ある日ポストに「料金不足のお知らせ」と書かれたこんなハガキが入っていたら…ちょっと焦りますよね。
ですがご安心ください。多くの場合であなたに責はありません。
本ページでは「料金不足のお知らせ」というハガキの取り扱いや、無視してもいいの?という疑問をまとめてみました。
料金不足のお知らせが届く理由は?
料金不足のお知らせが届く大きな理由は「発送元(差出人)がポストインで荷物を送ったから」です。
郵便局窓口での差出では料金不足は発生しません。差出時にチェックされるからですね。
なのでお知らせのハガキ下部にも記載がありますが、届いた荷物が下記5個のいずれかに当てはまる場合には、荷物と共に料金不足のお知らせハガキが届くことがあります。
- 定形郵便物(葉書)の大きさ超過
- 定形外郵便物(規格内)の大きさ超過
- ゆうメール(規格内)の大きさ超過
- 重量超過
- その他
その他の理由で多いと思われるのがレターパックやスマートレターなど前払い制封筒の値上げに気づかずに送ってしまうパターンです。
例えばレターパックの場合には2019年10月の消費税増税時に10円値上がりしました。
本来であれば上の画像のように10円切手を貼って差し出すのが正解です。
しかしレターパック・スマートレターはポスト投函がOKなことから、料金不足のチェックを受けずに差し出すことが出来ます。
そのような場合には料金不足のお知らせハガキと共に相手方に届いてしまうことが多いです。
手続きの仕方は?
料金不足のお知らせが届いたときには2通りの対応方法があります。
ハガキ裏面に丁寧に書いてるので困らないと思いますが一応説明を。
いずれの場合もハガキを受け取ってから10日間以内に対応をお願いします。
不足分を払って荷物を受け取る
荷物を受け取りたい場合には不足分の料金を支払いましょう。
支払い方法はハガキ裏面右側の「切手貼付欄」に不足分の切手を貼ってポスト投函しましょう。
「いやいや、家に切手なんてないよ。」という方は郵便局にハガキを持参して支払いをしましょう。現金のほか、キャッシュレス対応郵便局だとクレカや電子マネーが利用できます。
「でも…郵便局がやっている時間は仕事で支払いに行けないよ。」という人はコンビニで切手を買って、ハガキに貼り付けてポスト投函でOKです。
ローソンだと店舗内にポストがあるところが多いので楽ちんですよ。
不足分を支払わず荷物を返送する
不足分を支払うくらいなら受け取らないよ!という人は…
- ハガキ裏面左下に押印 またはサイン
- その部分を切り取る(点線に沿って)
- 切り取った紙を荷物に貼り付け
- 荷物をポスト投函
という作業をしたらOKです。
ただし返送できるのは「荷物の開封前」に限りますのでご注意ください。
メルカリ・ヤフオクで購入したものなんだけど不足分は自分が払うの?
最近はフリマアプリでの個人間取引が多いため、メルカリ・ヤフオク等で購入した商品で料金不足が発生していることが多々あるようです。
「指示通りの送料を払ったの…」または「送料無料だったのに…」、不足分を自分が負担をしなきゃいけないの?と当然思いますよね。
もちろん不足分を負担すべきなのは商品を送ってきた相手(出品者)です。
まずは相手に「料金不足のお知らせというハガキが届いていて、〇〇円不足とのことなんですがどうしたら良いでしょうか?」と問合せをしましょう。
大体は「不足分を振込みます」だったり「不足分の切手を送ります」だったりと何かしらの対応をしてくれるはずです。
万が一取り合ってくれない場合には取引サイトの事務局に連絡するなどの対処をしましょう。
これらの問合せは必ず荷物を開封しないで行ってください。
開封してしまうと相手が対応してくれないときの返送手続きが出来なくなってしまいます。
無視したらどうなるの?
料金不足のお知らせを無視するとどうなるのか、郵便局に問合せをしたところ「支払いをするか、受け取り拒否をお願いします」という旨の連絡があっただけで「どうなるか」という部分の回答を得ることは出来ませんでした(当たり前か)。
ただ「郵便」というのは「郵便法」という法律に則って運用されています。
法律ですので、何らかの罰則があってもおかしくはありません。
なのでもし、このお知らせを受け取ったら自分が料金不足を発生させた立場ではなくとも、若干面倒ではありますが無視をせず対応をしましょう。
おわりに
私も2度ほど料金不足ハガキを受け取ったことがありますが、どちらも発送元は個人でした。
発送元が企業だと、窓口や集荷での差出が多いのと、後納契約(後払い)であるケースが多いため不足が発生することは少ないです。
まずは荷物を開封しないこと。そして冷静に相手に状況を伝えると、スムーズに解決すると思います。
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