学習教材の「月刊ポピー」は、チャレンジやスマイルゼミ、Z会などの他教材と比べて最も「簡単」という声が多く、一学年上の教材をやらせる親もいるようです。
実際に我が子も、年中の時には年長用を、年長の現在は小学1年生用のポピーを利用しています。
しかし、小学ポピーになった途端、1学年上げることの弊害が出てくるように・・・
本記事では、幼児が小学ポピーを利用している実体験をもとに、学年変更や先取学習のメリットデメリットなどをまとめています。
ポピーの学年変更に伴う、変更方法、料金の差額、元の学年への戻し方などについてはこちらの記事にまとめていますので、併せてご閲覧ください。
年長が小学ポピーをやってみた
我が子が年中の時に始めたポピーですが、問題が少なく簡単な上に楽しくて、あっという間に終わってしまうため、1学年上に変更して受講していました。
その流れで年長の現在は小学1年生のポピーをやっています。
しかし、年中が年長向けの学習をするのと、年長が小1の学習をするのとでは意外と大きな差があることが分かりました。
幼児が小学ポピーをするメリット
まずは良い点から。
年長が幼児ポピー(あおどり)ではなく、小学ポピーに移行したことで感じたメリットは3点です。
文字の練習になる
年長用の「あおどり」ではひらがなの読み書きは出てくるものの、記入する箇所が極端に少ないです。
こちらがあおどりの内容です。
ですが小学ポピーになった途端、平仮名、数字共にめっちゃ書かせてきます。こちらは小学ポピーの内容です。
女の子と違って男児は手紙交換なんてこともせず、あまり文字を書かないので小学ポピーのおかげて文字を書く機会が増えました。
単に子供の成長によるものかもしれませんが、小学ポピーに移行してから急に文字を書くのが上手く、速くなりました。
学校の授業についていけるから自信がつく
小学校への入学は新しい環境に加えて、新しい勉強などストレスが大きい時期かもしれません。
しかし、勉強だけでも先取りして「簡単じゃん!」と思うことで自信がつき、勉強への苦手意識を持つことなく小学校生活をスタートできるのではないかと思います。
親である私自身もかつて先取り学習をしていて、小中学校の授業は復習として理解を深めていました。
子供時代の勉強は「分かるから楽しい」ので、やっていて損はないはずです。
しかし、
先取りで理解していたら、小学校で調子に乗らない?
という心配もあるかと思いますが、「勉強が苦手」と思うより「簡単!」と調子に乗っているくらいの方がマシだと思うのです。
また、言わないだけで周りは意外と幼児期から家で学習しているため、先取り学習してもそんなに凄い!とはなりません。
時計も学べる
あおどりでは少ししか時計のお勉強は出てきませんが、
小学ポピーでは入会時に「時計盤」と「時計 練習帳」のほか、入会特典(6月1日まで4月号からに申し込み)で目覚まし時計がもらえます。
実際に以前は100円均一の時計盤を使用していましたが、100円だと長い針も短い針も自分で動かす上にすぐズレました。
しかしポピーの時計盤は長針と短針が連動している上、ズレないのでめっちゃ使いやすいです。
幼児が小学ポピーをやる弊害・デメリット
ポピーでの先取り学習には悪い面もありました。
親が感じた年長が小学ポピーをするデメリットは4点です。
教科書ありきの問題がある
小学ポピーは学校の教科書に沿った内容のため、授業の復習が出来るメリットがあります。
実際の問題を見てみると、「きょうかしょ〇ページを声に出して読みましょう」「きょうかしょ〇ページを見ながら勉強しましょう」のように、肝心な文章がポピーに載っておらず、教科書を見ながら勉強することが前提となっている問題が僅かながらあります。
これは教科書を持たない未就学児には大きなデメリットです。
文章問題だけは飛ばしてテスト対策的に時期が来たらやるのも1つの手ですが、我が家ではネット検索で文章を見つけて取り組んでいます。
デジタルコンテンツの難易度が急に上がる
ポピーには、幼児ポピー・小学ポピー共にスマホやパソコンを使って勉強できる「デジタルコンテンツ」があります。
紙の学習に飽きた頃にパソコン画面でゲームのように学べるのがとても良いのですが、小学ポピーになった途端デジタルコンテンツの難易度がグッと上がるように感じました。
例えばこんな計算アプリでは、計算をして答えの数だけ進んでいく遊びかと思いきや、赤枠(足す数)の分しか進めないなど細かいルールがあり、親がちゃんとルールを読んで理解しないと出来ないゲームでした。
また、交通標識も学べる絵合わせカードは、時間制限もなかなか厳しくすぐにゲームオーバーになってしまいました。
もちろん数をこなせば出来るようにはなりますが、ちょっと難しいので時期が来たらやってみるくらいで良いかもしれません。
値段が上がる
全学年ではありませんが、学年が上がると値段もあがります。
幼児と小学生では問題の数が違うため仕方がありませんが、特にあおどりから小1は1,400円も上がるので高く感じるかもしれません。
それでもポピーは他の通信教材に比べて断然安いです。
ポピーをお得に契約する方法はこちらです。
「ポピーKids English」との併用は問題に追われる
我が家はポピーだけでは物足りないこと、英語は早いうちからやらせたいという想いから「ポピーKids English」も並行しています。
子供のやる気にもよりますが、我が家の場合はポピーが届いてから次月号が届くまでの間にちょうど良く「あおどり+ポピーKids English」が終わり、体調不良や外泊などで出来な日があっても問題なく終わっていました。
しかし、小学ポピーになった途端、問題数が多くて「次が来ちゃうよ~」と親が焦ります。
小学ポピーだけなら余裕ですが、「ポピーKids English」と同時進行は人によっては教材が溜まりそうです。
詳しくはこちらでまとめていますが、ポピーKids Englishは子供に合わせたレベルで始められ、楽しく、続けやすい価格のため、初めての英語学習にオススメの教材です。
ポピーイングリッシュは公式サイトからレベル①~③共通の無料資料請求が可能です。
勉強の楽しさだけを教えたいなら簡単でも学年はあげない!
ここまで、年長が小学ポピーをするメリット・デメリットについてまとめましたが、先取り学習をして学校の勉強に自信が付いたり、文字や時計を学ぶ良い機会になることは親的には有難いことです。
しかし、やはりどうしてもあおどりと小学ポピーの問題数、難易度には差があります。
そのため子供によっては、読み書きや足し引きの計算が出来ても、集中力が追いつかなかったり、問題文を読むのを面倒がったりと、楽しいだけでなく、頑張らなければいけない要素が出てくるかもしれません。
そんな時は、先取り学習よりも、楽しく学ぶ習慣を無理なく継続できる「幼児ポピー」と「ポピーKids English」の組み合わせがオススメです。
また、小学ポピーには生き物などの楽しい要素もありますが、やはり国語と算数の要素が強いです。
そのため、文字や数より生物などに関心の強い子には面白くないかもしれません。
問題に追われたくないなら市販のドリルがオススメ
月刊ポピーだけに関わらず全ての通信教材に言えることですが、コンスタントにやらないと教材が溜まってやる気を失くします。
親も「次くるよ!」と焦って促すので、子供も余計にやる気がなくなりお互いにストレスです。
そんなご家庭には市販のドリルがオススメです。
ポピーからも「ことば、とけい、理科」など多くのドリルが出ており、これなら好きなタイミングで好きな学習ができます。
また、教材は書店やネットのほかコストコも穴場で、知育玩具や本場の英語のワークブック、学研のドリルセットが安く手に入ることも多いです。
おわりに
年長の幼児に小学ポピーをやらせている実体験から、学年を上げることのメリットや弊害をまとめました。
もちろん子供の意欲や興味を持つものにもよりますが、まとめると、「あおどりで物足りない子が小学ポピーをやるのはオススメだけど、次月号に追われるなら市販のドリルに切り替える方が精神衛生上良いのではないか?」と個人的に思います。
我が家の場合は「ポピーKids English」は絶対に継続したいところなので、進み具合によってはこのまま学年を上げて継続していきますし、教材が溜まるようなら「ポピー式おうちでドリル」などに切り替て、時期が来たら月刊ポピーを再開しようかな?と言ったところです。
ポピーと百均教材や、無料教材、自宅学習サービスなどについてもまとめていますので宜しければご閲覧ください。
コメント