水でくっつく不思議なビーズで形を作る玩具といえば「エポック社のアクアビーズ」が最も有名です。
この手の商品はビーズを買い足さなければ遊べなくなってしまうのですが、なくなったビーズを単色で追加しようとすると、正規価格で1色400粒で500円近くします。
しかし、よく似た「ミラクルビーズ」なる商品がAmazonや楽天で半額以下で買えちゃうんです。
そこで、大きさやくっつき具合などを本家のアクアビーズと比較してみました。
本記事では、「ミラクルビーズ」の特徴や、アクアビーズとの互換性について検証した結果をまとめています。
半額以下?ミラクルビーズって?
ミラクルビーズは、世界中から集めた玩具をネット販売している「SHIMATARO」というショップが販売している、「水をつけるとつながる魔法のビーズ」です。
単色からも購入できるほか、プレートやピンセットなどがついたセットまであるため、初めてでも買い足し用としても楽しめます。
全31色
ミラクルビーズは全31色です。
紫1つとっても複数の色味が用意されており、珍しい夜光ビーズもあります。
形状は「丸のみ」ですが、これだけあれば様々なキャラクターや動物など何でも作れそうです。
生産国
商品ページに記載はありませんが、生産国は「中国」です。
しかしこれについては正規品のアクアビーズも中国産ですので、特に気にすることは無さそうです。
メーカー
日本でミラクルビーズを販売しているのは「SHIMATARO」という会社であることは分かったものの、どこのメーカーの玩具なのか記載がないため、問い合わせてみると・・・
当社が中国の生産工場に生産を委託しており、ミラクルビーズの日本国内販売の、正規代理店です。
したがって、日本国内販売におけるメーカーは当社になります。
とのことで、生産は中国の工場だけれど、メーカー・販売は「SHIMATARO」であることが分かりました。
レスポンスが早く好感が持てました!
安全面は?
この手の玩具は誤飲等、事故が懸念されるため安全面も気になるところですが、
安全性に関しまして、SHOP SHIMATAROの指示で工場から国際機関SGSに検査を申請してCEマーク(商品がすべてのEU (欧州連合) 加盟国の基準を満たすもの)の資格を取得しました。
Amazon 販売ページより
と記載があり、適切に遊べば害のないものであることが確認できます。
また、ビーズ表面に使用されている糊はアクアビーズ同様に「ポリビニルアルコール」という切手の裏面などに使用される成分です。
アクアビーズ同様に、「鼻・耳・口に入れない」、「誤飲等の恐れがある6歳未満には使用させない」を守ることが大切です。
開封
今回はお試しに「約2400個入」のものを購入してみました。
Amazonで注文し、すぐに届きました。
初めからケースに入っているため仕分けの手間がありません!
ギッチギチにビーズが詰め込まれており、アクアビーズ同様「糊の匂い」がします。
上段左から2列目が「夜光丸」と記載がありましたが、実際に届いたものは上段が2か所とも「夜光クリア」でした。
しかし、光りにくいようなので光ることには期待しない方がよいかもしれません。
また、1粒だけですが不良品と思われる奇妙な形の粒が紛れていました。
アクアビーズと比較
見た目も性質もアクアビーズによく似ている「ミラクルビーズ」を、正規品と比べてみました。
ちなみにダイソーでも「水でくっつくビーズ」が売られています。
「アクアビーズ」の比較についてはこちらの記事でまとめています。
単価は?
まず、アクアビーズを単品購入すると、1色400粒で495円(公式価格より)、つまり1粒当たり約0.8円です。
最もお買い得なビーズ8000粒入りの「どうぶついっぱいセット」をAmazonで購入しても1粒当たりの価格は0.43円でした。
そして、「ミラクルビーズ」は最もお買い得な「DX デラックス 大型ケースセット」だと、3,680円で約14,000粒入っているため、1粒当たり0.26円程となり、アクアビーズをセットで購入してもなお半額以下であることが分かりました。
不安な方は私のように小さいセットで購入しても、1粒当たり0.4円程と挑戦しやすい価格です。
アクアビーズや類似商品の価格比較についての詳細はこちらです。
大きさが違う?
販売ページに
5mm アクアビーズ サイズと一緒に使っても問題はありませんが、サイズが0.5mm違うことだけご注意ください。
水でくっつくビーズであればどれでも一緒にくっつけることができます。
SHOP SHIMATARO 楽天ショップ
と記載があるように、アクアビーズやダイソーのビーズが5mmなのに対し、ミラクルビーズは約4.5~4.7mmと若干小さめです。
ただ下の画像はアクアビーズとミラクルビーズを並べたものですが、大きさの違いはよく分かりません。
色味・ツヤは?
画像が重複しますが、所有している中で似た色を並べてみました。
どっちかどっちか分かりますか?
色味の違いはあれど、ツヤなどの質感に違いは見られません。
しかし、ミラクルビーズの方が製造過程でビーズ中央にできる繋ぎ目?の線や突起が残っているもの多いため、同じ黒であってもよく見れば見分けがつくかもしれません。
突起などは水でくっつけば全く気になりません!
ミラクルビーズは乾きが遅い?
アクアビーズは「1時間以上乾かしてください」と表記がありますが、ミラクルビーズの販売ページには「2時間ほど乾かす」の記載がありました。
確かにアクアビーズに比べると若干乾きが遅い気もしますが、放置するだけなので気にしなくて良いかと思います。
ミラクルビーズに説明書などは一切ないため使用方法や注意点は販売ページ、公式サイトを見ることをオススメします。
完成品は柔らかい?
こちらはミラクルビーズで作った謎作品ですが、見た目はアクアビーズと差はありません。
完成後、左の「アクアビーズ」作品もある程度反りますが、右の「ミラクルビーズ」は円になるほどぐにゃんぐにゃんに曲がり、柔らかいです。
丸ビーズのみで構成されているのもありますが、ちょっと柔らかい気がします。
互換性比較
肝心なのは、両者の互換性です。
以下ではビーズやトレイを混ぜて使用しても問題ないのか?について検証しています。
アクアビーズのトレイでミラクルビーズを作ってみた
ミラクルビーズのトレイは所有していませんが、アクアビーズのトレイにミラクルビーズを乗せても問題なく作成でき、固まります。
左がアクアビーズで作ったカンガルー、右がミラクルビーズのみのカンガルーです。
左の方が上手に作れたのもありますが、丸ビーズのみだと立体感がでず、のっぺりとした印象になりがちです。
やはり、本家の「ポリゴンビーズ」や「スタービーズ」の重要性を感じます。
アクアビーズとミラクルビーズはくっつくのか?
アクアビーズの買い足し用として「ミラクルビーズ」を購入した場合は、両者を混ぜて使用することもあると思いますが、異なるメーカーのビーズですが問題なくくっつきました!
反対に、「ミラクルビーズ」のみで作ると取れやすいです。
こちらは「ミラクルビーズ」のみで作成した子供の謎作品ですが、この他にもいくつか剥がれました・・・
丸のみのミラクルビーズだけで繋ぐと隙間が多くできて剝がれやすくなるため、カクカクしたアクアビーズの「ポリゴンビーズ」を併せて使用することが強度を高めるポイントになりそうです。
ミラクルビーズはこんな人にオススメ
実際にミラクルビーズを使用して感じた「ミラクルビーズをオススメしたい人」はこんな人です。
- ビーズの形にこだわりがない
- 特定の色だけを安価に買い足したい
- 安く沢山のビーズを買い足したい
ミラクルビーズの魅力はとにかく「安いこと」なので、アクアビーズのような豊富な色や形を求める方には向きませんが、「とにかくビーズがすぐ無くなる!」「数が欲しい!」という人にはめちゃめちゃオススメの商品です。
また、デラックスセットならビーズ専用ピンセットやプレートも複数ついてくるため、兄弟で仲良く遊べます。
見本となるイラストシートは、アクアビーズから拝借して印刷することも可能です。
おわりに
我が家でもアクアビーズを購入したところ、あっという間にビーズが不足してしまい激安だった「ミラクルビーズ」を試してみました。
やはり、アクアビーズのポリゴンビーズやスタービーズにしか出せない輝きや立体感があるものの、小さい子はそこまで考えていないので安いので十分かな?という気がしています。
こだわった作品を作りたい方にはアクアビーズをオススメしますが、買い足しても買い足しても減っていく子供の大量制作用にはミラクルビーズがイチオシです。
他にも子供の玩具に関する記事をまとめていますので、宜しければご閲覧ください。
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