最新モデルのハイスペック端末になると10万円オーバーも当たり前になってきたスマートフォン。
5G対応端末はさらにお高い値段設定です。
新品を気軽に2年〜3年ごとに買い替えるのもためらう値段設定ですよね…。
そんな価格高騰の中で人気を博しているのが中古スマホ・中古Androidです。
中古スマホはキャリアなどで買うよりもずっとお安く手に入るのですが、購入時の注意しなければならないことが…
本ページでは中古Androidを購入するときに気を付けることを10個まとめてみました。
ちなみに中古iPhoneを購入するときに気を付けるポイントは別記事にまとめていますので、よろしければご確認願います。
キャリアに気を付ける
中古スマホを購入するときはキャリア(docomo、au等)に気をつけましょう。
基本的には「SIMのキャリア = 購入を検討している端末のキャリア」とするべきです。
docomoのSIMを利用している場合には、docomo端末の購入を検討してください。
docomo回線を利用している格安SIMを使用している場合も同様です。
SIMロック解除済みか否かに気を付ける
上記で「SIMのキャリア = 購入を検討している端末のキャリア」とするべきだ、と書きましたが例外があります。
それはSIMロック解除済み、もしくは元々SIMフリーの端末である場合です。
SIMロック解除済みの端末であれば各キャリアの回線問わず利用できます(ただし対応バンドの場合のみ。詳しくは後述します)。
なので購入を検討している端末がSIMロック解除済みなのか否かを、商品説明やタイトルから読み取りましょう。
記載がない場合は質問するのもありです。
また2019年以降は中古端末でもSIMロック解除の基準が緩くなりました。
2020年4月16日現在では下記のような対応です。
- docomoとauはインターネット上で無料でSIMロック解除が可能
- softbankとY!mobileはショップで3000円+税でSIMロック解除が可能
SIMロック解除手順については別記事で解説していますのでよろしければ。
- [docomo]3,000円+税の節約!中古白ロムのSIMロック解除手順を画像付きで解説
- [au]3,000円+税の節約!My auから無料で解除可能に。中古iPhone・Android等のSIMロック解除手順を画像付きで解説。
- [SoftBank]ヤフオクやメルカリで買った中古端末のSIMロック解除をこっそり解禁。来店のみ対応。
- [Y!mobile]ヤフオクやメルカリで買った中古端末のSIMロック解除をこっそり解禁。来店のみ対応。
なおSIMロック解除に対応している機種は各キャリアごとに異なりますが、2015年中旬以降に発売の機種であれば大体がSIMロック解除の対象機種になっています。
対応バンドに気を付ける
先述した通りSIMロック解除済み、もしくはSIMフリー端末はキャリアを気にせずSIMが利用できますが、「対応バンド」というものを気にしなければなりません。
国内キャリアの提供バンドは下記の通りです。
docomo | Band1,3,19,21,28,42 |
au | Band1,3,11,26,28,41,42 |
softbank | Band1,3,8,11,28,41,42 |
楽天 | Band3,18 |
例えば楽天モバイルSIMをバンド18対応エリア(auパートナーエリア)で利用したい場合、購入を検討する端末がバンド18に対応していなければなりません。
その端末がどのバンドに対応しているかは各キャリアが公開しています。
例えば下の画像はdocomoの資料なのですが…
赤枠部分のように一部端末はバンド18に対応していないので、これらの端末では楽天モバイルSIMのバンド18対応エリアでは圏外になってしまい使えません。
このようなことを調べるのが面倒な場合には「docomoSIMを使うならdocomoの端末の購入を検討する」とするのも一つの手です。
SIMサイズを気を付ける
スマホに挿入するSIMのサイズは「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3種類があります。
iPhoneの場合はiPhone5以降はnanoSIMなのであまり気にすることはありませんが、AndroidはSIMサイズが様々です。
手持ちのSIMサイズと購入する端末のSIMサイズが同じかどうかを事前に確認しましょう。
SIMサイズの検索サイトというものがありますので、こちらを活用するといいかもしれません。
URL:http://www.simsizer.fourleafclover.cher-ish.net/
ただ最近の機種はnanoSIMであることがほとんどです。2018年以降発売のモデルを検討している場合には気にする必要は薄いです。
ネットワーク利用制限と赤ロム保証に気を付ける
キャリアが販売する端末にはネットワーク利用制限という不正利用防止の機能が備わっています。
ネットワーク利用制限は「○・△・×」の3種類がありますが、購入元が個人の場合(ヤフオクのストア以外やメルカリ)からは「○」のものを購入しましょう。
赤ロムになったら全額返金を保証しているお店の場合には「△」の購入を検討してもいいですが「赤ロムは三ヶ月しか保証しない」という店舗もありますので、「赤ロム永久補償」を謳っている店舗から購入するのが無難です。
端末保証に気を付ける
購入するサイトや店舗によって、端末の保証期間というものが異なります。
最近では下記の保証期間が多いように思えます。
- 到着後3日間のみ保証
- 到着後10日間保証
- 到着後30日間保証
- 到着後3ヶ月保証(ただし1ヶ月超過後は全額返金不可)
中古スマホは新品のようにメーカー保証1年等の長期保証はありませんのでご注意ください。
なお比較的新しいモデルを中古で購入するときはメーカー保証が残っているケースがありますので、出品者に購入日を聞いてもいいかもしれません。
掲載画像・状態表記に気を付ける
中古スマホをネットで購入する場合には「実際に届く商品の画像が掲載されている」と好ましいです。
よくありがちなのが下記のようなオフィシャルな写真だけ掲載し「Xperia XZ3 SO-01L ブラック Cランク」等として販売してるケースです。
実際に本体にどんな傷があるのか・液晶に傷はあるのか・バッテリーの劣化はどうなのか、等の重要な情報が省略されるため店舗のレビューをチェックしつつ、十分に検討する必要があります。
バッテリーの劣化に気を付ける
Androidでは機種によりますがある程度のバッテリー性能が表示できる機能が存在します。
バッテリー性能が確認できる端末は、その機種にもよりますが次のいずれかのように表示されます。
- 内蔵電池の性能は良好です
- 内蔵電池の性能が低下しています
- 内蔵電池の充電能力は良好です(80%以上)
- 内蔵電池の充電能力は良好です(50%〜80%未満)
- 内蔵電池の性能が低下しています(50%未満)
個人的には「内蔵電池の性能は良好です」もしくは「内蔵電池の充電能力は良好です(80%以上)」の購入を推奨します。
「内蔵電池の充電能力は良好です(50%〜80%未満)」だと価格次第、それ以外だとバッテリーの交換を前提での購入、といったラインでしょうか。
個人出品者や店舗によっては1台ごとにバッテリーの性能表示を掲載しているところもあります。
掲載がない場合で端末に使用感がありそうな場合には、質問するのも1つの手ですね。
評価・レビューを気を付ける
ヤフオクやメルカリ等で中古iPhoneを購入する場合には評価を必ずチェックしましょう。
平均評価が高いことも重要ですが、ある程度評価数があることも重要です。
インターネット上でお店から購入する場合には、お店の評価・レビューを吟味しましょう。
正直、電子機器・精密機械を扱っているお店の評価・レビューは他カテゴリの商品を扱っているお店よりも低い傾向にあります。
電子機器はすべての機能をチェックするのが難しいほか、輸送中の状態変化や、マニアックな人が多いのが主な理由です。
見るべき箇所は高評価および低評価時のお店の対応です。
良い例として…
- 良い評価:(購入者)初期不良があったが全額返金してもらえた
- 悪い評価:(購入者)使えなかった、ふざけるな→(お店)大変申し訳ございません。初期不良は全額返金をしておりますので、まずはご一報ください。
というように、悪い評価があっても購入者に問題があるケースも見受けられます。
悪い例として…
- 良い評価:(購入者)品物は問題なかったが、発送や連絡が遅くて不安だった
- 悪い評価:(購入者)初期不良があり問い合わせたが未だに返事がありません。
このように何らかの不安要素があるお店からの購入は避けたほうが無難です。とくに初期不良対応をスルーするようなお店は検討に値しません。
購入する場所・サイトに気を付ける
中古iPhoneを購できる場所・サイトは下記の通りです。
- [オススメ] 楽天市場
- [オススメ] Yahoo!ショッピング
- [オススメ] ヤフオク!ストア
- [少しオススメ] イオシス・ムスビー等の専門店
- [オススメしない] ゲオ・ブックオフ等の実店舗
- [オススメしない] ヤフオク!個人出品
- [オススメしない] メルカリ・ラクマ・PayPayフリマ等のフリマサイト
楽天市場やYahoo!ショッピングでの購入
中古スマホの「価格の優位」を存分に発揮できるのはやはりインターネット上での購入です。
実店舗販売に比べて価格の競争があり、安価に入手できる場合が多いです。
実店舗での購入
若干割高にはなりますが、実物を見て購入したい場合には「ゲオ・ブックオフ」等の実店舗を利用しましょう。
ただしそのお店にある中から選ばなければいけないので、選択肢が狭まります。
個人からの購入
一番安価に入手できる可能性があるのはヤフオク・メルカリ・ラクマ等の個人からの購入です。
個人からの購入はあなた自身にある程度の知識がある人だったら選択肢に挙げていいかもしれません。
Androidについてあまり詳しくない人はお店からの購入をオススメします。
おわりに
少し気にしすぎかもしれませんが、中古スマホ・Androidを購入をするときに気を付けるポイントを10個まとめてみました。
これらを気にするくらいなら高くてもキャリアで買うわ!という人ももちろんいるかと思います。
何を重視するかによって選択肢が変わってきますので、「価格」を重視するのであれば中古スマホという選択肢は賢いものだと考えます。
あなたのスマホ選びの助けになれば幸いです。
関連記事:
コメント