本記事作成時点は飲食店の時短営業などが行われている真っ最中です。
それに伴い自宅での晩酌が増えていることと思います。
家のみではビール・焼酎・サワーなどを楽しむ人が多いと思いますが、中でもここ数年人気なのはハイボールです。
ハイボールの元であるウイスキーは味わいだけでなく、糖質0で他のお酒と比べてカロリーが低く、またプリン体も少ないことから、健康や体形を気にする人たちからも支持されているお酒です。
ハイボールは非常に奥が深く、美味しい作り方や工夫はたくさんあるのですが、ここでは美味しいハイボールを自宅でコスパ良く飲む方法を模索しました。
本記事では、ウイスキーや炭酸水の価格を比較して美味しいハイボールをいかにコスパ良く飲めるかをまとめています。
コスパ最強レモンサワーについてはこちらの記事にまとめています。
ハイボールに使うウイスキー
ハイボールに欠かせないのがウイスキーですが、安すぎるウイスキーを使うと安いけど美味しくないものが出来上がってしまいます。
これではただ安いだけで、「コスパが良い」とは言えません。
なので今回は、コンビニやスーパーなどで手に入りやすく、また味も美味しいサントリーの「角」と「トリス」を使って、グラス1杯あたりの価格を比較してみます。
角とトリスと言っても色んな種類の商品が売られていますが、今回1杯あたりの価格を計算する商品は次の通りです。
350ml ハイボール缶
炭酸水を用意しなくても缶を開けてすぐに飲めるのが魅力のハイボール缶。
トリスも角もコンビニで手軽に買えるのが良いですよね。
最寄りのコンビニやスーパーの平均値ではトリスは164円(税込み)、角は232円(税込み)で販売されていました。
毎日飲むならネット購入でまとめ買いしたほうが安いですが、今回は上記の価格で計算します。
500ml ハイボール缶
350ml缶よりコスパが良い500ml缶の価格も比較します。
こちらは最寄りのコンビニやスーパーの平均値ではトリスは222円(税込み)、角は267円(税込み)で売られていました。
こちらも毎日ペースで飲むならネットでの箱買いがお得そうですが、今回は上記の価格で計算します。
700ml 瓶
次に価格比較をするのが700ml瓶です。
こちらもスーパーやコンビニで買いやすい商品です。
こちらは近くのスーパーとコンビニで、トリスは972円(税込み)、角は1,476円(税込み)で販売されていました。こちらは送料の関係からか、ネットで買うよりスーパーやコンビニで買ったほう良さそうです。
ネットで買うなら12本セットもしくは24本セットがお得そうです。
4000ml ビックボトル
最後はコスパ最強の代名詞4000mlボトルです。
4000mlボトルはコンビニでは売っているところは少なく、スーパーやドラックストアで購入ができます。
最寄りのスーパーではトリスが3,627円(税込み)、角が7,328円(税込み)で売られていました。
こちらはネット価格とあまり変わらないですが、玄関まで届けてくれるネット購入がオススメです。
炭酸水は3つを比較
ハイボールを作る上でウイスキーともう1つ欠かせないのが炭酸水です。
どうせならウイスキーだけではなく、炭酸水もコスパよく入手したいですよね。
今回は
- 飲みきりサイズの350ml缶
- どこにでも売っている500mlボトル
- ゴミが出ない炭酸水メーカー
の3つを比較してみます。
350ml缶
500mlのペットボトルだと多くて毎回残しちゃう…という人は350ml缶の炭酸水がオススメです。
今回はイオンのプライベートブランドで38円(税込み)という超破格値で購入しました。
ネットだと50円~60円くらいが相場のようです。
500ml ペットボトル
たぶんハイボールを作る上で、1番多く使われるのが500mlペットボトルの炭酸水です。
こちらもトップバリュー商品で73円(税込み)で購入しました。
これはネットだと1本50円~60円ぐらいで売っているので、買う場所によってはネット購入のほうがお得です。
ちなみに近くに業務スーパーがあるなら500mlの炭酸水が1本約35円という破格ぶりなのでオススメです。
強炭酸ではないけれど、破格なのに普通に美味しいのでオススメです。
炭酸水メーカー
コスパや使い勝手共にオススメなのが炭酸水メーカーです。
機械を買うので初期費用はかかりますが、長く使うと炭酸水を買うよりもずっとお得になります。
例えばソーダ―ストリームという炭酸水メーカーの公表値は500mlあたり18円と格安です。
我が家にはソーダストリームとドリンクメイトの2つがありますが、もちらもコスパが良いうえに炭酸水を置く場所を取らず、ゴミもでないのでオススメです。
ソーダストリームとドリンクメイトに関する記事を複数掲載していますので、宜しければご閲覧下さい。
1杯あたりの価格を計算
ということで上記のウイスキーと炭酸水を組み合わせて、1杯あたりの価格を計算してみます。
今回使うグラスはこちらの真空断熱タンブラーです。
容量は400mlのものですが、氷をぎっちり詰めると250ml入るので、1杯 = 250mlで計算します。
またハイボール缶は炭酸水を使う必要がないですが、それ以外は3種類の炭酸水でそれぞれの価格を算出してみます。また炭酸水メーカーにはソーダストリームを利用しています。
ちなみにハイボールの黄金比は「ウイスキー1:炭酸水4」らしいので、「50ml ウイスキー、炭酸水200ml」の価格にしています。
今回は350ml缶のほうが500mlペットボトルより安い、ちょっとおかしな現象が起きていたので変な表になってしまいましたが…こんな感じの価格になりました。
やはり突出しているのは「4000ml × ソーダストリーム」の組み合わせです。
トリスだと1杯52円、ちょっとお高い角でも97円とかなり安いです。
ブラックニッカやトリス、ジムビームなどに比べて「角」はお高めなウイスキーではありますが、4000mlボトルを購入して炭酸水メーカーで割って飲めば缶のトリスよりも安くなります。
また「700ml瓶 × ソーダストリーム」と「4000ml × 500mlペットボトル」の価格がほぼ変わらないことから、単価が高いウイスキーだけではなく、炭酸水も価格に強く反映されることがわかります。
角は500ml缶と700ml瓶の価格がそこまで変わらないので、500ml缶を飲み続けるという選択肢も良さそう!
ちなみにハイボールの黄金比1:4を元に上記表を作成しましたが、それはちょっと濃すぎるよ!!という人のためにウイスキーの量を50ml➡30mlに減らしたバージョンも作成しました。こちらです。
こちらも「4000ml × ソーダストリーム」が飛びぬけていますね。トリスで35円、角で62円と格安です。
またウイスキーの単価が高い「角」がハイボール缶を除く全ての組み合わせで100円以下になっています。
当たり前ですがウイスキーの量を減らすと1杯あたりの価格が安くなるため、毎回入れすぎてしまう人は後から紹介する定量ディスペンサーなどを導入するのがオススメです。
コスパ最強は4Lボトル
以上の結果から、コスパ最強な自宅ハイボールは4Lボトル×ソーダストリームの組み合わせであることがわかりました。
ものによっては1杯当たりの価格が倍も違うという結果になりました。
4Lボトルはスーパーでも手に入りますが、何せ重いので私はAmazonで注文しています。
空いた瓶に詰め替えて飲んでいますが、開封するのは詰め替える時だけなので飲み終えるまで特に劣化した感じはなく、美味しく頂けています。
実際に飲み比べてみた
1杯あたりの価格は上記の通りですが「コスパ = 安さ」ではないので、味も重要です。
特に空けた瞬間飲める缶のハイボールと、ウイスキーの原液から作る自家製ハイボールでは味の差はあるのでしょうか。
手軽さは缶、お得度はウイスキー×炭酸水ですがお酒は日々の楽しみですから味も肝心です。
そこで、トリスと角の缶、原液×炭酸水の4種を飲み比べてみることにしました。
たっぷり氷を入れたコップに注ぎます。
ウイスキーと炭酸水はサントリー公式に記載のある1:4の割合です。
角の比較
まずは角瓶と角缶を飲み比べてみます。左がウイスキーと炭酸水、右が缶です。
計量して割ったのですが、缶の方が色が濃く、味も濃いです。
さらに使用する種類にもよりますが、缶の方が炭酸が強いのが確認できます。
確かに、自宅で作る際もサントリーのオススメは「強炭酸」のようです。
缶のパッケージに「レモン風味」などの記載が無かったため、ほぼ「ウイスキー+炭酸水」だと思っていましたが、飲み比べてみると缶と瓶とでは全くの別物です。缶のハイボールには強めのレモンの風味がありました。
確かに原材料名を見ると缶のハイボールにはレモンスピリッツと酸味料が使われていました。
そこで、ウイスキー×炭酸水の方は本物のレモンを絞り入れてみましたがやはり別物でした。
当然ですが本物レモンを絞った方が香り高くフルーティです。
また、缶の方は少し濃く感じてしまったのでウイスキー×炭酸水×レモンが個人的にはとても美味しかったです。
味も風味も全く別物であることに驚きましたが、お得で美味しいのはウイスキー×炭酸水だと感じました。
しかし、レモンを用意せずともレモンの風味が感じられる手軽さは缶ならではです。
トリスの比較
続いてトリスも比較してみました。
こちらもやはり缶の方が若干炭酸が強いです。
トリスの缶には「レモン」が強調されていたため味の違いは想像がつきましたが、やはり同じトリスでもウイスキー×炭酸水と缶では全くの別物です。
こちらも生レモンを絞ってみましたが、角同様に本物のレモンを入れた方が爽やかで美味しく、しかも安いです。
選ぶウイスキーの種類は好みや値段によって様々ですが、どんなウイスキーでも缶より自宅で作った方が安く、更にはレモンを絞ることで缶よりも美味しくなることが分かりました。
安いのに美味しいは最高です。
角とトリスの比較
最後に角とトリスを飲み比べてみました。
私は普段から角を飲んでいるのですが、角はコクと風味がトリスより強く感じます。飲み比べると角の上品さが際立ちます。
ですが角はトリスよりも1.5倍~2倍ほど価格が高いです。
トリスは4000mlのボトルが4000円以下で買えるので、それだけで魅力のある商品です。
実際に飲んでみても角よりは劣りますが、普通に美味しいと感じるハイボールです。
これから家でハイボールを楽しもうかな…という人は、まずはトリスの小瓶を買ってみて、それで十分楽しめそうであればトリスの4000mlボトルをオススメしたいです。
トリスがイマイチだな…と感じる人は角の購入を検討してみましょう。
宅飲みハイボールにオススメグッズ
最後に自宅での晩酌にあったら便利、あったら楽しいオススメグッズを8つまとめました。
真空断熱タンブラー&マドラー
ハイボールに関わらず、アイスコーヒーや麦茶など冷たい飲み物にオススメなのが「真空断熱タンブラー」です。
普通のグラスやタンブラーだと氷が溶けて薄まってしまいますが「真空断熱」と書いてある商品は氷が溶けにくくいつまでもキンキンで美味しく飲めます。
前の晩に呑んだコップを置いたまま寝ても、朝起きるとまだ氷が残っていてびっくりしますよ!
コップの長さに合せたマドラーもあれば便利ですが、混ぜすぎると炭酸が抜けるので注意です。
ハイボールグラス
私は真空断熱タンブラーを使っていますが、グラスにもこだわるならハイボールグラスがオススメです。
香りを楽しむオシャレなものもいいですが、
居酒屋でよく見るような角ジョッキもオススメです。
普通サイズの他、700ml入るメガサイズもあり、「白州」や「ジムビーム」「知多」など様々な種類があるので家で居酒屋気分が味わえます。
アイスボールメーカー
たまには割らずにロックで飲みたい!そんな時にはアイスボールメーカーがオススメです。
大きな氷で溶けにくく、バーのような丸氷が自宅に居ながら楽しめます。
ロート
4Lのウイスキーボトルから空き瓶に詰め替える際に無くてはならないのが漏斗(ロート)です。
これさえあればこぼすことなく上手に詰め替えできます。
定量ディスペンサー
4Lや2.7Lなどのボトルサイズでウイスキーを購入した際でも「定量ディスペンサー いちおしくん」があれば空き瓶に移し替えることなく直接グラスにお酒を注ぐことが出来ます。
30mlまたは45mlの定量をワンプッシュで出せるため、重いボトルを持ち上げる必要がありません。
定量ポーラー
ボトルから直接注ぐ際にオススメなのがプロも使う「定量ポーラー」です。
傾けると30mlの定量が出てくるから、入れすぎを防いで毎度丁度いい濃さのハイボールが作れます。
ドリンクメイト
炭酸水メーカーにも色々ありますが、ドリンクメイトは唯一「水以外の飲料にも直接炭酸を注入できる炭酸水メーカー」です。
時間が経って炭酸が薄くなってきてもウイスキーや炭酸水を追加せずに直接炭酸だけを復活させることが出来るため、チビチビと飲みたい方にオススメです。
また、好みに合った強度の炭酸を注入することが出来ます。
炭酸水のペットボトルや缶などのゴミも貯まらず良いことずくめです。
味変にオススメ
安くて美味しいハイボールですが、毎日同じだとたまに冒険したくなりますよね。
そこでオススメなのが居酒屋でも定番の「レモンハイボール」です。
レモンやグレープフルーツなどの柑橘があると味変が出来て、いつもの宅飲みが華やかになります。
また、本物の柑橘類を揃えておくのが難しい場合には果汁がオススメです。
こちらはポッカサッポロの「お酒にプラス」シリーズですが、いつものハイボールに加えるだけでフルーティなハイボールが完成する優れものです。
レモン、グレープフルーツ、ライム、シークワーサー、梅と種類が豊富なため自宅で居酒屋のように楽しめます。
おわりに
他のお酒に比べて健康面でも人気の高いハイボールですが、ちょっと値の張る製品でも思い切って4Lボトルを購入することでかなりお得に家飲みが出来ることが分かりました。
特に薄めが好みならさらに破格で、トリスなら一杯最安の35円は驚きです。
またハイボールには強炭酸水がオススメのため、4Lウイスキーとソーダストリームやドリンクメイトなどの炭酸水メーカーがあれば好きな強度の炭酸でコスパ最強のハイボールが完成します。
さらに定量ディスペンサー等の使用でハイボール作りを快適に、真空断熱タンブラーや柑橘果汁の使用でもっと美味しくハイボールを楽しむことが出来るため、自分用はもちろんお酒好きな人へのプレゼントにもオススメです。
まだまだおうち時間が多くなりそうな昨今ですが、家飲みもコスパ抜群に楽しみましょう!
当ブログでは他にも色々と味やコスパの比較をしていますので宜しければご閲覧ください。
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