みなさんの家に不要な切手は眠っていませんか?
切手は郵便局に持っていけば「はがき」「レターパック」「別額面の切手」等に交換することが可能です。
そして、切手の交換には「交換手数料」がかかるのですが、実はこの「交換手数料」を切手で支払えるのはご存知ですか?
本ページでは切手の交換手数料を、切手で支払う方法についてまとめてみました。
切手の交換手数料
切手の交換手数料は、切手1枚につき「5円」がかかります。
この「5円」の手数料は切手で支払うことが可能です。
また交換切手の端数を充当することも可能です(下記で説明します)。
具体的な交換例
2019年10月1日より、定形郵便が「82円」→「84円」に値上げされたのを受け、「2円」切手が100枚欲しかったので、実際に交換をしてきました。
その1
こちらが出す切手は「205円」切手1枚です。
これを「2円」切手100枚と交換してもらいます。
端数が5円余りますが・・・

交換手数料は5円(205円切手1枚分)になりますので、余った端数を交換手数料に充当することが出来ます。
下記レシートの赤線部分で充当されていることが確認できます。

無事に2円切手のシートを入手することが出来ました。

82円切手が大量にあるので、無くなるまでは2円切手を足して貼るのがちょっと手間です・・。

その2
上記の例では交換切手の端数を手数料に充当しましたが、別途切手で支払うことも可能です。
「2円切手を100枚」交換したい場合には
- 200円切手 1枚
- 5円切手 1枚(交換手数料分)
で交換が可能です。
交換したい切手の枚数に対して「1枚5円」の手数料がかかるため、手数料を支払う切手に対しての手数料(ややこしい)はかかりません。
なので下のような交換の仕方も可能です。
- 200円切手 1枚
- 1円切手 5枚(交換手数料分)
使い道が困る(?)1円切手を気持ちよく使うことが出来ますね。
ちなみにこちらが実際に上記の手法を使って交換したレシートになります。
1,000円切手4枚を、10円切手200枚・50円切手40枚、計4,000円分に交換しました。
1,000円切手4枚の交換手数料が20円かかっていますが、10円切手×2枚で支払いができました。
その3
先述した通り、交換したい切手1枚につき5円の手数料がかかります。
交換したい切手が増えれば増えるほど、交換手数料は増えます。
100円切手が2枚あり、「2円切手を100枚」交換したい場合には
- 100円切手 2枚
- 10円切手 1枚(交換手数料分)
これで交換が可能です。

上の画像のように、通常切手でなくとも交換が可能です。
古くなって裏の糊が無くなっていても交換してくれますし、交換手数料に充てることが可能です。
その4
1000円切手1枚を63円切手16枚に交換したい場合には
- 1000円切手1枚
- 現金8円
- 交換手数料5円(切手でも現金でもOK)
で交換できます。

63円切手16枚は1,008円なので、足りない8円は現金で支払うのがオススメです。
この足りない8円を切手で支払ってもいいのですが、やはり交換手数料がかかるため、現金での支払いをおすすめします。
ただし10円未満の少額切手を交換する場合は、「合計金額の半分」が手数料となるため、1枚5円よりは負担が少なくなります(1円切手8枚で支払う場合は、手数料が4円)。
1000円切手1枚の交換手数料5円は切手でも現金でも支払いできます。
上の例では1円切手5枚で支払っています。
しつこいようですが交換手数料を支払う切手に対しての手数料(ややこしい)はかかりません。
切手で交換できるもの
切手は下記のものに交換が可能です。
- 通常切手
- 通常はがき
- 郵便書簡
- レターパック封筒
- スマートレター封筒
切手は通常はがきへの交換は可能ですが、年賀はがきへの交換はできません。
高額切手は交換がオススメ
しつこいようですが、切手の交換手数料は1枚につき5円かかります。
ここまで読んで勘の良い方なら気づいたかもしれませんが、高額切手は少ない手数料で交換をすることできる、優秀な切手なのです。
例えば「1000円切手」や「500円切手」など、普通に使うにはちょっと使い所に困りそうな高額切手は、はがきやレターパック等と交換をしましょう。

例えば1000円切手をはがき(63円)に交換したい場合には、
- 1000円切手 1枚
- 8円分の切手(現金でも可)
で「16枚」のはがきに交換することが可能です。
おわりに
切手の交換手数料を切手支払える、ということをご存知ない郵便局員さんもたま〜にいらっしゃいます。
手数料支払い分の切手にまで手数料(5円/1枚)を請求されたことも1回だけですが、経験があります。
(5円切手で手数料を支払っていたので、堂々巡りになって困っていました)
家に切手が眠っていて使い道がない・高額切手をどう使ったらいいかわからない、という方がいましたら、是非郵便局で交換をしてみてはいかがでしょうか。
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コメント
切手から年賀はがきへの交換はできないはずです
書き損じた同じ年度の年賀はがきでの交換は可能です
ご指摘頂きありがとうございます。
おっしゃる通り年賀はがきへの交換は不可ですね、大変失礼いたしました。
記事を修正させて頂きました。
是非またお立ち寄りくださいませ。
役立つ記事ありがとうございます。
近くの郵便局で、手数料支払い分の切手にまで手数料(5円/1枚)を請求してくるので困っています。
この記事に書いてあることが正しいと思うのですが、このことを郵便局に分からせるのに何か証拠となるものはないでしょうか?(郵便局公式サイトの記事や、郵便局の内規?など)
もし分かりましたら教えていただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
読んで頂きありがとうございます。
それは災難ですね…。
証拠になるかはわかりませんが、記事中その2の中に先日交換したレシートを掲載しました。
また他の方法としては郵便局のホームページからメールで問い合わせが出来ますので、
・具体的な交換金額と枚数
・郵便局側の対応
・郵便局名
を記載して問い合わせをすると、返信メールが証拠として残りますのでそれを見せるのが一番確実かなと思います。
郵便局名を記載すると、本部から郵便局に指導が入れてくれる可能性もあります。
あまりお力になれず申し訳ないですが、無事交換できると良いですね。
是非またお立ち寄りください。
丁寧なご返答ありがとうございます!
ご意見を参考にしてトライしてみます。
こんにちは。
レターパック以外にも、たとえば金券ショップやフリマアプリで高額切手を90%くらいで入手すれば何でも換えられるので、ミニレターも実質90%くらいで入手できるのでお得です。(個人売買で手に入りにくい慶弔切手も手に入る)
交換するとき、例えば2円の切手が100枚欲しいのに、黙って210円分の切手を窓口に出すと社員の方が混乱すると思います。
窓口端末機の入力処理上、交換前の切手に10円切手が入ってしまえば当然手数料がかかるので、200円分の切手を先に出して、手数料分のお金代わりの金券として利用する切手を提出すればスムースに進むでしょう。
(私は元社員ですがいつもそういう風にお願いするか、あるいは複数の切手はがきの種類が欲しい場合は内訳をメモにして、手数料はいくらと書いて別に切手を提出しています)