※LINEモバイルの新規申込は終了しました。すでにLINEモバイルを契約している人向けの記事になります。
最低料金月額600円[税別]〜(データ通信 500MB)を提供しているLINEモバイル。
LINEモバイルの強みはなんといっても月額0円オプションの「LINEデータフリー」です。
データ通信 500MBプラン(600円/月)でもこのオプションに入れるため、LINEユーザにはコスパの良すぎるSIMとして有名です。
今回はこのLINEモバイルのデータ通信SIMを「モバイルルータに挿入した場合でもLINE使い放題になるのか」、「そもそもモバイルルーターでLINEモバイルが利用できるのか」の2点を検証してみます。
利用するモバイルルーターはL-04D
今回の検証に利用するモバイルルーターはdocomoの「L-04D」です。
古い型ですが、amazon等で2,500円〜3,000円で購入できる安価な4Gルーターです。
私がLINEモバイルで契約したSIMがdocomo回線だったので「docomoのモバイルルータ」または「SIMフリーのモバイルルーター」の二択でした。
一般的にSIMフリー端末は高い傾向があるので、今回はdocomoのルーターを選択しました。
他にも同じくdocomoのHW-02Eなど、「少し古いけど4G対応の安価なモバイル端末」がオススメです。
SIMの挿入〜APN設定
まずはモバイル端末にSIMカードを挿入します。
L-04Dは「マイクロSIM」対応機種です。
私はSIMをナノサイズにくり抜いてしまったため、マルチSIMのくり抜いてしまった抜け殻をアダプタ代わりに利用します。
もし捨てちゃった場合にはSIM変換アダプタなるものを購入しましょう。
200円〜300円くらいで購入できます。
マイクロサイズに変換して、SIMを挿入。
無事認識していますね。この時点ではまだ通信は出来ていません。
ちなみに後からデータ通信量を使用するので、通信量が0KBになっていることを確認します。
データ通信をするためにAPN設定を行います。
パソコンにL-04Dを接続して…
設定画面を開きます。L-04Dの設定画面は「192.168.2.1」でアクセスできます。
ログインはユーザ名「Admin」、パスワード「1234」が初期値です。
ログイン後「ネットワーク設定」を選択して…
プロファイルを新規作成します。
LINEモバイルのAPNを設定し、保存します。
APNについては下記URLでご確認ください。
URL:https://mobile.line.me/support/apn/android/
プロファイルをLINEモバイルに選択して…
適用を選択します。
以上で設定が完了です。
ヤフーのHPを開いて無事データ通信ができることを確認できました。
LINEビデオ通話をしてみる
データ通信が出来たところで本題の「LINEデータフリーはモバイルルータでも適用されるのか」という検証をしてみます。
検証には「LINEビデオ通話」を利用します。
まずは検証前のデータ通信量が0KBであることを確認します。
LINEモバイルのデータ残量はこんな感じです。
それでは検証開始です。
LINEビデオ通話を4分ほど行ってみました。
特に目立つ遅延もなく、音声もクリアです。
LINE電話終了後のデータ通信量がこちら。
ちょっと見辛いですが42MB通信していました。
気になるデータ残量がこちら。
465MB→439MBという変化で、検証前から「26MB」減っています。
ん?LINEビデオ通話でデータ通信量が減っている?
と勘違いしそうになりますが、この26MBはLINEビデオ通話による消耗ではなく、LINE以外のデータ通信による消耗です。
インストールしている各種アプリや、Android固有のデータ通信などですね。
端末に表示されているデータ通信量は42MBになっているので、差し引き16MBがLINEビデオ通話で消費した通信量になります。
- LINE関連以外の通信:26MB
- LINEビデオ通話の通信:16MB
LINEが公式に発表しているLINEビデオ通話の通信量に近い数字なので、大体正しい数値かなと思われます。
つまり「モバイルルーターにLINEモバイルのSIMを挿入しても、LINEデータフリーは適用される」という検証結果になりました。
モバイルルーターでもLINEが使い放題になるということで、使える幅がグッと広がりますね。
追記:このあとデータ通信残量を0MBにしてLINEビデオ通話をしてみましたが、スムーズに通信できました。
LINEデータフリーの無制限範囲
LINEデータフリーの凄さがわかったところで、このオプションで対象になる範囲をチェックしてみましょう。
LINEのデータフリー対象となる機能
LINEのデータフリー対象となる機能は下記の通りです。
- 「トーク」でのテキスト・音声メッセージ・スタンプ・画像・動画・その他ファイルの送受信
- 音声通話・ビデオ通話
- 「タイムライン」での投稿・カメラ・リレーの利用、閲覧
- 「友だち」の閲覧、友だち追加
- 「ニュース」トップ・カテゴリの閲覧
- 「ウォレット」トップの閲覧
- スタンプ・着せかえのダウンロード
- アカウント設定
「動画の送信」「音声通話」「ビデオ通話」などの通信量を多く消費するものが無制限なのは大きいですね。
LINEのデータフリー対象とならない機能
LINEのデータフリー対象とならない機能(データ通信残量が減る、もしくはデータ通信残量がない場合は低速通信)は下記の通りです。
- 外部リンクへの接続
- グループ内Liveの利用
- 「ニュース」詳細の閲覧
- スタンプショップの利用
- 着せかえショップの利用
- LINE Pay・送金・コード支払いコードリーダー・請求書支払い・LINEポイントの利用
- オープンチャットの利用
LINEをブラウザ代わりに利用したらネットサーフィンも使い放題…?と思ったのですが「外部リンクへの接続」が対象外とのこと。当たり前か…。
巣ごもり・ステイホーム・テレワークに最適な格安SIM
本記事作成時点は新型ウイルスで自粛の真っ只中です。
家で過ごす・家で仕事をする等の機会が多くなっています。
家に固定回線などの利用無制限な通信環境がある人は必要ないかもしれませんが、それがない人にとってはLINEビデオ通話で相手の顔を見ながら話ことさえままなりません。
それが月額600円(税別)で解決するSIM。それがLINEモバイルです。
おわりに
月額600円(税別)という低価格でLINEが使い放題なLINEモバイル。
スマホ本体に入れたときのみLINE使い放題だと用途が限られますが、モバイルルーターでも利用できるとなると…
- 普段自分が利用しているスマホ
- パソコン版のLINE
- タブレット版のLINE
にLINE通話をするときに接続するだけで「時間を気にせず」通話できるのはかなりの強みです。
テレワークの面でも、ZoomではなくLINEビデオ通話で簡単な会議をしている人もいるようなので、従業員へのモバイルルーター配布用に利用したらランニングコストが安く大活躍です。
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