「ポイント」と言えば楽天ポイント・dポイント・Pontaポイントなどがメジャーですが、意外と貯めやすいのがLINEポイントです。
過去には3%還元のLINEクレカがあったり、本記事更新時点では一部制限がありますが5%還元のLINEクレカ(P+)があるため、非常に貯めやすいポイントとなっています。
貯まったLINEポイントはそのまま消費してもいいのですが、さすがに数万ポイントが貯まってくると「このまま使うのは勿体ないな…」と考えるように。
本ページではLINEポイントの現金化・LINE Pay残高化を中心にまとめています。
LINEポイントを消費するデメリット
過去の話ではありますが、VISA LINE PayクレジットカードというLINEポイントがざくざく貯まるクレジットカードがありました。
それを多用していた頃は、貯めようと思わなくてもLINEポイントがどんどん増えていきました…
LINEポイントはLINE Payのコード決済を通じて消費することが出来ますが、この利用方法のデメリットとして「再還元がないこと」が挙げられます。
例えば5万ポイントを消費するために、5万円分の食料品を買ったと仮定します。
LINE Payコード支払いで5万円を支払えばLINEポイントで賄えてお得ではありますが、LINEポイントが減ってお終いです。
しかし高還元の支払い方法(例えば2%還元を想定)で5万円を支払えば、後日1,000円相当の還元が受けられます。
つまりLINEポイントを直接消費すると「受けられるはずの還元を取りこぼす」ことに繋がります。
LINEポイントとLINE証券
上記のような還元を取りこぼさないためには、LINEポイントを現金化するのが1番です。
LINEポイントを現金化する方法はいくつかありますが、ポイントを目減りさせずに現金化するならLINE証券の活用を強くオススメします。
残念ながらLINE証券のサービス終了に伴い、下記の方法は使えなくなります。
LINEポイントのLINE証券への入金は2023年7月18日 15:00までです。
上記の日程以降はLINEポイント×LINE証券の現金化は出来なくなりますのでご注意ください。
LINE証券は定期的に株のタイムセールを開催しているため、LINEポイントを原資にお得に株を購入することも出来ます。
現金化の手順は…
- LINE証券を開設
- LINE証券に入金(LINEポイントで入金)
- LINE証券から出金
の3ステップです。
1番のハードルはLINE証券の開設ですが、スマホ1つで申請ができる仕組みになっているので意外とお手軽に開設できます。
出金の方法は4種類
繰り返しになりますが、LINEポイントの現金化の手順は…
- LINE証券を開設
- LINE証券に入金(LINEポイントで入金)
- LINE証券から出金
の3ステップです。
ですが3ステップ目の「LINE証券から出金」には2種類の方法があります。
LINE Pay残高への出金
1つ目の出金方法はLINE Pay残高への出金です。
LINEポイントでLINE証券に入金した場合には…
- LINEポイント→LINE証券→LINE Pay残高
の流れになります。
つまりLINEポイントをLINE Pay残高に移行したい場合に活用できます。
またLINE Pay残高は銀行口座やセブン銀行ATMへ出金することも可能です。
銀行口座への出金
2つ目の出金方法は銀行口座への出金です。
LINEポイントでLINE証券に入金した場合には…
- LINEポイント→LINE証券→現金
の流れになります。
現金を手にしたいならこの方法一択になります。
全部で4種類
LINE証券およびLINEPay残高からの出金方法は実は全部で4種類あります。
- LINE証券からの出金(手数料無料)
- LINEPay残高から口座への出金
- LINEPay残高からセブン銀行ATMへの出金
- LINEPay残高から口座への送金
ちょっとややこしいのでここでは詳しく触れませんが、手数料を安く済ませたいのなら1番の「LINEPay証券からの出金」が手数料無料となります。
詳しくは別記事で解説していますので、合わせてご確認ください。
手数料は?
出金にまつわる各種手数料は次の通りです。
- 【無料】LINE証券→LINE Pay残高
- 【無料】LINE証券→銀行口座(2021年11月から無料になりました)
- 【200円 + 税】LINE証券→LINE Pay残高→銀行口座へ出金
- 【200円 + 税】LINE証券→LINE Pay残高→セブン銀行ATMへ出金
- 【160円 + 税】LINE証券→LINE Pay残高→銀行口座へ送金
実際にLINEポイントを出金してみた
実際にLINEポイントをLINE証券に入金し、出金してみました。
※下の手順はLINE証券は開設済みの状態です。
入金の手順
まずはLINE証券を開いて…
下部メニュー「…」をタップし、「入金」を選択します。
今回は1000円を入金してみます。入金方法は複数ありますが、必ず「LINE Payから入金」を選択してください。
次にLINE Payの決済画面が起動するので、「ご利用ポイント」の箇所に入金額と同じポイント(今回の場合は1000P)を入力します。
下部のボタンが「0円を支払う」となっていることを確認し、タップします。
LINE Payのパスワードを入力して…
お支払い方法が「LINEポイント」になっていることを確認してから「決済」をタップ。
以上で入金が終了です。
出金の手順
次は入金した1000円を出金してみます。
LINE証券を開いて、下部メニュー「…」の「出金」をタップします。
ちょっとわかりにくいですが上の「LINE Pay残高に出金」と書いてある箇所をタップすると、出金方法が選べます。
「銀行口座に出金」を選択した画面はこんな感じ。
2021年11月から出金手数料が無料になりました。ちょっとレイアウトが崩れていますが、手数料が0円と表記されています。
金額を入力したら、下部の「出金する」をタップします。
出金確認画面が表示されるので、内容に間違いがなければ「出金を確定する」をタップします。
LINE証券開設時に設定した取引暗証番号を入力したら…
無事出金手続きが完了です。お疲れ様でした。
この作業で1000LINEポイントを現金1000円に交換することが出来ました。
以前までは手数料(220円税込み)がかかっていましたが、2021年11月からは無料で出金が可能なのは破格の特典です。
LINE証券終了後のLINEポイントの現金化
上記の通り、LINE証券を使ったLINEポイントの現金化は2023年7月18日 15:00で使えなくなります。
ですがこれ以降も、若干手間をかければLINEポイントの現金化ルートが存在します。
それはPayPayを使ったルートです。
具体的には
- STEP1LINEポイントをPayPayポイントに交換する
最小25ポイント単位で、等価交換ができます。
- STEP2交換したPayPayポイントで、PayPayアプリの「資産運用」から投資商品を購入する
現金化するのが目的の場合、値動きの少ない投資商品を購入するのがオススメです。
- STEP3投資商品を売却する
購入する投資商品によっては即売却することが出来ず、数営業日待つ必要があります(詳しくは後述)。
- STEP4残高を銀行口座に出金する
売却した残高はPayPayポイント(出金不可)ではなく、PayPayマネー(出金可)になるので、PayPayマネーを銀行口座に出金する事ができます。
と言った流れです。
ステップ1のLINEポイントからPayPayポイントへの交換は、少し古い記事ですが詳しい手順をこちらでまとめています。
またSTEP2~STEP4については下記記事で詳しく解説しています。
記事内にもありますが、
- PayPayアプリの資産運用を使うには、PayPay証券の開設が必要
- ETFは丸アイコンのコース。手数料がかかるけど、即現金化が出来る。
- 投資信託は四角アイコンのコース。手数料は無料だけど、約6営業日ほど待たないと出金ができない。
などが注意点となります。
おわりに
LINE証券のサービス終了に伴い、LINEポイントの現金化ルートが大きく変化しました。
LINE証券時代はLINEポイントで入金し、即出金が出来ましたが、PayPay証券(PayPayアプリの資産運用)を使うと、投資商品の買付が必須となります。
数日の保有なので値動きのリスクは小さいですが、上へも下へもぶれるリスクはありますのでご注意ください。
手間もかかりますので、LINEポイントが数千~数万ポイントある人は検討の余地がありますが、それほど多くポイント数でない場合には、LINEPayなどで直接消費するのが良さそうです。
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