最新モデルのハイスペック版になると10万円超えが当たり前になってきたiPhone。
新品を気軽に2年〜3年ごとに買い替えるのもためらう値段設定ですよね…。
そんな価格高騰の中で人気を博しているのが中古スマホ・中古iPhoneです。
中古iPhoneはキャリアなどで買うよりもずっとお安く手に入るのですが、購入時の注意しなければならないことが…
本ページでは中古iPhoneを購入するときに気を付けることを9点まとめてみました。
ちなみに中古Androidを購入するときに気を付けるポイントは別記事にまとめていますので、よろしければご確認願います。
キャリア・容量・カラーに気を付ける
中古iPhoneを購入するときはモデル・スペックに気をつけましょう。
キャリアは大きく3種類
日本国内で流通しているiPhoneは大きく分けて3種類です。
- キャリア版(docomo、au、softbank、Y!mobile等)
- SIMフリー版
- 海外版
この中で中古iPhoneとして1番多く流通しているのがキャリア版です。
利用予定のSIMカードによって、購入するキャリアに注意しましょう。
docomoSIM(格安SIMのdocomo回線も含む)を利用する場合はdocomo版のiPhoneを、といった感じですね。
ただし最近はSIMロック解除の基準が緩和されたので、違うキャリアのものを購入してしまった場合でもなんとかなります(詳しくは後述します)。
容量を確認しましょう
iPhoneには「16GB、32GB、64GB、128GB、256GB、512GB」というように、型番により複数の容量が存在します。
特に個人間売買では「iPhone7 シルバー au版」というように容量を記載しないで販売しているケースが多々あります。
その場合には出品元に質問をして確認するか、iUnlockerというサイトを利用してIMEIから容量を自分で調べることをオススメします。
カラーを確認しましょう
iPhoneのカラー展開は大きく分けて「黒系・白系・金系・赤系」に分けられるのですが、iPhone7で登場した「ブラック」と「ジェットブラック」は非常に間違えやすいです。
これも出品ページ等に記載がない場合は出品者に確認するのが無難です。
SIMロック解除済みか否かに気を付ける
基本的にはdocomoSIM(格安SIMのdocomo回線も含む)を利用する場合はdocomo版のiPhoneを、といった感じで購入を検討するのですが、SIMロック解除済みの端末はその限りではありません。
SIMロック解除済みの端末であれば各キャリアの回線問わず利用できます(国内版で国内キャリアを利用する場合。楽天モバイルなどの例外もあり)。
なので購入を検討している端末がSIMロック解除済みなのか否かを商品説明やタイトルから読み取りましょう。
また2019年以降は中古端末でもSIMロック解除の基準が緩くなりました。
2020年4月16日現在では下記のような対応です。
- docomoとauはインターネット上で無料でSIMロック解除が可能
- softbankとY!mobileはショップで3000円+税でSIMロック解除が可能
SIMロック解除手順については別記事で解説していますのでよろしければ。
- [docomo]3,000円+税の節約!中古白ロムのSIMロック解除手順を画像付きで解説
- [au]3,000円+税の節約!My auから無料で解除可能に。中古iPhone・Android等のSIMロック解除手順を画像付きで解説。
- [SoftBank]ヤフオクやメルカリで買った中古端末のSIMロック解除をこっそり解禁。来店のみ対応。
- [Y!mobile]ヤフオクやメルカリで買った中古端末のSIMロック解除をこっそり解禁。来店のみ対応。
なおSIMロック解除に対応しているiPhoneはiPhone6s以降です。
iPhone6以前のモデルはSIMロック解除ができないので、端末のキャリアに十分注意する必要があります。
ネットワーク利用制限と赤ロム保証に気を付ける
キャリアが販売するiPhoneにはネットワーク利用制限という不正利用防止の機能が備わっています。
ネットワーク利用制限は「○・△・×」の3種類がありますが、購入元が個人の場合(ヤフオクのストア以外やメルカリ)からは「○」のものを購入しましょう。
赤ロムになったら全額返金を保証しているお店の場合には「△」の購入を検討してもいいですが「赤ロムは三ヶ月しか保証しない」という店舗もありますので、「赤ロム永久補償」を謳っている店舗から購入するのが無難です。
端末保証に気を付ける
購入するサイトや店舗によって、端末の保証期間というものが異なります。
最近では下記の保証期間が多いように思えます。
- 到着後3日間のみ保証
- 到着後10日間保証
- 到着後30日間保証
- 到着後3ヶ月保証(ただし1ヶ月超過後は全額返金不可)
中古iPhoneは新品のようにメーカー保証1年等の長期保証はありませんのでご注意ください。
なお比較的新しいモデルを中古で購入するときはメーカー保証が残っているケースがあります。
保証が残っているかはIMEIさえわかれば、Appleの公式サイトで保証残状況が調べられますので、気になる端末があればチェックすることをオススメします。
URL:https://checkcoverage.apple.com/jp/ja/
アクティべーションロックに気を付ける
iPhoneにはアクティベーションロック機能が備わっています。
アクティベーションロックは盗難・紛失時の悪用防止機能なのですが、前使用者のAppleIDでログインしたままの状態で売りに出されるとAppleIDの再ログインを求められます。
このような端末を購入してはトラブルの元にしかなりませんので、アクティベーションロックがかかっているか否かを事前に調るために、iUnlockerというサイトを活用しましょう。
IMEIを入力して表示される「Find My iPhone」という項目がOFFになっていたらOKです。
・アクティベーションロックがされている状態
・アクティベーションロックがされていない(問題ない)状態
掲載画像・状態表記に気を付ける
中古iPhoneをネットで購入する場合には「実際に届く商品の画像が掲載されている」と好ましいです。
よくありがちなのが下記のようなオフィシャルな写真だけ掲載し「iPhone7 シルバー 32GB Cランク」等として販売してるケースです。
実際に本体にどんな傷があるのか・液晶に傷はあるのか・バッテリーの劣化はどうなのか、等の重要な情報が省略されるため店舗のレビューをチェックしつつ、十分に検討する必要があります。
バッテリーの劣化に気を付ける
iPhoneではiOS12以降(iPhone6以降)でバッテリー性能が表示できる機能の提供を開始しました。
「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」から確認ができます。
最大容量100%か新品状態で、劣化がはじまるとこの数値がどんどん下がっていきます。
個人的には80%以上であれば問題ないかと思っています。
70%以上だと価格次第、60%以下だとバッテリーの交換を前提での購入、といったラインでしょうか。
個人出品者や店舗によっては1台ごとにバッテリーの性能表示を掲載しているところもあります。
掲載がない場合で端末に使用感がありそうな場合には、質問するのも1つの手ですね。
評価・レビューを気を付ける
ヤフオクやメルカリ等で中古iPhoneを購入する場合には評価を必ずチェックしましょう。
平均評価が高いことも重要ですが、ある程度評価数があることも重要です。
インターネット上でお店からiPhoneを購入する場合には、お店の評価・レビューを吟味しましょう。
正直、電子機器・精密機械を扱っているお店の評価・レビューは他カテゴリの商品を扱っているお店よりも低い傾向にあります。
電子機器はすべての機能をチェックするのが難しいほか、輸送中の状態変化や、マニアックな人が多いのが主な理由です。
見るべき箇所は高評価および低評価時のお店の対応です。
良い例として…
- 良い評価:(購入者)初期不良があったが全額返金してもらえた
- 悪い評価:(購入者)使えなかった、ふざけるな→(お店)大変申し訳ございません。初期不良は全額返金をしておりますので、まずはご一報ください。
というように、悪い評価があっても購入者に問題があるケースも見受けられます。
悪い例として…
- 良い評価:(購入者)品物は問題なかったが、発送や連絡が遅くて不安だった
- 悪い評価:(購入者)初期不良があり問い合わせたが未だに返事がありません。
このように何らかの不安要素があるお店からの購入は避けたほうが無難です。とくに初期不良対応をスルーするようなお店は検討に値しません。
購入する場所・サイトに気を付ける
中古iPhoneを購できる場所・サイトは下記の通りです。
- [オススメ] 楽天市場
- [オススメ] Yahoo!ショッピング
- [オススメ] ヤフオク!ストア
- [少しオススメ] イオシス・ムスビー等の専門店
- [オススメしない] ゲオ・ブックオフ等の実店舗
- [オススメしない] ヤフオク!個人出品
- [オススメしない] メルカリ・ラクマ・PayPayフリマ等のフリマサイト
楽天市場やYahoo!ショッピングでの購入
中古iPhoneの「価格の優位」を存分に発揮できるのはやはりインターネット上での購入です。
実店舗販売に比べて価格の競争があり、安価に入手できる場合が多いです。
実店舗での購入
若干割高にはなりますが、実物を見て購入したい場合には「ゲオ・ブックオフ」等の実店舗を利用しましょう。
ただしそのお店にある中から選ばなければいけないので、選択肢が狭まります。
個人からの購入
一番安価に入手できる可能性があるのはヤフオク・メルカリ・ラクマ等の個人からの購入です。
個人からの購入はあなた自身にある程度の知識がある人だったら選択肢に挙げていいかもしれません。
iPhoneについてあまり詳しくない人はお店からの購入をオススメします。
おわりに
少し気にしすぎかもしれませんが、中古iPhoneを購入をするときに気を付けるポイントを9つまとめてみました。
これらを気にするくらいなら高くてもキャリアで買うわ!という人ももちろんいるかと思います。
何を重視するかによって選択肢が変わってきますので、「価格」を重視するのであれば中古iPhoneという選択肢は賢いものだと考えます。
あなたのiPhone選びの助けになれば幸いです。
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