今や日々の生活に欠かせない人もいるくらい、世間に浸透したコード決済。
読み取り式であれば、QRコードを用意するだけで手軽にキャッシュレス決済が導入できるので、お店側にとっても非常に便利ですよね。
ただ○○ペイの多くは新規のアカウント作成が必要だったり、残高をチャージして使う必要がありますが、メインとサブのスマホ２台持ちをしている場合など、同じアカウントを複数端末で使いたい場合ってありますよね。
そこで本ページでは、AndroidとiPhoneを用意して、にゃんPayで同一アカウントで同時利用ができるのかを検証しています。
ヤマト運輸のスマホ決済機能「にゃんPay」については以下で詳しくまとめています。
複数端末で使いたいケースってどんなとき？
検証の前に、複数端末で同じアカウントを使いたいケースについて考えてみます。
パッと思いつくものでいえば、
- 普段から複数端末持ちで、持ち歩く端末が限定されていない
- 旦那さんと奥さんで、同じアカウントで支払いをしたい（アカウント管理の単純化や、複数のアカウントにチャージしたくない、など）
- 遠く離れた両親にお得なキャンペーンを享受させたい
などなど・・いろんなケースが考えられます。
検証方法
今回の検証をするにあたり、AndroidとiPhoneを用意しました。
同じアプリでも、それぞれで仕様が異なる場合があるので、各端末でどのような挙動をするのか検証するためです。
これに各社コード支払いアプリをインストールし、AndroidとiPhone、２つの端末でコード支払いが出来るかを検証してみます。
にゃんPayは複数端末で使えるか
にゃんPayはヤマト運輸アプリの１機能として実装されています。
しかし、にゃんPayを使用するには、ヤマト運輸アプリへのログイン後にさらににゃんPayへのログインが必要なため、2つの同時ログインができれば複数端末での使用が可能となります。
それでは実際に検証してみましょう。
まずはAndroid端末にヤマト運輸アプリをインストールし、すぐに支払いができる状態まで設定します。
つぎにiPhoneに同じアカウントでヤマト運輸アプリをインストールし、クロネコメンバーズのIDとパスワードでログインします。
続いて下部の「にゃんPay」をタップしてログインを試みますが、
規約への同意、
電話番号の送信（今回はiPhoneでもandroid端末の番号を入力しました）
認証コードの入力と進み、
登録のパスワード、氏名、生年月日、おまけに登録の口座番号の入力となかなか手間がかかります。
その結果、無事、残高が表示され、決済用バーコードも表示されます。
これで同じアカウントで２つの端末ににゃんPayでログインする状況が作れました。
ここで重要なのが両端末でにゃんPayが利用できるのかどうか、という点です。
元々利用していた端末（今回の場合はAndroid）を見てみると・・・アカウントが他の端末に移行しましたというエラーメッセージが…
どうやら他端末で支払い方法を設定すると、勝手にログアウト状態となるようです。
一応利用の度に再ログインをすることで複数端末で利用可能ではありますが、その度に「電話番号認証」、「口座番号の入力」等も必須のため、気軽に利用できるものではなさそうです。
また、上記ではandroid端末の電話番号で認証を突破したため、念のため今度はiPhoneの電話番号でSMS認証をしたところ・・・
「以前の電話番号」の入力を求められました。
続けて必要事項を入力してログインしたものの、「ログイン情報に誤りがあります」のエラーメッセージが。
しかし、入力内容に間違いはありません。
これは、今回のように違う電話番号で認証した場合には、事前に元の端末で、アプリ内のメニューボタンから「にゃんPayアカウントの引き継ぎ」をする必要があったためのようです。
ヤマト運輸アプリ内の「にゃんPay」に関しては複数端末の同時利用ができないものの、ヤマト運輸アプリ自体は同じアカウントでの同時利用が可能ですので、家族で受取荷物の予定や、発送荷物の情報を共有することができます(ウェブでも可能)。
ヤマト運輸アプリ・にゃんPayを複数端末で使用する場合のメリットは？
ヤマト運輸アプリやにゃんPayを複数端末で使用するメリットは複数挙げられます。
荷物情報の共有
家族みんなでクロネコメンバーズのIDを共有しておけば、荷物の受け取り予定の共有が出来ます。
予定を把握しておくことで、確実に荷物を受け取れ、再配達を防げます。
発送情報の共有
ヤマト運輸アプリでは「宅急便をスマホで送る」などのように、スマホで事前に送り状を作成できるサービスがあります。
このようなサービスは発送時の手間を省けるだけでなく、デジタル割引（60円）が適用になるお得なものです。
アカウントを共有しておけば、事前に入力しておいた送付情報をで家族に荷物を発送してもらうことも可能です。
「荷物を安くお得に送る方法」についてはこちらの記事で実践しています。
残高の消費
にゃんPayの残高には有効期限（最終利用から5年）があります。
長めの期限ではありますが、滅多に利用しない人であれば複数端末で同時ログインすることで期限を切らさずに家族に残高を使ってもらうことが出来ます。
また、にゃんPay残高は出金や移行が出来ないため、アカウントを共有することで家族で使用することが可能です。
にゃんPayの残高を使い切る方法については以下の記事でまとめています。
まとめ
にゃんPayでは支払い方法の設定を繰り返せば、複数端末で使用できることがわかりました（2023年8月末時点の仕様）。
ただ、その度に電話番号認証や氏名、生年月日、登録口座の入力が必要になるため、実用的か、と言われるとイマイチですね…。
それでもクロネコメンバーズの同時ログインは可能なため、受取荷物や発送荷物の共有が出来るメリットは大きいです。
複数アカウントにチャージをしたくない場合など、複数端末で使用できるメリットは多岐に渡りますので、是非試されてみてください。
そのほかの○○Payで同様の検証をしています。よろしければ下記からご閲覧ください。
- LINEPay編はこちら
- PayPay編はこちら
- メルペイ編はこちら
- d払い編はこちら
- 楽天Pay編はこちら
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- Origami Pay編はこちら
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