すっかり夏の定番となった首を冷やすリング。
アイスリング、ネッククーラー、ネックリング等々、商品により様々な名称がつけられています(以下アイスリングで統一)。
ネット通販はもちろん、ドラッグストアやスーパー、書店まで、夏はどこでも買えるようになったアイスリングですが、お高めの商品から数百円のものまで値段もメーカーもピンキリです。
そこで、正規品からダイソー商品まで、人気の4商品を購入して比較してみました。
本記事では、アイスリングについて、
- 正規品はどれ?
- 人気4商品の比較
- ダイソー、ニトリのレビュー
- おすすめはどれ?
等についてまとめています。
アイスリングとは
アイスリングはメーカーにより様々な名称がありますが、半永久的に繰り返し使用できる首用冷却リングです。
メーカーや名称は様々ですが、中に入っている成分は同じです。
内容物にはPCMという素材が使われており、一定温度で自然凍結します。
また、溶けた際は流水や冷蔵庫、冷凍庫に入れることで再度凍結します。
18℃で凍結するものもありますが、最近はどのメーカーでも28℃凍結が主流であり、気温にもよりますが60~90分ほど冷却が持続すると言われています。
しかし、商品により数百円~3,000円以上するものなど価格は様々です。
そこで、以下4ブランドのアイスリングを購入してみました。
- SUO(正規品)
- CICIBELLA(楽天市場1位の商品)
- ニトリ
- ダイソー
SUO
「SUO RING」の名で販売されているのが、アイスリングの本家と言われる「SUO」の商品です。
見分け方は簡単で、パッケージやリング自体に「SUO」の文字があるか否かです。
ただしコピー品で「SUO」のロゴがあるケースもみられるため、Amazonや楽天に出店されているSUO公式ショップで購入するのがオススメです。
例えばAmazonなら販売元が「Suo-life店」が公式ショップとなります。
SUOの成分はCOSMOS認証(国際的なオーガニックの認証)で承認された自然由来のPCMを使用しており、国内特許を取得している元祖クールリングであり、いわゆる「本物」や「正規品」と言われている商品です。
また商品のラインナップも非常に豊富で、
よりひんやり感を感じられる18度凍結の商品や、
内容量を増やして持続時間をアップさせたSUO RING plus
ヘルメット用
ランドセル用
ペット用
などなど、多くのバリエーションがあるのがSUOの強みでもあります。
楽天1位:CICIBELLA(シシベラ)
ECサイトで大人気のCICIBELLA(シシベラ)では、「アイスクールリング」という名前で販売されています。
カラーバリエーションが豊富で、口コミは良いのにとにかく安い人気商品です。
購入時期により価格は異なりますが、ものによってはワンコイン以下で購入できます。
楽天お買い物マラソン等のお得なキャンペーン時に買うのがおすすめです。
ニトリ
ニトリでも様々なアイスリングが販売されていますが、今回購入したのは「首冷却リング(ひんやり感持続タイプ)」税込1,490円です。
太めのため、広範囲が冷えて、冷たい時間も長く続くオススメのアイスリングなのですが・・・
私の行った店舗では7月頭で棚はスカスカでした。
ネット購入なら在庫があるため、楽天市場やヤフーショッピングのお得なお買い物デーなどに購入するのがおすすめです。
ダイソー
アイスリング100円均一でも購入可能です。
500円(税込550円)商品ではあるものの、十分安いため在庫が残っていればラッキーです。
実際私が行った店舗ではSサイズの1色のみが残っていて、選ぶ余地なしでした。
ダイソーネットストアなら本記事作成時点でMサイズもあったため、最寄り店舗に在庫が無い場合にはネット購入が確実です。
4商品を比較
今回購入した4ブランドの価格、重さ、大きさを表にまとめました。
価格は本記事作成時点(2024.7.23)のものです。
不明な点は未記入、記載のないサイズは実寸で計測しています。
また、ニトリのSサイズは「ひんやり感持続タイプ」ではない普通の「首冷却リング」です。
素材は同じ
価格の異なる4商品ですが、表面の素材はTPU(熱可塑性ポリウレタン)、内容物はPCM(ノルマルパラフィン)と同じものです。
溶けやすさ、冷えやすさも大差なし
安すぎるものはすぐに溶けたり、凍結に時間がかかるのかな?と思いましたが、同じ条件で放置してみても価格と溶けやすさ、冷えやすさに大きな違いは見られませんでした。
商品により記載の持続時間、凍結時間は異なるものの、それは価格ではなく「内容物の量」に比例するものと考えられます。
長く持たせたければ太いリングを選ぶのがおすすめです。
また、キンキンに冷やすには冷凍庫が最適ですが、学校の休み時間に水道で冷やすだけでもすぐに凍結します!
重要なのは内周、重さ(太さ)
複数のアイスリングを購入して分かったのは「首にぴったり合うものを選べばより冷たい」ということ。
例えばダイソーのSサイズは内周が25cmで約110gですが、CICIBELLAのSサイズは29cmで約95gです。
そのため、我が家の場合幼児と低学年はCICIBELLAだと首がくるくる回ってしまいます。
ダイソーだとぴったり。また重い分、太さもあるのでひんやり感も強く感じられます。
かといってきつすぎると苦しいので、購入前に首の太さを測ることをおすすめします。
正規品を好む人はSUO一択
どのアイスリングもちゃんと使えるものではありますが、「正規品が安心」という人はSUOがおすすめです。
また、かわいいデザインが豊富なF.O.インターナショナルのアイスリング(アイスリングはF・O・ホールディングスの商標登録)も、デザイン以外はSUOと同じものなので安心して購入できます。
SUOよりF.O.インターナショナルの方が小さめのため、小さな子供におすすめなのはF.O.インターナショナルです!
首元までフィットするのはSUO
冷え方に差のない4商品ですが、喉元までしっかりフィットするのはSUOのみです。
他は先端が外側に広がっているのに対し、SUOは端が内側になっているため首周りをぐるっと冷やしてくれます、
また、SUOとF.O.インターナショナルにはボタン付き商品もあります。
オシャレなのはSUO
各社様々なカラーやデザインのアイスリングを販売していますが本家のSUOはバリエーションも豊富でおしゃれです。
色味も豊富なうえ、チェックやグラデーション、ドット、花、迷彩、紫外線で色が変わるタイプなどがあります。
国産はSUOだけ
長時間肌に触れるものなので、製造国が気になる方は日本製のSUOがおすすめです。
各商品の製造は以下の通りとなり、SUO以外は全て中国製です。
- SUO:日本
- CICIBELLA:中国
- ダイソー:中国
- ニトリ:中国
SUOは神戸にある自社工場で製造をしているようです。また商品によっては韓国製造のものもあるようなので、気になる人は商品ページでしっかりチェックしましょう。
軽さで決めるならSUOまたはCICIBELLA
アイスリングをしていると、少し肩が凝るように感じる人が多いようです。
そのためなるべく軽いものが好む人が多いようですが、同サイズで比較してみると正規品のSUOが軽いことがわかりました。
また次点ではCICIBELLAもオススメです。
特にサイズが大きくなるほど重さの違いは顕著で、LサイズではSUOとニトリでは約85g(SUOのSサイズ1つ分)も違います。
太めならニトリ
太いリングでしっかり冷やしたい方にはニトリがおすすめです。
また、最近ではSUOからも60%容量を増やした「SUO RING plus」が登場しています。
重さはアップしますが、従来のSUOに物足りなさを感じている人におすすめです。
価格ならダイソーかCICIBELLA
値段だけを比較すると、全サイズが550円(税込み)に統一されたダイソーが強いです。
しかし、人気商品のためどの店舗も品薄なようです。
私はダイソー在庫検索アプリで目星をつけて買いに行ったため、1店舗目で無事に購入できました。
アイスリングに関わらずですが、ダイソー商品はまずは在庫確認をして、最寄り店舗になければネット購入でも良さそうです。
次点はCICIBELLAで、こちらも全サイズ統一価格となっていて、楽天お買い物マラソン中など、購入するタイミングによってはダイソーより安い場合があります。
幼児はダイソーがぴったりフィット
繰り返しになりますが、1番小さなSサイズでも子供には大きすぎてクルクルと回ってしまいます。
今回購入した中ではダイソーのSサイズが最も小さく出来ていたため、且つ、子供はすぐにサイズアウトしてしまうため、未就学児や細めの低学年におすすめです。
ネット購入なら、F.O.インターナショナルが内周約25cmと小ぶりです。
ただし、約60gと軽いため容量も少なめです。
すぐに溶けるのが心配な場合は2個持ちして、専用保冷剤や保冷ケースを使用すれば、子供の下校時も冷たいアイスリングが使用できそうです。
おわりに
値段もメーカーも異なる4つのアイスリングを比較してみましたが、基本的にはどれも大きな差はないことが分かりました。
そのため、長持ちしたい場合は「重くて太いもの」、しっかり冷やしたい場合は「ぴったりサイズやボタン付きのもの」、また用途によっては「軽いものを2個持ちする」など、好みによって選ぶ商品が変わりそうです。
アイスリングはどれを買っても後悔しない優れた商品ですので、気に入ったデザインを買ってみるのもおすすめです。
私も「どうせすぐ溶ける」と思っていましたが、今や「そりゃ人気だよ、もっと早く買えば良かった」と後悔しています。
当ブログでは他にも様々な商品・サービスの比較、レビューを行っています。
宜しければご閲覧ください。
コメント