個人が気軽に利用できる最安値の発送方法として一部界隈では有名な「ミニレター(簡易書簡)」。
このような封筒型便箋で、レターパックと同じように事前に封筒を購入して差し出す方式です。
ミニレターのウリはなんといっても63円 という驚きの料金です。
しかも全国一律、離島もOKという破格なサービス。
本来は、見開き部分に文章を書き、切り絵等のちょっとした小物を同封して安価に送ることができる郵便サービスとして誕生したと言われています。
ただ昨今では、オークション・フリマアプリの浸透から小物・チケット・金券等の商品を送るサービスとして利用されることの方が多いようです。
もちろん悪いことではなく、ルールに則った使い方です。
本ページではそんなミニレターの魅力や使い方、注意点等をまとめています。
ミニレター(郵便書簡)のサイズ・規格・重さ
ミニレター(郵便書簡)は下記のサイズ・規格となります。
- 長さ:16.4cm
- 幅:9.2cm
- 厚さ:1cm以内
- 重さ:25g以内(封筒の重さは9g)
文章を書くには十分な大きさですが、商品を入れるにはちょっと物足りない大きさです。
チケット・金券類も入りますが、物によっては折る必要があります。
また重さは25g以内ですが、封筒自体の9gもカウントされるため、同封できる物は16gまでとなります。
どんなものが入る?
JCBギフトカードのような商品券はちょうといい大きさです。
こんなような電子部品も入ります。厚さ1cmって以外と大きいです。
厚さがオーバーしたらどうなるの?
ミニレター(郵便書簡)は厚さが1cm以内という制限があります。
1cmを超えてしまうと、定形外郵便扱いになってしまい、料金の加算が必要です。
具体的には下記の料金となります。
- 厚さが1cm超〜3cm以内の場合:定形外郵便(規格内) 50gまで[120円] 扱いとなり、不足分[57円]を追加する
- 厚さが3cm超の場合:定形外郵便(規格外) 50gまで[200円] 扱いとなり、不足分[143円]を追加する
厚さ3cm超のものをミニレターに入れて送ろう、なんてことはしないと思いますが、一応は上記の扱いとなります。
不足分は現金のほか、切手でも支払い可能です。
重さ・重量がオーバーしたらどうなるの?
ミニレター(郵便書簡)は重さが25g以内という制限があります。
先述しましたが封筒が9gあるので、実質16gまでの物を同封できます。
25gをオーバーしてしまうと、厚さがオーバーしたときと同じく定形外郵便扱いとなります。
具体的には下記の料金となります。
- 厚さが1cm未満で重さが50g以内:定形外郵便(規格内) 50gまで[120円] 扱いとなり、不足分[57円]を追加する
- 厚さが1cm未満で重さが100g以内:定形外郵便(規格内) 50gまで[140円] 扱いとなり、不足分[77円]を追加する
なお、前者の「厚さが1cm未満で重さが50g以内」の場合には通常なら定形郵便 50g以内[92円]で送れるのですが、これは適用されず定形外扱いになるという決まりがあります。
普通に送るより損してしまう形になりますので、重量には細心の注意を払いましょう。
古いミニレターが手元にある場合
2020年2月11日現在のミニレターの価格は「63円」です。
ミニレターは60円→62円→63円という推移で値上げがされていて、専用封筒を購入する時期により封筒の額面が異なります。
私は手元に62円専用封筒があるのですが、63円に値上げされてしまったため1円切手を貼って対応しています。
1円切手を貼らずにポスト投函してしまうと、返送されるか、差出人に1円の請求がされる場合がありますのでご注意を。
ミニレター(郵便書簡)の封の仕方
ミニレターには糊がついてはいますが、個人的にはちょっと弱く感じます。
なので自分で追加で糊を塗るか、このようにセロハンテープで貼ってあげると安心です。
ミニレター(郵便書簡)を書き損じた場合
ミニレターを書き損じた場合には10円の手数料を支払えば下記のものと交換可能です。
- 新しいミニレター封筒
- 切手
- はがき等
- レターパックやスマートレターの専用封筒
ミニレター封筒だけではなく、切手等に交換できるのはありがたいですね。
レターパック封筒などに交換する場合は、ミニレター封筒1枚では料金が足りないので、上乗せするか複数のミニレター封筒と交換する等の対応が必要です。
ミニレター(郵便書簡)のお得な入手方法
ミニレターは郵便窓口にて1枚63円で購入可能です。
もちろん現金でも支払い可能ですが、下記の購入方法をオススメします。
切手と交換する
不要な切手が家にある場合には、ミニレターと交換することが可能です。
交換は切手1枚につき5円の手数料がかかるため、小額切手ではなく高額切手での交換がオススメです。
例えば家に500円切手がある場合には下記のように交換できます。
- 500円切手 + 9円を支払い→ミニレター8枚と交換
また切手の交換手数料は切手で支払いができます。
詳しくは別記事で解説していますので、よろしければ合わせてご確認ください。
キャッシュレス決済で購入する
郵便局ではオリンピックに向けて急速なキャッシュレス決済を進めています。
2020年2月11日時点では約60の郵便局で切手・郵便料金・そしてミニレター等の専用封筒がキャッシュレス決済で購入可能です。
2020年5月中には多くの郵便局でキャッシュレス決済が可能になることから、よりお得にミニレター封筒を購入することが可能です。
クレジットカードで購入したらポイントが付与されますので、現金で買うより断然お得ですね。
郵便局ではこれらのクレジットカードに加え、
各種電子マネー・交通系マネーや、
QRコード決済も利用可能です。
おわりに
使い方によっては大変お得なミニレター(郵便書簡)ですが、厚さや重さがオーバーすると通常より高くなってしまうことがありますので、そこだけは要注意です。
また切手やはがきの交換手数料が「5円」であるのに比べ、ミニレターの交換手数料は「10円」と倍に設定されています。
若干お高いので書き損じにも注意したいところです。
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