「お金が貯まらない…」「給料日が待ち遠しい…」。
そんなことを思っている人にオススメしたいのが「固定費の節約」です。
家計の支出には「固定費」と「変動費」があります。
固定費は「家賃」「光熱費」など、必ず発生する支出を指します。
変動費は「食費」「被服費」など、その月によって上下する支出を指します。
「節約」と聞くと「食費を抑える」「服を買わない」などが思い浮かびますが、本当にお金を貯めたいなら「固定費を削減すべき」です。
本ページでは固定費の中でもちょっと見直すだけで大きな効果を発揮する5つのポイントについて紹介します。

固定費を削減する2大メリット
見直す固定費を紹介する前に、固定費を見直すことのメリットについて説明します。
支出が減ることによりお金が貯まるのはもちろんなのですが、その本質を理解するとやる気も出てきますよ。
収入を増やすより簡単で確実
お金がない時に真っ先に思いつくのが「お金を稼ぐ」という行為です。
この「お金を稼ぐ = 収入を増やす」というのは思いの外難しいことです。
会社終わりや休日にバイトをする?家でできる副業をやってみる?
これらは思いついても行動に移す人は少なく、また実を結ぶ保証もありません。
その点「節約する = 支出を減らす」というのは自分の意志1つでどうとでもなります。
つまり「収入を増やす(お金を稼ぐ)」より「支出を減らす(節約する)」ほうが圧倒的に簡単で確実です。
ただし「節約」と言っても、我慢したり・爪を噛むようなものは長続きしないのが目に見えています。
そこで見直すべきが「固定費」なのです。
自動的に節約が長く続く
固定費の見直しで発生する作業の多くは「契約もしくは登録情報の変更」です。
「契約の変更をする」と考えるだけで腰が重くなりますよね…。
ただし、この見直しが完了すると後は放っておくだけで勝手に節約してくれるのです。
1度だけ面倒な思いをするだけで、あとは勝手に支出を減らしてくれる。
そう考えると、少しは「やってみような…」と思えませんか?

その1.光熱費を見直す
それでは早速固定費の見直しを。
1つ目は「光熱費」の見直しです。
特にここでは「電気」と「ガス」について触れたいと思います。
アンペア数を見直す
自身が契約している電力のアンペア数がいくつかわかりますか?
もし把握していない人は見直す価値ありです。
アンペア数が大きくなるとご存知の通り、基本料金が高くなります。
私が住む北海道の「ほくでん」だと15Aと30Aでは月に523円の差があります。
つまり1年間で6,276円ですね。
特に一人暮らしの場合には「そんなアンペア数必要?」という契約が多く見られるようです。
電力会社を見直す
「電力自由化」や「ガス自由化」という言葉は聞いたことありませんか?
これらは2016年〜2017年に始まったものなのですが、自分で電力会社やガス会社を選べる仕組みがスタートしました。
電力自由化が始まり、各社あの手この手のプランで顧客を獲得するために奔走しています。
検討するときはエネチェンジなどのサイトで価格を比較して選ぶことをオススメします。普通に契約するよりも、エネチェンジ独自の特典があったりと電気代以外でもお得な部分があります。
私は数ある電力会社の中から基本料無料の電力会社「親指でんき」を選択しました。
電力の比較サイトは複数ありますが、価格コムでは比較と同時に限定キャッシュバックキャンペーン等も適用されるのでオススメです。
URL:https://kakaku.com/energy/simulation/
ガス会社を見直す
ガスは正直なところ、電力会社ほど参画企業が多くありません。
そのため見直しのメリットは電気よりは薄いと思われます。
あとはお住まいの地域によっては選択の余地がなかったりします(1社のみ等)。
詳しくは「ガス 自由化 〇〇(地名)」で検索することをオススメします。
また価格コムでもガスプランの選択シミュレーションが可能です(すべてのガス会社を網羅してるわけではないので、検索と併用をオススメします)。
URL:https://kakaku.com/gas/
その2.通信費を見直す
日本における通信費の割合は年々増えていて、今や国が問題視するほど…。
通信費は煩雑なものが多いため、一概には言えませんが代表的な見直し例はやはり「格安SIMの利用」でしょうか。
スマホ・携帯の維持費に月に5,000円以上かかっている場合には見直す価値は十分にあります。
私はスマホ・固定回線ともにBIGLOBEに統一しています。
その3.家賃を見直す
家賃というのは支出の中でも大きな割合を占めます。
ここでいう家賃の見直しとは下記の2つを指します。
家賃が妥当かどうかを見直す
まずは今住んでいる場所が収入と比べて妥当かを見直しましょう。
これに関しては住宅情報サイトのホームズが掲載している記事が参考になります。
URL:https://www.homes.co.jp/cont/rent/rent_00335/
また近くに今住んでいる家よりお得な物件はないか、周りの家賃相場と一致しているか、などを見直すもの有効です。
引越し代・初期費用がかかったとしても、年単位で見てプラスになるかを考えましょう。
繰り返しになりますが、家賃というのは支出の中でも大きな割合を占めます。
見直したときのリターンも大きいため、時間をかけてリサーチしましょう。

支払い方法を見直す
最近では家賃をクレジットカードで払える会社も増えています。
例えば家賃7万円を1%還元のクレジットカードで払った場合、年間8,400円もお得になります。
入居時にはクレカNGだったけれども、最近クレカOKになった。なんて話もよく聞きますので、管理会社のHPを確認したり、直接連絡する等で確認することをオススメします。
また、振込手数料をかけて家賃を払っている人は振込手数料無料の口座をすぐにでも開設しましょう。
個人的には「住信SBIネット銀行」か「au じぶん銀行」がオススメです。
その4.車両費を見直す
これは住んでいる場所や生活環境にもよりますが、「この車、本当に必要なのか?」と自問自答してみてください。
少しでも必要ないかも…と思ったら、思い切って車を無くしてしまうのも1つの手です。
「自動車税」「車両保険」「車検費」「駐車場代」などなど…車は固定費の固まりです。
カーシェアという選択肢
完全に車を無くすことが出来ない場合には、カーシェアを検討することをオススメします。
オススメはカーシェア最大手のタイムズカーシェアです。
まずは自分の家のそばに利用可能なステーションがあるかを調べましょう。
ステーション検索:https://share.timescar.jp/place/newopen.html
利用料金は15分220円〜、ガソリン代込みで利用可能です。
お得に利用する小技なんかもありますので、よろしければこちらの記事を合わせてご確認ください。
その5.保険料を見直す
私は「保険は必要ない」と考えている人間です。
もちろん「保険に入っていて良かった」と感じたことのある人がたくさんいることは理解していますが、私は保険を「運が悪い宝くじ」を買うようなものだと思っています。
日本には高額療養費制度を始めとする手厚い保険制度があります。
他に類を見ないほどの手厚い制度です。
もし保険に入られている場合には「どの保険に入るか」ではなく「そもそもこの保険は必要あるのか?」という見直し方法をオススメします。
Google検索で言うと「保険 プラン 比較」の検索から、「保険 必要性」という検索ワードに変える意識を持ってみてください。

私が加入している保険は月額188円の自転車保険だけです。
まとめ
「貯金ができない」「お金が足りない」という人は収入を増やすことも大事ですが、支出を減らすことから始めてみてください。
そのほうが圧倒的に楽ですし、効果が出るのも早いです。
また支出を減らすのにオススメなのは「固定費の見直し」です。
特に「光熱費」「通信費」「家賃」「車両費」「保険料」は見直しにより効果が高く、オススメです。
食費など変動費の節約はその場限りの効果しか発揮しませんが、固定費の見直しは何度も何度も節約効果を生み出してくれます。
以上、固定費の削減についてでした。
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