本カードは新規申込停止となりました。また発行済みのカードは有効期限に関わらず2021年3月31日をもって利用不可となります。
新生銀行グループのクレジットカード会社「アプラス」が発行している「アクシスカードプラス」というカードをご存知でしょうか。
条件付きではありますが、2%還元という爆発力があるにも関わらず、イマイチ認知度が低いカードです。
楽天市場で楽天カードの還元率が2%を超えるように、特定の場所・条件で2%を上回るクレジットカードは複数あるのですが、年会費が無料(条件付き無料も含む)カードで、いつ・どこで使っても2%の還元率を誇るカードを、私は他に知りません(新規受付を停止しているリクルートカードプラスは除く)。
※追記:2021年4月末までVISA LINE Payクレカが3%還元と高性能です!!
私はこのカードをメインに使用し、2%還元の恩恵を2年半近く受けているのですが、その間に気づいたメリット・デメリットをまとめてみました。

アクシスカードプラスの基本情報
まずはアクシスカードプラスの基本情報をご紹介します。
年会費
初年度年会費無料、2年目以降は2000円+税がかかります。
ただし年間50万円以上の利用で、年会費が無料となります。
還元率
ステージ制となっており、1%〜2%の還元率となります。

上のグラフの通り、2%の還元を享受するには、1年で200万円以上の利用が必要です。
ハードルは中々に高いですが、後ほどステージアップのコツをご説明します。
また、初年度はブロンズステージ(1%還元)となるため、ステージアップの条件(200万利用)を満たしたら、その年は別カードで決済をすることをオススメします。
なお、注意しなければならないのがステージが決まるのは4月〜3月の期間での利用額となります。
入会してから1年間ではないため、ご注意ください。
発行ブランド
「VISA」もしくは「JCB」から選べます。
カードデザイン
下記の4種類から選べます。正直デザインはイマイチです。

入会資格
20歳以上から申し込みが可能です。
ETCカード
発行手数料1100円 + 税。
年会費は無料です。
家族カード
家族カードは発行できませんのでご注意ください。
ステージアップのコツ
先述した通り、2%の高還元を受けるには4月〜3月の期間で、200万円の利用が必要です。
そのため、どのようにしたらステージアップが可能なのか、コツをまとめてみました。
家賃をアクシスカードプラスで払う
支出の中で大きなウェイトを占めるであろう家賃ですが、家賃の支払いをクレジットカード決済に対応してる部屋(会社)が増えています。
suumoでも「クレジットカード決済が出来る」という条件で検索ができるくらい浸透しています。
例えば家賃月7万円だとしたら、年84万円の出費となり、200万利用まではあと「116万円」となります。
どうでしょう、グッと2%還元が近づいてきた気がしませんか?
固定費等を根こそぎアクシスカードプラスで払う
携帯代・電気ガス水道代・固定回線/プロバイダ代・交通費のオートチャージなどのクレジットカードの決済先をすべてアクシスカードプラスに変更しましょう。
細かいお金もすべてカードで
例え数十円でも、アクシスカードプラスで決済する意識を持ちましょう。
家賃や固定費に比べると微々たる額かもしれませんが、やらないに越したことはありません。
その他、自営業の人は国民年金をクレジットカード決済にするなど、なんでもカード決済するクセを付けちゃいましょう。
利用可能額が足りないときは繰り上げ返済を利用しよう
出費が重なり利用可能額が足りなくなったときは、繰り上げ返済を利用しましょう。
当日15時までの銀行振込で、早ければ当日、遅くとも翌営業日には利用可能額が回復します。
カード利用額を積み重ねるチャンスは逃さないようにしましょう。
繰り上げ返済先:https://www.aplus.co.jp/company/info/inquiry/personal.html#card_info
あとちょっと届かないときは・・
200万円の大台まであと少し・・でも届かない、というときには必ず使う予定があるギフト券等を購入するのも一つの手です。
例えばAmazonギフト券です。

あくまでも使う予定があって、というのが大前提です。
2%還元を得るために必要のないものを買っていたら本末転倒です。
アクシスカードプラスのメリット
アクシスカードを2年ほどメインカードとして使っています。
メインカードに据え置いているということは、それだけ魅力的なカードだからです。
アクシスカードプラスのメリットを1つ1つ見ていきましょう。
最大2%の高還元率
やはり、いつ・どこで使っても2%という高還元率は最大の魅力です。
ポイントの利用先・交換先が豊富
2%の高還元があっても、ポイントの利用先に魅力が無ければ意味がありません。
ですがアクシスカードプラスのポイント交換先は魅力たっぷりです。
ポイント利用は「賞品交換」と「ポイント移行」から選べます。
アクシスカードプラスはキャッシュバックは利用できません。

賞品交換はポイントで様々な賞品と交換可能ですが、人気なのは「Amazonギフト券」と「nanacoギフト券」です。
※1pt = 5円換算です

ポイント移行先は下記から選べます。
Pex等のポイント交換サイトに交換できるため、そこから更なるポイント交換が可能です。利用先は無限に広がります。

- dポイント:「1ポイント=5dポイント」に交換できます。
- auポイント:「1ポイント=5auポイント」に交換できます。
- NetMile:「1ポイント=5マイル」に交換できます。
- JALマイル:「1ポイント=3マイル」に交換できます。
- ANAマイル:「1ポイント=3マイル」に交換できます。
- ちょびリッチ:「1ポイント=10ちょびリッチポイント」に交換できます。
- Pex:「1ポイント=50 PeX(ペックス)ポイント」に交換できます。
- カエトクカード:「1ポイント=カエトクマネー5円分」に交換できます。
私のポイント利用先のオススメは、ここ数年docomoが毎年開催しているdポイントへの交換で増量キャンペーン中に、dポイントに交換することです。

上記のように、しっかり増量されてdポイントが獲得できます。
2019年9月末から、dポイントを他の人に送ることができるが出来るようになったので、利便性はさらに上がります。
関連記事:【dウォレット】d払いにウォレット機能が搭載。注目はdポイントを送る機能。
2019年は20%増量、2020年は15%増量と年々還元率が下がっていますが、まだまだお得な交換ルートです。
アプラスモールが利用できます
アプラスモールというアプラス発行カードユーザの専用サイトを経由し、ネットショッピングをするとポイントが貯まります。

ハピタスのようなポイントサイトと同様の効果がありますが、アプラスモールのほうがポイント還元率が高い場合もあります。
バースデー特典があります

誕生日特典の代名詞であるライフカードほど強烈ではありませんが、アクシスカードプラスにも誕生日特典があります。
本キャンペーンの参加資格は、前年度の利用実績が50万円以上のユーザに限られ、エントリーが必須となります。
誕生日月のみ0.5%増量の最大2.5%還元となり、その破壊力は抜群です。
ただし0.5%の増量は利用額30万円までです。
食べタイムが無料で利用できます
月額利用料280円+税のグルメクーポンサイトを無料で利用可能です。
本キャンペーンの参加資格は、前年度の利用実績が50万円以上のユーザのみです。

アプラスのサンクスプログラムに参加できます
アクシスカードプラスのメリットというより、アプラス発行カードのメリットになるのですが、一定の利用額を満たすとアプラスサンクスプログラムに参加できます。

先述したバースデー特典と食べタイムもサンクスプログラムの一部となります。
アプラスモールの優待特典は+1倍の特典です。地味にありがたい特典です。

カードご利用情報の通知が届く
不正利用防止のため、5000円以上の利用に対しメールが届く仕組みになっています。

このメールが必要ない方は、通知設定をOFFにすることも可能です。
アクシスカードプラスのデメリット
ここまで褒めちぎっているアクシスカードプラスですが、デメリットも複数存在します。
リボ専用カードである
この「リボ専用」というのが、本カードが敬遠される1番の理由であると思われます。
すべての支払いがリボ払いになります。
ただし対策が可能です。
いくら2%の高還元カードでも、リボ払い手数料を払っていたら意味がないですよね。
初回支払いの手数料は無料のため、NETstation*APLUS(アプラスのカード管理サイト)にて、月々の弁済金をカード利用可能額に合わせた最大値とすると、1回払いと同じように使用可能です。

カード作成後、この設定を忘れてしまうと無駄な手数料を払ってしまう可能性がありますので忘れないようにしましょう。
電子マネーチャージでポイントがつかない
nanacoやEdyにチャージしても、ポイント付与の対象外となりますのでご注意ください。
これらにチャージするときは、リクルートカード等、ポイントが付与されるクレジットカードを選択しましょう。
カード利用可能額の上限が低い
本カードの利用可能額上限は100万円です。
100万円以上を使うには、繰り上げ返済をする必要があります。
仕事関係で利用する人にとっては、少々物足りない上限額となります。
デザインがイマイチ
個人の好みとなりますが、カードのデザインがイマイチと感じています。

私は緑のカードを使用していますが、もう少しシンプルで高級感のあるデザインだと嬉しいです。
Kyashとの併用で3%還元を実現
Kyash(キャッシュ)はいつも使ってるカードを紐づけるだけで1%の還元率が上乗せできる魔法のようなカードです。

私はアクシスカードをKyashに紐づけることで、3%還元を実現しています。
Kyashの還元上限が月12万円という制限はありますが、大きい恩恵であることに間違いありません。
Kyashの詳細については別記事にまとめています。
おわりに
還元率最大2%の最強クレジットカード、アクシスカードプラス。
先述した通り、デメリットも複数ありますが、それを上回るメリットが存在するため、ここ数年メインカードとして利用させて頂いています。
ただ、還元率2%と他に類を見ないカードにも関わらず、普及率が今ひとつです。
普及率が伸びない要因として、「200万円が遠い」「リボ専用が嫌だ」等の理由はあるかとは思いますが、本カードを紹介するページが少ないのも1つの要因かと勝手に思っています。
本カードを紹介することによる報酬(アフィリエイト)もありませんしね。
本カードは新規申込停止となりました。また発行済みのカードは有効期限に関わらず2021年3月31日をもって利用不可となります。
コメント
同じくメインカードで使ってます。
券面はVISAの赤の方です。リボ枠も偶然の産物で運良く150万円になりました。
kyash併用で3%の還元率っていいですね。今月は誕生月なので3.5%です。
不満点は家族カードがないことだけですね。
アプラス発行というイメージだけで忌避する人がいますから、あえて人には勧めようとは思いません。
冷たいようですが自分で見つけて、このカードの条件にうまくはまる人だけ喜んでもらえばいいと思っています。
本題ですが、条件付きを含めてジャックスプラチナカードや高島屋デビットプラチナカードがいつでもどこでも2%を実現していますよ。
特にジャックスプラチナは2%還元を実現できれば年会費実質12000円(22000円ですが10000円キャッシュバックあり)になりますので、特典を考慮するとコスパが高いカードです。
読んで頂けて嬉しいです、ありがとうございます。
おっしゃる通り年会費が発生するでしたらクレジットカードも2%を実現していますね…!
誇大表現が過ぎるので「条件付きでも年会費が無料になるカードで」という記載を追加させて頂きます。
情報をありがとうございました!
こんにちは
先日はお返事ありがとうございました。
早速カードを申し込んで手元に来たのですが1回払いに変更する方法がわかりません。
色々やってみたのですが(現在のリボルビング払いの設定というところが見つかりません。
このカードネットでほとんど口コミもなく困っております。
教えていただけると助かります。
よろしくお願いします。
何度も失礼します。
いまやっとできました。
私の場合利用可能枠が40万(少ない笑)なので月々の弁済金を399000円に設定しました。
そして元利定額方式にしました。
これで大丈夫ですよね?
ちなみにこの設定は毎月やらなければならないのでしょうか?
お返事が遅れてすいません、無事設定できて何よりです。
その設定で実質1回払い(399000円以上の利用残高で締め日を迎えない限り)になりますので大丈夫です。
この設定は「カード受け取り直後」と「利用枠が増えた直後」に行えば大丈夫です。
毎月行う設定ではないのでご安心ください。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
安心しました。早速2万円ほど使ってみましたが、お知らせのメールは来ないなど不安な点はありますが、これからどんどん使っていこうと思います。ただ私の場合限度額が40万と少ないのですが繰り上げ返済のことも教えて頂いたので参考にさせていただきます。
あとETCカードは発行手数料はかかりました。年会費はいらないようです。
これからもいろいろな記事楽しみにしています。
ありがとうございました。
ECTカードの情報をありがとうございます!記事の内容を訂正させて頂きました。
また是非お立ち寄りくださいませ。