我が家の冷蔵庫は10年超え選手で、独身時代の冷蔵庫を4人家族になっても使い続けていたため、庫内は常にパンパン。
家族も増え、在宅時間も長くなることから特に冷凍庫がパンク状態に…
またさすがに電気代が無駄に高くなっているだろうと思い、買い替えることにしました。
けれど先日最新式洗濯機を買ったばかりだったこともあり、冷蔵庫は展示品の激安商品を狙うことにしました。
最新、最上位モデル洗濯機はこちらの記事にまとめています。
展示品は傷や汚れ、劣化、保証など気になるところが沢山ありそうですが、実際に買ってみた感想をまとめてみます。

本記事では展示品冷蔵庫を買うにあたり注意すべき点、デメリットや実際に使用している感想をまとめています。
展示品冷蔵庫を買ってみた
2022年1月中旬にヨドバシカメラで展示品冷蔵庫、東芝VEGETA GR-T470GZ(465L、60cm幅)を125,000円で購入しました。
2021年4月に発売された最新式が1年足らずで型落ち価格になるなんて、丁度良い時期に購入できたようです。
また、東芝VEGETAの最新式は2022年3月に発売とのことで、同じ大きさのものは27~8万スタートですから、型落ちではあるものの似たようなものが15万安く手に入ったと思うとお得でしかありません。
型落ち品は実店舗では既に在庫が無いようですが、ネットではまだ取り扱いがあるようです。

冷蔵庫の展示品は買っても問題ないのか
そもそも、展示品の家電を購入することに問題は無いのでしょうか。
この疑問を家電量販店に勤務している友人にぶつけてみたところ

モノによるかな…
と言った回答でした。
彼曰く
「テレビ、パソコン、ブルーレイなどの通電して劣化する製品は、展示期間が長ければ長いほど製品の寿命が短くなっていくからオススメはしない」
とのこと。
反対に、通電せずに展示しているものや、通電しても劣化箇所が少ないものはオススメで、例えば電子レンジやオーブン、炊飯器、洗濯機、冷蔵庫などが該当するとのことでした。
今回の冷蔵庫は通電して展示されていたため、開けた際にLEDライトが点灯しますが、LEDライトの寿命は10年以上と非常に長持ちのため気にする必要はないと思われます。
また冷蔵庫の展示はデモモードという特殊状態で稼働しているため、冷却機能の劣化はありません。

つまり、冷蔵庫の展示品で心配すべきは製品の内面的な劣化ではなく、外見の傷や汚れ、ドアの開閉部分なのです。
展示品の販売時期は?
展示品の販売時期は、新モデル発売日の直前であることが多いです。
そのほか閉店セールや店舗移転などで展示品が販売されることがあります。
一般的に冷蔵庫の新型モデルは「10月~11月の秋」や「3月~4月の春」に出る傾向があるため、夏頃もしくは冬頃に旧モデルが値下げされ、展示品も売りつくされるとされています。
今回私が展示品冷蔵庫を購入したのは1月21日で、新モデルは3月発売予定でした。
ですが価格.comで冷蔵庫の発売日を見てみると、毎月どこかのメーカーから何かしらの新商品が出ていることが確認できます。
基本は夏・冬が狙い目ですが、欲しいメーカーや商品によって狙う時期は異なる事もありそうです。

気になる商品の新型発売情報をリサーチすることが展示品冷蔵庫の購入時期を見定める第一歩です。
展示品冷蔵庫を買う際に確認・注意すること
今回は冷蔵庫の展示品を実際に購入したわけですが、展示品の購入前に確認すべき点が7点あります。
破格の展示品価格と言っても電化製品は高い買い物なので、後悔しないためにしっかりと確認しましょう。
傷のチェック
展示品の1番の天敵は傷・汚れです。
本体表面の傷はもちろんのこと、展示品は中も意外と汚れや傷があります。
私の購入した冷蔵庫は、拭いたら取れるような黒い汚れのほか、

ドアポケットには拭いても取れない擦り傷や、展示中に入れていたであろうボトルの置き痕などがありました。


拭いたら取れる汚れは問題なくとも、傷は妥協できる範囲であるか隅々まで確認しましょう。
また、剥がした後でないと分からない販促物のテープ痕やべたつきが残る可能性も理解しましょう。
保証期間
展示品には延長保証がつかない場合があります。これは店舗によって大きく異なります。
例えばこちらはヤマダ電機の展示品ですが、赤枠部に「6年間無料長期保証」の文字があります。

一方、同型のヨドバシカメラの展示品は赤枠部に「メーカー保証有り」とあるようにメーカー保証の1年のみで家電量販店独自の延長保証には対応しておらず、交渉するも失敗に終わりました。


価格だけに飛びつくと、保証期間を見逃してしまうので要注意です。
リサイクル料
通常の大型家電は「リサイクル料込み」の金額で販売されていることが多々ありますが、展示品は「リサイクル料が別途発生」することが少なくありません。
実際に私が購入した展示品冷蔵庫もこのようにリサイクル料の記載がありました。

例えばヨドバシカメラの冷蔵庫のリサイクル量は、171L以上で5,280円(税込)ですが、
ヤマダ電機では買取を行っています。
しかし、我が家の買い替え前の冷蔵庫は古かったためヤマダ電機のネットの査定では買取不可でリサイクル量として6,380円以上が発生することが確認できました。

購入時はリサイクル費用も含めて吟味すると、失敗のない買い物が出来るはずです。
私は古い冷蔵庫がまだまだ使える状態だったので、自分でフリマアプリで売ることにしました。
リサイクル代も浮くので、一石二鳥です。売るときは梱包から発送まで、全てプロにやってもらえる発送方法に対応しているフリマアプリがオススメです!
値引きの有無
例えば今回、同じ型の色違い商品がヤマダ電機では146,300円(税込)でしたが、交渉の末、税を抜いた13.3万円まで下げてもらうことが出来ました。
希望は13万円だったのですが、さすがにそこまでは無理と言われてしまいました(結局ヨドバシのほうが安かったのでヨドバシで購入をさせて頂きました)。

一方ヨドバシカメラでは12.5万円(税込)で、これ以上の値下げはおろか、保証期間の延長もしてもらえませんでした。


このように店によっても対応は様々ですが、展示品であっても更に割引してもらうことは可能なケースもあります。
ポイント還元
ヤマダ電機では値引きや延長保証などがあったものの、ポイント還元がありませんでした。
一方ヨドバシカメラでは値引きや保証期間の延長は出来ないものの、10%のポイント還元がありました。


冷蔵庫のポイント還元は大きいので、販売価格だけに囚われずチェックしておきたい重要ポイントです。
クリーニング事情
ヤマダ電機では、展示品家電を一旦センターに運び、クリーニングしてから配送してくれるとのことでした。
一方ヨドバシカメラでは、展示品冷蔵庫は店員さんによる拭き掃除のみとのことでした。

同じ展示品家電でも家電量販店によって対応が異なるため、気になる方は店頭で確認しましょう。
箱の有無
これは恐らく多くの家電量販店で共通かもしれませんが、展示品には専用の箱がついていない場合があります。
今回も「外箱なし」の記載がありましたが、

実際に運んでこられた際にもこのように緩衝材に巻かれた状態で外箱はありませんでした。


冷蔵庫は箱入りであっても搬入時に開封し、段ボールはそのまま引き取ってもらうことにが多いため、この点はあまり気にしなくて良いかと思います。
展示品は他店比較で即決
展示品との出会いは一期一会です。
多くの場合で定価よりグッとお安いので「もうちょっと調べてからにしよう」なんて数日放置しておくとあっという間に売り切れますし、特に客数の多い休日であれば、お目当ての展示品に出会っても「後でまた来よう」なんてもたもたしていると先を越されます。
だからと言って1つの家電量販店だけで即決してしまうと、実は他店の方が価格、ポイント還元、保証期間等の条件が良かったり、家電の色が好みの場合もあります。
そこでオススメなのは「新モデル発売の1~2カ月前に、平日の朝から家電量販店を巡る」です。
夫婦なら手分けして情報交換をするのが良いです。
遠ければ電話で在庫確認してから向かうのも良いですね。
我が家の場合、夫婦それぞれに別の家電量販店に行き、情報交換をしながら安い方の展示品冷蔵庫をゲットすることが出来ました。

展示品を後悔なく勝ち取るために大事なのは、販売時期のリサーチと、スピーディな比較・決断です。
展示品冷蔵庫が家に来た、実際使ってどう?
店頭で即決してから2週間後、展示品冷蔵庫がやってきました。
一通り傷などをチェックして受け取り完了となりますが、購入時に箱の有無、傷や汚れの場所、クリーニングの仕方などを聞いて納得したうえで購入していたため、届いたものを見ても「店頭で見たまま」で納得できる状態でした。

店員さんが拭いてくれているとのことですが、ちゃんとしたクリーニングではないので拭き方は甘いかなと感じましたが、自分で表面、庫内を消毒、拭き掃除をして問題なく使用しています。

購入時からの庫内の擦り傷や置き痕などはありますが、使用に問題はなく、傷や汚れは遅かれ早かれつくものだと納得し、安く買えたことに満足しています。
おわりに
今回初めて展示品家電を購入しましたが、型落ち品とはいえ発売から1年未満のまだまだ新しい製品を安く購入できたのはとても良い買い物でした。
安さに踊らされず、展示品を買うことのデメリットを理解し、保証や傷など細かい所まで納得したうえで購入することが後悔しないポイントでもあります。
また、展示品はその価格からすぐに売れてしまう事が多いため、狙った商品は他社と比較しつつもすぐに購入を決断することがとても大切です。

展示品と言えども安い買い物ではないので、価格とデメリットを比較し、納得した上での購入をオススメします。
折角のお得な出会いを逃さないためにも、まずは狙った商品の新モデル発売時期、値下げ時期をリサーチし、家電量販店に出向くなど事前のリサーチが大切です。
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