2022年11月より、大人気のパナソニック ドラム式洗濯機LXシリーズに新モデルが発売されます。
正式には9月22日より店頭に並び、予約購入が開始されています。
今回発売されるLXシリーズは4モデルあり、2021年の4モデルがそのままリニューアルした形です。
しかし、2021年モデルは11月に発売されたばかり。
人気シリーズにも関わらず1年を待たずして新型発売とは、一体どれだけ見た目や機能に変化が出たのか気になるところです。
そこで家電量販店に出向き、新旧モデルの違いをリサーチしてきました。

本記事では、最新型のパナソニックドラム式洗濯機LXシリーズを2021年型とモデルごとに比較し、新機能や改悪された点などについてまとめています。
2022年モデルは4つ
2022年10月発売のLXシリーズは全4モデルです。
- NA-LX129BL/R:最上位モデル。12kg/6kg。温水機能・トリプル自動投入付き。唯一のナノイー搭載モデル。定価約38.8万円。
- NA-LX127BL/R:ハイスペックモデル。12kg/6kg。温水機能・トリプル自動投入付き。定価約34.8万円。
- NA-LX125BL/R:通常モデル。12kg/6kg。定価約30.8万円。
- NA-LX113BL/R:基本モデル。11kg/6kg。定価約28.8万円。
4機種それぞれに性能差・容量差があり、それに伴い価格が大きく変わります。

以下ではそれぞれのモデルに対応する2021年型と比較します。
最上位モデル NA-LX129BL/RとNA-LX129AL/Rの違い
家電量販店でNA-LX129BL/RとNA-LX129AL/Rを見比べてきましたが、見た目や大きさには何の変化も見受けられませんでした。

公式サイトの比較ページより、NA-LX129BL/RとNA-LX129AL/Rを抜き出してみました。(画像はタップで拡大します)
以下ではNA-LX129BL/Rに搭載された6つの新機能についてまとめました。
窓パッキング・ハンドルに抗菌加工に
手入れが難しいパッキング部分と、毎日触れるハンドル部分に、抗菌加工が施されました。
以下は抗菌加工が施されたものですが、見た目には抗菌加工なしの2021年モデルと何の違いもありません。

唯一窓パッキングの手触りが、従来はサラサラしていたのに対し、抗菌加工済みのものはペタッとした感触に変わっていた気がします。
取り忘れアラームが追加
従来は洗濯・乾燥終了後に「ピーピー」と鳴るだけでしたが、2022年版は洗濯終了後、10分と20分後に音と表示部の点灯で運転終了を知らせてくれます。

終了音を聞き逃してしまう人には便利な機能ですが、うるさいと感じる人はアラームをOFFにすることもできます。
スチームでシワ取り・消臭が追加
これまでもNA-LX129AL/Rには「消臭・花粉抑制・除菌・ウイルス抑制」ができるナノイーXによる衛生ケアが搭載されていましたが、新たに「スチーム機能」が加わりました。
スチーム機能は約30分でズボンのシワなどを取ると同時にタバコなどの臭いも消臭してくれる今までには無かった機能です。(容量1kgまで)


アイロンをかけるほどでもないちょっとしたシワを洗濯機に入れるだけで伸ばしてくれるのは有難い機能です。
ウールコース・シーツコースが追加
これまでもNA-LX129AL/Rには「おしゃれ着洗い」や「おうちクリーニング」などのデリケートな衣類をやさしく洗う機能がありましたが、新たにウール素材に特化したウールコースが追加されました。
また、これまでシーツやタオルケットはしっかり洗える「おまかせコース」が推奨されていましたが、水を温めながら汚れをよりしっかりと落とすシーツコースが追加されました。

ただしこれらはスマホで洗濯のアプリ専用コースであり、洗濯機本体に専用ボタンはありません。
また、以前のコースでも洗うことは可能であったため必ずしも必要なコースではないと個人的には思います。
スマホで洗濯の終了時間がより正確に
これまでの運転の傾向をAIが学習して乾燥時間を予測するから、洗濯終了目安をより正確にアプリで知ることができるようになりました。(「おまかせ(洗濯~乾燥)」コースの場合のみ)

洗濯・乾燥の終了時間は途中で変わることがよくあるのでAIが学習してくれるのは助かります。
ナノイーX槽カビ除菌
NA-LX129AL/Rでも洗濯終了後にナノイーXが自動で槽をキレイにしてくれる「ナノイー槽クリーン」の設定が可能でした。
しかし、NA-LX129BL/Rの「ナノイーX槽カビ菌除菌」はナノイーXがこれまでの4.8兆から10倍の48兆になり、より黒カビ対策が強固になりました。

ただし、1回60分の「ナノイー槽クリーン」に対し、「ナノイーX槽カビ菌除菌」は3時間もかかります。
どちらがオススメ?
NA-LX129BL/RはNA-LX129AL/Rより6つの点で進化していることが分かりました。
しかしながら今回はマイナーチェンジであり、旧型のNA-LX129AL/Rと外観、機能、使い勝手共に大きな変化はありません。
というのも、私は現在NA-LX129AL/Rを使用していますが、個人的に今回の進化で魅力を感じるのは「抗菌加工」と「スチームによるシワ取り」だけです。

NA-LX129AL/Rはとても人気で実店舗にほぼ在庫が無いため、NA-LX129BL/Rしか選びようがないのが実情です。
もし、NA-LX129AL/Rを見つけた場合には見た目や機能に大きな差がないので狙い目です。
2021年モデルはこちらから。
2022年最新モデルはこちらから。
ハイスペックモデル NA-LX127BL/RとNA-LX127AL/Rの違い
NA-LX127BL/RとNA-LX127AL/Rも見た目に変化はありませんが、機能面で5つの進化を遂げました。
(画像はタップで拡大します)
窓パッキング・ハンドルに抗菌加工に
手入れが難しいパッキング部分と、毎日触れるハンドル部分に、抗菌加工が施されました。
以下は抗菌加工が施されたものですが、見た目には抗菌加工なしの2021年モデルと何の違いもありません。

唯一窓パッキングの手触りが、従来はサラサラしていたのに対し、抗菌加工済みのものはペタッとした感触に変わっていた気がします。
取り忘れアラームが追加
従来は洗濯・乾燥終了後に「ピーピー」と鳴るだけでしたが、2022年版は洗濯終了後、10分と20分後に音と表示部の点灯で運転終了を知らせてくれます。

終了音を聞き逃してしまう人には便利な機能ですが、うるさいと感じる人はアラームをOFFにすることもできます。
スチームでシワ取り・消臭が追加
NA-LX127AL/Rには消臭等の衛生ケア機能は実装されていませんでしたが、新たに「スチーム機能」が加わりました。
スチーム機能は約30分でズボンのシワなどを取ると同時にタバコなどの臭いも消臭してくれる今までには無かった機能です。(容量1kgまで)


アイロンをかけるほどでもないちょっとしたシワを洗濯機に入れるだけで伸ばしてくれるのは有難い機能です。
ウールコース・シーツコースが追加
これまでもNA-LX127AL/Rには「おしゃれ着洗い」や「おうちクリーニング」などのデリケートな衣類をやさしく洗う機能がありましたが、新たにウール素材に特化したウールコースが追加されました。
また、これまでシーツやタオルケットはしっかり洗える「おまかせコース」が推奨されていましたが、水を温めながら汚れをよりしっかりと落とすシーツコースが追加されました。

ただしこれらはスマホで洗濯のアプリ専用コースであり、洗濯機本体に専用ボタンはありません。
また、以前のコースでも洗うことは可能であったため必ずしも必要なコースではないと個人的には思います。
スマホで洗濯の終了時間がより正確に
これまでの運転の傾向をAIが学習して乾燥時間を予測するから、洗濯終了目安をより正確にアプリで知ることができるようになりました。(「おまかせ(洗濯~乾燥)」コースの場合のみ)

洗濯・乾燥の終了時間は途中で変わることがよくあるのでAIが学習してくれるのは助かります。
どちらがオススメ?
NA-LX127BL/RはNA-LX127AL/Rより5つの点で進化していることが分かりました。
しかしながら今回はNA-LX129BL/Rと同様にマイナーチェンジであり、旧型のNA-LX127AL/Rと外観、機能、使い勝手共に大きな変化はありません。
というのも、私は現在NA-LX129AL/Rを使用していますが、個人的に今回の進化で魅力を感じるのは「抗菌加工」と「スチームによるシワ取り」だけです。

NA-LX127AL/Rはとても人気で実店舗にほぼ在庫が無いため、NA-LX127BL/Rしか選びようがないのが実情です。
もし、NA-LX127AL/Rを見つけた場合には見た目や機能に大きな差がないので狙い目です。
2021年モデルはこちらから。
2022年最新モデルはこちらから。
通常モデル NA-LX125BL/RとNA-LX125AL/Rの違い
NA-LX125BL/RとNA-LX125AL/Rも見た目に変化はありませんが、機能面で2つの進化を遂げました。
(画像はタップで拡大します)
窓パッキング・ハンドルに抗菌加工に
手入れが難しいパッキング部分と、毎日触れるハンドル部分に、抗菌加工が施されました。
以下は抗菌加工が施されたものですが、見た目には抗菌加工なしの2021年モデルと何の違いもありません。

唯一窓パッキングの手触りが、従来はサラサラしていたのに対し、抗菌加工済みのものはペタッとした感触に変わっていた気がします。
取り忘れアラームが追加
従来は洗濯・乾燥終了後に「ピーピー」と鳴るだけでしたが、2022年版は洗濯終了後、10分と20分後に音と表示部の点灯で運転終了を知らせてくれます。

終了音を聞き逃してしまう人には便利な機能ですが、うるさいと感じる人はアラームをOFFにすることもできます。
どちらがオススメ?
今回の進化は「抗菌」と「アラーム」という、洗濯乾燥機能には全く関係のないところでの変更です。
それなのに、NA-LX125BL/RはNA-LX125AL/Rの発売当初よりも約5万円値上がりしています。

LXシリーズはとても人気で実店舗にほぼ2021年型の在庫が無いため、NA-LX125BL/Rしか選びようがないのが実情です。
「抗菌」と「アラーム」に魅力を感じない人は、2021年モデルの在庫があるうちに早めの購入をオススメします。
2021年モデルはこちらから。
2022年最新モデルはこちらから。

基本モデル NA-LX113BLとNA-LX113ALの違い
NA-LX113BLとNA-LX113ALは、Panasonic公式にて機能の違いを比較できる表はありませんでした。
ただ見た目に変化はなく、機能面で2つの進化を遂げました。
窓パッキング・ハンドルに抗菌加工に
手入れが難しいパッキング部分と、毎日触れるハンドル部分に、抗菌加工が施されました。
以下は抗菌加工が施されたものですが、見た目には抗菌加工なしの2021年モデルと何の違いもありません。

唯一窓パッキングの手触りが、従来はサラサラしていたのに対し、抗菌加工済みのものはペタッとした感触に変わっていた気がします。
取り忘れアラームが追加
従来は洗濯・乾燥終了後に「ピーピー」と鳴るだけでしたが、2022年版は洗濯終了後、10分と20分後に音と表示部の点灯で運転終了を知らせてくれます。

終了音を聞き逃してしまう人には便利な機能ですが、うるさいと感じる人はアラームをOFFにすることもできます。
どちらがオススメ?
今回の進化は「抗菌」と「アラーム」という、洗濯乾燥機能には全く関係のないところでの変更です。
それなのに、NA-LX113BLはNA-LX113ALの発売当初よりも約4万円値上がりしています。

LXシリーズはとても人気で、とりわけ基本モデルのNA-LX113ALは早くから品薄のため、NA-LX113BLしか選びようがないのが実情です。
しかし、洗濯容量の大きい通常モデル NA-LX125BL/Rと2万の差なので、個人的にはNA-LX125BL/Rがオススメです。
2021年モデルはこちらから。
2022年最新モデルはこちらから。

改悪?ダニバスターがアプリ専用機能に
2021年型、2022年型共に4モデル全てに「ダニバスター」という機能があります。
これは、毛布などを洗う際に「乾燥→洗濯→乾燥」の順で運転することにより、最初にダニを引き離してから洗濯・乾燥が出来るという優れた機能です。
しかし、NA-LX129BL/RとNA-LX127BL/Rの上位2モデルに関しては、ダニバスターが本体機能から外れ、アプリ操作による洗濯の場合のみ可能なコースへと変更されました。

私はアプリと洗濯機の接続がうまくいかず、接続するだけで心が折れそうになりました。
そう考えると「スマホで洗濯」は便利ではあるもの、実際に使用している人がどれほどいるものなのか。
本体から「ダニバスター」機能を取っ払ったのは改悪としか言いようがありません。
「スマホで洗濯」は使いこなせれば便利ではあるもの、実際に使用している人がどれほどいるものなのか…
本体もしくはスマホからでも選択できる、2021年モデルのほうが勝っている点があるのはちょっとびっくりです。
おわりに
2021年11月に発売されたパナソニックドラム式洗濯乾燥機のLXシリーズ。
例年であれば機能も見た目も一新され注目を浴びていた人気者ですが、今回に限ってはあまり変わらない進化を遂げて2022年10月に新型が発売となりました。
新旧を比べてみると、全モデルささやかな変化しかなく、下位2モデルに関してはほぼ値上げしただけ状態。
しかしLXシリーズの実力は本物で、実際に2021年モデルのNA-LX129ALを使用している私としては、これなしでは生きていけない最高クオリティの洗濯乾燥機です。
2022年モデルの新機能に魅力を感じない人は、2021年モデルがオススメですが、在庫が少なくなっています…。見つけた方は絶対に買いです。
また上位2モデルは元々が高価ではありますが、値上げ額も1~2万とそこまで大きくないためオススメです。
パナソニックのドラム式洗濯機について多くの記事をまとめていますので、購入検討の参考になれば幸いです。
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