我が家の年中男児は、9月号から自宅学習の月刊ポピーを始めました。
とっても楽しそうに毎日積極的に取り組んでいるのですが…思ったより内容が簡単なようで、サクサク進みすぎて月の中頃には全て終わってしまう事態に…
そこで、次月から1学年上の教材に変更できるのかポピーに問い合わせてみることに。
本記事では、学年を上げる方法、上の学年の教材が難しかった場合は元に戻せるのか?一括支払いの場合価格差はどうなる?学年を変えた場合の弊害などについてまとめています。
ポピーは簡単すぎる?
学習教材でお馴染みの「月刊ポピー」の口コミを見ると、チャレンジやスマイルゼミ、Z会などの他教材と比べて最も「簡単」という声が多いです。
実際に年中の我が子は、ポピーを始める前からひらがな・カタカナ・数字の読み書きがある程度できていて、時計も少しは読めるレベルでした。
これはポピー年中コース(あかどり)の「文字・数・言葉」のテキスト内容ですが、
- ひらがなのなぞり書き(文字)
- 10までの数に親しむ(数)
- 挨拶・位置・動きなどの言葉(言葉)
といった内容です。
しかも飽きないようにちょっとしたお遊びを挟んでくるので実際のなぞり書きはこのようにわずか。
1ページ、1文字といった具合です。
ポピーの幼児テキストは「お勉強のドリル」と「思考力やめばえのワーク」の2種類がありますが、ワークは間違い探しなど更にお遊び感が強いです。
ちょっと簡単すぎるような?
しかし、THE勉強の書き取りなどは嫌がるのに、ポピーだと自ら進んで一日に何ページもやってしまうほど子供は気に入っています。
気が付けば長い時間机に向かっているので集中力も付きそうだし、何よりポピーは無駄な付録が無くお手頃価格で、子供がやりたくなる仕掛けが沢山。
だから簡単なのは気になるけど、せっかく子供がやる気を出した今、他の教材に変えるのはイマイチ。しかも半年払いしてしまった…
それなら1学年上の教材に変更してもらえないかしら?
ということで、ポピーに問い合わせてみることにしました。
1学年上の教材に変更してみた
難しすぎたら戻せばいいやという考えで、実際に次月号より学年を上げてもらいました。
変更方法
変更方法は、直接ポピーではなく、所属する支部への連絡です。
我が家が所属する「さんけん社」支部の問い合わせ方法は、Webの問い合わせフォーム、メール、FAX、電話とありますが、最もスムーズな電話で問い合わせをしました。
すぐに学年を変更したいもタイムラグが無く、支払い等についてもすぐに質問できるため電話が手っ取り早いです。
支部ってなに?どういう仕組みなの?という人はこちらのページを参考にしてください。
変更申し込み期日
支部によって対応が異なりますが、さんけん社の場合はお届けの号数を基準に、ふた月前の毎月20日までが変更申込期限でした。
例えば、10月号(9月下旬発送分)より学年を上げたい場合は、8月20日が連絡期限となります。
これは、退会・休会と同じ期限です。
私は8月30日に電話でさんけん社に学年変更の連絡をしました。
20日の期日を過ぎていましたが、教材準備に間に合ったようで10月号から変更してくださいました。
難しかったら元の学年に戻せるの?
学年を上げたはいいけれど、やっぱり難しくて子供のやる気がなくなってしまった場合などは、また連絡することで元の学年に戻すことが出来ます。
期日は上記と同じくふた月前の毎月20日までです。
半年払いや年払いの差額は?
変更しても差額の無い学年もありますが、差額のある学年への変更の場合、または一括での支払いにより支払い途中で学年が変わり差額が発生するパターンが考えられます。
例えば、半年払い中にあおどりの途中で小学1年生に学年を上げた場合はプラスの差額が発生します。
この場合の加算料金の支払い方法は下記の2パターンです。
- 差額が発生した時点で追加料金を支払う
- 次回の請求時にまとめて差額分を上乗せした料金を支払う
この追加料金の支払いのタイミングは支払いの期間(〇月~〇月まで)によってもことなるそうで、一人一人の契約状況を見て判断するとのことで、一概には言えないそうです。
我が家は9月号から2月号までを半年払いしています。
10月号からあかどりからあおどりに変更したので、次回の一括払いは3月号分があおどり料金、4月号以降分が小学1年生料金でまとめて支払いとなりそうです。
教材を元の学年に戻したら、差額の返金はある?
学年を上げた場合はプラスの差額が発生することがありますが、上げた学年を元に戻す際はマイナスの差額が生じることがあります。
その際の返金方法は、次回支払い時に差額分を引いた額を請求となるようです(さんけん社の場合)。
すぐに差額分だけが返金されるわけではないので注意が必要です。
実際に1学年上の教材に替えてみた
実際に年中のあかどりから、年長向けのあおどりに変更しました。
子供には難しいと思わせないように、学年を上げたことは内緒です。
ドリルの構成などは差が無いので、今まで通り取り組めます。
これはポピー年長コース(あおどり)の「文字・数・言葉」のテキスト内容ですが、
- 濁点・半濁点・小さい文字(つ、やゆよ)・カタカナ(文字)
- 時間・図形・数える(数)
- 数え方・単位・反対の言葉(言葉)
などといった内容で、あかどりよりグンとレベルアップしています。
実際に中を見てみると、あかどり同様に実際に記入する箇所は少ないので年中でも無理なく飽きずに学習が出来ます。
かずは時計が出てくるので、時計を少し読める子なら出来る問題です。
我が子の場合、お遊びに見える図形問題に実は一番頭を使っていました。
切り口を考えるなんて小学生みたいです。
しっかりと入学を視野に入れた学習内容になっていることが分かります。
我が子の場合、学習内容が難しくなったことで1日に進められるページ数が若干落ちましたが、毎日進んで机に向かう姿勢は変わっていません。
むしろ簡単なものを多く解くよりも、出来た時の達成感を感じているようです。
ただ、難易度が増したことで「出来たら教えてね」は通用しなくなり、付きっきりになることが多くなりました。
しかしどれも決して年中に無理のある問題ではないので、子供の学習状況によって、特に未就学児のうちは1学年上げるのはアリだと感じました。
学年を変えることの弊害5つ
1つ上の学年の教材を使用することで生じる弊害を5つ、まとめました。
ポピーは4月号から3月号に向けて難しくなる
ポピーの教材は学校のお勉強と同じで、新年度の4月から徐々にレベルアップしていきます。
そのため、4月号から学年を上げればそれほど問題はないですが、年度途中で学年を上げると難しいと感じやすいかもしれません。
再度同じ学年を受講すると内容が丸かぶり
例えば我が家の様に10月号から年中から年長に学年を上げた場合、このままいくとすぐに小学1年生の教材に切り替わってしまいます。
そのまま小学生の学習をするのもアリですが、4月号からあおどりに戻して飛ばしてしまった学習をやり直すことも出来ます。
しかし、2022年度のポピーの教材は、2021年度と全く同じだそうです。
つまり、我が家の事例で行くと来年の10月号からは1度やったドリルをもう1度やることになるのです。
さらにポピーは4月号から徐々に難しくなるので、10~3月号までのあおどりを終えた後に4月号のあおどりをやると、簡単なところに戻ってしまいます。
未就学児なのに”入学準備特別号”?
我が家の子供は年中ですが、年長のあおどりに変更したことで、まだまだ未就学児にもかかわらず1月からのドリルには「入学準備特別号」が届きます。
入学準備特別号は、
- これまでの学習内容のおさらい
- 国語・算数
- 小学校の生活について
など小学校生活を意識した内容となります。
また、思考力・めばえの「わぁくん」のカリキュラムは1年を通して入学までに必要な「交通安全・和式トイレ・ちょう結び」などを教えてくれます。
しかし、これらは早くできるに越したことはないので有難いです。
さらに、入学特典のプレゼントが1年早く受け取ることになるなどチグハグなことが起きます。
学年を戻すタイミングが難しい
学年を上げたことで悩ましいのは「いつ学年を戻すか問題」です。
学年を上げたまま小学生になると、学校では「足し算、引き算」をしているのに、ポピーでは「かけ算」をしているという事態になるので、子供はパニックになってしまいまそうです。
そこで考えられる選択肢は、
- 小学生になるタイミングで学年を戻す
- ずっと1学年上の学習をし続ける
- 難易度が高い教材(Z会・スマイルゼミ発展コースなど)に乗り換える
となります。
子供の習熟度にもよりますが、先取りを続けるよりは難易度を上げるのが無難では?と思います。
値段が上がる
全学年ではありませんが、学年が上がると値段もあがります。
それでもポピーは他の通信教材に比べて断然安く、特に未就学児は価格に大差がないので、年齢以上の教材に変更しても負担が少ないです。
おわりに
9月号から始めたポピーですが、少し簡単だったので早速翌月から学年を1つ上げてみました。
年齢以上の教材にすることも元に戻すことも電話1本でできる点、学年を上げても他社より安価な点が魅力でした。
初めから難易度の高い教材にしてしまうと、子供が勉強への苦手意識を持ってしまう恐れがあるため、レベルも値段も優しいポピーが始めやすく、初めての教材にとってもオススメです。
また、ポピーKids Englishやポピーの魅力と百均教材の比較、ポピーをお得に契約する方法については以下の記事でまとめています。
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