Amazonが販売するスマートスピーカーのEchoシリーズ。
我が家では液晶がない「Echo Dot」と液晶付きの「Echo Show5」を活用しています。
気軽に音楽が流せたりキッチンタイマー代わりに利用しているEchoですが、液晶付きEchoだと監視カメラ代わりに使える…?という噂をキャッチしました。
手持ちのEcho Showが監視カメラになれば、留守中のペットや子供の様子、赤ちゃんの昼寝の監視に新たなアイテムを購入せずに済みます。
特に小学生くらいのお子さんがいるご家庭では、自宅に固定電話もないし、まだスマホも持たせたくないとなると連絡手段に迷うところ。
本記事では、Echo Showを監視カメラとして使う方法や、実際に使ってみた感想、意外と使えるアナウンス機能もご紹介していきます。
Echo Show5は監視カメラになる?
我が家で愛用しているディスプレイ付きのEchoはこちらの「Echo Show5」です。
今はカメラ性能がアップした新型が販売されています。
Echo Showシリーズの中でも1番安価なモデルですが、基本機能はきっちりと搭載していて何不自由なく、毎日快適に利用しています。
Echo Show5には様々な機能がついているのですが、「Echo Showの [ 呼びかけ ] という機能を活用したら監視カメラ代わりになる」ということを知りました。
Echo Show5にカメラがついていることや、Echo Show同士で通話ができることは知っていましたが、監視カメラにもなるとは…
ということで使い物になるのかならないのか、実験をしてみました。
監視カメラとして利用する手順
Echo Showを監視カメラとして使用するにはアレクサアプリが必要です。
まずはスマホのアレクサアプリを起動し、赤枠の「連絡」をタップして…
「呼びかけ」をタップ。
初めて利用する場合は呼びかけを有効にするよう表示が出るようです。
「コミュニケーションの設定」に進み、
「呼びかけを許可」をオンにします。
※画像はオンになっている状態
するとスマホにEcho Showのカメラが映し出されました。
Echo Show側でする操作はなく、勝手に映し出されるようです。
Echo Show側にはこのように映っています。
純粋な監視カメラとして使用する場合には呼びかけ側(今回はスマホ)の映像と音声は届けたくないので、どちらもオフにすると、Echo Showの画面だけが映し出されています。
Echo Showにはこのように見えています。
これで相手の画像・声だけが把握できるいわゆる「監視カメラ」になる状態が完成しました。
監視カメラの起動に気づかれる?
今回の実験で実現したかったことは「子供やペットの自然な姿を見ること」でした。
しかし「相手に気付かれずに監視する」ことは相手がペットであっても無理だと感じました。
「呼びかけ」を行うと、Echo Showをどのような設定にしていても通知音が鳴るためです。
「監視カメラの起動が始まった」と気付かれて良いのであれば問題ないのですが、なるべく気付かれないためには、すぐにスマホ側のカメラと音声をオフにするしかなさそうです。
Echoは随時ソフトウェアアップデートがされるので、将来的な仕様変更に期待したいところです。
実際はビデオ通話と同じ?
上記でご紹介した監視カメラの使い方はビデオ通話そのものです。
Echo Showなら何か作業をしながらでも自立して映し出してくれるし、LINE電話等と違い、相手が着信に気付かずに繋がらないということもありません。
スマホやパソコン操作が出来ない高齢の親御さんや子供とのやりとり、別部屋にいる家族への「起きなさ~い」「ご飯できたよ~」等にも便利そうです。
Echo Show5は監視カメラとしてイマイチかも
Echo Show5単体で監視カメラとして使用するには「角度」がとても難しいです。
赤線で示したようにEcho Show5には25°位の傾斜がついており、カメラに映る映像はどうしても下からのアングルになってしまいます。
テーブルや棚の上に置いたのでは天井しか映らないため、映し出したい場所をピンポイントで狙って床に置くのが1番上手く撮影出来るかと思います。
対策としては次の3つが考えられます。
専用スタンドを使う
Echo Show5のカメラ角度問題を解決してくれるのがAmazon純正の角度調節スタンドです。
カラーは白・黒あり、Echo Show5とEcho Show8対応のものがそれぞれあります。
スタンドを付けることで角度調節が可能になるため、テーブルや棚の上に設置しても上手く映し出すことが出来ます。
専用カメラを使う
本格的に監視カメラを使用したい場合には、Amazon Alexa 認定取得の「Tapo C200」がおすすめです。
アレクサ対応なので「アレクサ、子供部屋みせて」というだけでEcho Showに子供部屋の映像を映し出してくれます。
監視カメラって意外と高額なので、多機能で4,190円は高コスパです。
水平方向に360°、垂直に114°動き、暗闇でも鮮明に映し出してくれるまさに求めている監視カメラです。
子供やペット、入院中の家族等を見守るにも適しています。
カメラだけでなく、音声通話が可能なのも魅力的です。
そして、さらにお値打ちなのが「Tapo C100」です。
Tapo C200のように360°見ることは出来ませんが、アレクサ対応で、スマホからの会話も可能なため人によってはTapo C100で十分かもしれません。
Echo Show 10を使う
本記事作成時点では未発売ですが、「Echo Show 10」という新モデルはまさに監視カメラ向きのモデルと言えます。
このモデルは「広い視野角」と「回転機能」が備わっているため、部屋全体が見わたせるのが特徴です。
問題はお値段で、定価が3万円近く…
監視カメラだけの用途で買うのはイマイチですが、音楽を聞いたり映画を見たりレシピを検索したり…と多用する人には向いているかもしれません。
アナウンス機能も使えます
Echo Showの意外な便利機能が「アナウンス機能」です。
アレクサアプリの「連絡」から
「アナウンス」をタップします。
例えば外出先からお留守番中の家族に「今から帰るよ」と打ち、赤枠の「→」をタップすると…
Echo Show5には「○○より 今から帰るよ」と表示と音声でのアナウンスをしてくれます。
公共交通機関等で電話が使えない時などにはとても便利な機能です。
また、LINEやメールと違い強制的にアナウンスしてくれるのも良いですね。
おわりに
ペットや家族の見守りや連絡にEcho Showがとても便利なことが分かりました。
我が家ではほとんど「音楽再生機」と化していたEcho Show5ですが使い方は無限大。
監視カメラとしては少し足りないところもありますが、角度調節スタンドやアレクサ対応カメラと組み合わせることでかなり高機能で快適な使用感になりそうです。
個人的には「LINEしたのに見てない!」「着信に気付かない」なんてことが家族間であるので急ぎの連絡にEcho Showのアナウンス機能がめちゃくちゃ便利だなと感じました。
同じく音楽再生機と化しているEcho Showをお持ちの方や、監視カメラがあったら便利だけど新たに買うほどでもない方などの参考になれば幸いです。
Echo DotとShowの違いについては別記事でまとめていますので、併せてご覧ください。
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