便局名」「受取人(出品者)の名前」です。
「受取人(出品者)の名前」に関してはすべてカタカナや平仮名でも構いません。
このような形で返送してもらうことで、自身の住所や名前(漢字)を教えずに返送してもらうことが出来ます。
名前は教える必要があります
荷物の受け取りには名前が必要なため、カタカナや平仮名であっても相手に名前を伝える必要があります。
これさえも教えたくない場合は、1つ目の「相手に匿名配送商品を出品してもらう」方法を選択しましょう。
送料の負担は話し合いましょう
返送にかかる送料は話し合いにより決めるしかありません。
返品するものにもよりますが、小物の場合には下記の発送方法をおすすめします。
- 購入者が負担する場合(元払い):クリックポスト・レターパックライト・レターパックプラス等の追跡ができる方法
- 出品者が負担する場合(着払い):ゆうパケット(着払い)
小さい商品の着払いはゆうパケットがお勧めです。
郵便局でしか貰えない専用ラベルが必要だったりと、若干手間ではありますが271円~と、安価に着払いができる方法です。
下記料金に+21円(着払い手数料)がかかります。
ですがあくまでも発送するのは相手(購入者)です。
発送方法を強制するのはトラブルの元になってしまいますので、あくまでも慎重に交渉をすすめましょう。
返金は事務局に仲裁に入ってもらいましょう
商品の返送が終わったら、事務局にキャンセル依頼をしてください(メルカリの場合、各フリマサイトのやり方に従いましょう)。
自動的に決済が取り消されます(返金処理)。
口座情報を教えてもらっての返金をしなくて済みますし、トラブルがあった場合には評価をお互いに付ける必要が無くなります。
おわりに
フリマアプリは個人間取引が主体ということもあり、トラブルが円満に解決しないことが多いです。
せっかく匿名配送で名前・住所を秘匿しているのに、返送時にそれを明かすのには若干の抵抗がありますよね。トラブルが言い争いに発展した場合は尚更です。
名前を相手に伝えても問題ない方は、局止め・営業所止めのほうが話がスムーズに進むかもしれませんが、相手方が住所・名前の開示に難色を示す場合があります。
その場合は相手に匿名配送商品を出品してもらうのが無難でしょう。
特にメルカリの場合には大型商品でも300円で返送できる(あまり頻繁に行うことは推奨しません)ため、お勧めです。
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