先日、2021年11月発売の最新型のドラム式洗濯乾燥機、パナソニックのNA-LX129AL/Rを購入しました。
ドラム式洗濯機の購入は今回が初めてだったため
- 洗濯と乾燥で容量が違うの?
- そのまま乾燥するには途中で中身を減らすの?
- 容量は洗濯機が識別してくれるの?
など、洗濯・乾燥についての疑問が溢れ出しました。
購入後にはこれらの疑問が無事解決したため、同じように購入を検討している人向けに情報をまとめてみます。
本記事では、毎日ドラム式洗濯(NA-LX129AL/R)で洗濯乾燥している経験をもとに、容量オーバーの乾燥は出来るの?乾かない?早く乾かすには?などの疑問をまとめました。
ドラム式は洗濯容量と乾燥容量が違う
まずドラム式洗濯乾燥機を初めて購入する人が驚くだあろう問題が、ドラム式洗濯機で洗濯できる容量と乾燥可能容量に大きな差があることです。
一度に沢山洗えることに魅力を感じて大容量のものを購入しても乾燥できるのは洗濯容量の約半分です。
我が家の洗濯機NA-LX129AL/Rも洗濯容量が12㎏、乾燥が6㎏までです。
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そのため6㎏以内の洗濯物であれば「洗濯・乾燥」をボタン1つで連続して行うこともできますが、それ以上となると脱水が終わったタイミングで一時停止をして、6㎏以内になるように洗濯物を抜いてから再スタートになります。
6kg以上の「洗濯・乾燥」は入れすぎの警告がでますが、実はそのまま洗濯が出来ます(詳しくは後述します)。
洗濯のみして、終了後に改めて乾燥することも可能ですが、「洗濯・乾燥」の連続コースの方が初期設定の脱水時間が長くしっかりと水気が抜けているため、より早く乾燥が終わります。
6kgってどれくらい?
多くの衣類を洗濯した場合、乾燥前に途中で衣類を減らさなければいけないことは分かりましたが、例えば乾燥容量が6kgの「NA-LX129」の場合、目安はどれくらいでしょうか。
NA-LX129は運転開始前に洗濯物の重量を計測して洗剤量を教えてくれますが、何kgだったかは教えてくれません。
こちらはPanasonicの公式サイトに掲載の一覧表ですが、私の受けた印象では4人家族の衣類や手拭きタオル、バスタオルまでが乾燥できそうです。
実際に我が家は大人2人、幼児2人の4人家族ですが途中で取り出さずに乾燥までしても乾いていることがほとんどです。
洗濯機自体に「6kgライン」などの線の記載はないため目視での目安は非常に曖昧ですが、取扱説明書によると洗濯容量12kgのNA-LX129では、点線ラインが約3kgとなります。
となると、丁度半分が6kgの目安ではないかと個人的には推測できます。
この目安についてお問合せ窓口に聞いてみたところ、
洗濯カゴごと体重計で量ったあと、カゴの重さを引いてもらうと目安になるかもしれません。
というアドバイスを頂きました。
洗濯物を量ってみた
アドバイス通り、普段洗濯している量をカゴに入れてスケールで量ってみました。
カゴと洗濯物の重さ「4221g」からカゴの重さ「747g」を引くと、洗濯物単体では3474gつまり約3.4kgでした。
もっと多い日もありますが、重くても4kgほどです。
縦型の7kg洗濯機時代には洗濯機に衣類がパンパンだったためてっきり7kgくらいあると思っていましたが、当然ですがカサと重さは別物でした。
大きな洗濯カゴに溢れる程ある洗濯物が3kg台だったとは予想外でした。
意外と軽いんですね。
容量オーバーは検知される
NA-LX129は洗濯または乾燥容量がオーバーするとお知らせが出る仕組みです。
私も1度だけ「洗濯・乾燥」ボタンを押した際、「衣類を入れ過ぎです」と表示が出たことがありました。
この場合一時停止して衣類を抜いてから再スタートすることもできますが、放置しておけば衣類を減らさなくても20秒後に運転が開始される仕組みです。
また、この警告は「洗濯・乾燥」コースの場合は乾燥容量オーバー時に表示され、「洗濯」のみの場合は洗濯容量オーバー時に表示されます。
放置しておけば運転開始しますが、時間が長くなったり、乾きにくくなります。
また、衣類は少なくても下洗いして水を含んでいると、水の重みで検知される可能性があります。
生乾き防止!たくさんの洗濯ものを乾燥させるには
冬になると服が厚手になって、量も増えるのでなかなか洗濯物が乾きません。
とくに綿素材のトレーナーやジーンズ、ズボンのポケット部分などは乾いていないことがあります。
そこで、洗濯物が多かったり、生地が厚かったりする場合にもしっかり乾燥させる方法や、乾きを早くする方法をまとめました。
乾燥時間を長くする
まず、衣類が多くて乾燥が足りていない場合は「追加乾燥」「タイマー乾燥」「しっかり乾燥」の3つが考えられますが私のオススメは「しっかり乾燥」です。
今日は厚手の服が多いから乾くかしら?
と言う時に乾燥を「しっかり」にしておくといつもより長時間、しっかりと乾かしてくれます。
タイマーのように「何分くらいで乾くかな?」と考えなくて良いのが楽です。
ネットから取り出す
ネットに入れたまま乾燥するとシワになったり、乾きムラの原因になります。
黒い衣服や下着などネットに入れて洗うものは、乾燥前にネットから取り出して再度洗濯機に戻すか、乾燥機を使用しないことがオススメです。
どうしてもネットに入れたまま洗濯・乾燥したい場合には個人的には乾燥機対応の大きな筒状のネットがオススメです。
小さいネットだと中で衣類が固まってきちんと洗えない、乾かないんです。
我が家は百均で洗濯ネットを購入しましたが、もっと大きいものが欲しいと感じています。
ネットで探せばドラム式専用の様々なサイズがありますので、大きめを意識して選ぶのをオススメします。
ドライヤーボールを入れる
ドライヤーボールという乾燥を助けるアイテムを使うのもオススメです。
ドライヤーボールは色々なメーカーから出ており、ウール(羊毛)で出来ているボールを乾燥時に洗濯物の量に応じて2~4個ほど入れるだけという人気の洗濯アイテムです。
ボールがバウンドして衣類の間に隙間を作り効率よく熱風をあてて乾かす他、ウールボールが水分を吸収することで乾燥時間が短縮して電気代の節約になります。
また、洗濯物をほぐしながら乾燥してくれるため洗濯物が絡まずにふんわりと仕上がり柔軟剤要らずとも言われています。
我が家は試しにキャンドゥで購入してみました!
脱水後に一度止めてボールを放り込むだけです。
洗濯機によっては「市販の洗濯補助具」を「洗濯・乾燥できないもの」と表記されている場合がありますが、うちでは気にせず使っています。
乾いたものから抜く
これは人によっては手間かもしれませんが、乾いたものから抜いて量を減らすことで残りの洗濯物も早く乾き、時短・節電になります。
薄手の服や化学繊維の生地は早く乾き、反対に厚手のものや綿100%の衣類はなかなか乾きません。
ただし何度も開けるのは熱が逃げてしまうため良くありません。
衣類をほぐす
脱水が終わったら一時停止して、一度衣類をほぐすのがオススメです。
そうすることで、絡まった衣類がほどけて熱風が満遍なく当たるようになります。
また、乾燥に時間がかかりそうだなと思ったら乾燥途中にほぐしてみるのも効果的です。
ほんのひと手間なので早く乾燥を終わらせたい時にオススメです。
柔軟剤を使う
柔軟剤には水切れを良くする効果があるため、柔軟剤を使用していない衣類と使用した衣類とでは乾く速さが違います。
「速乾」を売りにしている柔軟剤もありますが、早く乾くことで乾燥機使用時だけでなく部屋干しの際の生乾き臭も防いでくれます。
通気性を良くする
乾燥の速さには温度や湿度など、洗濯機の設置環境も影響します。
室温が5℃以下や35℃以上だと乾きにくくなるほか、換気が不十分だと湿度が上がって乾きにくくもなります。
例えば風呂水を使ったままお風呂のドアを半開きにして、乾燥機の音が気になるからと洗面所のドアを閉め切っている場合は「乾燥前に風呂水ホースを片付け、ドアを開けておくなどすると乾きが早くなる」かもしれません。
洗濯機上(乾燥フィルター上)に物を置いている場合も吸気口を塞いでしまっているかもしれません。
フィルター掃除
大事なのが定期的なお手入れです。
特に乾燥フィルターは乾燥後毎回ゴミを取り除く必要があります。
それもそのはず、一度の乾燥でフィルターには埃がこんもりです。
奥のフィルターも毎回埃が溜まります。
このフィルターが目詰まりしてしまうと乾燥効率が落ちてしまいますので、乾燥後すぐにサッと拭き取ることを忘れてはいけません。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
洗濯容量と乾燥容量の差に落胆している方も、普段の洗濯量を量ってみると実は意外と軽いので想像以上に乾燥できることが分かるはずです。
また、容量オーバーは検知してくれるため、「洗濯物が多いのにそのまま乾燥まで行ってしまう」とお悩みの方は容量オーバーしていないかもしれません。
さらに、厚手の服が多くても乾燥時間を長くすることでしっかりと乾かすことが出来ますし、柔軟剤やドライヤーボールの使用で乾燥効率を上げることも期待できます。
なぜか乾燥時間が長い人は意外にも温度や湿度、洗濯機上に物を置いていることが原因かもしれません。
当サイトではパナソニックの最新ドラム式洗濯機をお得に購入する方法に加え、関連記事をいくつか書いておりますので宜しければご閲覧下さい。
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