2022年5月中旬に楽天モバイルが0円プランを廃止を発表しました。詳しくはこちらの記事でまとめています。
これを受けて多くの人が他社プランへ大移動を開始していますが、移動先プランの中でひと際注目されているのが日本通信の合理的プランです。
私も本記事を書くために実際に日本通信を契約してみましたので、実体験に基づいた使い勝手などをまとめています。
本ページでは日本通信の合理的プランの概要と、実際に契約してみた感想をはじめ、お得に契約する方法をまとめています。
日本通信の合理的プランとは
日本通信の合理的プランは全部で4種類あり、最安値は脅威の税込290円となっています。
それぞれの料金や特徴は次の表の通りです。
この中で人気なのは
- 月額290円がウリの「シンプル290プラン」
- 6GBと70分無料通話が付いていて月額1,390円の「みんなのプラン」
の2つです。
冒頭で触れた通り、楽天モバイルの最低維持費は1,078円(税込)となるため、とりあえず番号を維持したい人には月額290円のプランはかなり魅力的です。
また6GBと70分の無料通話が付いているみんなのプランもかなり実用的です。
「3GBじゃ物足りない…」という人は多くいますし、無料通話が70分もあるのは心強いです。
これでコミコミ1,390円(税込み)なのはかなりの高コスパです。
合理的プランの無料通話は標準の通話アプリで適用になるのも人にオススメできるポイントです!
実際に契約してみた
私は今回、月額1,390円のみんなのプランを契約してみました!
契約にあたっては「ココが日本通信は特殊だった!」ということは一切なく、一般的な格安SIM会社と同様の流れでした。
なので今回は
- 開通までの日数
- 手数料
- MNP時の切り替え
の3つをまとめています。
開通までの日数
私の場合、合理的プラン開通までは以下の日程でした。
- 2022年5月21日(土):合理的プランの申し込み完了(日本通信IDの登録手続きも同時に行います)
- 2022年5月24日(火):SIMカード発送
- 2022年5月25日(水):SIMカード到着
- 2022年5月28日(土):MNP切り替え手続き完了
青字の工程については私の任意のタイミングで行ったものですので、土日を挟んでも申込日を含んで最短5日間で開通が完了しました。
もちろん住んでいる場所やタイミングによって異なりますが、まずまず早い対応だと思われます。
手数料
日本通信の合理的プラン契約時にかかる手数料は次の通りです。
- 事務手数料3,300円(税込み)
- MNP転出料(MNPの場合のみ。なお2022年現在は多くの会社でMNP転出料が無料になっています)
詳しくは後ほど説明しますが、事務手数料3,300円は若干安くする方法があります。
MNP時の切り替え
MNPで契約をするときに少しだけ困るのが切り替えのタイミングですよね。
日本通信の回線切り替えは専用Webページで「切り替える」というボタンを押すことで完了します。
私が契約したときの切り替えにかかる時間は次の通りです。
10時~20時の場合は「1時間以内に完了」と書かれていますが、私の場合は20分ほどで完了しました!
また切替のタイムリミットも設定されており、日本通信の場合は「MNP予約番号当日」がそれにあたり、期限が来ると自動切替が行われますのでご注意ください。
また切り替えにはSIMに記載してある下4桁の番号が必要です。
回線速度は?
肝心の回線速度ですが、土曜日12:30頃の東京池袋で6.3Mbpsほどでした。
上記はあえて遅そうな時間帯を狙ったもので、時間によっては40Mbpsほどになることもあります。
日本通信だけではなく、格安SIMは利用する時間帯によって速度が大きく変わるのでご注意ください。
ですが5Mbpsもあれば動画再生も含めてそれほどストレスは感じにくいと思われます。
実際に使ってみても、遅くてストレスを感じることはありません。
合理的プランはここに注意!
合理的プランの申し込みを検討する前に「ここは絶対に理解しておいて!」というポイントが2つあります。
データ容量を使い切ったときの動作
合理的プランで勘違いされやすいのがデータ容量を使い切った後の動作です。
多くのプランでは3GBや5GBなどの割り当てられた高速通信容量を使い切ると、低速(300kbpsや1Mbps)で通信が行われます。
いっぽう日本通信の290円プランの場合は高速通信容量を使い切ると通信が停止します(問い合わせが多いのか2022年6月末までは暫定措置として低速通信になっているようです)。
なので「低速通信で使い続ける」という使い方ができません。
これ、契約した後に気づいた、という人が結構いますので要注意です…
ですが290円プランを除く、他の合理的プランは高速通信容量を使いきったと後は低速(おそらく128kbps)で通信が可能です。
ただしバーストモード(通信の初速だけ高速になるやつ)がないため、テキストベース(メールや文字でのLINE)のやり取りくらいしか出来ません。
また全プラン共通で
- 高速・低速モードの切り替え
- 高速通信容量の繰り越し
- 高速通信容量のシェア
などもありませんので合わせてご注意ください。
なお容量のチャージ料金は220円または275円と、他社に比べると安価な設定になっています(他社は550円等)。
また合理的プランには「基準データ通信量」というものがあり、「○○GBになるまで自動で高速通信容量をチャージしてね」というのが契約申し込み時とマイページで設定できます(画像は7GBに設定したもの)。
このように各通信容量がわかりやすく税込み料金表示されています。
なので
ぼくは6GBじゃなくて、8GB + 70分無料通話のプランが良いのにな~
という人も、この設定を「8GB」にすることで自分好みのプランにカスタマイズすることが出来ます。
注意点をまとめると
- 290円プランは容量を使い切ったらデータ通信が停止する(電話は可能。容量チャージしたら使える)
- 290円プラン以外は容量を使い切ったら低速通信に
- 低速・高速の切り替え、容量繰り越し、容量シェアなどは無い
- 容量を何GB自動チャージするかマイページから設定できる
の4点です。
締め日(データカウントのリセット)
他社では多くのプランで1日~末日が請求と高速通信容量の締め日(リセット日)になっていますが、日本通信は違います。
日本通信 合理的プランの締め日は「開通日から1カ月」です。私は28日に開通させたので、28日~翌27日となっています。
一部オプションを除く請求もこの期間に対して行われるため、「契約月の日割り計算」が存在しません。
また解約時も日割りの概念はありません(これは他社と同様)。
以上2点が合理的プランの特殊なところなので、契約前に抑えておきましょう!
お得に申し込む方法は?スターターパックがオススメ
日本通信の合理的プランですが、プラン内容に重きを置いているためか、お得に契約する方法はほとんどありません。
ポイントサイトや価格.com経由での優遇は一切ありません(2022年6月4日時点)。
ですが事務手数料3,300円(税込み)だけはスターターパックを購入することで、少しだけ節約することができます。
スターターパックは事務手数料が無料になるコードが同封されているもので、定価は3,300円(税込み)です。
ただ本記事作成時点(2022年6月4日)では
Amazonで3,000円(税込み):300円安い!
ヤフーショッピング(PayPayモール)で3,300円:ポイント還元分がお得!
となっていて、普通に3,300円を払って申し込むよりも300円以上お得になっています。
上記は日本通信公式からの購入ですが、代理店から購入する場合はヤフーショッピングや楽天市場で2,980円 + ポイント還元で、1,000円近くお得になることも…
スターターパックの中には英数字16桁の申し込みコードが入っていますので、申込時に「スターターパックを購入した」を選択し、
この画面で入力することで事務手数料が免除されます。
スターターパックには2~3カ月程度の有効期限があるので、確実に契約をすることを決めてから申し込みをしましょう!
日本通信の合理的プランはオススメできる?
ここまで長々と書いてきましたが、
結局日本通信の合理的プランってオススメなの?
と聞かれたら、「人によってはかなりオススメのプランです!」と答えます。
人気プランの1つである「シンプル290プラン」は
- あまり使わないけどとりあえず回線を維持しておきたい
- 通信はWi-Fiがメイン
- とにかく安いプランで契約したい
などの人にオススメです。
高速通信が1GB、しかも1GBチャージが220円で電話回線が持てるのは本当に破格です。
もう1つの人気プラン「みんなのプラン」は
- データ通信も電話もそこそこする人
にオススメです。
docomo回線なので繋がりやすく、メイン回線にピッタリのプランだと思います。
ですが上部分の注意点で挙げたように
- 290円プランは容量を使い切ったら停止する(電話は可能。容量チャージしたら使える)
- それ以外のプランは容量を使い切ったら低速通信に
- 低速・高速の切り替え、容量繰り越し、容量シェアなどは無い
など、他社プランとは違うちょっと特殊な一面もありますので、これを許容できるか否かがで重要です。
おわりに
楽天モバイルの移動先として大注目の、日本通信 合理的プランについてまとめてみました。
「合理的プラン」という名前だけあって、多くの人にフィットするような、高コスパなプランであることがわかりました。
「日本通信は評判がイマイチ」という噂もありますが、SIMカードの発送も早く、私は全く不満点はありませんでした。
また、どうにかしてお得に契約できないか、色々と模索しましたが、本記事作成時点ではスターターパックを使うのが最安となりそうです。
例えば楽天市場やヤフーショッピングでは代理店ストアさんが2,980円で販売しているので、お買い物マラソン等のキャンペーンと併用することでかなりお得に契約が出来そうです。
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