2021年9月よりauPayがさらに便利になります。
「自動払出」という機能で、使わないauPay残高を自動で銀行口座に出金できるような機能が実装されました。
しかも銀行口座へ出金する手数料は無料の太っ腹対応です。
本ページでは自動払出機能の概要をはじめ、実際に自動払出機能を利用する手順をまとめています。
auPay残高の自動払い出しは手数料が無料
2021年9月より、auPayで自動払出機能が実装されます。
例えば「毎日・全額を払い出す」など、決まった日付と金額を設定することで銀行口座に出金ができるサービスです。
払い出し先の銀行口座はauじぶん銀行に限定されています。
今までもauPay残高をauじぶん銀行に手動で払出すことは出来ましたが、以下の手数料がかかっていました。
- 2万円未満の場合は220円(税込)
- 2万円以上の場合は払出額の1%(税別)の手数料
5万円出金すると、約550円の手数料がかかるので結構痛手です。
しかし自動払出機能は手数料が無料です。
つまり手動払出はどうしてもすぐに現金が必要な場合の非常手段という位置づけになりました。
自動払い出しの設定手順
早速auPay残高の自動払出機能を使ってみます。
まずはauじぶん銀行を開設する
まずは払出先の口座であるauじぶん銀行の口座を開設します。
これが1番時間がかかるため、真っ先にやりましょう。
口座の開設はこちらからオンラインで行えます。
本人確認
つぎは本人確認を行います。
自動払出機能を利用するには本人確認が必要です。
完了には最長で1週間ほどかかりますのでご注意ください。
本人確認はauPayアプリのトップページ左上のメニューアイコン(三本線)をタップして、「本人確認」という項目を選択しましょう。
本人確認は免許証と自身の顔をスマホで撮影する必要があります。
本人確認が完了すると、auPayアプリおよび登録メールアドレスに通知が届きます。
auじぶん銀行を連携する
次にauじぶん銀行を連携します。
auPayアプリトップページで「auじぶん銀行」を選択し、下部の「連携する」ボタンをタップします。
「auじぶん銀行連携を申込む」をタップして…
auじぶん銀行口座を「持っている」を選択しましょう。auじぶん銀行口座がない人は「持っていない(auじぶん銀行 口座開設)」ボタンから開設申請をしてください。
あとは画面の説明に沿ってじぶん銀行へログインするときと同じように情報を入力していくだけで連携が完了します。
auPayにauじぶん銀行を連携すると、払出のほかに
- auPayアプリ上での口座残高の確認
- auじぶん銀行からのチャージ
- オートチャージ
などが利用できるようになります。
自動払出設定
auじぶん銀行の連携が終わったら自動払出の設定を行います。
auPayアプリのトップページ左上のメニューアイコン(三本線)をタップして、「払出する」という項目を選択します。
次に払出しの種類を選択します。左側の「自動」を選びましょう。
次に下のほうにある「自動の払出を設定する」をONにします。
次に自動払出をする「頻度」と「金額」を選択します。
とくに理由がない限り、おすすめの設定(毎日・全額を払出)でいいと思います。
内容に問題がなければ「OK」を選択します。
最後に暗証番号を入力します。携帯電話の契約時、またはauPay登録時に設定した4桁の数字を入力します。
以上で設定は完了です。頻度を「毎日」にした場合、最短で翌日に出金が行われます。
払い出し完了
翌日の午前6時頃に入金の案内がありました。
以降は特に設定の必要なく、払い出せるauPay残高があれば自動で出金されます。
こちらはじぶん銀行アプリの入出金明細です。
以前に「ローソンATMからの入金でPontaポイントを5%還元」というキャンペーンをやっていたのでauPay残高が多めにチャージされていましたが、その分を手数料無料で出金できました。
自動払出の停止手順
自動払出を停止する手順は払出設定と逆のことをするだけです。
auPayアプリのトップページ左上のメニューアイコン(三本線)をタップして、「払出する」という項目を選択します。
「自動の払出を設定する」をON➡OFFに切り替えます。
OFFにすると「自動払出を解除する」というボタンが表示されるので、これをタップします。
以上で自動払出の解除・停止が完了です。
もちろん再び好きなタイミング自動払出設定をすることも可能です。
払い出せるauPay残高の内訳について
とても便利な自動払出機能ですが、すべてのauPay残高を出金できるわけではありません。
auPay残高は2種類ある
auPayの残高は「送金・払出可の残高」と「送金・払出不可の残高」の2種類があります。
下図の通り、1万円の残高があったとしてもチャージ方法によって払い出せない残高もあります。
払い出せるのは現金やポイントチャージ由来の残高です。
一方、払い出せないのはクレジットカードチャージ由来の残高です。この残高が出金できると、クレジットカード利用枠の現金化が出来てしまうため塞がれています。
auPay残高の消費順序はチャージ順
この2つの残高ですが、支払い時の消費順に決まりはありません。チャージされた順に消費がされます(2021年9月4日、カスタマーセンターに確認)。
ユーザーとしては制限がかかっている「払い出せない残高」から先に消費されて欲しいところですが、現金チャージ残高のチャージが先な場合にはそちらから支払いに使われていくようです。
これは改善して欲しいですよね。
なので気になる人はとりあえず全額の自動払出を行うことをオススメします。
auPay残高の内訳確認手順
上記のように2種類あるauPay残高ですが、その内訳を確認する手順は2種類あります。
auじぶん銀行が連携されている場合
auじぶん銀行が連携済みの人は「払出」メニューから、出金できる残高を確認することが出来ます。
払出の種類を選択する画面で「手動」を選択すると…
「送金・払出可能残高」という項目が表示されます。これが現金・ポイント由来のチャージ残高になります。
私のauPayにはこのとき「116,742円」の残高があったので、残りの「35,569円」はクレジットカードでチャージした払い出せない残高であることがわかりました。
auじぶん銀行が連携されていない場合
auじぶん銀行が連携されていない人は、残念ながらパッと確認できる機能はありません。
残高のところをタップして内訳表示の機能があればいいのですが…本記事作成時点(2021年9月)では実装されていません。
そのためauカスタマーセンターに確認したところ
大変申し訳ありませんが、月別の履歴からチャージ額と支出額を差し引きして確認してもらうしかありません…
とのお返事が…。
どうやらauPayの履歴画面を開いて…
各月のチャージと支出から、地道に内訳を計算していくしかないようです。そのため確実に内訳を知りたい人は、auじぶん銀行を連携後、払出メニューから確認することをオススメします。
Pontaポイントやリクルートポイントの現金化に最適
無料の払出が出来るようになったため、Pontaポイントの現金化もかなり効率が良くなりました。
今までPontaポイントの現金化は
- PontaポイントをauPay残高にチャージして払い出し
- じぶん銀行が必要
- 2万円未満の場合は220円(税込)、2万円以上の場合は払出額の1%(税別)の手数料がかかる
- auカブコム証券に投資して出金
- 証券口座の開設が必要
- 売買時の手数料や資産変動リスクがある
の2つが王道の現金化方法でしたが、これからは「PontaポイントをauPay残高にチャージ ➡ 自動払出し」がスタンダードな方法になります。手数料も無料で額面の変動もありません。
ですが個人的にはPontaポイントは1ポイント = 1円以上の価値があると思っています。
例えばお得なポイント交換所というサービスを使うとPontaポイントの価値が飛躍的に高まります。
お得なポイント交換所はPontaポイントをauPayマーケットでのみ利用できるPontaポイントに交換する代わりに、ポイントを増量してくれる仕組みです。
おわりに
auPay残高が無料で出金できる機能が追加されました。
auじぶん銀行口座さえあれば誰でも利用ができるので、
- auPay残高が余っている人
- Pontaポイントを現金化したい人
にはオススメです。
また出金先のauじぶん銀行では普通預金金利が最大0.2%が適用可能です。
私のようにauPay残高でお金を遊ばせておくよりも、0.2%の金利が適用されるほうが断然お得ですので、ぜひ自動払出の活用をオススメします。
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