炭酸水メーカーの2強である「ドリンクメイト」と「ソーダストリーム」。
それぞれ長所がある2つのソーダメーカーですが、ボトルの使用期限や本体の故障などにより、違うソーダメーカーに乗り換えた人もいると思われます。
この2つのソーダメーカーの間でガスシリンダーやボトルに互換性があれば、乗り換えた際に残ったボトルやガスシリンダーを使い回すことが出来るので便利ですよね。
そこで本記事では実際にドリンクメイトとソーダストリームを使用して、ボトルやキャップ、ガスシリンダーの互換性があるか否かを検証します。
尚、検証に使用するのはドリンクメイト マグナムグランドDRM1005と、ソーダストリーム Genesis v2(ジェネシス v2)です。
ボトルに互換性はあるのか?
まずは、双方のボトルを比較します。
左がドリンクメイト(850ml)、右がソーダストリーム(1L)です。
ドリンクメイトのLサイズは容量は少なく長めです。
口部分の形状はまるで違います。
ドリンクメイトのボトル×ソーダストリームのキャップ
まずはドリンクメイトのボトルにソーダストリームのキャップをはめてみました。
軽くハマりましたがボコボコにあたって、完全には閉まりません。
ソーダストリームのボトル×ドリンクメイトのキャップ
今度はソーダストリームのボトルにドリンクメイトのキャップをはめます。
閉まっているように見えますが、覆い被せているだけです。
ボトルとキャップは本来の組み合わせでしか使用できないことが分かりました。
ドリンクメイトのボトル×ソーダストリーム本体
今度はボトルが本体にハマるのかを実験します。
まずは、ドリンクメイトのボトルをソーダストリーム本体にはめでみますが…キャップ部分のボコボコが邪魔してしっかりとはハマりません。
しかしドリンクメイトのLサイズボトルが長いために、ズレることなくピッタリと収まりました。
どうにかはめ込んでガスを注入してみると…一応入りました。
本体とボトルの接続部に隙間があるため、ガスが少し漏れますがなんとか炭酸水になりました。
ソーダストリームのボトル×ドリンクメイト本体
今度はソーダストリームのボトルをドリンクメイト本体にはめます。
しかし、水以外に使用可能なドリンクメイトは、インフューザーと呼ばれる炭酸注入時のみに使用する専用のキャップに付けたあとに本体にはめます。
ソーダストリームのボトルにはインフューザーはしっかりとは閉まりませんが、少しハマっています。
無理やりはめ込んでガスを注入してみると…
一見ガスが入ったように思われましたが、隙間からドバーッと水が溢れ出ました。
ボトルと本体の間に隙間があることの他に、ソーダストリームを最大量の1Lまで入れていたことが溢れた要因と思われます。
少ない水だったら溢れずに済んだかもしれません。
どちらにせよ、通常使用するには難がありそうです。
双方のボトルと本体は、完全に閉まらないもののかろうじでハマり、一応炭酸が作れることがわかりました。
ガスシリンダーに互換性はあるのか?
ボトルと本体の互換性が分かったところで、今度はガスシリンダーの互換性を検証します。
もしガスシリンダーに互換性があれば、余っているものや安い方など好きなものが選べるかもしれません。
ドリンクメイトのマグナムガスシリンダー×ソーダストリーム本体
まずは、ドリンクメイトのマグナムガスシリンダーをソーダストリーム本体に接続します。
大きさを比べるだけですごい違いです。
マグナムガスシリンダーは通常のガスシリンダーの2倍の容量があるものです。そのため残念ながらマグナムガスシリンダーは、その巨体から全くハマる様子もありませんでした。
ドリンクメイトの通常ガスシリンダー×ソーダストリーム本体
まずはソーダストリームとドリンクメイトの60L用ガスシリンダーを比べてみましょう。
パット見はとてもよく似ています。
どちらも内容量は同じです。
底の形と、
トップ部分の形が異なるのが心配です。
では、ドリンクメイトの60L用ガスシリンダーをソーダストリーム本体に接続してみると…しっかりとハマりました。
今度はガスが注入されるかの実験です。
ドリンクメイトのガスシリンダーでソーダストリームを使用します。
問題なく使用できました。
プッシュした感じも違和感がないため、ドリンクメイトのガスシリンダーはソーダストリームでも利用できるということがわかりました。
ソーダストリームのガスシリンダー×ドリンクメイト本体
今度はソーダストリームのガスシリンダーをドリンクメイト本体に接続します。
しっかりとハマりました。
しかし、ガスのプッシュボタンがパカパカして全くガスが注入される様子も有りません。
色々試してみましたが、ソーダストリームのガスシリンダーは、ドリンクメイト本体にハマるものの、ガスが注入できませんでした。
ドリンクメイトの60L用ガスシリンダーはソーダストリームで使用できても、その逆は出来ないことが分かりました。
ただしマグナムモデルでの検証のため、通常モデルだと使えるのかもしれません。
結論
以上の検証から、ドリンクメイトとソーダストリームの互換性について5点の結果が出ました。
- ボトルとキャップには互換性がない
- ボトルと本体にも互換性はないが、お互いに辛うじてハマる
- ドリンクメイトマグナムガスシリンダーは、ソーダストリームに使用できない
- ドリンクメイト60ml用ガスシリンダーはソーダストリームに使用できる
- ソーダストリームのガスシリンダーはドリンクメイトに使用できない
中でも「ドリンクメイトの60mlガスシリンダーはソーダストリームに使用できるが、その逆(ソーダストリームのガスシリンダーをドリンクメイトで利用)は出来ない」というのは予想外でした。
どれも公式の使用方法ではないので自己責任にはなりますが、唯一ドリンクメイトとソーダストリームを混ぜて使用できるのは、「ソーダストリーム本体にドリンクメイトの60ml用ガスシリンダーを設置する」ことのみとなります。
おわりに
似ているようで違うドリンクメイトとソーダストリームですが、意外にもほぼ互換性が無いことが分かりました。
中には業務用の炭酸ガスボンベをガスシリンダーに注入することで、激安で炭酸飲料を作っている方々もいるようです。
しかし私は自宅に大量のガスを置いておく勇気はないため、個人的にはマグナムガスシリンダーの使えるドリンクメイトのマグナムグランドがコスパが良くて好きです。
容量は2倍なのに価格は1.5倍の高コスパガスシリンダーです。
買い替えを検討中の方や、互換性が気になる方の参考になれば幸いです。
当サイトではソーダストリームやドリンクメイトに関する記事を複数掲載しています。よろしければ合わせてご確認ください。
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