一般消費者が参加する消費者テストで支持率80%以上を得たものだけを商品化する、西友のプライベートブランド「みなさまのお墨付き」。
発売後も定期的に消費者テストを実施して80%の支持を得られない商品は改良や終売になるというだけあり、コスパも味も良い商品が多いイメージです。
しかし、万人受けする定番商品だけでなく、海外の本場の味を再現したレトルト商品や変わり種商品も多く販売しているため「口に合わない」と感じる食品が多く存在するのも事実のようです。
そこで、「お墨付き商品」や「西友の惣菜」を含めたまずいと噂の気になる商品を購入し「本当にまずいのか」「値段相応?」「値段の割に美味しいのか」などを検証してみることに。

本記事では好き嫌いがなく割と何でも食べられる私が、噂のヤバイ商品を実食した感想をまとめています。買って後悔する前に是非ご一読下さい。
「美味しすぎる」「マズすぎる」など何かと話題になりやすいPB商品。
当ブログでも各PB商品の「大当たり商品」と「ハズレ商品」についてのまとめを行っています。
だし香るロースカツ重
1つ目のハズレ商品はお弁当から「だし香るロースカツ重」です。
こちら実は当たり商品の記事用に購入しましたが、残念ながら期待外れ…

価格・コスパ・製造メーカー・原材料は?
税込462円と、ワンコイン以下なのは嬉しいですが、かつやのかつ丼(梅)が税込594円(100円引き券利用で実質494円)と比べるとまぁまぁ安いくらいです。
お弁当なので、製造は「西友各店」です。
素人目には気になる原材料はありません。

実食
西友ネットスーパーで購入しましたが、まだ若干温かく、だしの香りがします。
届いてすぐ頂きましたがご飯が柔らかすぎました・・・
玉ねぎはシャキシャキですが、肉はだいぶあっさりで、柔らかい。
美味しいは美味しいけど、「かつ丼=甘じょっぱい」を想像していると、ダシが強すぎてコレジャナイ感。リピート無しのため「ハズレ認定」させていただきます。


お肉はあっさりで柔らかいので子供には食べやすかったようです。
ねぎ塩チキン
2つ目のハズレ商品は惣菜から「ねぎ塩チキン」です。
こちらはご飯とセットの「お弁当バージョン」もあったため、お米に合うことを期待しましたが撃沈した一品です。

価格・コスパ・製造メーカー・原材料は?
税込386円で、価格は普通と思われます。
製造は「西友各店」で、素人目には気になる原材料はありません。

実食
ネット上での評判が良かったため、食べるのを楽しみにしていたのですが温めなおしてもひたすらに油っぽく、ご飯が進むわけでもお酒のあてになるでもない、何とも言えない一品です。


お肉は柔らかく、小ぶりなので子供には食べやすく人気でした。
豚汁の具 (冷凍)
3つ目のハズレ商品は支持率 89.1% 「豚汁の具 (冷凍)」です。
今回のハズレ商品で、1~2を争う大外れ商品でした。

価格・コスパ・製造メーカー・原材料は?
税込235円で、一から材料を買い揃えることを考えるとかなりお得です。
輸入業者は「マルハニチロ」ですが、原産国が中国なのがひっかかります。

実食
袋を開けるとネギの匂いが!
肉まで入っているのはポイントが高いです。

規定通りの水を入れて火にかけると、冷凍野菜だから火の通りが早くあっという間!
しかし、火を通すと豚肉の臭みがあがってきました・・・

規定通りの味噌を入れたら、3人前ほどになりました。

実際に食べてみると…いや、もう大ハズレ・・・(個人の感想です)
人参臭い、豚肉臭い、ゴボウと里芋とネギは変に繊維が残る、汁も油っぽくて野菜の甘味や旨味がゼロで、家族に出すのもためらうほど。

家族は「簡単だし食べられなくはないから、1人暮らしならめっちゃ助かる」と言っていました。
確かに簡単すぎるけど、衝撃的な臭みと油っぽさでした。
鉄分補給ゼリー グレープ味
4つ目のハズレ商品は支持率 80.4% 「鉄分補給ゼリー グレープ味」です。
こちら、SNS上でひどい言われようでしたが、今回購入した商品の中で唯一食べきれなかった商品です。

価格・コスパ・製造メーカー・原材料は?
180g 税込116円です。
inゼリーがスーパーで200円弱なのを考えると、とてもお得です。
製造はパウチ飲料等を製造する「トーショービバレッジ」です。
原材料を見る限り、inゼリーよりも甘いのを想像します。

実食
色味はこんな感じで見るからにぶどうの味は薄そうですが、予想通りうっっっすいぶどうゼリーの味がします。
勢いに任せれば食べられなくはないですが、後味がとても苦く、とにかく鉄の味です。


ちょうど発熱中の子供がいたので飲ませてみましたが、鼻づまりでもわかるほど美味しくなかったようです・・・
すだちが香る 京風きつねうどん
5つ目のハズレ商品は支持率 85.2% 「すだちが香る 京風きつねうどん」です。
今回、変わり種のカップ麺を2つ購入しましたが、ハズレ商品はこちらのみです。

価格・コスパ・製造メーカー・原材料は?
69g 税込105円で、日清の京うどん69gが税込116円程で販売されているのを見ると、コスパは良好です。
また、こちらも日清食品と共同開発とあり期待できそうです。
成分表の「すだち果汁粉末」がどう活きるかが楽しみです。

実食
おあげがたっぷりですが、くどくはなく、麺はカップうどんらしくペラペラです。
「京風」な感じは出ていますが、何ともよくわからない味がします。
何故か、質の悪い牛乳をいれた味が・・・
全部この味で食べきるのは辛いので、他のカップ麺の汁にうどんを入れ替えて食べきりました。


一緒に買った「海老の旨みがしみた 小海老天そば」は美味しかったです。下の記事でレビューしています。
カシューナッツ香る マッサマンカレー
ここからはパウチ食品3連発です。
6つ目のハズレ商品は支持率 99.1%「カシューナッツ香る マッサマンカレー」です。
支持率高すぎ、大人気のマッサマンカレー。
「大当たり商品」にしようか迷ったのですが、評判に踊らされて「ココナッツミルク」や「マイルドなカレー」が苦手な人が買うと失敗するため、あえてのハズレ商品にランクインしました。

価格・コスパ・製造メーカー・原材料は?
1食 税込192円です。
レトルトカレーはピンキリですが、ちょっと良いレトルトカレーは2~300円するので、他にはないマッサマンカレーを100円台で買えるのはかなり高コスパです。
また、エスビー食品との共同開発とのことで安心感があります。
ただし、カシューナッツやココナッツミルクパウダーが使われていますので、日本人全般にウケるカレーでは無さそうです。

実食
辛さレベル3との記載通り、程よい辛さでマイルドな美味しいカレーです。
しかし、もったりとした口当たりでご飯が進むタイプではないです。

ご飯と食べるなら「チリパウダー」で辛味を増すと良かったです。


コスパも評価もよく、美味しくはあるんですが、そもそも日本人そんなにマッサマンカレー好きじゃないだろう、持ち上げ過ぎじゃないかということでハズレ商品にしました。
東南アジア系の味付けが好きじゃない人にはハマらないカレーです。
まろやかなコクと旨み クリーミーバターチキンカレー
7つ目のハズレ商品は支持率 91.4%「まろやかなコクと旨み クリーミーバターチキンカレー」です。
西友のカレーシリーズはいくつか食べたことがあるのですが、最もハズレな気がします。

価格・コスパ・製造メーカー・原材料は?
1食 税込192円で、こちらも上記のマッサマンカレー同様、高コスパです。
また、エスビー食品との共同開発とのことで安心感があります。
ただし、原材料の上位に「生クリーム」が来ていること、香辛料が後の方に来ていることからもクリーミーで辛味のないカレーということを理解して食べた方が良さそうです。

実食
鶏肉のみの、ほぼ具無しのカレーです。
鶏肉は柔らかいですが、辛さが全くなくひたすらクリーミーでお米が全く進みません。
だからと言ってもったりしているから子供受けも期待できない・・・

しいて言うなら、お米よりナンが合いそうです。

大人が食べるなら同シリーズの「バターチキンカレー」をおすすめします。
on the ごはん ガパオ
8つ目のハズレ商品は支持率 84.5%「on the ごはん ガパオ」です。
本格的なので、自宅にある調味料で作った「ガパオ風」しか食べたことのない人は要注意です。

価格・コスパ・製造メーカー・原材料は?
1人前 税込192円です。
ガパオの素やシーズニングだけで100~150円することを考えると、野菜や国産鶏肉まで入っていてこのお値段は高コスパです。
エスビー食品との共同開発で、魚醬を使用しているため本格的な味が予想されます。

実食
想像よりはるかにシャバシャバ系でした。
電子レンジで温めると、生姜と魚醤の匂いがすんごいです。
匂いほど味はキツくないものの、しょっぱい!


個人的には、魚醤不使用のなんちゃってガパオがちょうどいいと感じました。
完全に好みですが、タイ料理が苦手な人は絶対に手を出してはいけません。
北海道牛乳を使ったしっとりチョコチップスコーン
9つ目のハズレ商品はオトナのお墨付きおやつから、支持率 83.5%「北海道牛乳を使ったしっとりチョコチップスコーン」です。
「オトナのお墨付き」という言葉に期待しすぎるとハズレ感が増しますが、期待しなければ普通に美味しいおやつです。

価格・コスパ・製造メーカー・原材料は?
72g 税込162円です。
コンビニのスコーンが1つ税込188円(ローソン参照)なことを考えるとお得そうです。
製造は新潟の菓子メーカー「平和堂」です。
このスコーンは「オトナのお墨付きおやつ」ということで、オトナ要素は北海道牛乳なのか、小分けに食べられるところなのかが不明ですが、ショートニング使用で健康志向では無いようです。

実食
小ぶりなチョコチップスコーンがそのまま10個入っています。
「しっとり」の表記通りパサつきもなく美味しいですが、何せ甘い!
「オトナ」という言葉に甘さ控えめや、苦みのあるチョコレートを想像するとだいぶ期待外れとなります。


小さくて食べやすく、私的には完全に「こどものおやつ」でした。
大人用と思って買うと期待外れ感が大きいです。
成分無調整 牛乳
最後のハズレ商品は支持率 97.3%「成分無調整 牛乳」です。
正直あたりでいいほど、我が家も西友ネットスーパーで毎回注文しますがネット上で「まずい」「薄い」の声が多かったため、他の牛乳と飲み比べてみると、「人によってはハズレ」となると感じたためあたりよりのハズレです。

価格・コスパ・製造メーカー・原材料は?
1L 税込213円とメーカー品に比べると安いです。
生乳100%の成分無調整牛乳で、エリアにより製造は異なりますが北海道の私が買ったものは北海道民には馴染み深い「ミルクの郷(サツラク)」でした。

実食
そのまま飲んでもただの牛乳だったため、いつも我が家で美味しく飲んでいる「北海道牛乳」と飲み比べてみました。
乳脂肪分や殺菌温度、時間も同じです。

単体で飲むと美味しい牛乳でしたが、いつもの牛乳と比べてみると、西友はあっさりしていて、甘みも弱かったため「薄い」と言われる理由が分かりました。
西友の牛乳が悪いわけでも何でもないのですが、日頃甘味のある牛乳を飲んでいる人からすると、はずれ商品になり得ると感じました。


エリアにより製造が異なるため味も異なる可能性がありますが、「すっきり飲みたい人」にオススメの牛乳だと言えそうです。
さらなる甘みやコクを求める方は、他メーカーを買いましょう。
みなさまのお墨付きのほとんどが当たり
今回西友商品を20点ほど購入してみましたが、実際に「はずれ」と感じたのは上記の10点でした。
しかし、実は今回ハズレ商品となった多くが「オススメ」と聞いていた商品であり、また反対にマズイと噂の商品が美味しい場合も多々あり、味覚は本当に人それぞれであると感じました。
また、現在販売されている商品も次回の消費者テストで不合格となれば終売または改良されていくため、今回ハズレだった商品も次に買うときは美味しくリニューアルされている可能性も十分にあります。
販売は「西友」でも製造は有名メーカーであることも多いため「価格の割に美味しい」当たり商品が多いこともまた事実で、特に支持率の高い商品や定番商品を選べばだいたいはコスパよく美味しいものに出会えるはずです。
「みなさまのお墨付き大当たり商品」についてはこちらでまとめています。
みなさまのお墨付きは西友ネットスーパーでも
今回ご紹介した商品は全て西友ネットスーパーで購入したものです。
他社にはない楽天西友ネットスーパーの1番の強みは「楽天ポイントが貯まる・使える」ことです。
通常ポイントだけでなく、期間限定ポイントも無駄なく使えるのは大きいです。
また、楽天の買いまわり等の各種ポイントアップキャンペーンは期間限定ポイントの付与が多いため、生活必需品が購入できる西友ネットスーパーは消費先に最適と言えます。
高還元クレカでお得
使い切りたい期間限定ポイントが無い場合には、高還元クレカでの支払いがオススメです。
高還元クレジットカードはいくつもありますが、年会費無料で1.2%還元が得られるリクルートカードがオススメです。

リクルートカードに限らず、クレジットカードを作成する場合は、必ずポイントサイトを経由しましょう。
例えば本記事作成時点(2023年8月21日)では、ハピタスというポイントサイトを経由してリクルートカードを作成すると、公式特典とは別に1,100円相当のポイントが獲得できます。

公式HPからそのまま申し込むとこの特典は貰えませんのでご注意ください。
ポイントサイトは
- 楽天市場やヤフーショッピングで買い物するとき ➡ 1%還元
- クレジットカードを作るとき ➡ 数千~数万ポイント還元
など、経由するだけでノーリスクでポイントが貯まる、知っている人だけが得するツールです。
「ポイントサイト」という言葉を初めて聞いた人は、是非これを機に使い始めることをオススメします。
おわりに
今回「おいしい」「まずい」と様々な声のある西友商品を購入してみましたが、西友の場合「ちょっと変わった商品」にまずいと感じる商品が多くあることが分かりました。
今回様々な西友オリジナル商品を食べてみて感じたのは、
- 「みなさまのお墨付き」は支持率の高いものを買う
- 初めての商品は裏面の表示をみて苦手な原材料がないかをチェックする
- PB商品を買うときは「湖池屋が製造しているポテトチップ」や「ヤマモリが作っているカレー」のように絶対に間違いない製造業者の商品を選ぶ
- 無難な美味しさが欲しければ冒険はしない
の4点です。
ただし、冒険したくなる豊富なオリジナル商品があるのもまた「みなさまのお墨付き」の魅力であり、お店で冒険して苦手なものを注文するリスクに比べたら、お手軽価格なPB商品で色々な味に挑戦できるのは失敗したとてまた経験です。

お値段以上な「みなさまのお墨付き」隠れ名品があれば是非コメント欄にて教えてください。
他にも西友ネットスーパーやPB商品に関する記事を多くまとめていますので宜しければ併せてご閲覧ください。
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