お手持ちのiPhoneやAndroid端末を売るときに重要な要素として
- 外観の綺麗さ
- 付属品の有無
- バッテリーの性能劣化具合
などなど…
いくつもありますが、意外と見落としがちなのが「利用制限の有無」です。
本ページでは利用制限が△や×のスマートフォンを現金化したい場合の方法をまとめています。
利用制限がある端末は現金化しにくい
携帯電話には「ネットワーク利用制限」というものがあります。
ネットワーク利用制限とは、スマホ本体代の分割払いが滞ったり、通信料金が支払われなかった場合などに、キャリア(docomoやau)から通信制限がかけられてしまい通信が出来なくなる状態のことを指します。
ネットワーク利用制限には、下記の3種類があります。
- ◯判定→ネットワーク利用制限の対象外です。
- △判定→利用できますが、代金債務の不履行等により利用制限となる可能性があります。
- ×判定→利用制限中です。
詳しくはこちらのページで解説していますので、詳しく知りたい人は合わせてご確認ください。
利用制限が〇の端末であればメルカリやヤフオクなどの個人売買をはじめ、ゲオやブックオフの店舗買取でも簡単に現金化が出来ます。
問題は利用制限が△や×の端末です。
ヤフオクの場合
ヤフオクでは利用制限が△または×の携帯電話は出品が禁止されています。
以前まではなぜかauの△または×判定は出品OKだったのですが、2019年に全面禁止となりました。
しかし個人出品者は△判定の携帯電話は出品できませんが、ヤフオクストアの場合は「利用制限が×になった場合に返品を可能とする」という補償を付けるのを条件に出品が許可されています。
×判定の携帯電話はヤフオクストアでも出品不可です。
メルカリ・ラクマ・PayPayフリマなどの場合
メルカリ・ラクマ・PayPayフリマなど、いずれのフリマアプリも△または×判定の携帯電話は出品が禁止されています。
たまに△判定の携帯電話を出品している人をみかけますが、明確な規約違反です。
店舗買取の場合
実店舗買取の場合は次の2種類の対応に分かれます。
- 〇判定のみを買取(△・×判定は買取不可)
- 〇判定または△判定を買取(△判定は減額買取、×判定は買取不可)
これは実店舗だけではなく、ネット買取でも同様です。
例えば業界大手のネットオフは前者の「〇判定のみを買取」をしているサイトです。
送料無料の梱包キットや、定額保証買取を実施している大手ならではの仕組みを導入しています。
またスピード査定が人気のバイヤーズ.comでは後者の「〇判定または△判定を買取」をしているサイトです。
こちらも梱包キットの提供や、型番から即時概算の査定額を算出してくれる仕組みが人気です。
このようにサイトによって買取基準が異なりますので、△判定の端末を売りたい場合には注意が必要です。
ただし△判定も×判定でも、売却する方法は存在します。
以下では利用制限別の売り方についてまとめています。
利用制限が〇(丸)の場合
〇判定の携帯電話を売りたい場合は特に困ることはありません。
ヤフオクやメルカリ等のフリマアプリに出品して現金化をしましょう。
高く売るためのコツはこちらのページで詳しくまとめていますので、合わせてご確認ください。
これから「メルカリを利用しようかな」という人は下記の紹介コード
VYJJPQ
を会員登録時に入力いただければ500円相当のポイントが貰えます。
良かったら使ってやってください。
自分で出品・梱包・発送の作業が面倒な人はネットオフやバイヤーズ.comなどの買取サービスを利用しましょう。
フリマアプリ等に比べるとどうしても割安になりますが、現金化の簡単さは段違いです。
利用制限が△(三角)の場合
利用制限が△の場合は端末を売る前にやるべきことがあります。
それは〇判定に出来ないか試す、という作業です。
△判定になる理由は様々ですが、自分が原因で△判定になっている場合には〇判定にしてから端末を売ったほうが高く売れます。
自分が原因の△判定は、例えば
- 分割支払い中の場合 ➡ 残債を一括支払いする
- 分割払いは終了しているけど判定が更新されない場合 ➡ 問い合わせてネットワーク利用制限を更新してもらう
などです。
自分が原因ではないが△判定になっている場合(中古で△判定端末を購入したなど)は、自力で〇判定に更新することは出来ません。
△判定は個人売買が出来ないサイトがほとんどのため、減額にはなりますが、バイヤーズ.comのような△判定でも買取を行っているサービスを利用するのが一般的です。
しかしムスビーという携帯電話専門のフリマサイトであれば△判定でも個人売買が可能です。
ムスビーはチケット流通センターなどを提供する会社のサイトで、SBIグループ傘下の会社が運営しています。
出品時には赤ロム補償の有無を選択して出品することになります。もちろん赤ロム補償があるほうが高値で売れます。
△判定は店舗に売ると減額がされますので、面倒でなければムスビーで出品するのがオススメです。
もちろんムスビーでは端末の購入もできますので、端末の買い替えをムスビーで完結することも出来ますよ。
利用制限が×(バツ)の場合
利用制限が×の場合は残念ながらメジャーなフリマサイトでの売却や、買取サービスの利用は難しいです。
そのため当サイトではそのままサブ端末として利用することをオススメしています。Wi-Fiに接続すると赤ロム端末でも用途は無限大です。
ただしどうしても売却して現金化したい場合には次の3つの方法をオススメします。
ナオセルで売却する
ジャンクスマートフォンの売買専門店「ナオセル」というサイトがあります。
ここでは画面がバキバキに割れたものや、起動しないスマートフォンなどが売買されていますが、ネットワーク利用制限が×の端末も販売できるのが特徴です。
ナオセルの機能や仕組みはメルカリそのものです。普段フリマアプリを使われている方なら迷わず出品できるはず。
ジモティーで売却する
地元の掲示板でお馴染みのジモティーでも利用制限が×の携帯電話を売ることが出来ます。
ジモティーは販売制限がゆるゆるなので、違法な品ではない限り何でも売れてしまうのが特徴です。
ただしスマートフォンの専門サイトではありませんので、高値売却には期待できないほか、ネットワーク利用制限について詳しく記載しておかないとトラブルになる可能性もありますのでご注意ください。
ヤフオクでおまけ商品として売却する
これはグレーゾーンな気もしますが、ヤフオクでネットワーク利用制限×の端末を抱き合わせで販売しているストアさんを見たことがあります。
例えば利用制限×のiPhone7を売りたいときに
- 超格安のスマホ1台(こちらがメイン出品。ガラケーでもなんでもいいが、利用制限〇のもの)
- 利用制限×のiPhone7(あくまでも「おまけ」として付属)
という売り方をするわけです。一応私が目撃したストアさんの出品は売買完了にこぎつけていました。
あくまでもiPhone7はおまけなのですが、ヤフオク運営によってNGとされれば出品が取り消される可能性があるほか、高値で売れる可能性が低いのでご注意ください。
利用制限が-(ハイフン)の場合
最後に利用制限が-(ハイフン)の端末について触れておきます。
利用制限は主に「〇・△・×」の3種類ですが、「-」判定も存在します。
ハイフン判定は
- SIMフリー端末(非キャリア品)
- 法人端末やデモ機などの特殊品
- リフレッシュ品でキャリアに紐づいていない端末(iPhoneでよくみられる)
などが当てはまります。
SIMフリー機であれば何ら問題はないのですが、問題はキャリア品(ドコモやソフトバンクが販売する端末)です。
キャリア品のハイフン判定を売ろうとするとサイトによっては規約違反になったり、買取サービスでは減額や買取不可になるケースがあります。
「法人端末やデモ機などの特殊品」はどうしようもありませんが、「リフレッシュ品でキャリアに紐づいていない端末」は自身が購入した端末であれば、キャリアに連絡することで利用制限を〇に更新してもらえる可能性があります。
ハイフン判定のまま売却すると損ですので、出来るだけ〇判定にしてから現金化するように心がけましょう。
おわりに
携帯電話を売却するときは利用制限に気を付けましょう。
〇判定であれば何も気にする必要はありませんが、△判定や×判定はサイトによっては規約違反になる可能性がありますのでご注意ください。
なお△判定や×判定であっても、売却できないことはありません。
特にハイエンド端末の×判定はWi-Fi運用での需要が高いため、「赤ロムでも欲しい!」という人が多くいるため数万円で売買されているモデルもあります。
売却の方法は複数あるため、ぜひ自分に合った方法をお試しください。
コメント