本記事作成時点は2023年4月。
2019年にレターパックが
- レターパックプラス:510円➡520円
- レターパックライト:360円➡370円
に値上げがされてから数年が経ちますが、未だに料金改定前のレターパックをお持ちの方もいらっしゃるはず。
料金改定前のレターパックは10円切手を貼ることで使えるようになるのは周知の事実ですが、問題は書き損じた古いレターパックです。
実際、私は過去にレターパックをまとめ買いしていたため、書き損じの古いレターパックが交換されずに眠ったままでした。
書き損じたレターパックはいくつかあったのですが、ちょうど
- 値上げ前
- 値上げ前に10円切手を貼ったもの
- 値上げ後
の3種類があったので、交換は出来るのか、また手数料はいくらかかるのかを実験してみることに。
本記事では、値上げ前のレターパックを交換する際の手数料や、手数料を全て切手で支払うための小技などについてまとめています。
実際に交換してみた
早速ですが以下3つの書き損じレターパックプラスを、新しいレターパックプラスに交換してもらいに郵便局に行ってきました。
いきなり結論になりますが、3枚合計で手数料136円(1枚あたり42円)+不足分10円で新品のレターパックプラス3枚に交換が出来ました。
内訳は以下の通りです。
- 値上げ前の510円レターパック ➡ 手数料42円+不足分10円
- 値上げ前の510円レターパックに10円切手を貼ったもの ➡ 手数料42円
- 値上げ後の520円レターパック ➡ 手数料42円
不足分切手を貼る、または差額を支払えば古いレターパックプラスも新しいものに交換できることが分かりました。
シールが無くても交換できる?
レターパックには、剥がしてから投函する「保管用シール(追跡シール)」というものがあります。
それに加えてレターパックプラスには「配達証」という剥がしてはいけないシールがあります。
これらを剥がしてしまった場合にも、手数料42円で新品に交換ができるのでしょうか。
正解は、どちらのシールが無くても交換できるです。
実際に、私が交換したレターパックプラスの保管用シールは剥がしていましたが42円で交換が出来ました。
また、投函前に剥がしてはいけない「配達証」ですが、
配達証のはがれているレターパックプラスはご利用できません。
郵便物・はがき・切手のQ&A > レターパックプラスの配達
なお、手数料(42円/枚)をお支払いいただければ、郵便切手類(レターパックおよびスマートレターを含む)に交換ができます。
とのことで、同じく手数料42円で新品のレターパックプラスに交換できることが明記されています。
剥がしてから投函する「保管用シール」を剥がさずに投函したお話についてはこちらの記事でまとめています。
古いレターパックは10円切手を貼り付けるのがオススメ
今回は手元にあった旧額面のレターパック(プラスは510円、ライトは360円)に10円切手を貼り付けたものを持っていきました。
そうすると、
510円のレターパックに不足分の切手を貼ったら、レターパックと切手それぞれの手数料(合計47円)がとられるんじゃないの?
と疑問に思う方もいらっしゃるはず。
確かに日本郵便のHPには、
- 10円以上の切手の交換手数料は、1枚につき5円
- レターパックの交換手数料は42円
と記載されています。
しかし上記の検証の結果、旧額面レターパックに10円切手を貼って金額を調整したものは特例で「520円のレターパック」として扱うことがわかりました。
なのでレターパックの交換手数料42円のみが発生したわけです。
10円切手を貼っていないと…
ちなみに「10円切手を貼っていない旧額面のレターパック封筒」と、他の交換手数料を合わせて、全て切手で支払おうとしたところ、
手数料は切手支払い可能ですが、不足分の10円は切手以外での支払いになります。
とのこと。
最初は言っている意味がわかりませんでしたが、話を整理すると
- 10円切手を貼っている旧額面レターパックの交換手数料42円は切手支払い可能だけども
- 旧額面に足りない10円分は切手支払いができない
- なので不足分の10円を、最初から貼り付けておくことが必須
とのことでした。
なので10円ちょうどになる切手が手元にない場合は、現金もしくはキャッシュレスで10円を支払うしかないようです。
私は細かい切手を持っていたので、その場で10円切手を貼り付けてもらうことで、結果的に全額切手払いに成功しました。
詳しくは以下の記事でまとめていますが、はがき等の値上げ分を補うためには少額切手が便利です。
レターパックが必要ない場合は切手やハガキへの交換がオススメ
ちなみに新しいレターパックを貰っても使い道が無い場合は、例えば旧レターパックプラス510円封筒の場合、手数料42を差し引いて
- 468円分切手の切手と交換
- 郵便はがき7枚と、27円分の切手と交換
など、レターパック封筒以外にも交換が可能です。
なお2023年4月より、大量の交換物を持ち込んだ場合は交換手数料が高くなる変更がありました。詳しくはこちらの記事でまとめています。
交換手数料は切手で支払える・相殺できる
切手・はがき・レターパックの交換手数料は切手で支払いが可能です。
詳しくは以下の記事でまとめていますが、例えば
- 100円切手1枚を1円切手100枚に交換 ➡ 100円切手+5円切手(交換手数料)
- 205円切手1枚を2円切手100枚に交換 ➡ 残りの5円分を交換手数料として相殺
- 520円レターパックプラス封筒の書き損じを新品に交換 ➡ 手数料42円を切手で支払う
などです。
細かい1円切手や2円切手が大活躍するシーンなので、覚えておくと便利です。
おわりに
3つの書き損じレターパックを交換してみましたが、「値上げ前+切手を貼ったもの」「値上げ後」「値上げ前」に関わらず手数料は一律42円であることが確認できました。
また、書き損じやシールを剥がしたものでも対応してもらえることが分かりました。
しかし、全額切手払いをされる予定の方は「不足分を予め切手で貼ること」にご注意ください。
他にも、レターパックや郵便に関する記事を多くまとめていますので宜しければご閲覧ください。
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