お子さんが2人以上いるご家庭でありがちなのが「上の子がやっているゲームを下の子がやりたがる問題」です。
2歳と5歳の男の子がいる我が家も、上の子がゲームをやろうとすると
ゲームだめ!ないない!!
と怒ることも…。自分がゲームに参加できないことが面白くないのです。
これではちょっとかわいそうなので、2~4歳くらいの子供でも出来そうな任天堂スイッチのソフトを探して、実際に買ってみることに。
本ページではいくつかゲームソフトを実際に買ってみた結果、楽しく遊べたゲームを3つご紹介します。
2023年10月24日 追記:さらに2本、おすすめのゲームを追加しました!
なおSwitch本体は2023年10月時点では、Amazon・楽天等で定価販売されています。
通常版はもちろん、ちょっと珍しいモデルが手に入ることも。
Switch Liteも定価販売されているため、在庫は潤沢にありそうです。
スーパーマリオパーティーは知育ソフトに?
まず1つ目はスーパーマリオパーティーです。
最大4人まで遊べる定番のパーティーゲームですが、2歳の子供でも楽しんでプレイが出来ました。
ですが全て上手にプレイできたわけではありません。マリオパーティーにはミニゲームが全部で80種類あるのですが、このうちの単純操作のゲームのみを楽しんでいます。
例えば「おこさないでハナチャン」はコントローラーを左右に振るだけだったり、「かけひき!コインチョイス」は十字キーで飛ぶ方向を決めるだけ、「ねらえ!コインスロット」は決定キーを押すだけなどです。
80種類もの豊富なゲームがあるので、色々プレイしてみて子供が気に入るものを探すのも楽しいですよね。
また「なりきりビート」というモードではリズムゲームが楽しめます。コントローラーをリズムに合わせて振るもので、リズム感を鍛えるには適しているゲームです。うちの2歳の子はまだ出来ませんでしたが、3歳・4歳になると楽しめるかもしれません。
またマリオパーティーには3歳~5歳くらいになると出来そうな知育的なミニゲームもあります。
例えば「合体!でこぼこブロック」「かこんでフルーツ」「キノピオ食堂」などです。空間把握能力や判断能力が鍛えられそうですね。
ミニゲーム以外にも「すごろく」があります。これは2歳児が1人でやるには難しいですが、サイコロを振る部分やミニゲームをお願いすると喜んでやってくれます。
マリオパーティーは子供2人だけでもプレイできますが、3人以上でプレイするときは別途ジョイコンが必要です。子供がプレイするときはコントローラーが飛ばないように、Joy-Conストラップを使用しましょう。
なおマリオパーティーには2021年10月29日に「マリオパーティ スーパースターズ」という新作が公開されています。
こちらもプレイしてみましたが、上で紹介したソフトと同じようにミニゲーム・すごろくが楽しめるソフトです。
ただ我が家では通常のマリオパーティのほうが気に入っていたので、そちらばかりプレイしています。こればっかりは子供の好みによりそうです。
マリオカートはアシスト機能が豊富
次にオススメなのがマリオカート8です。
マリオカートがオススメの理由はなんと言っても子供がプレイすることを想定された機能があるということです。
例えばオートアクセル機能をONにすると、アクセルボタンを押さなくても自動で進んでくれます。小さい子供が同じボタンを押し続けるのは意外と難しいので有難い機能です。
またハンドルアシスト機能をONにすると、コースアウトしないように自動で補正してくれます。お兄ちゃんがちょっと難しいコースを選んでも安心です。
これらの機能はマシン選択画面ではもちろん、レース中でも変更可能です。
赤枠の左が「ハンドルアシスト」、右が「オートアクセル」です。いつでもON/OFFを切替えできます。
また、あったら楽しいのがジョイコンハンドルです。まるで運転気分が味わえます。2個で1,500円程度と安価なのも魅力的です。我が家も常備しています。
ちょっとデザインにこだわりたい人はマリオとルイージデザインも販売しています。
こちらは1つ1,100円~1,200円くらいで販売されている、任天堂正規品のハンドルです。
持ち手部分にゴムグリップがついているので、上で紹介した2個セットのものよりしっかりと持てます。
2つのハンドルを比べてみると、2個セットの黒いハンドルが一回り小さめです。
重ねてみるとこんな感じ。子供は小さいのが持ちにくいのか、マリオ・ルイージデザインが嬉しいのか、デザインハンドルばかり使っています。
あとはコントローラーの上部ランプの見え方にも違いがあります。マリオ・ルイージデザインハンドルのほうはランプが見えるように工夫されていますが、
通常ハンドルはこれが見えないデザインになっています。
価格差はそこまで大きくないので、どちらを買おうか迷っている場合はマリオ・ルイージデザインハンドルがオススメです。
リングフィットアドベンチャーはダッシュ隊長
最後にオススメしたいのが「冒険しながら痩せる」で大人気のリングフィットアドベンチャーです。
さすがに2歳の子供が1人でこれをプレイするのは無理があります。リングコン(丸い円状のコントローラー)が大きいのでグッと押し込めないのです。やりたいけど押し込めない…
ですが2歳児でも活躍できる場面があります。
それは足に着けるコントローラー、レッグバンドを装着してのダッシュ担当です。「走って!」というと、嬉しそうに走ってくれる姿は微笑ましいです。
若干大人が助けつつではありますが、兄がリングコン・弟がレッグバンドに分かれてミニゲームを進めたり、アドベンチャーモードを進めることも出来ます。
一緒にゲームを進められている感が強いのか、すごく楽しそうですよ。
なお運動の負荷は年齢によって変えれるほか、リングコンを押し込む強さは3段階の設定で変えられます。「弱」にすると4歳~5歳でリングコンが押し込めるようになる子が多いと思います。
2023年10月24日現在、おすすめしたいソフトが増えましたのでさらに2つご紹介します!
なお、2人でやる場合はリングコンが2つあると便利です。
リングコンの単品購入や類似品についてはこちらで詳しくまとめています。
ピクミン4
2023年7月21日に発売された大人気ピクミンシリーズの最新作、ピクミン4もおすすめです。
操作が若干多く難しい点もありますが、ゲーム内で操作するキャラクターを自身でデザインできる点や、いろんな種類のピクミンはもちろん、犬のオッチンがかわいいのが気に入っているようです。
オッチンやられてる!にげてにげて!!
などと慌ててる姿は微笑ましいです。
私自身、初めてピクミンをやってみたのですが、意外と頭を使いました。
ピクミンには「ダンドリ」と呼ばれるピクミン内の専門用語があるのですが、「赤ピクミンにこれを回収してもらっている間に、青ピクミンにはこっちをやってもらって…」などのマルチタスクを意識する場面が登場します。
「段取り八分」という言葉があるように、実生活にも役立つ考え方なので鍛えて損はない能力です。
またピクミン4の基本はバトル要素があるアクションゲームです。
ピクミンを投げたりして強い敵と戦う場面があるのですが、2人プレイによる「エンゴ射撃」というサポート攻撃が非常に強力です。遠方から敵をバシバシ倒せます(倒せない敵もいますが)。
なので下の子1人では難しい場合、協力プレイで親や上の子がサポートしてあげると楽しくプレイできると思います。
うちは下の子がピクミンをやるときは、お兄ちゃんが常に側でコントローラーを持って待機してくれています。
スーパーマリオブラザーズ ワンダー
2023年10月20日に発売されたスーパーマリオブラザーズシリーズの最新作、マリオワンダーも子供がドはまりしています。
3Dマリオは奥行きがあり操作が難しいですが、これは横スクロール型なので操作が少ないのが良いです。
本記事更新日は発売からまだ5日と、プレイして日が浅いですが、「操作がおぼつかない子供がプレイしても楽しめる要素が散りばめられているな」と感じた点が3つありました。
まず1つ目がダメージをうけないキャラクター達がいる点です。
画像赤枠のヨッシーとトッテンがそれで、敵に当たってもダメージを受けない無敵状態になっています(ただ敵に当たったときのノックバックはしますし、落下はダメージ判定となります)。
操作が難しい子供にはありがたいキャラクターですが、例えばゾウフルーツを取ってもゾウに変身しないなどのデメリットもあります。
変身したほうが楽しいステージも多いので、キャラクターを使い分けて進めるのが良さそうです。
子供にやさしいポイント、2つ目はダメージを受けたときの救済措置がある点です。
2人以上でプレイすると、ダメージを受けたときに画像のような幽霊状態になります。
幽霊状態は十字キーなどで操作が可能で、5カウント以内に誰かに触れると復活する仕組みになっています。
下の子はよく穴に落ちるので、落ちたら「にいにのとこいく!!」と、よく復活しています。
子供にやさしいポイント、最後は横スクロールの制御です。
マリオワンダーの複数人プレイでは、王冠マークがついている人(最初は1P、あとは活躍した人)を中心に画面がスクロールします。
我が家でマリオ3Dワールドをやっていたときにあったのが「片方が先に進みたい(うちの場合は兄)のに、片方が難しくて進めない(うちの場合は弟)」せいで、先に進みたい人が後ろに引き戻される現象が発生していました。
しかし、この王冠制度ではうまい人(親や兄姉)にスクロールの主導権があるため、上記のようなトラブルが起こりにくい仕組みになっています(ただ王冠の人が先に進みすぎると、後ろの人が引きずられて幽霊になってしまうので注意)。
ワンダーフラワーで、各ステージにおもしろい仕掛けが盛りだくさんなので、子供はもちろん、親も一緒にハマっています!
微妙だったソフトたち
他にも何個かゲームソフトをプレイしてみましたが、いずれも2~4歳児には難しかったです。
大乱闘スマッシュブラザーズ
画面が複雑で何が起きているのかわからない様子。すぐ飽きていた。
スーパーマリオ3Dワールド + フューリークッパ
3D操作で奥行きの見極めが難しく、うまく出来なかった。
マリオメーカー2
コースの作成は難しくて不可。ストーリーモードは上の子は楽しそうでしたが、下の子は出来なかった。
あつまれ どうぶつの森
文字が読めないので、次に何をしたらいいのかわからないようで、すぐ飽きた。
Switch Sports
ボーリングなどは若干できるが、単調ですぐ飽きた。
テニスなど、タイミングよく振ったりするゲームは出来なかった。
星のカービィ ディスカバリー
キャラクターの操作が難しく、出来なかった。
スプラトゥーン3
キャラクターの操作が難しく、出来なかった。
小さい子供はコントローラーをきちんと持てない子が多いので、3Dに動かせるものはもちろん、横スクロール型のゲームも難しそうでした。
個人差はありますが、3歳後半~4歳くらいになるとコントローラーが持ちやすくなる印象です。
おわりに
2017年4月に発売されたマリオカート8から、2023年10月に発売されたマリオワンダーまで、全部で13種類のソフトを試してみました。
あくまでも我が家の例ではありますが、下の子に好評だったソフトはわずか5つ…
全年齢対象ゲームであっても、小さい子供でも出来るゲームは中々少ないようです。
下の子は車好きなのものあり、お気に入りはマリオカート8でした。
ハンドルジョイコンがあるのが、より楽しいようです。
マリオカート8は2017年発売のソフトではありますが、2023年冬でも追加キャラと追加コースが出るなど、まだまだ第一線で活躍しているソフトです。
あくまでも我が家にとってのオススメソフトではありますが、参考になれば幸いです。
コメント