既存Kyashカード(Kyash Card Lite)の改悪発表からしばらく経ち、ようやく新Kyashカードが到着しました。
それがこちら。シンプルなデザインでかっこいいです。
本ページではKyashってよく聞くけどなんなの?何がお得なの?利用するときに気を付けることってあるの?という疑問を解消します。
Kyashの基本情報
Kyash(キャッシュ)の概要は次の通りです。
そもそもKyashってなに?
Kyashはチャージ式のプリペイドカードです。
チャージ方法は下記の4種類が提供されています。
- クレジットカード
- セブン銀行ATM
- コンビニ
- ペイジー
チャージ式のプリペイドカードであるKyashですが、事前に残高をチャージして利用している人は少数だと思われます。
多くの人はクレジットカードを紐付けて「自動チャージ」をしています。
こうすることで残高を気にすることなく、まるでクレジットカードのように利用することが可能です。
Kyashは何がお得なの?
Kyashが多くの人に使われている理由が「ポイント還元」です。
Kyashの種類により0.5%〜1%のポイント付与がされます。
つまりクレジットカード+Kyashのポイント二重取りが出来るわけです。
最高還元率である1%のKyashに…
- 楽天カードを登録した場合:還元率2%(1% + 1%)
- リクルートカードを登録した場合:還元率2.2%(1.2% + 1%)
- リクルートカードプラスを登録した場合:還元率3%(2% + 1%)
という破格の還元率が実現できます。
ポイントは1ポイント = 1円でKyash残高としてチャージできます。
Kyashの種類と還元率
Kyashの種類と還元率は下記の通りです。
- Kyash Card:1%還元
- Kyash Card Lite(旧 Kyash Card):0.5%還元(2020/5/1〜)
- Kyash Card Virtual:0.5%
本ページで重点を置いて説明するのは1%還元の「Kyash Card」です。
デザイン
Kyash Cardのデザインはネイビー・シルバー・ピンクの3種類です。
いずれもシンプルでかっこいいデザインですね。
還元上限額
Kyashにはポイント還元上限が設定されています。
3種類のKyashがありますが、3種類とも月12万円までの決済を対象にポイントが付与されます。
- Kyash Card:1,200ポイント/月
- Kyash Card Lite:600ポイント/月
- Kyash Card Virtual:600ポイント/月
※追記 2020年12月11日より、Kyashの還元上限が月5万円(500P)までに改悪されました。
発行手数料
Kyashカードは発行手数料がかかります。
- Kyash Card:900円(5年ごと)
- Kyash Card Lite:300円(5年ごと)
- Kyash Card Virtual:無料
発行方法
KyashはいずれのカードもKyashアプリをインストールして発行申請をします。
申請方法は公式HPで詳しく解説されていますので、そちらをご参照ください。
URL:https://support.kyash.co/hc/ja/articles/360001129108
使い方
Kyashの使い方は下記の2種類です。
- 実店舗決済(Kyash Card、Kyash Card Liteのみ)
- オンライン決済
KyashカードはVISAブランドなので、VISA加盟店で利用できます。
ポイントの付与対象外商品
最大で1%還元があるKyashですが、ポイントが付与されない支払いが多くあります。
公式で発表されているのは下記の通りです。
- 売上未確定のままのお取引
- 交通機関へのお支払い(定期券、乗車券、切符、回数券、特急券などの料金)
- 鉄道、バス、モノレール、ケーブルカーなど
- モバイルSuicaアプリでの購入、チャージ
- Apple Pay/Google Pay経由によるモバイルSuicaアプリでの購入、チャージ
- 税金のお支払い
- ふるさと納税、税金各種
- 公共料金のお支払い
- 寄付金のお支払い
- 金券、商品券や有価証券等の現金同等物の購入
- また金券、商品券や有価証券等の現金同等物を販売しているサイトでの購入
- 郵便局でのお支払い(実店舗・オンライン)
- 造幣局の販売サイトでのお支払い
- 代金未回収が発生しているお取引
- 本人または第三者による不正利用と弊社が判断したお取引
換金性が高いもの・交通系・郵便系・税金関係はことごとくポイント付与の対象外です。
Kyashのメリット
Kyashのメリットは複数ありますが、主に下記の3点が挙げられます。
ポイントの二重取りができる
しつこいようですがKyashの1番のウリがポイントが貯まることです。
私はKyashカードにアクシスカードプラスという2%還元のカードを登録することで、いつでも3%還元を実現しています。
KyashはVISA加盟店で利用できるので、多くの店舗で3%オフは魅力的です。
GooglePay・ApplePayが使える
2020/4〜、QUICPay(GooglePay・ApplePay)でもポイントが付与されるようになりました。
Kyashを財布から出さずとも、スマホ1台で決済が完結するのはスマートですね。
送金・請求ができる
Kyashの隠れたメリットに送金・請求機能があります。
ちょっとしたお金のやりとり・割り勘などに気軽に利用できます。
もちろん手数料は無料です。
Kyashのデメリットと注意点
ポイント二重取りが気軽にできるKyashですが、もちろんデメリットや注意点も存在します。
ポイント付与対象外の決済がある
繰り返しになりますが、換金性が高いもの・交通系・郵便系・税金関係はことごとくポイント付与の対象外です。
ポイント還元の上限金額が低い
ポイント還元は月12万円分の支払いまでです。
ポイント換算で月間1,200ポイントが上限となります。
つまりKyashを利用することで得られるポイントは年間14,400円相当です。
個人的にはもうちょっと付与上限が上がると嬉しいですね…。
クレジットカードの明細がわからなくなる
Kyashで決済をすると、紐づいているクレジットカードの明細が「Kyash」もしくは「キャッシュ」という明細になります。こんな感じ。
Kyashアプリの利用履歴から何に使ったのかを確認したらいいのですが、ぱっと見でわからないのは大きなデメリットです。
登録できるカードが限られる
クレジットチャージに登録できるブランドは「VisaまたはMastercard」の二択です。
JCBやAMEXは対応していないのでご注意を。
セキュリティ面が不安
Kyashでは2019年末頃からオンライン決済の不正利用報告が挙がっています。
原因は不明ですが、Kyashはデータ漏洩を強く否定しています。
そのためKyashの設定でセキュリティを自分で高めることをオススメします(後述)
※ 2020/11/18 追記
2020年11月17日より3Dセキュアに対応しました!これでかなりセキュリティ面に安心感が出ました。
セキュリティは自分で対策を!
Kyashアプリでは「カード設定」という項目から下記を設定することができます。
- 決済限度額 / 1回
- 決済限度額 / 月
- オンライン決済ON/OFF
- 海外実店舗決済ON/OFF
- カードロックON/OFF
私はこんな感じに設定しています。
私の場合はKyashを小額決済限定で利用しているため1回の決済額を「1,000円」と、かなり小額に設定しています。
また月の限度額を15万円とすることで、万が一の不正利用に備えています。
そのほか「オンライン決済」と「海外実店舗決済」については、利用予定がなければ「OFF」にしておきましょう。
そしてカードの紛失や身に覚えのない決済通知が届いた場合には速やかに「カードロック」をONにしましょう。
カード利用を一時的に停止することができます。
※ 2020/9/8 追記
2020年9月7日より不正利用補償制度が開始しました!
おわりに
ポイント二重取りが気軽にできて話題のKyash。
新カードはデザインもさることながら、QUICPay・VISAタッチ決済に対応するなど機能的にも魅力的です。
ですがKyashにクレジットカードを登録することで、不正利用の危険性が上がることも確かです。
Kyashアプリのどこを操作したら決済額を変更できるのか、カードを停止できるのか、事前に十分に確認しておく必要がありそうです。
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