最近は楽天証券やTsumiki証券など、クレジットカードで投資信託の積み立てが出来る証券口座が増えてきました。
ネット証券大手のSBI証券もその1つで、2021年6月末からクレカ積立がスタートします。
本ページではSBI証券のクレカ積立の概要と、積立設定手順についてまとめています。
SBI証券のクレカ積み立てが2021年6月30日からスタート
SBI証券で2021年6月30日からクレカ積立がスタートします。
クレカ積立はその名の通り「クレジットカードで投資信託の積み立て買い付けが出来るサービス」で、買い付けに対する還元があるのが魅力です。
SBI証券のクレカ積立の還元率は0.5%で、最初の6か月間は1.5%還元になるスタートダッシュキャンペーンなるものが開催されます。
初回買い付けは8/2で、7/10までに積立設定をしたものが対象です。満額の4,500Ptを狙っている人は7/10までに積立設定を完了させましょう。
なお積立できるクレジットカードは「三井住友カードが発行したVポイントが貯まるカード」です。
VISA LINEPayクレカのようにVポイント以外の独自ポイントが貯まるものは対象外となりますのでご注意ください。
保有残高への還元もあり
クレカ積立の還元率は0.5%ですが、SBI証券には投資信託の保有残高に対してポイントが貯まる「投信マイレージサービス」というものがあります。
投信マイレージサービスでは投資信託の保有残高が
- 1,000万円未満:0.1%
- 1,000万円以上:0.2%
- 指定銘柄:指定された付与率
の3パターンでポイント付与率が変わってきます。
人気が高い信託報酬の低いファンドの多くは指定銘柄となっていますが、ファンドによってはクレカ積立の還元率を合わせると0.6%~0.7%還元となります。
つみたて投資ポイントアッププランも始動
クレカ積立開始に合わせて、つみたて投資ポイントアッププランなるプログラムも同時にスタートしました。
これは一部の上位クレジットカードのクレカ買付還元率が優遇されるもので、
- プラチナカード:2%還元
- ゴールドカード:1%還元
- その他のカード:0.5%還元
となっています。
既に三井住友ゴールド・プラチナを持っている人は積立設定をするのをオススメします。
三井住友ナンバーレスゴールドカード登場
またこれに合わせて三井住友ナンバーレスゴールドカードが登場しました。
このカードで積立設定をすると1%還元になります(通常の買い物は0.5%還元)。
年会費は5,500円ですが年間100万円以上利用すると翌年以降の年会費が無料になります。毎年100万円以上使わなくてもいいのは有難いですね。
また年間100万円以上を使うと10,000ポイントが付与されるため、100万円利用時の還元率は1.5%となります。エポスゴールドと同じ仕組みです。
ただしエポスゴールドと違うのはクレカ積立での利用分は100万円利用にカウントされません(エポスゴールドはTsumiki証券での積立設定で利用カウント)。
純粋に100万円を利用しなければならないので、そんなにカード決済をしない人にはあまりオススメできないカードになります。
三井住友ナンバーレスゴールドカードの発行を検討している人は、ポイントサイトを経由して発行をしましょう。
例えばハピタスというサイトでは本記事作成時点で6,600円相当のポイントが貰えます。
公式サイトから申し込むとこの特典は受けられませんので、必ずポイントサイトを経由して申込をしましょう。
投信積立の設定手順
以下ではSBI証券でクレカ積立を行う手順を画像付きでご紹介します。
画像はパソコンから操作したものですが、スマホ・タブレットからもレイアウトは若干異なりますが同様の手順となります。
まずはSBI証券にログインし、上部の「投信」メニューを開きます。

次に積み立てるファンドを選択します。今回はランキング1位のS&P500インデックスファンドに積み立て設定を行ってみます。

ちなみにこちらのファンドは投信マイレージサービスの指定銘柄です。保有残高に対して0.0242%の付与率となります。
ファンドの詳細画面を開いたら、「積立買付」を選択します。

決済方法にクレジットカードがあります。クレジットカードが未登録の場合は「クレジットカード登録はこちら」のリンクを選択します。

各規約を読んで、問題がなければ「同意」にチェックを付けましょう。
チェック後、下部に取引パスワードを入力し、「同意して本人確認へ」を選択します。

三井住友のクレカポータルサイト「Vpass」へのログイン画面に遷移しますので、積立したいカードが紐づいているアカウントでログインをします。

私はエブリプラスで積み立てをしてみることに。「次へ進む」を選択します。

規約に「同意する」をクリック。

下4桁のカード番号が表示されるので、間違いがないか確認をしましょう。
ちょっと面倒ですがクレジットカード番号の再入力が必要なようなので、「カード番号入力」を選択します。

Vpassログイン後に選択したものと同じクレジットカード情報を入力し、「次へ」を選択します。

確認して「次へ」を選択します。

これでクレジットカードの登録が完了しましたので、ようやくクレカ積立設定が出来ます。

再度「ファンドの詳細画面」➡「積立買付」を選択します。
決済方法に「クレジットカード」を選択して、積立金額を設定しましょう。
積立金額は100円~50,000円まで、1円単位で入力できます。

目論見書など、ファンド情報の確認をします。下にスクロールしていって…

問題なければ「確認画面へ」を押します。

積立内容の最終確認です。
「ファンドが間違っていないか」「決済方法がクレジットカードになっているか」「積立金額が正しいか」を確認の上、下部の取引パスワードを入力します。

以上でクレカ積立設定は完了です、お疲れ様でした。

現在の投信積立の確認手順
積立の状況は
- ①取引
- ②投資信託
- ③投信(積立買付)
の順で開いていくと確認できます。

投信積立の内容変更・解除手順
クレカ積立の内容変更・積立解除は「取引」➡「投資信託」➡「投信(積立買付)」の順で選択していき…

その画面を少し下にスクロールすると「変更・追加」「解除」のメニューから設定できます。

積立設定にオススメのクレジットカード
SBI証券のクレカ積立は公式ではナンバーレスカードを推しています。コンビニ・マクドナルドでいつでも5%オフなので普段使いとしても優秀なカードです。
この中でも積立の還元率が優遇されるナンバーレスゴールドは問答無用でオススメです(1%)。

ですがナンバーレスゴールドは年間100万円を使わないと年会費(税込5,500円)がかかります。1度でも100万円を使えばそのあとは永年年会費無料のゴールドカードです。
そのため無理しなければ100万円にとどかない人にはオススメできません。ナンバーレスゴールドについてはこちらの記事をご参照ください。
なお個人的にはクレジットカードをどんどん増やすことを人にあまりオススメしたくはありません。
そしてポイントアッププラン導入により上位カードは激アツです。
以上を踏まえ、クレカ積立のオススメクレカは
- 既に持っている三井住友プラチナカード
- 既に持っている三井住友ゴールドカード
- ナンバーレスゴールドカード(年間100万円以上を難なく使える人)
- 三井住友ナンバーレスカード
という順番で人に勧めたいと思います。
なお三井住友カードでは月5万円以上の利用で100Pが貰えるキャンペーンを実施していますが、SBI証券のクレカ積立は対象外と記載がされました。残念…

SBI証券の口座開設はポイントサイト経由で
これからSBI証券を開設予定の人は、ポイントサイトからの開設を強くオススメします。
現在(2023年5月31日)ではハピタスというポイントサイトで10,000円相当がゲットできます。
条件は「SBI証券開設 + 住信SBIネット銀行ハイブリッド口座からの50,000円の入金」です。
同時に住信SBIネット銀行口座を開設しても良い人や、既にSBIネット銀行口座がある人にオススメです。

公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
おわりに
今は現金での投信積立ではなく、クレカ投信積立がトレンドです。
わずかではありますが買付に対してポイント還元があるのは嬉しいですよね。
またクレカ積立は夫婦でのダブル積立がオススメです。
旦那さんと奥さんの2アカウントで行うと、上限が2倍になります。
現金での積み立てをしている人はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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