そんなに広い家ではありませんが、部屋の構造上、寝室と仕事部屋に固定回線の電波が届きにくい我が家。
そのため「Wi-Fi中継機」なるものを導入して快適にネットを利用していたのですが、先日ルーターを変更したらブチブチと断線するように…
本ページではWi-Fi中継機とルーターの相性ってあるの?という疑問を、実体験に基づき備忘録的にまとめています。
Wi-Fi中継機ってなに?
そもそもWi-Fi中継機ってなに?という点ですが、Wi-Fi中継機はWi-Fiの電波を延伸するための機器です。
中継機とは、Wi-Fiの電波が弱い場合に設置し、 Wi-Fiを利用できる範囲を拡大するための機器です。
Wi-Fiの電波は壁や障害物を通り抜ける度に弱くなります。そのため、別階の部屋や、四方を壁で囲まれた部屋ではインターネットが途切れがちになったり、通信速度が遅くなってしまいます。中継機を中間地点に設置することで、弱くなる前にWi-Fiの電波をキャッチ・再発信し、これまでインターネットが繋がりにくかった部屋へWi-Fiの電波をしっかり届けてくれます。
バッファローHPより引用
https://www.buffalo.jp/topics/utilize/detail/extender-about.html
あくまでも電波が弱いエリアを補強するための機械であり、十分電波が届いているエリアに対して速度強化するためのアイテムではありませんのでご注意ください。
ルーターを変えたら切れるようになった
我が家ではI-O DATAのWN-AX1167GR2という型番のルーターを利用していて、
一部の部屋への電波の届きが悪いことからTP-LinkのRE200というWi-Fi中継機を合わせて活用していました。
この組み合わせでかなり快適に利用できていたのですが、IPv6通信を利用したいがためにルーターを交換することに(ぷららを利用していたのですが、「WN-AX1167GR2」ではぷららのIPv6通信が使えなかったため)。
交換後のルーターがBuffaloの「WSR-1166DHPL2」というかなりメジャーなルーターです。
これをTP-Linkの中継機「RE200」と組み合わせて使っていたのですが、中継機の近くでも遠くでも、なぜかブチブチとWi-Fiが切れる現象が発生。
スマホをいじっているとWI-Fiを見失って、数秒後に再度接続されて…を数分〜数十分おきに繰り返します。
中継機の設定が悪いのかな?と思い何度もリセット→再設定を繰り返しますが、状況は変わらず。
親機のSSIDと中継機のSSIDを分けてみても同じ状況です。
ちなみに中継機には接続せず、直接親機(WSR-1166DHPL2)に接続しているときは途切れないので、中継機の問題である可能性が高そうでした。
新しいWi-Fi中継機を買ってみる
こんなに断線していては中継機を設置している意味がないので、とりあえず別のWi-Fi中継機を購入してみることに。
新しく購入したのが「WEX-1166DHPS」という中継機。ルーターがBuffalo製だったので、中継機もBuffaloに統一してみました。
実際に届いたものがこちら。

中継機なのでかなりコンパクトです。長さはボールペンより小さい。

厚みはそこそこあります。

Wi-Fiの断線・不安定さが解消
早速届いた中継機を親機の近くのコンセントに挿し、初期設定ガイドを見つつ設定を進めます。

設定と言っても電源をONにして、親機と同期するだけなんですけどね…
無事設定が終わったら中継機を本来の場所に配置します。
Wi-Fi中継機を買うのはこれで3台目なのですが、今までの経験から中継機は高い場所に設置したほうが効果がある気がしています。
画像の設置場所も食器棚の上のコンセントで、高さ2mくらいです。
もし中継機がうまく電波を飛ばしてくれない場合は是非高いところに設置してみてください。

設定上でトラブルがあれば「補足情報」という資料をみれば大体解決すると思います。
なんか上手くいかなければとりあえずリセットです。

中継機の設置が終わり、早速インターネット通信をしてみると…ブチブチと断線せずかなり快適に!
なんでだろう…ルーターと中継機の相性でもあるのでしょうか…
ちなみにルーターと中継機を元々使っていた組み合わせに戻しても断線しなかったので、やはり「RE200とWSR-1166DHPL2の組み合わせがイマイチ」なんだと思います。
中継機のSSIDを明確にしよう
ちょっと話は逸れますが、Wi-Fi中継機を設置するときは親機のSSIDと中継機のSSIDを別にすることをオススメします。
同じSSIDにすると「今はどっちに接続しているのかわからない」という状態になり、電波が半端に届いていると弱々しい親機に接続されることがあるからです。
ちなみに今回新しく購入した中継機「WEX-1166DHPS」は、初期設定で別々のSSIDが用意されていました。
TP-LinkのRE200は別途自分でSSIDを分ける必要があったので、これは有難い機能です。

また、中継機のSSIDを「Extender〜」から任意のものに変えることも出来ます。
中継機の設定ページにアクセスして…

左下の無線設定から

中継機用SSIDを変えて「設定」を押すだけです。
私は中継機を変えても常に同じSSIDとパスワードにして、接続機器側のWi-Fi設定を変えなくてもいいようにしています。セキュリティ的にはイマイチなのでオススメはしません。

中継機への設定画面はスマホだと「StationRadar」というアプリを、パソコンだと「エアステーション設定ツール」をインストールしてね、となっていますが、中継機のIPアドレスさえわかればブラウザから「192.168.11.5(うちの場合)」とすると設定ページへ飛べます。
無駄なツールをインストールしなくて済みますので、是非試してみてください。
結論
原因はよくわかりませんが「ルーターと中継機には相性があるっぽい」ということがわかりました。
本当はもっと詳しく調査して「この規格が噛み合ってないから不安定なんだよ!」とかカッコよく解説したかったのですが、素人目ですが仕様を見ても問題なかったので、「相性があるっぽい」というなんともフワフワした結論に落ち着きました…。
もし詳しい方がいましたらコメント頂けるとありがたいです。
おわりに
Wi-Fi中継機の相性問題。
イマイチ原因はわかりませんでしたが、無事解決したので良かったです。
同じように「Wi-Fi中継機を使っているけれどもなんかブチブチ切れる〜」という方は別の中継機を購入するのも1つの手です。
また、そもそも「親機から遠くて電波が弱い」という人がいましたら中継機の導入を強くオススメします。
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