日本郵便では「あらゆる決済ニーズへの対応」と「スピーディーなキャッシュレス決済」を目指して、2023年4月よりオールインワン決済端末「stera terminal」の導入を開始しました。
これまでもキャッシュレス化に積極的だった郵便局ですが、従来の決済端末では時間がかかっていて、決済方法によっては30秒~1分ほどかかるケースも…
そのため郵便局で現金以外の支払いをするのを敬遠していた人も多いはず。
そこで、新たに導入された支払い端末で様々な決済方法を試してみることにしました。
本記事では、郵便局の新しい決済端末で試した「クレジットカード」「電子マネー」「コード決済」での支払いの流れをまとめています。
郵便局の決済端末が変更
2020年2月より導入されていた郵便局のキャッシュレス端末(モバイル決済端末機 JT-C522)。
これまでも、クレジットカードや電子マネー、コード決済と多くの支払方法に対応してきました。
【これまでの決済イメージ図】
決済端末の導入により、従来の「現金払いのみ」の時代に比べてかなり便利になりましたが、決済端末の「JT-C522」のレスポンスが遅すぎる問題が露呈します…。
機械の立ち上げ・読み込み・決済情報の転送など、それぞれに時間がかかるため、現金だと数秒で終わることが、キャッシュレス決済だと30秒~1分くらいかかるのです。
お客さんが自分ひとりならいいのですが、後ろに行列が出来ているときのキャッシュレス決済は少しドキドキするほどです。
そんな状況を改善するためか、2023年4月より三井住友カード株式会社の提供するオールインワン決済端末「stera terminal(ステラターミナル)」への入れ替えが始まっています。
これまでキャッシュレス未導入の局においても順次ステラターミナルの導入がされる予定です。
【ステラターミナルのイメージ図】
実際に使ってみましたが、クレカ・電子マネー・コード決済、いずれの決済方法でもレスポンスが早く、ノンストレスで利用できました!
支払い方法
ステラターミナル導入局の支払い方法は、以下の通りです。
※簡易郵便局は、決済種類・ブランドが異なります。
以前と比べて銀聯(ユニオンペイ)が増えただけのようです。
ステラターミナル導入局
ステラターミナルの導入が予定されているのは全ての直営郵便局です。
元々キャッシュレス決済を導入していた約 8,600 局においては既にステラターミナルの導入が完了しており、キャッシュレス決済未導入の約12,000局についてはも2023年9月末までに順次導入予定です。
キャッシュレス対応局は郵便局検索ページの「キャッシュレス」に☑をいれて検索が出来ます。
一部の簡易郵便局では、au PAY、d払い、メルペイ、PayPay、Alipay+、WeChat Payが利用可能です。
キャッシュレス決済可能なサービス
郵便局でキャッシュレスに対応しているサービスは以下の通りです。
- 郵便料金または荷物(ゆうパック、ゆうメールなど)の運賃
- 切手、はがき、レターパックなどの販売品(印紙を除く)
- カタログ、店頭商品などの物販商品
郵便局の切手販売は、1回の取引で10万円が上限です。
簡易郵便局では、切手等の販売品、店頭販売商品がキャッシュレス対応です(上限3万円)。
なお、以下の商品・サービスはキャッシュレス対象外です。
- 印紙
- 宝くじ
- 代金引換郵便物等の引換金
- 税付郵便物の関税
- 地方公共団体事務(各種証明書等の交付、バス回数券の販売などの受託事務)
郵便局でキャッシュレス決済をしてみた
実際にステラターミナルを使って、郵便局で3通りのキャッシュレス決済を行ってきました。
どれもこれまでの端末よりかなりスムーズに会計が出来ました!
クレジットカードの場合
まずはクレジットカードでの決済を試してみます。
レターパックプラスを購入し、「クレジットで」と伝えると、すぐに支払い画面へ切り替わりました。
しかも「タッチ決済で」などと言わなくても、最初から差し込み・スワイプ・タッチの全てに対応しています。
今回はタッチ決済をすると、すぐに承認され会計が終了しました。
これならいちいち「タッチ決済で」などと伝えずに済むため楽ちんです。
電子マネーの場合
次にSuicaを利用して「電子マネー」を試みます。
「Suicaで」と伝えるとすぐに「タッチしてください」の画面に切り替わりました。
左上には「交通系」の文字、店員さん向けの画面にも「交通系マーク」がでているため、ちゃんと交通系電子マネーの読み取り設定になっていることが確認できます。
このままスマホのSuicaをタッチすれば、
一瞬で支払いが完了しました。
支払い前にちゃんと「電子マネー」設定になっていることが目視で確認できるのは便利です。
コード決済の場合
最後にPayPayを使って「コード決済」を試みます。
「PayPayで」と伝えると、「QRコードをかざしてください」の画面が表示されます。
コード決済の支払い画面を表示させたスマホ画面を、10cmほど離した状態でかざすと・・・
すぐに支払いが完了します。(近づけすぎると読み取れません)
QRコードはバーコードスキャナで読み取るものだとばかり思っていましたが、ステラ1つで支払いが完結しました!
郵便局での支払いは高還元クレジットカードで
新端末の導入により、郵便局でノンストレスにキャッシュレス決済が出来るようになりました。
そのため今まで現金で支払いをしていた人は、積極的に高還元のクレジットカード等を使うのがオススメです。
高還元クレジットカードはいくつもありますが、年会費無料で1.2%還元が得られるリクルートカードがオススメです。
リクルートカードに限らず、クレジットカードを作成する場合は、必ずポイントサイトを経由しましょう。
例えば本記事作成時点(2024年12月21日)では、Powlというポイントサイトを経由してリクルートカードを作成すると、公式特典とは別に4,800円相当のポイントが獲得できます。
公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
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など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
おわりに
以前からキャッシュレス決済に対応していた郵便局ですが、支払いに時間がかかることがネックでした。
しかし、ステラターミナルの導入により、クレジットカード、電子マネー、コード決済共にこれまでよりかなりスピーディーに決済できることが検証できました。
当ブログでは、他にも郵便局に関する記事や、セルフレジ等の支払方法に関する記事をまとめています。
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