2022年5月16日、メルカリ便の値上げが発表されました。
公式:メルカリ便の配送サービス利用料金を改定いたします
メルカリ便は個人が利用する発送方法に比べると数割安く、しかもフリマアプリで主流となっている匿名配送が使えることから、多くのメルカリユーザーが利用する発送方法です。
メルカリ便は数度の価格改定を経て現在に至りますが、今回の値上げ幅は発送方法にもよりますが3割以上に達するものもあり、メルカリ便導入以降、1番大きな価格改定となっています。

本ページでは2022年6月16日から適用されるメルカリ便 価格改定の概要と、その対策についてまとめています。
ゆうゆうメルカリ便、らくらくメルカリ便が値上げへ
メルカリ便には日本郵便が提供する「ゆうゆうメルカリ便」と、ヤマト運輸が提供する「らくらくメルカリ便」の2種類がありますが、今回の価格改定では両方が値上げ対象となります。
旧料金と新料金の値上げ率は表の通りです。
ゆうパケットポストを除き、小物が発送できる方法を中心に値上げ率が高くなっています。
ゆうパケットを使うなら専用シール(5円/枚)を別途購入してゆうパケットポストを選択したほうが良さそうです。
また集荷サービスは脅威の200%超値上げとなっていて、初期の価格設定が安すぎたと思われます。
ちなみにストア扱いのメルカリShopsではらくらくメルカリ便のみが対応していますが、こちらも同様に値上げが発表されました。ただし集荷サービスについては据え置きのままです。
なお新料金が適用されるのは2022年6月16日 正午からで、これ以降に購入された商品について新料金が適用されるとのことです。
梱包・発送たのメル便
今回の料金改定で価格が唯一据え置きされたのが大型荷物を送ることが出来る「梱包・発送たのメル便」です。

私もこの方法で冷蔵庫とテレビを送ったことがありますが、プロが全て梱包をしてくれるのですごく楽でした!
これは元々の価格設定が近隣(関東➡関東の場合等)では割引率がかなり低いため、値上げを免れたようです。
たのメル便は私のような北海道などの遠方地に住む人にとっては本当にお得な発送方法です。まだ使ったことのない人はオススメです!

上記のようにがっつりと値上げがされるメルカリ便ですが、以下ではその対策について模索していきます。
対策1.他社のフリマアプリを利用する
メルカリ便の値上げに伴い、他社のフリマアプリの送料が割安になるケースが出てきます。
代表的なフリマアプリと言えばヤフオク・PayPayフリマ・ラクマなどですが、それぞれの送料は以下の通りです(2022年5月17日時点)。
赤字が最高値、青字が最安値となっていますが、ヤフオク・PayPayフリマの送料が全体的に安く設定されています。
また、メルカリが値上げしたから多くの発送方法で最高値になるかと思いきや、ラクマが元々高めの送料設定なのでそこまで飛びぬけて高くないことも読み取れます。

表にしてみると、メルカリは唯一集荷サービスがあったり、ヤフオク・PayPayフリマは全体的に安く、ラクマはゆうパックの大型荷物が安かったりと、それぞれのアプリで特色があることがわかります。
なおフリマアプリを選ぶ上で最重要な各社の販売手数料は次の通りです。
ここでもPayPayフリマが最安値となっており、販売手数料や送料でフリマアプリを選ぶならPayPayフリマ一択と言っても過言ではありません。
対策2.他の発送方法を利用する
他社のアプリに移ることに抵抗を感じる場合は、違う発送方法を模索してみましょう。
例えば今回の値上げで1番影響があるのは小物の発送です。
これらの発送は日本郵便が得意としているもので、代表的な発送方法には次の6つがあります。
この中でも特にオススメなのがクリックポストです。
プリンタを自分で用意する必要がありますが、3cm以下を185円で送れるのは格安です。
ラベルは白黒で、支払いはAmazonギフト券で行うと更にコスパが良くなります。
なおこれらの配送方法は匿名配送には対応していません。
匿名配送が使いたい場合は、値上げされたメルカリ便を使い続けるほかありません。
またこの方法はPayPayフリマでは利用できません。PayPayフリマは発送方法が自由に選べないためです。
対策3.そのままメルカリを利用する
最後は対策というわけではないのですが、メルカリをそのまま使い続けるのもアリだと思います。
確かに送料の値上げ幅は大きいですが、メルカリは他アプリに比べてやはりユーザー数が段違いです。
少し前のデータにはなりますが、PayPayフリマやラクマは月間ユーザー数500万人前後のところ、メルカリは2000万人超もいます。

「ユーザー数の多さ = 商品の売れやすさ」になりますので、ユーザー数だけを見ると「メルカリは他アプリに比べて4倍売れやすい」とも言えます。
またメルカリで特筆すべきがメルカリ事務局のサポートです。
他アプリはユーザー同士のトラブルになって事務局に問い合わせをすると「当事者間で解決してください」という対応をされることが多いですが、メルカリ事務局は商品代金の補填が行われたり等、トラブルに介入してくれることが多いです。
販売手数料や送料は高めではありますが、「売れやすさ」と「サポートの質」を考えるとメルカリを使い続ける選択肢を取る人がいてもおかしくないと思われます。
おわりに
メルカリの送料値上げ問題について、対策を3つご紹介しました。
今回の値上げでPayPayフリマにある程度の人が流れることが予想されますが、まだまだメルカリ一強の時代は続くことが予想されます。
可能であれば各アプリで同時出品するのが理想なのですが、それも中々面倒ですよね…。
なので当面は
- 売れやすさで選ぶなら「メルカリ」
- コスパで選ぶなら「PayPayフリマ」
という使い分けがオススメです。
これから「メルカリを利用しようかな」という人は下記の紹介コード
VYJJPQ
を会員登録時に入力いただければ500円相当のポイントが貰えます。
良かったら使ってやってください。
コメント
こんにちは。
昔の個人売買はヤフオク一強でしたが、今はメルカリ一強という気配ですね。送料が値上がりしても手数料が高くても、楽天ポイントを気にするラクマユーザーはケチとの印象が拭えずなかなか売れません。ここ2年は販売することもなくなり、利用しなくなりました。
ユーザーの多さもあり、エンターテイメント分野やプレミア商品を買う層が多いのもメルカリユーザーの特徴かと思います。違反商品を報告してもすぐに対応してくれるのがメルカリですしね。一強のサービスがあるのは悔しい部分がありますが、やむを得ないことかなと思います。