国際スピード郵便(Express Mail Service)、略してEMSは世界120以上の国や地域に30kgまでの書類や荷物を国際郵便最速で送ることのできるサービスです。
便利で簡単に送れることから海外への発送方法として使われることの多いEMSですが、持込割引やまとめて割引のような割引サービスはあるのでしょうか。
本記事では、EMSの割引制度についてまとめています。
EMSに持込割引はある?
郵便局やコンビニにゆうパックを持ち込むと120円割引になる「持込割引」ですが、EMSに持込割引はありません。
EMSは1つから集荷可能なサービスのため、お得度が変わらないのであれば集荷依頼をするのがオススメです。
当日の集荷依頼についてはこちらの記事でまとめています。
EMSに同一宛先割引はある?
ゆうパックでは、1年以内に同一宛先に送る場合、60円割引が適用になる「同一あて先割引」があります。
しかしこれもEMSは割引対象外です。
「持込割引」も「同一宛先割引」も対象外なので、ゆうパックをよく使う人にとっては割高に感じてしまうかも知れません。
EMSの割引サービス
以上のようにゆうパックなどで適用される割引が効かないEMSですが、割引サービスは3つあります。
差出しの都度(同時差出)割引
1つ目は、一度に10個以上のEMSを出す場合に適用される差出しの都度割引(同時差出割引)です。
差出しの都度割引は数によって割引率が異なり、最大で15%OFFとなります。
料金別納、料金計器別納または料金後納としたものが対象となり、切手での支払いは割引対象外ですのでご注意ください。
一度に10個以上の発送が必要なため、個人で受けられる割引ではなさそうです。
月間割引
2つ目は、1カ月に50個以上のEMSを出す場合に適用される月間割引です。
ひと月の差出個数によって割引率が異なり、最大で23%OFFとなります。
また、料金後納が必須条件です。
上記の差出しの都度割引との併用はできません。
年間実績割引
3つ目は、過去1年間に出したEMSが6,000個以上の場合に、次の1年間同じ割引率が適用される年間実績割引です。
割引の条件は下記4点です。
- 開始月の前月15日までに、申出書の提出をする。
- 申し出る月の前月より過去1年間のご利用個数が6,000個以上の場合に適用。
- 料金後納としたものが対象。
- 都度割引、月間割引との併用不可。
過去1年間の利用が6,000個に満たなかった場合でも今後1年間に6,000個以上のご利用を予定している場合には特例制度があるそうです。
どの割引についても大口が対象となっていて、個人がたまにEMSを利用する程度では割引サービスが無い事がわかりました。
支払方法はキャッシュレスがお得
上記の割引サービスを受ける場合には料金後納(口座振込または口座振替)など支払い方法が限定されていますが、割引の基準に満たない場合にはキャッシュレス決済がお得です。
郵便局ではクレジットカードのほか、様々な電子マネー、コード決済に対応しています。
特にコード決済ではお得なキャンペーンがよく行われるため、都度お得なキャンペーンを行っている支払い方法を選択することで、郵便局独自の割引サービスを受けられずともお得にEMSを発送することが出来ます。
例えば過去には「ゆうちょPay最大5%OFF」などが行われていました。
また、常時お得なのは高還元のクレジットカードを使うことです。
高還元クレジットカードはいくつもありますが、年会費無料で1.2%還元が得られるリクルートカードがオススメです。
リクルートカードに限らず、クレジットカードを作成する場合は、必ずポイントサイトを経由しましょう。
例えば本記事作成時点(2024年8月13日)では、Powlというポイントサイトを経由してリクルートカードを作成すると、公式特典とは別に1,600円相当のポイントが獲得できます。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
切手での支払いも可能
割引の基準に満たない場合には切手での支払いもオススメです。
1つから集荷可能なEMSですが、集荷時でも切手支払いが可能です。
またEMSは1個から料金別納(荷物に貼り付けずに、切手で支払う方法)が出来るため、1円切手や2円切手などの少額切手の使い道としてもオススメです。(「差出しの都度割引」は切手支払い不可)
少額切手については以下の記事でまとめています。
そもそも切手はどうやって手に入れるの?という問題ですが、私はよくファミペイ等のコード決済残高を使い切りたい時に1円単位で切手を購入しています。
国際郵便マイページサービスで時短
最後に、時間の節約についてです。
EMSのラベル等を手書きで差し出すと、送り先の国で通関の遅れや返送される恐れがあります。
またどの書類を揃えていいか、個人がたまに送るレベルだと戸惑ってしまいます…
さらに2024年3月1日からは国際郵便において通関電子データの送信が必須となり、手書きラベルの受付は一切できなくなります。
日本郵便HPより:https://www.post.japanpost.jp/int/ead/index.html
そこで利用するのが「国際郵便マイページサービス」です。
会員登録をして、流れのままに宛先や内容品の登録をしていくだけで不備なく発送ができるため難しいことはありません。
印刷環境は必要になりますが、個人での登録が必要なため、郵便局に行って「これを海外に送りたい」と確認するのは時間がもったいないので、国際郵便マイページサービスを利用して事前に発送可能な状態にしておきましょう。
これを使えばインボイスや税関告知書など、それぞれの国で必要な書類を自動的に出力してくれるので、手書きに比べてかなりの時短になります!
また、国際郵便マイページサービスにログインできない場合の理由と対処法についてはこちらの記事にまとめています。
おわりに
国際スピード郵便、EMSに対応している割引サービスは3つありますが、そのどれもが発送する個数や支払い方法の条件があるため個人での利用には向かないことが分かりました。
個人でEMSを発送する場合には、切手払いやお得なキャンペーンを狙ったコード支払い、高還元率クレカでの支払いでお得度を高めるのがおすすめの方法です。
他にも日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便等に関する記事を複数まとめていますので宜しければご閲覧ください。
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