スマートテレビがなくても、普通のテレビに接続することで動画配信サービス等が見られることで大人気の「Amazon Fire TV Stick」。
Amazonプライムデーでお得に購入された方も多いのではないでしょうか。
そんな便利なAmazon Fire TV Stickを使うのに欠かせないのがリモコンですが、小さいので無くしてしまったり、取扱が乱暴で壊れてしまうことも…
そこで、安価な互換品リモコンを購入して、実際に互換性はあるのか?正規品と遜色なく使用できるのか?等について比較・検証を行ってみました。
本記事では、2種類の類似品リモコンのレビューの他、反応する?起動時間は?などについてまとめています。
リモコンは無料で交換できる!?
まず、Fire TV Stickリモコンが壊れた場合、保証期間内であれば無料で新品のリモコンを送ってもらうことが可能です。
「保証期間の確認方法」や実際の「問い合わせの流れ」、「交換品が届くまでの対処法」についてはこちらの記事でまとめています。
保証期間は自分が思っているより長いかも?
買い替える前にまずはAmazonに問い合わせてみましょう。
電源・音量ボタンが反応しないのは故障ではない
「故障」と思っている現象が、設定で解決できる場合があります。
例えば、番組の選択は出来るのに「電源と音量ボタン」だけが動作しない場合は、テレビの買い替えなどが原因である場合も。
設定のし直しで「電源・音量ボタン」を直す方法は以下の記事で実践していますので、リモコンが利かなくなった場合には1度試してみることをお勧めします。
正規品のリモコンは2,980円~3,980円
本当にリモコンが故障していて、さらに保証期間外だった場合にはリモコンの買い替えが必要になります。
本記事作成時点でAmazonから販売されている正規のFire TV Stickリモコンは、以下の2点です。
・リモコンを探す、バックライト、カスタムボタン、ヘッドホンボタンが付いた最新式「2022年発売 Pro」3,980円
Proはお高めですが、驚きの便利機能が沢山で、ガジェット好き、新しいものを試すのが好きな人にはたまらない商品です。
比較するのは2種類の交換用リモコン
正規品のリモコンを買い替えるとなると、2,980円~となることが分かりました。
しかし、「Fire TV Stick リモコン」で検索すると、見た目は本物そっくりの安いリモコンが沢山ヒットするんです。
そこで、Amazonでもそこそこのレビュー数がある
- シンプル機能の激安リモコン
- アプリボタン付きのまぁまぁ安いリモコン
の2点を購入し、互換性や使い勝手、正規品との違いを比較・検証してみました。
928円リモコンの場合
まずは、1,000円以下のシンプルな機能のリモコンです。
安いですが、電源、音量、ミュート、音声認識ボタンが付いており、数年前の正規リモコンよりも優秀です。
届いたのがこちら。梱包は簡易的で、
英語の説明書が付いていますが、読まなくても正規品と同じ要領で使用できます。
分かりやすく正規品と見比べながら見ていきます。
ボタンの押し心地は遜色なく、むしろ正規品よりもボタンがカチカチ言わないほど静かです。
正規品の方が丸みがあって手にフィットします。
裏蓋を外してびっくり。
素材の違いもありますが、
激安リモコンは透けるほど薄くて安いっぽい作りです。
電池を入れる部分もそっくりです。
電池を抜いた状態で計測してみましたが、正規品の方が素材がしっかりしているためか、若干ではありますが重さにも差がありました。
互換性検証
肝心なのは「使用の可否」です。
まずは、以下の3ステップでリモコンを使用可能な状態にします。
- 新しいリモコンのホームボタンをオレンジ色の高速点滅になるまで押し続ける
- 元のリモコン(アプリなどで)で、「設定→コントローラーとBluetoothデバイス→Amazon Fire TVリモコン→新しいリモコンを追加」の順に選択
- あとは画面にそって操作してペアリングが完了
すると、電源、音量、ミュート、音声認識ボタン等問題なく利用でき、互換性ありであることが検証できました。
ただし、音声認識が甘いため、全く違うYouTubeチャンネルがヒットすることも多々あります。
音声認識を使用しない、手入力派にはおすすめできます。
しかし、このリモコンをペアリングしてからというもの、必ず下のようなアップデート画面が出るように・・・
表示に従ったところで、正規品でないためいつまでたってもアップデートは終わりません。
違うボタンを押すと、すぐに表示が切り替わって使用できるようになりますが、電源を付けるたびにこの表示がでるようになりました。
試しにリモコンの電池を抜いて、正規品リモコンのみを使用したところ、アップデート表示は出なくなったため、リモコン側に問題があると思われます。
他にも「都度アップデート表示が出る」とのレビューがあったため、この表示が気にならない人は正規品の3分の1の価格で購入できるためおすすめできます。
アプリボタン付きリモコンの場合
続いて、アプリボタン付きの1,949円で購入したリモコンです。
こちらは真っ白い箱に入っていて、
英語の説明書付きですが、読まなくても正規品と同じ要領で使用できます。
分かりやすく正規品と見比べながら見ていきます。
類似品は若干ボタンがカタカタ鳴ります。
正規品にはないアプリボタンがありますね。
prime videoやNETFLIXの字体も若干違いますが、正規品には「fire tv」の刻印があるため一目瞭然で見分けがつきます。
裏面をみると、類似品の方が細長い感じがします。
やはり手にフィットするのは正規品です。
裏蓋を見ると、上記のリモコン程ではないですが、類似品はやはり素材が薄いです。
また、こちらは電池を1本ずつ入れるタイプのため、連続して入れられる正規品の方が使い勝手が良いです(電池の取り出し安さが段違い)。
重さは正規品より2g軽いです。
互換性検証
こちらも利用可否を検証してみます。
まずは、以下の3ステップでリモコンを使用可能な状態にします。
- 新しいリモコンのホームボタンをオレンジ色の高速点滅になるまで押し続ける
- 元のリモコン(アプリなどで)で、「設定→コントローラーとBluetoothデバイス→Amazon Fire TVリモコン→新しいリモコンを追加」の順に選択
- あとは画面にそって操作してペアリングが完了
すると、電源、音量、音声認識ボタン、アプリボタン等問題なく利用でき、一応は互換性ありであることが検証できました。
ただしこちらも音声認識が甘いため、全く違うYouTubeチャンネルがヒットすることも多々あります。
また、元々電源ボタンが利きにくいことはあったものの、突然電源と音量ボタンが使えなくなりました。
以下の要領で何度再設定をしても、正規品でないためか電源と音量ボタンの動作が復活することはありませんでした。
これだけ使い勝手が悪いなら、上記の1,000円以下のリモコンか、はたまた+1,000円で正規品を購入した方がよっぽどオススメです。
やっぱり正規品がオススメ
以上の類似品リモコン2種をそれなりの期間使用してみました。
子供たちの協力も得て、互換品リモコンをしばらく使用してもらったのですが最初は違和感なく使用していたものの、段々と「電源つかない」「音量大きくならなない」「言ったのと違うのが出る」など、不満が募っていったようです。
確かに機能にこだわりがなければ1,000円以下のリモコンに振り切って使うのもありですが、半端に少し安いリモコンを買うのなら1,000円高くても正規品を購入した方が、機能的にも、保証の面でもノンストレスで安心です。
プライムデーなどのお得な期間を狙って購入するのがオススメです。
その他、メルカリなどで少しお得に購入できる場合も。
これから「メルカリを利用しようかな」という人は下記の紹介コード
VYJJPQ
を会員登録時に入力いただければ500円相当のポイントが貰えます。
良かったら使ってやってください。
本体を買うのもアリ
本体セットよりもリモコン単体の方が安いFire TV Stickですが、プライムデーやブラックフライデーなどで「本体+リモコンのセット」を購入した方が割引率が高くお得な場合があります。
実際、2024年のブラックフライデーでは、通常価格12,980円の「4K Max」が7,980円に、
通常価格6,980円の「4K非対応のモデル」が3,480円で販売されていました。
「本体が2つあっても使い道がない!」という方は、こちらの記事で「Fire TV Stick複数台の使い道」についてまとめています。
また、数年前のfire tv stickを使われている方は、こちらの記事で比較している通り、起動速度などの性能が上がっている場合も!
数年ぶりに本体を更新すると、使い勝手の良さに驚くかもしれません。
おわりに
Amazon Fire TV Stickの互換品リモコンについて、シンプルな作りの激安商品と、アプリボタンを装備した商品を購入して互換性について検証してみました。
1番は「保証期間内に無料で交換してもらうこと」ですが、保証期間を過ぎた場合には少しでも安くお得にリモコンを購入したいものです。
今回は安いリモコンでも互換性があることが確認できましたが、やはり音声認識等、正規品より劣りますので、個人的には正規品を安く手に入れることに注力することをオススメします。
当ブログでは他にも様々な互換性の検証や、Amazonデバイス等に関する記事を多くまとめていますので、宜しければ併せてご閲覧ください。
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