画面がバキバキに割れながらもなんとか使っていたサブ端末がある日突然充電できなくなりました。
充電端子を挿しても反応しないのです…。
まだまだバッテリーは元気で勿体なかったので修理に出すか迷っていたのですが、いろいろ調べてるうちに「接点復活剤」なるものを発見。
本ページでは充電不良端末に接点復活剤を使ったら直るのか、を検証してみました。
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充電できないスマートフォンを復活させたい
今回の検証では充電が出来なくなったスマートフォンを接点復活剤なるものを用いて充電できるようにするのが最終目標です。
ちなみに本端末の充電端子はmicro B端子です。
少し前のAndroid端末で多く普及している台形型の端子ですね。
この端子はType C端子と違い、上下の向きがあります。
上下を挿し間違えることによりダメージがあったのか、それとも別の理由なのか…。
充電不良の理由はわかりませんがとりあえず接点復活剤を試してみることに。
接点復活剤とは何なのか
接点復活剤は「金属接点の洗浄を目的とした薬剤」です。
金属の接点を充填するようなものなのかな?と思っていたのですが全く違く、洗浄を目的とするものらしいです。
商品によって成分は若干異なりますが、主成分は「油」と「溶剤」です。
酸化した汚れなどを溶かし、除去することで接点を回復することが出来るようです。これは期待が高まります。
KURE2-26を試してみる
接点復活剤を探していると意外とたくさんの種類がありました。
その中でもKURE556でお馴染みの呉工業さんのKURE 2-26という接点復活剤を買ってみました。
容量180mlのものを買いましたが、意外にコンパクトです。
高さがボールペンよりちょっと長い程度。
まずは充電端子をエアダスターでお掃除。必要かわかりませんが念のためです。
エアダスターは一家に1本は常備したいところです。
ちなみにAmazon Prime会員なら500円以内で送料無料で買えちゃいます。
エアダスターでの掃除が終わったらKURE 2-26を吹きかけてみます。
周りに付かないようにティッシュ等でカバーすることをオススメします。
あとは乾くまで放置です。どれくらいで乾くかわからなかったので、とりあえず丸1日放置してみました。
丸1日経過後、再度充電ケーブルを差し込んでみましたが…点灯せず…。
何回か試せば成功したかもしれませんが、別の接点復活剤を試してみることに。
ソフト99 チョット塗りエイドを試してみる
KURE 2-26を吹きかけた直後、充電復活の成否はわかりませんでしたが私は違う接点復活剤を購入しました。
すぐに別の接点復活剤を購入したその理由は「臭い」です。
KURE 2-26はKURE 5-56と同じような臭いがしました…。
スマホ等の手に持つ機械に吹きかけるのにはちょっと向かないかなと思います。
結局はKURE 2-26では充電できるようにはならなかったのでもう1つの接点復活剤を試すことに。
それがこちらの「ソフト99 チョット塗りエイド」です。
KURE 2-26を使って思ったのが「スマホに使うならこんなに容量いらんな…」という点でした。
またパッケージに「低臭タイプ」と買いてあるのも決め手でした。
この接点復活剤はスプレーではなく直塗りするタイプのものです。
先端がハケのようになっていて、直接塗ることができます。
これを端子部分に塗り塗り…。そして乾くまで丸1日放置しました。
丸1日経過後、充電してみましたが結果は変わらず。
充電ケーブルを挿しても反応しません…。
しかしダメ元で一晩充電ケーブルを挿しっぱなしで放置していると…
なんと充電している!一晩放置していたので満充電になっていました。
自分の中の接点復活剤への評価が爆上げした瞬間でした。
復活できなかった端末もある
ただこの接点復活剤は万能ではありません。
今回は1台の端末を写真に撮って上のような成功例を紹介しましたが、実はその裏では2台の復活に失敗しています。
復活に成功したのも含め、同じような充電端子不良の端末を計3台で検証していたのです。
何度か接点復活剤を塗り直せば復活した、というケースもちらほら見かけるのですが、自分の場合には3回同じようにやっても復活しなかったので諦めました。
ダメ元での挑戦だったので、逆に1台復活してラッキーだと思っています。
接点復活剤は物にもよりますが1つ500円程度で買えてかなり安価です。
私のようにダメで元々で試してみるのもいいかもしれません。
接点復活剤が効かなかったら…
接点復活剤で充電不良が直らなければ、基本的には廃棄するか修理に出すかの2択になります。
ですがその前に他の充電方法が無いかを確認しましょう。
端末によっては充電端子以外の充電方法を備えていることがあります。
例えばXperiaの一部端末(古めの端末が多いですが)ではマグネット充電に対応しています。
充電端子を経由しなくても、マグネット充電ケーブルを用意したら充電が可能です。
また端末がQi(チー)という無接点充電に対応しているかも要チェックです。
対応している場合にはQi対応の充電器を買うと、端子不良に関係なく充電が可能です。
おわりに
ダメ元で接点復活剤を買ってみましたが、3台中1台が見事復活しました。
買い換えると物によっては万単位の出費になりますので、500円程度で買える接点復活剤は試す価値ありかと思います。
個人的にはKURE 2-26はスマホには向かないと思ったので、自転車用に使おうかと思っています。
汚れ落としや防サビ効果もあるので、使い道には困らないので良かったです。
また接点復活剤が効かなかった場合、捨てたり投げ売りしてしまう前に、他の充電方法がないかチェックすることをオススメします。
特にQi対応端末は意外と多く、端末背面等にQiマークがないかの確認は必須です。
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