2023年10月に、AmazonからFire TV Stickの新型が発売されました。
今回発売されたのは Fire TV Stick 4K 第2世代とFire TV Stick 4K Max(マックス)第2世代で、どちらも4K対応の商品です。
特に4K Maxは税込9,980円と、Fire TV Stick至上最も高価な最上位モデルで、2年前に発売された第1世代より3,000円も値上がりしています。
そこで、最新型のFire TV Stick 4K Max 第2世代を購入し、既存の第1世代と比較してみました。
本記事では、最新Fire TV Stick 4K Maxのレビューの他、第1世代との違い、必要性について写真・動画つきでまとめています。
最新型は何が違う?
まず始めに、最新型のFire TV Stick 4K Max 第2世代は、「第1世代と何が変わったのか?」という点ですが、性能面では大きく以下の3点に変更があります。
- 起動速度や処理性能がアップ
- ストレージが2倍(8GB→16GB)
- Wi-Fi 6E対応(Wi-Fi 6E対応のルーターを使用することでより滑らか)
我が家のルーターは6E非対応ですが、中でも私は「起動時間の早さと、動作の滑らかさ」に期待を込めて購入しました。
Wi-Fi6E対応ルーターもだいぶお安くなってきました。本記事作成時点では1.5万円前後で購入可能です。
以下では起動速度や動作の滑らかさについても写真・動画付きで検証していきます。
Fire TV Stick 4K Max 第2世代を開封
こちらが新しく購入した「Fire TV Stick 4K Max 第2世代」です。
中身はしっかりと梱包されており、
本体、付属品はこんな感じです。
第一世代とは見た目に違いはあるものの、付属品などは従来と同様で、今回も電池とHDMI延長ケーブルが初期付属品となっているので有難いです。
第1世代と比較検証
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
前モデルのFire TV Stick 4K Maxの第1世代と第2世代を比較してみます。
デバイスを比較
まずはデバイスの見た目の比較から。
左が旧端末、右が新端末です。
新端末のほうが丸みを帯びて可愛らしくなっていますが、延長ケーブルの長さや端子の種類は変化なしです。新端末もUSB-C対応ではなく、microUSB端子となっているのでご注意を。
次に電源アダプタですが、おそらく全く同じで変化なしです。
スリムなので、他のアダプタとの兼ね合いから使いやすく有難いです。
リモコンを比較
リモコンは、驚きのビッグサイズです。左が旧端末、右が新端末です。
横幅は1mm縮んだものの、長さは1.5cm大きくなり、正直フィット感は悪くなりました。
ワンアクションで「設定」画面に行ける「⚙(設定)」ボタンが増えたことは利便性が上がってナイスです。
また、「最近のアイテムが表示できるボタン」と「Prime Videoライブチャンネル用のチャンネル(上下矢印のボタン)」が増えました。人によっては重宝するかも知れないボタンです。
「上下矢印のボタン」についてはこちらで詳しくまとめています。
そして、アプリボタンがTVerとU-NEXTがデフォルトになりました(以前はDAZNとABEMA)。
現在は1種類のリモコンしか販売されていませんが、Fire TV 通常モデルのように、将来的にリモコンのアプリボタンが選択式になる可能性もありそうです。
また、大きくなったリモコンですが、重さも5g増えていました(電池を抜いて計測)。
起動時間を比較
新モデルで個人的に期待していたのがテレビ起動後のFire TVの起動時間です。
うちは節電タップでテレビを元から切っているので、毎回起動までに時間がかかるんですよね…
まずは旧モデルの第1世代の起動時間を計測します。
時間は「Fire TVのロゴが表示されてから、ホーム画面が表示されるまで」を計測。
起動時間はばらつきがあるので、3回ずつ起動して平均を取りました。
結果は平均22.38秒とまあまあ待つ結果に。これがどれだけ縮むか…
次に新モデルの起動時間を計測します。
結果は平均20.39秒と旧モデルと比較して若干早く起動しましたが、正直言えばもうちょっと早いほうが嬉しかったです…
この起動時間は環境によっても変わると思いますので、あくまでも参考程度にお願いします。
正直期待ほどではなかったですが、数年前は起動に40秒弱かかっていたため、十分な進歩です。
【動画あり】動作を比較
実際に、リモコンでの操作を動画にしてみました。
こちらは第1世代です。動きもスムーズで十分に感じますが・・・
最新型の第2世代はそれを上回るヌルサク感です!
起動速度は期待外れでしたが、動作の滑らかさは史上最高です。
具体的には…
- Youtubeアプリを選択したあとの動画候補が表示されるまでが早い
- 動画を選択するカーソルがスルスル動く
- スクロールしたときのサムネイルの読み込みが早い
- 検索結果の表示が早い
などです。
基本性能に関わる箇所が軒並みアップしている印象。旧モデルでも大きな不満はなかったのですが、新モデルから旧モデルに戻すと「遅いな…」と感じそうです。
互換性リモコンでも動くのか?
ECサイトでは多くのFire TVの互換性リモコンが販売されており、中には1,000円以下の物も。
実際に、Amazonでもそこそこのレビュー数がある
- シンプル機能の激安リモコン
- アプリボタン付きのまぁまぁ安いリモコン
の2つの互換性リモコンを使用してみましたが、Fire TV Stick 4K Max第2世代においても互換性があることが検証できました(音声認識のあまさ等、欠点あり)。
使用方法やデメリット等については、以下の記事でまとめています。
新Fire TV Stick 4K Max(第2世代)は必要なのか?
今回Fire TV Stick 4K Max 第2世代を使ってみて、オススメしたい人・そうでない人がいるなと感じました。
おすすめしたい人
オススメしたい人は以下に当てはまる人です。
- Fire TV Stickを持っていない人
- よりスピーディな動きを求める人
- TVerとU-NEXTをよく利用する人
- 4Kテレビを持っている人
- アプリなどを追加しすぎて、ストレージが圧迫されている人
我が家は4K非対応テレビですが、それでもこの処理速度は「買って良かった」と思えます。
いずれテレビを買い替える可能性も含めて、長い目で見て4K版を購入しても損はないかと思います。
おすすめしない人
オススメしない人は前モデルである第1世代のFire TV Stick 4K Maxを使っている人です。
私も第1世代を利用していたのですが、確かに速度面やリモコンを中心に違いはあったものの、元々大きな不満が無かったため「わざわざ買い替える必要はないのかな…」と感じました。
新モデルの第2世代を体験したら戻すと遅く感じそうですが、第1世代のまま使い続ける分には全く問題ないのでは?というのが結論です。
価格も9,980円と至上最高値です。Amazonのセールで安くなっていれば…という感じですが、定価で買うには勇気がいるお値段ですよね。
それでももし買い替えるのなら、定価のときではなく「プライムデー」や「サイバーマンデー」などのセール時に購入することをオススメします。
また、4K非対応テレビをお持ちの方は、Fire TV Stick 4K Max(第2世代)の半額なのに十分な性能を持つFire TV Stick HDがオススメです。
余ったFire TV Stickの使い道
新型のFire TV Stickが欲しいけど、手持ちのFire TV Stickが余っちゃう…という方は、以下のような使い道もオススメです。
- 別のテレビで使う
- 持ち運び用にする
- 人にあげる
- フリマアプリで売る
特に、売ったり、人に譲る予定の人は、以下記事を参考に「登録解除」や「初期化」等を行いましょう。
全力で楽しむならPrime会員に
もしFire TV Stickをお持ちなのにAmazonプライム会員でない人がいましたら、是非加入をオススメします。
オススメの理由はAmazonでの送料無料特典・定期購入特典・プライムデーの参加などたくさんありますが、1番の理由はFire TV Stickと親和性が高いデジタルコンテンツの充実っぷりで会費の元が取れるからです。
個人的にはプライムビデオだけで黒字も黒字、という状態です。
外にでず、家にいながら無料ドラマ・映画・アニメをこれだけ安価に楽しめるのはAmazonプライムの特権です。
Amazonプライムは多数のお得な特典てんこ盛りのサブスクサービスです。
具体的には下記の代表的な特典があります。
- 配送料無料
- お急ぎ便・日時指定無料
- プライムビデオ
- プライムMusic
- プライムReading
- プライムラジオ
- Kindle値引き
- タイムセール祭り参加権利
- プライムフォト
- Amazonフレッシュ
- Amazonファミリー
- ギフトチャージ特典
これだけ特典があって年会費は5,900円(月額に直すと491円[税込])です。
超巨大企業のAmazonしか出来ない価格設定ですね。
また月額600円でも加入できますが、年払いにしたほうがお得です。
またAmazonプライムは直近の加入実績がない場合、30日間無料で加入することが出来ます。
とりあえず無料加入してみて、気に入らなければ無料で解約できるのは魅力的です。
また現在はAmazonプライムの紹介サービスが実施されていて、条件をクリアすると1,000Pがゲットできます。
条件は「Amazonプライム加入後、30日以内に2,000円以上買い物をする」という緩いものですので、まだプライム会員になっていない人は黒字で加入できるチャンスです。
おわりに
2023年10月18日に発売された新型Fire TV Stick 4K Max(第2世代)。
1つ前の第1世代より3,000円値上がりし、かなり高価な製品です。
前モデルの第1世代と比べるとそこまで大きな違いはないかな、という印象もありますが、動作のスピードアップ・リモコンのパワーアップなど人によっては食指が動く製品です。
特にFire TV Stickを持っていない人には問答無用でオススメしたい商品です。
大画面テレビで見るYoutubeは1度味わうと戻れない魅力があります。
当ブログでは他にも、Fire TVやAmazonサービスに関する記事を多くまとめていますので、宜しければご閲覧ください。
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