2021年5月24日から、リクルートとdポイントの連携が開始されます。
リクルートはPontaと密接な関係にあったことから、dポイントと連携することにびっくりした人も多いはず。
本ページではリクルートとdポイントについての概要はほどほどに、「dポイントとPonta、どっちに交換したほうがお得なの?」という疑問に重点を置いて解説します。
2021/5/24からじゃらん・ホットペッパーなどのリクルートサービスでdポイントが貯まる・使える
2021年4月末に、リクルート社からdポイントとの連携を2021年5月24日から開始すると発表がありました。
前々から噂にはなっていましたが、一般ユーザに広く発表するのはこれが初めてです。
リクルート系のサービスでdポイントが貯まる・使えるようになるのは「じゃらん」「ホットペッパー」を始めとする10サービスですが、これから徐々に増える可能性も十分考えられます。
また上記サービスでは期間・用途限定のdポイントも利用できるようになります。
有効期限が近いdポイントをリクルート系サービスで利用できるのは助かりますね。
Pontaポイントはどうなる?両方連携していたら?
今までリクルートとずぶずぶの関係であったPontaですが、dポイント連携後も維持されることになります。
今まで通りPontaポイントも貯まりますし、使えます。もちろん今まで貯めているPontaポイントもそのまま使えます。
5/24以降、リクルートIDにdアカウントを連携することでdポイントも貯まる・使えるようになりますが、dアカウントとPontaアカウントの両方連携している場合には次のような取り扱いになります。
メインに貯めるポイントを選ぶ
ポイントが貯まるリクルートのサービス(じゃらんやホットペッパー)を利用した場合、dポイントかPontaか、メインに貯めるポイントを選ぶことが出来ます。
メインに貯めるポイントはいつでも任意のタイミングで変更可能です。
リクルートポイントの交換先を選ぶ
リクルートポイントが貯まっている場合は、交換時にdポイントとPontaポイントのどちらに交換をするか選ぶことが出来ます。
リクルートポイントの利便性が急上昇
dポイント連携に伴い、リクルート系サービスでdポイントが貯まる・使えるようになったのは確かに便利なのですが、「リクルートポイントの交換先が増える」という点も重要です。
今までリクルートポイントは「リクルート系サービスで利用する」か「Pontaポイントに交換する」の二択でしたが、「dポイントに交換できる」という第三の選択肢が増えました。
これによりリクルートポイントが貯まるクレジットカードの
- リクルートカード(1.2%還元)
- Airカード(1.5%還元)
も存在感を増すことになります。
Airカードは法人・個人事業主限定のクレジットカードですが、dポイントの還元率が最高峰のカードになりました。
dポイントとPonta、どっちがお得?
ここで多くの人が迷うのが
dポイントとPontaポイント、どっちを貯めるのがお得なんだろう?
という点ですよね。私も迷います。
もちろん普段集めているポイントに集約させるのが使い勝手が良いのだとは思いますが、以下では各ポイントのお得でオススメの使い道を紹介します。
共通するオススメの使い道はお試し引換券
dポイントとPontaポイントに共通するお得な使い道は「ローソンのお試し引換券」が王道です。
お試し引換券は例えば定価100円の商品を50Pでゲットできるなど、1Pを1円以上の価値で消費できる方法です。
またお試し引換券は1アカウント1商品1個が原則ですが、dポイントとPontaポイントの両方を使えば、1商品2個までゲットできます。
つまりリクルートポイントを集めておけば「どちらかのポイントが減ったら補充する」という使い方ができます。便利ですよね。
また、2021年6月1日より始動した「ファミペイお試しクーポン」でdポイントの利用が可能です。
dポイントのオススメの使い道
実店舗・ネットサービス問わず、多くのサービスで利用できるdポイント。
dポイントカードを提示してもOKですし、d払いの対応店舗も着々と増えています。
使い道は多々あるdポイントですが、ここでは3つのオススメな使い道をご紹介します。
現金化する
dポイントは等価に近い価値で現金化することが出来ます。
dポイントの現金化は「日興フロッギー証券」という証券口座を利用しましょう。
日興フロッギー証券は期間・用途限定dポイントも含めたdポイントで投資ができる、唯一無二のサービスです。
公式URL:https://froggy.smbcnikko.co.jp/
なので
- dポイントで株を買い付け
- 株を売却して現金化
- 証券口座から出金
というシンプルな流れでdポイントを現金化できます。
なお注意点として
- 売却時に手数料(約0.3%)がかかる
- 買い付けから売却までに資産が変動することがある
の2点があります。完全に等価で交換できるわけではありませんが、効率的にdポイントを現金化できます。
dポイント投資に使う
もう1つのdポイントのオススメな使い道は「dポイント投資」です。
dポイント投資は名前の通りdポイントを投資商品で運用できるサービスです。
日興フロッギーと違う点はdポイントのまま運用できる点です。
dポイントで投資し、引き出したときもdポイントで手元に戻ります。
ポイント投資は利益が出ても70万円までは非課税になると言われています(一時所得控除50万円 + 給与所得者の確定申告義務20万円)。
原資にもよりますが、ポイント投資でこれだけの利益を出すのは一般人にはまずあり得ないため、実質非課税で投資ができるサービスです(非課税の解釈は税理士さんや管轄税務署によって異なる場合があります)。
もちろん他に一時所得があったりする場合などで変わってきますが、通常の投資は問答無用で利益の約20%に税金がかかるため、そのアドバンテージは相当なものです。
dポイント投資公式URL:https://dpoint-inv.com/portal/top
dポイントの増量キャンペーンに参加する
dポイントでは毎年、各サービスからdポイントに交換する増量するキャンペーンを開催しています。
交換元はクレジットカード会社・ポイントサイトなど多岐に渡りますが、リクルートポイントがdポイントへの交換を開始したことで、次回の増量キャンペーンにリクルートも加わるかもしれません。
2021年のキャンペーン詳細は未発表なので推測でしかありませんが、リクルートポイントが貯まっている場合には交換せずに温存しておくのもアリだと考えます。
Pontaポイントのオススメの使い道
Pontaポイントもdポイントに負けず劣らず、多くのサービスで利用できます。
Pontaカードを提示してもOKですし、PontaをauPay残高にチャージすることでauPay加盟店でも利用できます。
使い道は多々あるPontaポイントですが、ここでは3つのオススメな使い道をご紹介します。
現金化する
Pontaポイントもdポイントと同様、現金化することが出来ます。
以前までは「手数料をかけて払出し」や「auカブコム証券に投資して出金」など必ずしも「1Ponta = 1円」とならない現金化方法が主流でした。
しかし2021年9月からはauPay残高の「自動払出」という機能を使えば手数料無料で出金できるようになりました。詳しくはこちらの記事で解説していますので、合わせてご確認ください。
auPayカードの支払いに充当する
KDDIが運営するECサイトのauPayマーケットをお得に攻略するために必要不可欠なクレジットカードが「auPayカード」です。
あまり知られていませんが、PontaポイントはauPayカードの請求金額に対して充当することが出来ます。楽天カードの楽天ポイント充当と同じ機能ですね。
auPayカードの請求額は口座から引き落とされるため、Pontaポイントを充当することで等価での現金化をしているとも言えます。
お得なポイント交換所を利用する
こちらもauPayマーケット関連のお得な使い道なのですが、「お得なポイント交換所」というサービスを使うとPontaポイントの価値が飛躍的に高まります。
お得なポイント交換所はPontaポイントをauPayマーケットでのみ利用できるPontaポイントに交換する代わりに、ポイントを増量してくれる仕組みです。
交換後のポイントは「auPayマーケット限定」とありますが、「auPayふるさと納税」でも利用できます。auPayふるさと納税は還元率が1%固定とあまりお得ではないサイトですが、増量ポイントを利用する分にはかなりお得です。
なお交換後のポイントはポイント交換後から30日間とかなり短いです。
利用先を決めてからの増量交換をオススメします。
おわりに
利便性が向上するのは有難いですが、dポイントとPontaポイント、どっちをメインに貯めるか迷ってしまいますね。
私は毎月のようにauPayマーケットで何かしらを購入するので、お得なポイント交換所の破格特典が続く限りは、
- メインに貯めるのはPontaポイントを選択
- リクルートポイントは交換せずに温存(dポイント増量狙い)
にしたいと思います。dポイント増量はリクルートが対象かは不明ですけどね…。
dポイントとPontaポイント、どちらをメインに貯めるか迷っている人の参考になれば幸いです。
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